弾丸メルボルン、JGC修行でござる (コロナウィルスはどうだろか)

2020/02/22 - 2020/02/24

年度初日の1月1日にJAL便に乗りました。昨年のうちにJAL Card も用意し、2020年はJAL Global Club 会員になるべく修行する事を決意。ポイント効率が良いのはアジア、オセアニア。せっかくなのでJAL直行便で魅力的な行き先を…と検討した結果、メルボルンに決定。ビジネスの一番安い航空券をゲット。市内観光はおまけではありますが、メルボルンなら1人でも充分楽しめそう。

コロナウィルスが猛威を振るう折から、無事に行って帰って来られるのか。日付の変更はきかない安い航空券だから、少々強引でしたが行ってきました。新型ウィルス情報収集で募る心配。今や日本は中国の次に汚染された国。旅行前のワクワク感はちょっと削がれましたが、結果はOKでした。楽しかった。やっぱり旅行は楽しかった。

お正月の家族旅行では訪れる事が出来なかったサクララウンジ、初見参。天皇誕生日の3連休、ほとんどを機上で過ごす1泊3日。弾丸トラベラーには何度もなっておりますが、移動が現地滞在時間を遥かに上回る真の弾丸は初めて。体力的に大丈夫かしらん。ま、なんとかなるっしょ。

（後日談。新型コロナの特別対応で、このメルボルン行きまでのポイントが2倍付。あっさりJGC修行が完了したのでありました。2往復、たった4回の搭乗で達成とは、実にラッキー。旅行の神様、ありがとう。）

エリア メルボルン(オーストラリア)

＜準備編＞
アメリカ合衆国のESTA同様、オーストラリア入国にはETASが必要です。この手の手続きはケチって自分でWebで行うのが常なのですが、なんと代行業者に頼んだ方が安いという不思議。自分でやるとシステム使用料として20豪ドル(約1400円)かかるところを、消費税込みで550円でやってくれるという。私はビューグラントという業者に依頼しました。日にちが迫っている場合はお勧めしませんが、余裕があるなら、手続き簡単だし代行業者がいいですね。
eSIMは前の旅行の余りを使います。
宿は Booking.com で予約しました。深夜に到着するので空港直結のホテルが良かったのですが、寝るだけにしてはいささか高くて断念。空港から15分歩くけど、Ibis Budget で1万円以内に収めます。

＜準備編＞
空港から市内中心部まで、電車や地下鉄はありません。以前に家族で訪れた時は、4人だったし荷物も多くタクシー一択でした。ただ渋滞に巻き込まれ、帰りのフライトに間に合うかヒヤヒヤした思い出が強烈です。今の道路事情はどうかな。今回は1人だし、24時間365日営業のスカイバスで決まりですね。

＜準備編＞
準備という程でもありませんが、荷物を預けるロッカーが空港にある事はチェックしました。1人の街歩き、持ち歩くバッグはなるべく小さく軽くしたいですものね。ホテルに預ける事もできそうだけど、帰りにも空港から15分離れたホテルに寄るのは面倒くさいから。

新型コロナウィルスの市中感染が広まっている？との報道がある中、日本への渡航禁止を発令する国が増えました。出発前日にオーストラリア当局から発表された渡航制限を熟読。「14日以内に中国本土に居た者の入国禁止」措置を29日まで延長するとのこと。これにいつ「日本に居た者の入国禁止」が追加されるか心配でしたが、週末のこのタイミングでこの内容の発表ならば、入国する22日は大丈夫でありましょう。入国さえできればオーストラリアからの出国は問題あるまい。
インド在住の友人情報では、デリー空港ではJALの搭乗口が1番端に追いやられており、到着便には搭乗者全員の検疫がおこなわれていると。検温時のトラブルもあるやに聞き、念のために体温計を持参。
あと万が一、帰国時に隔離される可能性も考えて、会社パソコンと繋がるための機器も持参。ネット環境さえあればオフィス外の勤務が可能なので。
マスクは多めに、除菌ウェットティッシュも持参。
何かあっても自己責任。旅行先で東洋人として差別に合うことも覚悟の上です。旅行前のウキウキワクワク…ではなく、つい厳しい顔つきになってしまう。

成田空港のセキュリティ待ちの行列。それなりに人が居ます。元日のガラガラとは違いますね。マスク着用率はざっと60%。
ちなみに京成スカイライナーのホームでは着用率95%。
セキュリティ抜けた先の搭乗口付近では着用率30%。
日本から離れるにつれマスク率が減っていきます。

