上海の現状～静まり返った街

2020/02/04 - 2020/02/04

上海に駐在して早３年。こんなに静かでかつ元気を失くした上海を見るのは初めてです。新型冠状病毒による影響ですが、早く抗ウイルス剤を作って、元の元気な上海を取り戻してほしい、そういう思いでレポートします。

エリア 上海(中国)

春節明けの東京ー上海便の機内。ビジネスクラスですが、驚くべきことに私以外誰もいません。

富士山上空を通過中です。果たして帰国できるのでしょうか。

上海浦東国際空港に近づいてきました。空は晴れていますが、地上近くはどんより曇っています。正に上海の状況を表しているようです。

空港につきました。到着口に向かう通路ですが、誰もいません。貸切状態！

入国検査場前で、健康チェック。体温と体調、それに直近にいった場所を記入させられてます。

普段は人で溢れかえっている上海浦東国際空港の入国検査窓口。外国人レーンですが今日はこれだけしか人がいません。

普通春節明けといえば、日本便は大量のお土産を入れた荷物がターンテーブルに次々と送り出されてくるのですが、私が乗った便はこれだけです。

出口もやっぱり閑散としています。空港内は静まり返ってます。大声で電話する人も見かけません。

いつもはびっしりと並んでいる、迎えの人もいません。

空港からタクシーで自宅に向かう途中。高速もガラガラ。

自宅入口。先ずは体温測定と個人情報の記載を求められます。これ出入りするたびにやらなければ入れません。

エレベーターのボタン。消毒カバーが貼られています。定期的に取換えています。

こんな紙も貼られています。エレベーター消毒臭い。

この人、１２時間交代だそうで、ずっと座っていました。本当に大変です。

街に出てみましたが、ビルが立ち並ぶエリアも閑散としています。車社会の上海でタクシーすら見かけません。もっと驚いたことに「外?」のバイクすら走っていませんでした、それがどういうことか分かる人には分かると思いますが。

ショッピングモールの入口も厳戒態勢、やっぱり検温されます。間違って風邪でも引こうものなら、どこにも入れてもらえないことになりそうです。

これ日本の居酒屋が並んでいるところなのですが、どこも開店休業です。

この店は２月８日から開店するようですが、果たして客はくるのか・・・。

会社に向かいます。朝の8時半にもかかわらず乗客がいません。ちなみにこれは上海地下鉄２号線（東京でいえば東西線でしょうか）です。

南京西路駅。銀座か日本橋か、といった駅なのですが、この始末。

昔は東洋一といわれたこのユニクロ周辺も、人がいません。普段は溢れかえっているのですが。

今回の最大のミッションの一つは、マスクを中国人スタッフに支給してあげることでした。

上海は晴天です。悲しいぐらいお天気・・・ほんとそんな感じ。あの騒々しい上海はどこにいったのでしょう、早く元気を取り戻してほしい。