2020/01/30 - 2020/02/01
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FUKUJIROさん
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16世紀初頭からポルトガルはコロンボに浸出し、17世紀に入るとポルトガルとオランダはシナモン貿易の利権を巡って争い、オランダが勝利しました。
1638年には、シンハラ人の支配はキャンディ王国のみとなり、その後、王国以外の土地の支配者はイギリスに変わり、1815年にキャンディ王国の内乱に乗じてイギリスは全島を植民地として支配しました。
キャンディは、シンハラ人の最後の王都という歴史的重要性によって世界遺産に登録されています。
大東亜戦争後、スリランカは周辺諸国と歩調を合わせ、1948年にセイロンの国名で独立しました。
そして、1951年私たち日本人にとって大きな出来事がありました。
サンフランシスコ講和会議にセイロン代表として出席したジャヤワルダナ大蔵大臣(後に首相、初代大統領)は、「日本の掲げた理想に独立を望むアジアの人々が共感を覚えたことを忘れないで欲しい」と演説しました。また、「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む」という仏陀の言葉を引用して、セイロンは日本に対する賠償請求を放棄することを表明しました。
この演説は、参加していた各国の賛同を得て、ソ連や中国が狙っていた日本を分割統治する考えは収束しました。
この話はスリランカでは教科書に載っている有名な事実ですが、何故か(共産党に忖度か)日本ではほとんど知られていません。
スリランカの首都はスリジャヤワルダナプラコッテ(輝ける勝利をもたらす町・コッテ)ですが、これもジャヤワルダナ氏に由来しています。
コロンボ市内の独立記念館の前にジャヤワルダナ氏の銅像が建っているのですが、見られませんでした。
旅の日程は次のとおりです。
1月28日(火)京成成田 → 成田国際空港 → UL455 スリランカ航空
→ コロンボ(バンダラナイケ)国際空港 → ペガサスリーフホテル
1月29日(水)ホテル → アヌラーダプラ → ダンブッラ → シギリヤビレッジ
1月30日(木)ホテル → シギリヤロック → キャンディ → ホテルトパーズ
1月31日(金)ホテル → コロンボ → コロンボ(バンダラナイケ)国際空港 → UL454
2月1日(土)成田国際空港到着
本編は、キャンディ出発から帰国の途までを纏めています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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シギリヤを離れ、最後の王都キャンディを目指します。
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交差点の多くがラウンドアバウト方式で、ときどき仏陀像が祀られています。交通安全の守りでしょうか。
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スパイス・ガーデン。昼食会場を兼ねたアーユルヴェーダ商品のお店です。
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逆光ですが、赤いカカオの実。
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こちらは普通のカカオの実。効能も違うようです。
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吉本級に日本語が達者なおじさんは、大学で教えながらアーユルヴェーダのお店も切り盛りしているみたいで、カレーの作り方を実演中。
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お昼はやっぱりカレー料理です。
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キャンディはスリランカで2番目に大きな街です。2月4日の独立記念日を前に、スリランカ国旗を付けた車も走っています。これは目立ちすぎ。
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車がいっぱいです。ガイドさんはスリランカの運転は荒いと恐縮していましたが、インドやネパールに比べるとマナーが良いです。ドライバーさんも安全運転でした。
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いろんな壁絵がありました。
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殺風景な建物ですが、キャンディ・マーケットです。飴を売っているわけではありません。
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入り口には宝くじの屋台。タイやネパールと同じですね。
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ここは食料品のマーケットのようです。
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米屋さん。
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芋屋さん。
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肉屋さん。
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肉屋さん。山羊の足を売っていました。さらに進むとグロいので自主規制。
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中庭。
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卵屋さん。
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乾物屋さん。
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八百屋さん。
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果物屋さん。カラフルです。
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果物屋さん。バナナが野菜だと初めて知りました。
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バナナ屋さん。
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市場の外の露天商です。
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お菓子屋さんもありました。キャンディもあったかも。
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食べ物関係以外のお店も数軒ありました。
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駐車場。