わーい。サクララウンジ、初見参。まずは本館の方。
ANAのビジネスクラスのラウンジよりも食べ物が充実してますね。やっぱりJALオリジナルカレーは外せませんよね。朝ごはんにビーフカレーです。お肉がゴロゴロいっぱい入ってますぅ。美味しい。さらにカフェラテにクロワッサンまで、どんだけ食べるんだぁ？

今回の搭乗ゲートは86番。長い通路を渡った棟にあるラウンジも見学。生春巻きのようなラップサラダ、とても美味しそうでしたが、お腹いっぱいだったのでお茶だけ頂きました。

本日お世話になる機材です。よろしくお願いします。

こうして見ると欠航が出てますね、中国・香港方面は。

搭乗しました。行きはやや空いていました。アメニティはハワイ線よりグレードアップのポーチ。中身は同じですが。

最初のお食事。洋食のお肉をセレクト。メインは美味しかったです。
デザートが和食よりも美味しそうだったので洋食にしたのですが、うーん…ちょっと残念なデザートでした。ハワイ線もデザートは今ひとつ。ANAに軍配が上がります。
食後は機内は暗い照明になりますが、リズムが狂わないよう映画を観て起きています。結局邦画を2本、洋画を1本、海外ドラマを1本観て、あっという間に機内食ラストオーダーの時間です。

「お好きな時に」は、ふみ子の和食をリクエスト。ラストオーダーの頃に、寝てたら起こしてサーブしてくれ、とCAさんにお願いしました。

座席はパーティションがあるタイプ。窓側が取れず、窓から2番目、通路側。プライバシー的には今ひとつ。
ただハワイ線には無かったエアウィーブは嬉しい。敷いたり片付けたりは面倒だけど。

今回はコロナウィルス対策として、CAさんは全員マスク着用。食べ物のサーブ時には使い捨てビニール手袋着用でした。

来たよ来たよ、メルボルン。
昔家族と来た時はロッドレーバーアリーナも見学したな。フェデラー専用の駐車スペースとか。ナダルがいつも使うロッカーとか。あれから10年近く経つけど男子トップの顔ぶれはあまり変わっていない…。

さて、ここから少し進んだところで入国審査です。飛行機降りる時にプライオリティカードを貰ったので、係員にどこに並べばいいか尋ねたら、日本からだったら機械を使うよう指示されました。パスポートを読み込ませたら自動的に日本語表示。幾つかの質問に「はい・いいえ」で答えます。14日以内に中国本土にいたか？ という質問もありました。新型コロナウィルス用に設定された質問ですね。ちなみに今のところ、オーストラリアは中国本土のみ入国拒否しており、香港・マカオはOKです。　メルボルン市内では、そこそこ中国人を見かけましたが、みな香港からなのかな？　メルボルンでマスク着用している人は殆どおらず。たまに見かけるのは中国人と思われる方々のみでした。

メルボルン空港 (MEL) 空港

空港ターミナルT2の外に出たところ。ホテルへの道順説明書は持ってたけれど、目指す道があまりに暗いので、違う道にアプローチ。結局暗い方向が正解で、回り道しました。
まあ、翌日乗るスカイバスの位置が確認できましたが。

メルボルン空港 (MEL) 空港

暗い歩道をとことこ歩いてたら、何か上からバチッと落ちてきました。頭上に木があったから多分トリ（でなきゃ小動物？）のフン。トリのご挨拶？　さすがオーストラリア？？

遠回りしながらも、宿泊する Ibis Budget Melbourne Airport に辿り着きました。高速道路の下などを通ってアプローチするので、夜の独り歩きはお勧めしません。メルボルンは治安が良いから大丈夫でしたが。まぁ、宿代ケチったからね。
受付のおじさんにフン害を指摘され、気の毒がられました。ビニール袋持ってるか？　とか、親切でしたが。

お部屋はこんな感じ。Budget Hotel ですからね。こんなもんです。連泊したい宿ではありませんね。シャンプー忘れてきたけど、備付けがあって助かりました。

イビス バジェット メルボルン エアポート ホテル

23日のメルボルンの天気予報。晴れなのは幸いですが、下が13度、上が31度って何? 何を着れば良いのでしょう？？

結局用意していたタンクトップとザッくりサマーニットで大丈夫でした。日向は暑いけれども、真夏の東京のような湿度は無いし、風があって凌ぎやすかったです。日陰に入れば爽やかだし。体感24度くらいでした。

