2020/02/07 - 2020/02/08
62位(同エリア98件中)
菜さん
去年の晩秋くらいから漠然と「温泉に行きたいなぁ」と思っていて、
遠過ぎない・人が多過ぎない・値段が高過ぎないをポイントにちょいちょい検索していたところ、
なんとなくピンと来た老神温泉に行ってきました。
こじんまりとした温泉街は文字通り「時が止まったよう」。しかも昭和時点で…。
閑散期の平日ということもあってか、観光客には数人しか会いませんでした。
そんな静かな環境で温泉三昧!あっという間の2日間でした。
たまにはこんな旅も良いな。
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行きは高崎線を利用。
あえて新幹線にしなかったのは、ものすごーーーーーく昔、母の故郷に行く時に使ってたから。久々に乗りたいなと。
ボックス席に座れたけど、狭過ぎて足が疲れた。
下るうちにどんどん空いてくるのに、私のボックスは4人揃ったままで(なぜ?)、途中で隣のボックスが空になったから移動した。
出発が早かったので、朝ごはんとして食べようとおにぎりを持って行ったけど、誰一人飲み食いしてないので食べれなかったし、何より車内が寒くて寒くて参った。
今後、冬に高崎線を使う機会があったら、お金出してグリーン車に乗ろうっと。JR高崎線 乗り物
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在来線に乗り換えて少々。
靴を履いたまま椅子の上にガッツリ立ってるお子さん…じゃなくて、それを注意しない親にげんなりしつつ目的地:沼田駅に到着。
思ってたより小さな駅で、4分後のバスにも乗れそうだったけど、
お手洗いに行きたかったしお腹も空いてたしで、約50分後の次のバスにすることに。
ずっと寒い電車に乗ってきたのに待合室も寒い!
ついでにその後のバス内も冷え冷えとしてた。沼田駅 駅
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駅前のバスターミナルからバスに乗車。
約1時間1,000円ちょっと。お客さんは乗ってから降りるまで私一人だった。
ホテルで無料送迎を頼むこともできたのだけど、それだとせっかくの早いチェックイン:14時に間に合わない+チェックイン前に少し周りを散策したかったのであえてバスで行くことにしたのです(帰りは利用)。 -
冬季のバスは温泉街の方に行かないので、最寄のバス停で下車。そこから徒歩20分弱。
まぁまぁ遠いけど、こういう大きな看板がちょいちょい出てるので迷うことはないし、ものすごく苦になるほどの距離ではない。
前日の雪が残っていたけど、この日は暖かかったのでどんどん溶けていってた。 -
到着。
温泉街は文字通り寂れた雰囲気。
ただ静かなのじゃなく、昔は繁栄していたのだろうという雰囲気が残ってるのがなかなか切ない。 -
奥の大きな建物は5年くらい前に廃業しているらしいホテル。
その前の飲み屋的な看板も昔のもののよう(飲み屋は営業してない)。
もっと大きなホテル(10年くらい前に廃業)も廃墟と化してそのまま残ってたりして、夜に出歩いたらちょっと怖いかも。 -
昼はカフェ、夜はスナックだったのかな。
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建物の作りや看板の文字体が懐かしい雰囲気。昭和で時が止まってる感じ。
もちろん営業はしていない。
というか、営業している食事処はなんと1つだけ。カフェやコンビニ・スーパー等はなし。 -
お、おう…(汗)。
与論に行った時も思ったけど、廃業したら建物を綺麗に…って義務化するのは難しいんだろうな。取り壊すにもお金がかかるし。
でもそのままだと景観を損ねるし、寂れた感が強くなっちゃってなんともね…。 -
美しいエメラルドグリーンの川。
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この川+渓谷を臨む場所に旅館やホテルが立ち並んでいる。
山の中なので勾配がきつく、少し歩くだけで結構疲れた… -
この川を渡ったところにある老神温泉唯一のランチスポットで昼食。
温泉街でまさかの中華(笑)。しかもチェーン店とのこと。私は入ったことなかったけど。
注文したのは2月限定のにらたまラーメンと餃子。
普通においしかった。
時間を持て余すようだったら日帰り温泉にでも入ろうかと思ってたけど、中途半端だったのでご飯のみに。老神温泉 ぎょうざの満洲 東明館 宿・ホテル
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今回、私がお世話になったのは伍楼閣。
クチコミ評価が高かったのと、お風呂がいくつもあって宿の中で湯巡りができること、一人でも部屋食というのが決め手。
年末からチェックしていたところ、平日限定のお得なプランが出たので予約してみた。老神温泉 伍楼閣 宿・ホテル
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お部屋は和室8畳。
窓からは渓谷が見えて気持ち良い。
逆光だと部屋が暗い写真しか取れなくて実際の雰囲気と違う感じが…
ただ、障子の存在がよくわからなかった。夜になって閉めようとしたら窓を覆うほどなく、カーテンを閉めるという…。
だったら完全に隠れる設計(明るい時間に眺めを良くするため)になってるのかと思いきや、そうでもないし。 -
「しぶつの湯」で浮かんでいたのと同じと思われる薔薇が生けてありました。
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チェックインして最初は、女性用(22時に男女入替)の大浴場「しぶつの湯」。
貸切~!