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昔、監獄だった建物。
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ホテルに改装中とか、まさに監獄ホテル。
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続いて劇場にやってきました。
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キャンディアンダンス。前から5、6列目なので雰囲気だけ楽しみました。
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キャンディ王朝のころ、宮廷内で踊られていました。
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ペラヘラ祭で行なわれている踊り。
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ファイアーダンスショーは屋外です。
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キャンディアンダンスの出演者がファイアーダンスも踊ります。
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真似をしてはいけません。
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私には真似できません。
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火渡ショー。信心深ければ火傷しないと聞きますが・・・
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見えにくいのですが、線路を歩いている人です。
スリランカでは、空港や鉄道などは撮影禁止です。 -
キャンディ湖は、キャンディ王朝最後のスリー・ウィクラマ・ラジャシンハ王が12年の歳月をかけて作った人造湖です。北東からの眺めですが、南側からの展望が良いようです。
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クイーンズホテル。1895年創業、コロニアル調の外観が素敵です。
ここに泊まったら、キャンディ湖も仏歯寺も目の前です。 -
仏歯寺の入り口です。
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300mほどの参道にはいろんな像や塔が立っています。
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参道にある Keppetipola Memorial 。
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参道の奥に仏歯寺(ダラダ・マーリガーワ寺院)が見えます。
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シンハラ建築の八角堂。真っ白な建物です。王の休憩所→留置所→図書室と用途が変遷しています。
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スリランカの方は花を買ってから本堂に向かいます。
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ここで手や顔を洗ってからお参りする人もいました。
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本堂に入る前に靴を脱いで預けます。
本堂では、銅鑼が鳴り、儀式が行われていました。 -
ちょうど夕方のプージャでした。階段を上るのに10分以上かかりました。
2階に上がると大勢の参拝者や観光客がいました。 -
祭壇でのお参りを終えてから、正面に戻りました。正面の祭壇に仏陀の歯が祀られていて、1日3回のプージャの時だけ扉が開けられます。
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iPhoneで望遠撮影しているのですが、祭壇の中に御厨子が見えています。
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黄金の御厨子。仏歯が納められています。
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仏歯寺には見所がいっぱいあると聞いていたのですが、時間の関係で出口へ向かいます。
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通路の両側にこの絵がありました。
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それぞれはこんな感じです。
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素敵な通路でした。
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仏歯寺から約15分、途中でホテルの送迎用小型バスに乗り換えて山道を進みました。
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山の上にあるトパーズホテルに泊まりました。
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レストラン。
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ここの生野菜は安全そうだったので、サラダや野菜炒めほか野菜中心のメニューを頂きました。
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毎晩飲んでいたライオンビール。軽くて飲みやすい。
値段はどこでも500円前後でした。 -
3つ泊まったホテルで一番良い部屋でした。お風呂はバスタブがあり、wifiも強力、コンセントはマルチタイプでした。
この夜は、街まで下りてAyurvedaを体験、といってもオイルマッサージ+サウナみたいな感じでしたが、天然ハーブから採ったオイルを1.5リットルも使ったのが効いて少し元気が回復しました。 -
ホテルのレストランから見た景色、北東方向。もう少し東に開けていたら朝日が見えたのですが。
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龍の飾り。
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朝食。このミルクライスはココナッツの味が強すぎました。朝も野菜中心に頂きました。
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紅茶屋さん。
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ティーポットというには巨大すぎるモニュメント。
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この量は手の平じゃ受け止められません。
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蓮の花。