翌朝、7時に起きて、ゆっくり支度して8時前にチェックアウト。明るい中、空港目指して歩くと、あら近い。徒歩15分なんて全然かかりません。ホテルまでの案内表示もたくさんあって分かりやすいです。まぁ、夜はこれが直ぐに見つけられなかったんですけどね。

今回の弾丸旅行は何の時間も決めていません。ホントの気ままな1人旅。
朝ごはんはアーケードのどこかのカフェで食べよう。
夕食はネットで調べた「お一人様にオススメ」のお店で食べたい。
もしコロナウィルス関連で東洋人差別がキツかったら、何かテイクアウトしてヤラ川のほとりで食べればいい。
行きたいと決めている場所は州立図書館のみ。
あとは、どこでも。せっかく1人で気ままだから、美術館とか。
現地のスーパーは行きましょう。お土産買うにも丁度良いし。
…という具合。
帰りの飛行機は深夜便なので21時までに戻れば余裕です。

赤いバスがメルボルン中心地に向かうスカイバスです。ホテルを出る前に、ネットで往復チケットを購入しました。印刷はできないので、スマホに表示するタイプを選択。スカイバスは本数が多いのが良いですね。バスの時間を気にしなくていいのでストレスフリー。

荷物は預けて、最小限の必需品だけ持ち歩きましょう。身軽じゃないと街歩きは疲れてしまいますものね。事前に調べていた Baggage Storage を探しました。空港の人に聞いて教えてもらったのはターミナルT2 の1番端っこ（T1寄り）でした。コインロッカーじゃなかった。

そして受付に人がいない…。
よく見ると15分で戻るとのメモ書きがありました。
ちょっとお腹が空いたのでおやつとお水を買ったりなど。

いよいよ忍耐が切れそうになったところでお姉さん登場。パスポートを身分証明としてサクサク手続きしてくれました。

ありふれたチョコレートバーですが、よく見ると日本では売ってない味だったり。テンション上がります。しっかし、チョコレートバーだけでこれだけの品揃えって、すごい。

スカイバスはWi-Fiもあって快適。交通渋滞も無く、順長に終点のサザンクロス駅に到着しました。日曜の朝ですものね、そうそう渋滞はしないでしょう。空港から時間通り25分で到着。車内の案内放送は英語の他に中国語がありました。多いんですね、中国人。

サザン クロス駅 駅

スカイバス乗り場のそばには有名チェーン店が並びます。にしてもハングリージャックスのロゴはバーガーキングに似てるなぁ。

サザンクロス駅は、この波形にうねる屋根が特徴的ですね。

散策開始。街角のオブジェ。ちょっと面白いモノを発見すると脇道に入ります。1人なので自由気まま。
市内中心部は道が碁盤の目で分かりやすいです。時々スマホのグーグルマップ立ち上げて、位置確認しながら歩きます。距離的には余裕で歩けます。ただ、思ってたより坂が多かった。

メルボルンは至る所工事中。空港内もあちこち工事中でした。
このショベルカーは「ヤンマー」と書かれているのが気になって。いや、ウィーンで「ボルボ」のショベルカーを見て以来、メーカーが気になるようになってしまいました。

道路の真ん中に、公衆トイレ？　階段を降りていくみたい。

ブロックアーケードに到着。

ブロックアーケード 散歩・街歩き

いかにもアーケードらしい。
日曜日の午前10時前。閉まってるお店も多いです。

メイン通路から脇を覗くと、カフェがひしめき合っているのを発見。おお、イメージ通り。

立ち並ぶカフェの中から、混みすぎず空きすぎずのお店を選びます。出迎えてくれた店員さんがフレンドリーで、コロナ東洋人差別は無さそうと一安心。
となれば、しっかり朝ごはんをいただきましょう。フルーツのワッフルです。コーヒーは初めて「Flat White」なるものを注文しました。これがまあ、美味しいのなんの。普段よく飲むラテより美味しくて、とっても気に入りました。ラテアートは無かったけど。

小1時間かけて、ゆっくり食事。散策は休み休み。
いい加減休んだので、次はロイヤルアーケードを覗いてみましょう。

ロイヤルアーケード 散歩・街歩き

ドームの天井とか、いい感じの時計とか。素敵。観光客、多いです。皆さんと一緒に、気兼ねなく写真撮れます。

可愛いドレスに身を包んだ女の子が、パパに肩車してもらっています。この日は他の場所でも、こんな感じのドレス着て、バレエシューズ履いて歩いている女の子を何人か見かけました。何かの催し？