最初に入った際、湯舟がまっさらだったので「?」と思ったけど、一旦露天に出て戻ってきたらバラが浮いていた。 -
公式HPの写真と量が違うのはまぁしょうがないか(笑)。
すぐ花びらが剥がれて見た目が汚くなってしまうので、一日に何度も入れ替えてるんだと思う。なかなかの手間だろうなと。
薔薇の浮いたお風呂っていうだけで無条件に嬉しくなるのは間違いない。 -
「しぶつの湯」に繋がっている(湯船の隣の階段を降りていくとある)小さな露天風呂「水鏡」。
他人と2人以上だと厳しいサイズ。でも贅沢に貸切! -
落ち葉や木屑等を入らないようにということなのか、覆われてる部分もあったけど…(汗)。
やっぱり露天は気持ち良い。
ぬるめのお湯でいつまででも浸かってられる感じ。
そうこうしてるうちにチェックイン時に予約した貸切露天の時間まで微妙になったので、
部屋には戻らず共用スペースのレトロなマッサージチェアに座ったりしてほどよい時間になったらフロントへ→貸切露天の鍵をお借りした。 -
貸切露天風呂「もみぢ谷」
宿泊客は30分500円。
閑散期だったからか、どのお風呂もほぼ独り占め状態で入れたけど、やっぱり完全に貸切だと心からゆっくりできて嬉しい。 -
前方の山には前日の雪がちょこっとだけ残ってた。
新緑や紅葉の季節にはさらに眺めが良いのだろうな。
浸かるだけ(身体や髪を洗う訳ではない)だから30分で充分かなと思ったけど、やっぱり時間が気になってしまうので、1時間くらいあった方がより良かったかも。
部屋に戻ったらひと眠り。ゴロゴロしているうちに意識が飛んだ。 -
こういうサービスって懐かしい。今はテレビで番組表が表示できるんだけど(笑)。
目が覚めても夕飯までまだ余裕がある時間。夕飯前に髪も身体も洗っておこうかなと再度「しぶつの湯」へ。 -
夜になると雰囲気が一変。
でも人がいないことは変わらず。 -
暗闇に薔薇ってちょっとセクシー?
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露天もノルタルジックなムードに。
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星が見えたら素敵だけど
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お風呂からあがって部屋に戻ってきたら夕飯の支度がされていた。
ご飯の入ったお櫃まで置かれてるし(お吸い物だけは後)、温かな煮物もある。
何の説明もないままどうしたものかと、とりあえず鍋に火を点けたら、仲居さんが来られてお食事の説明をしてくれた。でもほとんど記憶に残っておらず…(汗)。
お品書きもあったのだけど、片づけられてしまって。写真撮っておけば良かったな。
お料理はどれも優しい味付けでとてもおいしかった。
量が多いからと料理のボリュームが抑えられたプランもあるくらいだったけど、この程度なら全然OK。というか、これより少ないと男性には物足りないかも。
もしかして割安プランだったからお食事も通常のと違ってたのかな?それならそれで私にはちょうど良かった。
お櫃に入ったご飯が最初から置かれていて、食べる頃には冷めてしまってたのだけはちょっと残念。お吸い物と一緒に持ってきて頂いた方が良かったかなと。 -
火が点いてる鍋はもち豚メイン(上にマロニーが乗ってるので見辛いけど…)。
スープがとってもおいしくて全部飲み切ってしまった。 -
後から運ばれてきたお吸い物。
鶏団子と湯葉が入ってます。
部屋食は純粋に嬉しい。一人だと結構レア(あまりない)なサービスよね。
でも「食後フロントにお電話ください」と言われてたのをゆっくりしてたら、大声で名前呼ばれて「いかがですかー?」ってそれはないわ(苦笑)。
早く片付けたかったんだろうけど、人それぞれ食べるペースもあるしさー -
食器を片づけて頂いた後にデザートを。
これは朝まで下げに来ないのでお好きな時に…ということだったので一旦冷蔵庫へ入れ、この日最後の入浴後に頂いた。
カフェオレプリン的な…でも下に小豆が入ってて(あれ?)…とにかくおいしかった(笑)。
デザートを持ってきて頂いた後、別の担当の方が布団も敷いてくださいました。至れり尽くせりですな。