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1876年、イギリスの植民地時代。
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カシューナッツ村。スリランカの特産品の一つです。
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コロンボに来ました。渋滞の中、何かを売っている少女。ほかにも何人かいました。
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ウォールアート。スリー・ウィーラーがいい感じで走っています。
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中央に飛行機のオブジェ。
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お昼は、今回の旅行で唯一のカレー以外のご飯でした。
スリランカ風の中華料理、おかずはいろいろあり。
皆さん、一番美味しそうに食べていました。 -
しばらく車窓からの風景が続きます。Arcade Independence Square 。白亜の建物がきれいですが、ショッピングモールでした。
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白亜の市庁舎。とてもきれい。
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ロータス・タワーが見えました。昨年(2019年)9月にできたコロンボの新しいシンバルです。
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ヴィハーラ・マハー デーウィ公園の釈迦座像。
イギリス植民地時代の名前は、クイーン・ヴィクトリア公園でした。 -
ロータス・タワー(Lotus Tower)は、蓮をイメージした放送・通信・観光用のタワーです。建設費は1億4千3百万ドル、中国からの借款です。高さ350m、南アジアで最も高い建物です。
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コロンボのオアシス、ゴールフェイスグリーン。幅100メートル、長さ800メートルの公園です。
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1859年にセイロン総督ヘンリー・ウォードの発案で作った公園です。インド洋に面していて、夕陽の名所です。昔はゴルフ場や競馬場もあったみたいです。
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旧国会議事堂。1837年、コロンボ市役所、議事堂として建設。
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ダッチ・ホスピタル・コンプレックス。オランダ植民地時代の病院だった建物を再活用したショッピングモール。2011年に開業。
しかし、ここで約1時間を過ごすなら、市内のお寺さんを見学したかったです。 -
ワールド・トレード・センター。高さ152m、40階建てのツインタワー。
ダッチ・ホスピタル・コンプレックスの南側に聳えています。 -
カーン時計塔(Khan Clock Tower)。20世紀に入り、インドのカーン財閥が灯台として建設しました。ここより東側がペター地区です。
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フォート地区のビル。
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路地の奥に見える赤と白の目立つ建物が、ペター地区にあるジャミ・ウル・アルファー・モスク(Jami Ul Alfar Mosque)。1909年に建造されたコロンボで最も古いモスクです。
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ペター地区のChina Street 。
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ペター地区。
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ペター地区のGas Works Junction 。
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ペター地区のGas Paha Junction 。
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ペター地区のクロック・タワー。奥は給水塔 Maharoof Water Tank 。
車窓観光を終えて、空港へ向かいました。 -
コロンボ空港は、出発ロビーと到着ロビーが一緒です。
帰りもお釈迦様にご挨拶しました。
セキュリティからイミグレーションの間には免税店が並んでいますが、出国すると小さな売店があるだけでした。 -
復路のスリランカ航空 UL454は、定刻30分遅れの20:50にドアクローズ。
22:00に機内食が出ました。 -
食事を終えて寝ていたら台湾の近くまで飛んでいました。
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日本時間の5:10、朝の軽食が出ました。美味しいクロワッサンでした。
成田空港には、定刻20分遅れの8:10に到着しました。
コロンボ市内が車窓観光だけだったのが残念でしたが、楽しく観光でき、昨年のテロ事件が信じられないような穏やかな空気でした。
飛行機を降りた途端に目が痒くなったのは、新型コロナウィルスではなくて、花粉症のせいです。無事に帰国できたことに感謝です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ondine24さん 2023/07/22 13:37:59
- 初めまして^_^
- 私のバリ島の旅行記に沢山の♡マークを頂き、またフォローまでして下さいまして有難うございます。
これまでブログなどのSNSは全くやった事が無かったので、旅行記を投稿した途端、沢山の方が訪問して下さっている事に大変驚きました。
FUKUJIROさんのスリランカの記事を読んでとても興味をひかれ、いつかは行ってみたい候補地になりました。
今後もFUKUJIROさんの楽しい記事を期待しています!
これからもどうぞよろしくお願いします。
- FUKUJIROさん からの返信 2023/07/29 06:19:11
- Re: 初めまして^_^
- ondine24さん、こんにちは。
バリ島旅行記を楽しく拝見しました。これからも楽しい旅を続けてください。
35年位前に友人が新婚旅行でバリ島に行ったのを思い出しながら、拝見しました。その友人とはここしばらく音信不通だったのですが、突然訃報が届いてショックでした。
60代前半でも、いつまで元気なのかは神のみぞ知るということを実感しました。
そんなこともあり、元気なうちに旅したいという思いがますます募っています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
FUKUJIRO拝
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