アーケードのお店のウィンドーショッピングも楽しい。
妖しい魔術風グッズを並べてるお店。ハリーポッターに出てきそう。
雑貨屋さんで、なぜかちびまるこちゃんに出会ったり。

アーケードを出るとメルボルン随一のショッピング街。ブランド店も数多く並び、人通りも賑やかで、華やかな雰囲気。
そんな中、警察署？　キュートな柄がパトカーっぽくない‼︎
警察署の向かい側にも警察車両が停めてあります。有料駐車スペースですけど。パトカーだから駐禁ってことはないですよね。

ビクトリア州立図書館を目指して歩き進みます。日陰を選びながらショートカットを試みるうちに中華街に迷い込み。いや、散策だから「迷った」訳では、ない。

チャイナタウン (メルボルン) 散歩・街歩き

ちょっと開けた図書館前の広場には、普通は鳩ですよね。この子はカモメ？　近づいても全然逃げない。

おお、チェスが左右に2セットあります。こちらは誰もいません。

ビクトリア州立図書館 建造物

もう一方には若者が戯れています。
後から写真見て気付きました。人がいなかったチェスセットは、黒のルークが失くなっています。ルーク落ちでは遊べませんよね。

州立図書館にはパソコン部屋をはじめ、色んな部屋がありますが、やっぱりドームですよね。ここに座ると360°本に囲まれます。このエリアには、伝記、議会の資料、ビクトリア州の歴史の本が揃っていました。自由に閲覧できるようです。取り出した本は棚に戻すな、という貼紙があります。机に置いておけば職員が片付けるようですが、かえって恐縮なので閲覧はしませんでした。
あちこちで家庭教師の様に教える人と教えられる人が勉強していました。（ここは Quiet Area となってましたが、喋ってもいいんだ。）

ビクトリア州立図書館 建造物

座席はこんな感じ。古いけど落ち着く。机の天板には、引き上げて使う読書台があります。

ビクトリア州立図書館 建造物

色んな方の写真で拝見する構図。綺麗ですよね。この写真見て、ここに来たくなったのですもの。
まずエレベーターで1番上に登り、各フロアに（ドームの外周）設置されている展示物を見ながら、階段で降りてきます。
どうせ時間はたっぷりあるのだし、ゆっくり見学しました。

ビクトリア州立図書館 建造物

1時間近くかけて見学し、足も疲れたところで、座り心地良さそうな椅子を見つけました。暫くここに居座って、今後の行動を考えます。この時点で12時前。早めの夕食を17時として、16時半までどう過ごそうか。トラム無料区間から遠く離れるつもりも無いし、ゆっくり過ごせる所はどこだろう。見学ツアーを予約するのも面倒くさいし、歩ける距離のメルボルン博物館に行ってみましょう。
スマホで色々調べていて、ふと気付くとバッテリーが減っている。せっかく補助バッテリーを持参したのに、空港で預けたバッグに入れてしまった。しくじりました。帰りのスカイバスで、スマホに収めたチケットを見せなきゃならないのに。バッテリー節約に努めなくては。

ビクトリア州立図書館 建造物

12時半頃、1時間半程（長い!）の滞在してようやく重い腰を上げて移動開始します。写真は図書館の外に出て振り返ったところ。太陽が眩しい、いい天気。ただ、この後、この太陽に惑わされることになるのですが…。

ビクトリア州立図書館 建造物

図書館を出てすぐに、モダンな建物が見えてきました。自転車置き場もおしゃれ。ただ私にはメルボルンの自転車移動は坂道が辛いからパスかな。

このモダンな建物はRMITという大学です。アート、デザイン、建築、ビジネス、etc。周りには幾つもRMITの建物が点在しています。

メルボルン工科大学（ＲＭＩＴ大学） 建造物

で、メルボルン博物館を目指すものの何故か中々辿り着けません。はっきり言って迷いました。グーグルマップ上の位置表示の方向が、スマホの向きと90°ズレていたのです。ズレに気付かず、スマホの示す方向に向かって歩くと、目的地が全然見えてきません。何度も立ち止まって、グーグルマップを立ち上げては方向確認して歩きますが、目的地と違う方角に進んでいたのですね。もう、幾つのRMITビルに出会ったことやら…。
スマホの位置表示の方向のズレが分かってからは、感性に頼る事にしました。真昼間、太陽があっちなのだから、あちらが南だと。なのにそれでも迷う。
はい、しばらーく気付きませんでした。
そう。ここは南半球だから、太陽は北からさすのだと。チーン