夕飯の後はしばらくゴロゴロ。
でも寝落ちはできない(義務感)!混浴露天の女性限定の時間が限られてるので、この日最後のお風呂へ。 -
混浴露天「赤城の湯」。
20~22時までの2時間だけ女性専用。
奥が普通の温度で手前がぬるま湯。
全国露天百景に選ばれたとかいうこの宿自慢のお風呂なんだろうけど、夜だと景色は楽しめない…
明るい時間にも入ってみたかったな。
部屋に戻ったらチューハイを少々。
ホテルの自動販売機、350の缶が300円って激高だけど、まぁ場所代も込みってことで。 -
部屋の案内冊子の中。
まさかのプレゼント(笑)。 -
翌朝目が覚めたら早速露天風呂へ。
いつもギリギリまで寝ていたい派だけど、やっぱり温泉の朝は早起きして朝風呂よね。
混浴露天「岩鏡」。
6時30分~9時まで女性専用。 -
下った(足元危険!)方のこちらの湯船はぬるま湯。
のぼせず長湯できる…にしても冬にはぬる過ぎるかと。
ちょっと入ったけど、すぐ上の湯舟に移動してしまった。
景色はこちらの方が良いんだけどね。 -
どの露天も解放感があるのは良いにしても、立ち上がると道や前の旅館が見えるってことは…女性専用の時間帯でもあまり大きく動いてはいけなさそう(汗)。
ちなみに、合計5つあるお風呂は全部渓谷を向かう方角に設置されているので、湯船から見える景色は見晴云々を置いておくと大差ないかも。
ここでも湯船からあがって浴衣を着てる途中で一人女性が来ただけ。本当どこのお風呂もほぼ貸切状態で悠々浸かれて贅沢だった~♪ -
最後に内湯で温まっておこうと、夜から女子専用になっていた大浴場「ひうちの湯」へ。
湯煙で何にも見えな~い!
これで全お風呂制覇!! -
前日の夕飯の際、5分前に戻ったらもうセットされていたので、少し早目に部屋に戻ることに。
品数豊富な朝食。
右上で火にかかってるのはお味噌汁。隣は鮭。熱々で頂けるのは嬉しい。
左下の白いのは中華粥。刻んだザーサイを入れて食べるととってもおいしい!
別途ごはんもありました。
朝食後もフロントに電話してくださいということになっていたのだけど、
夕飯時にゆっくりしてたら名前を呼ばれたものだから、ちょっと忙しない気分で食べることに…(汗)。
食事処なら熱々で提供できる料理が増えるとかもあるだろうし、部屋食も一長一短と感じたかな。
チェックアウト後は無料のシャトルバス「じゃおう号」で上毛高原駅へ。
バスだと1,000円以上する1時間弱かかる道のりを送って頂けるなんてとてもありがたい。
ただ、近隣の宿いくつかとの共同サービスのはずが、これまた貸切でちょっと申し訳なく感じた。 -
帰りは新幹線を使うので行きとは違う上毛高原駅へ。
乗車時間まで余裕があったけど、あまり時間を潰せる場所はないですな。
お土産を売ってる所は少々。
むかーし昔、母の故郷土産(?)としてよく食べた「旅がらす」が懐かしくてばらまき用に購入。あとは定番のかりんとう饅頭を。上毛高原駅 駅
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乗車時間までコーヒーで一服。店内寒かった~…
そして新幹線で東京までひとっ走り。やっぱり新幹線は速い!そして暖かい!!
「トクだ値15」って15%割引のチケットが取れたのでグリーン車にしたら予想以上にめっさ快適だった!!席幅も広いし、フットレストも楽~♪
行きの高崎線のボックス席が狭くて寒くてきつかったので雲泥の差という感じ。
グリーン車に乗ったの久々だったけど、この快適さを実感してしまうと今後も選んでしまうかも…
そんなこんなで、源泉かけ流しの複数のお風呂をほぼ貸切状態で満喫して、夜も朝もおいしいご飯をたっぷり頂いて、贅沢な1泊2日でした。
できれば2泊した方がゆっくりできるんだろうけどね。1泊だとお風呂の制覇に一生懸命になってしまう(笑)。
これからはこんな風に遠過ぎない場所に長過ぎない日程で行く旅が増えるのかな。気軽にささっと行ける感じの。
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老神温泉 ぎょうざの満洲 東明館
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