メルボルン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

近いはずが、真夏の日差しの中、遠回りに回って1時間近くかけて、ようやくロイヤルエキジビションビルディングに到着。博物館はこのすぐ裏手。すっかり汗だくです。

王立展示館とカールトン庭園 現代・近代建築

博物館に入ってすぐ、クジラの骨を見ながら座れる椅子にへたり込みました。とにかく涼しい屋内で座って休まなきゃ。もう、夕食までの時間、ここで過ごしましょう。

メルボルン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

屋内の筈なのに鳩がやってきます。祖父母に連れられた幼い兄妹が食べたクッキーの食べカス目当てかな？　もうずっとこの椅子で、半分寝ながら過ごそうかと思いましたが、中国人家族に囲まれたので、思わず席を立ちました。中国人家族は、ママと思われる女性が子供達の手に、小さな容器の液体を垂らします。消毒液に違いない。中国人はコロナ対策していますね。マスクしている人もいるし。

博物館は自然科学中心の展示。子供が多かったです。
この動物コーナー、中々リアル。ダチョウ（いや、エミュ？）の頭のぽわぽわが可愛い。

メルボルン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

アボリジニ文化のコーナーの奥に、太平洋文化の展示コーナーがありました。こちらが一番気に入りました。写真右手のカヌーは4、50人乗りの戦争用のカヌーです。貝で細かく装飾もしてありました。50人乗りと言っても所詮は木でできたカヌー。この小さな乗物で大海原を縦横無尽する民族って、凄い。

メルボルン博物館 博物館・美術館・ギャラリー

博物館の外には鳩だけじゃなくカモメもいました。図書館前にいた子よりも怖い顔だ。

自転車置き場もおしゃれ。

メルボルン（オーストラリア）の交通標識。アメリカ合衆国と激似です。一方通行など、おんなじですよね。
そして歩行者信号は、相変わらず「青」の状態が短いです。絶対、道を渡りきる前に点滅して、すぐに赤になります。みんな歩くの早いのか？

カールトンガーデンの、大きな大きな木。

メルボルンのトラムたち。City中心部、碁盤の目になっている長方形の中は無料ゾーンです。トラムはいっぱい路線があってどれに乗ったらいいのか不安でしたが、何てことありません。現在地から目的地まで、1つのトラムで行こうとせずに、乗り換え前提で目的地に近づいていけばいいのです。路線図も持参する必要ありません。目についた最寄りのトラム駅に向かい、その駅に掲示されている路線図を見ればいいのですから。路線は色分けされているし、その駅にどの路線のトラムが何分後に到着するか表示されているし、大変わかりやすいです。おまけに完全バリアフリー。こういう公共交通、見習いたいものです。

さて、ここからはメルボルン市内で目に止まった建物たち。新、旧、ハイブリッド。順不同。

こちらと、

こちら。どちらもフリンダーズ St 駅。
部分によって印象がちがいます。

フリンダース ストリート駅 駅

フェデレーションスクエア。とりあえず写真撮りたくなりますよね。

そして、あちらもこちらも工事中。

クレーンを生やしているビルだらけ。

今回の旅では素敵な出会いがありました。
Cumulus Inc. というレストラン、というかワインバー。
あちこちのブログで「お一人様にオススメ」と出てたので、やって参りました。人気店のようなので、およそ空いてそうな17時に、予約なしでふらりと訪ねました。
これがまぁ、サービス良し、お料理良し。ここ数年来のベストといってよいレベル。

まず1人なので「カウンターはいかが？」と勧められ、カクテルを作るところがよく見えるカウンター席に収まりました。これが実はお一人様向けのおもてなし。メニューの相談にもフレンドリーに対応してくれました。そして1人で手持ち無沙汰にならないよう、お店が出しているメニュー本（大判で写真も綺麗）を出してきてくれました。
カクテル用に上手にオレンジの皮をむいて形取る手捌きに見惚れていたら、何となくその店員さんと会話が始まり、食後には私が注目していたオレンジの皮を使ったカクテルを味見にどうぞとおまけしてくれました。

キュムラス Inc. カフェ

前菜にいただいた牡蠣はミルキー。デザートのベイクドメレンゲも程良い甘さで最高。でもでも、とにかくメインにいただいたお魚、red emperor。ネギに貝の旨味がしっかりしみていて、決して塩っぱくない。お魚も、外はカリカリ、中はふわふわに調理されてます。お酒に弱いので、1人旅だしアルコールは飲まないつもりでしたが、思わずグラスワインを追加しました。（味見にとおまけしてくれたカクテルも飲んだし…）　お借りしていたレシピ本のお魚料理のページを熟読。ふむ、これがエスカベシュなのか。でも自分で作るのは難しそう。

お一人様なのにとってもとっても楽しい（もちろん美味しい）お食事でした。こんなに短い弾丸旅行は、1回の素敵なお食事で旅行全体が素晴らしいものになるのですね。ああ、幸せ。

キュムラス Inc. カフェ

幸せな食事を終えて、トラムを乗り継ぎ、サザンクロス駅に戻ってきました。

サザン クロス駅 駅

特徴的なうねうね屋根の内側はこうなっています。
ここはターミナル、終着駅なのですね。
終着駅ってロマンがあって好き。ここから金や鉱物を求めて多くの人々が旅立ったのね。

サザン クロス駅 駅

色々な列車が出入りします。

ターミナル側と反対側。線路の先は前途洋洋？

サザンクロス駅近くのスーパーマーケットに入ります。
Colesというのはメルボルン市内至る所で見かけました。お土産にはオーストラリアが本家のTimTumを狙っていたのですが、お菓子類もColesのプライベートブランドが多かったです。（日本には売っていないTimTumの限定フレーバー、苦労して見つけました。）
ここは駅隣接の「スペンサーアウトレットセンター」という商業施設のようです。2階のお店はスタバ以外は閉店でした。日曜日、しっかりお休みなのですね。

スペンサー アウトレットセンター アウトレット

スーパーのレジは全部機械。レジコーナーの入り口にレジ袋が置いてあるので、必要な場合は袋も買います。行列は長かったですが、サクサク進みます。

お土産もいっぱい買ったし、あとは空港に戻るだけ。20時になってようやく日暮れ始めました。最後の Flat White のコーヒーをいただきます。ラテアートには出会えず仕舞い。
日暮れはなんだか寂しいです。メルボルンともお別れの時間が近づいてきました。

空港に戻ってきましたが、JALのチェックインが始まるまで小一時間あります。昼間のぐるぐる回り道で汗だくになったし、とにかくシャワーを浴びたい。案内地図にも、案内サインでも「シャワー」が表示されています。でもシャワーが見つけられない。空港係員に訊いてようやく見つけました。女子トイレの1番奥のブースがシャワーでした。
はっ。せっかくシャワーに辿り着けたけど、私バスタオル持っていない。しょぼん。

メルボルン空港 (MEL) 空港

ひたすらチェックインを待ち、マルハバラウンジのインビテーションを貰いました。

マルハバラウンジ (メルボルン国際空港ターミナル2) 空港ラウンジ

チェックインを済ませ、セキュリティを通り抜け、一目散にマルハバラウンジにやってきたのは、シャワーを浴びたかったから。ちゃんとタオルも借りられたし、シャンプー・リンスも貰えました。さっぱりして、もう寝る準備OKです。

予定時刻から少し遅れての搭乗でした。

アメニティのポーチ、往路と復路で異なるとはびっくり。中身は同じですけれど。CAさんらクルーの方々も往路と同じでしたけど。にこやかなCAさんに、次の弾丸旅行はどちらのご予定ですか？と尋ねられてしまった。

0:30発の深夜便。離陸後、最初の食事は「軽食」です。少し食べたらかえってお腹が空いてしまった。ラウンジで食べてくればよかったかも。
復路は寝る気満々。もう観たい映画は見尽くしたし。軽食が下げられるや否や、エアウィーブ敷いて寝る態勢に。

着陸前の朝食は、和食か洋食かの2択。洋食をセレクトしました。果物好きには嬉しい内容。まずフルーツを食べて、そしたら温かいオムレツが出てくるというスタイル。パンが口に合わなくて持て余していたら、クロワッサンはいかがですかと違うパンも出てきました。嬉しい。

今回のお土産たち。日本に売っていない味を買い集めました。
結局、道中一度もコロナウィルスのトラブルには出会わず。普段通りに楽しく旅行ができました。
旅行の神様、今回はいつもに増して感謝します！