2020/01/30 - 2020/01/30
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minaMicazeさん
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栃木市の「清水寺(せいすいじ)」のロウバイを見てきました。「天台宗 金滝山 清水寺」は「下野観音霊場二十六番札所」であり、「東国花の寺百ヶ寺札所 栃木四番」です。裏山を含む境内一帯が「清水寺憩いの森」として整備されており、この時季のロウバイの他、1月にスイセン、4月にはシダレザクラやヤマザクラ、6月のアジサイ、9月のヒガンバナ、など多くの花が楽しめるそうです。また、晃石山、大平山など、近隣の山々を散策するハイカーの拠点地ともなっています。
今年(2020)のロウバイは1月9日に見頃になったとのことで、この日(1月30日)には見頃は過ぎていました。
旅行記作成に際しては、現地説明板、栃木市観光協会や東国花の寺のHPなどのネット情報を参考にしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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栃木市のほぼ中央、大平町西山田、ぶどう通り(通称?)から北の山腹へ500mくらい上がったところに、「金滝山 清水寺」があります。
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ぶどう通りから、本堂へ上がる階段の下まで、車で上がれますが道が狭くて曲がりくねっていて、しかも急坂(500mで50mくらい上がる)なので、十分な注意が必要です。
階段下まで上がると、左側に、写真のような駐車場があります。駐車台数は公称15台です。案内図によると、写真奥に見える道を上がったところにも駐車場があるようです。 -
写真は階段の右側です。ここにも駐められます。小屋の右に仮設トイレが2つあります。
右に少しだけ見える下り坂が、ぶどう通りから上がってきた道です。ここを少し降りた左側(東側)にも駐車場があります。 -
本堂や社務所など、主要な建物は階段の上にあります。
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階段の両側には水仙が咲いています。
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かなり急な階段です。右上に駐車場が見えます。
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階段を上がると左側に本堂があります。
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「天台宗 金滝山 清水寺」は「下野観音霊場二十六番札所」であり、「東国花の寺百ヶ寺札所」です。
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イチオシ
「東国花の寺」のHPには、栃木4番清水寺(滝の観音)と紹介されています。
開基は行基菩薩で、天平11年(739)に開かれたとされる。大同元年(806)頃、国司によって堂搭や坊舎が新築され、金滝山大聖院清水寺と号した。
とのことですが、僧行基の作と伝えられていた御本尊の十一面千手観世音菩薩立像が、解体修理時に、文永2年(1265)の製作と判明しました。
なので、行基が観音像を彫って開山した、ということではなさそうです。 -
階段を降りて、観音堂に向かいます。この「清水寺」のご本尊・十一面千手観世音菩薩立像は、本堂ではなく、山の上の観音堂に祀られています。
写真の案内図の中央の建物が本堂、その上の建物が観音堂です。
現在地(中央下の赤丸)から右へ歩き、ボタン園を通り抜け、ロウバイ園の中を観音堂まで歩きます。 -
車道から遊歩道への入口です。ここからは入らず、もう少し先から上ります。
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車道を直進(写真右)すると、2kmほど東に「大中寺」があります。
左の道は晃石山へのハイキングコースです。この道を上ります。 -
登り始めると、すぐ右に「ガラスロック かえる岩」と書かれた標柱があります。ほかに説明板などがないので、どれなのかは分かりません。
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後ろの岩が「ガラスロック かえる岩」なのでしょうか。
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このあたりから、ロウバイが植えられています。
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なるべく綺麗に咲いてるところを撮るので伝わりにくいのですが、全体的には、見頃はだいぶ過ぎています。
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色褪せているのか、そういう種類なのか分かりませんが、元気の無さそうな花が多く見られます。
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かろうじて咲き残っている花だと思います。
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階段の上の建物が観音堂です。ご本尊の十一面千手観世音菩薩立像が祀られています。
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階段の両側には、ロウバイが植栽されています。境内一帯を「清水寺憩いの森」として整備する一環として植栽されました。
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イチオシ
階段から振り返ると、ロウバイの向こうに関東平野が見えます。
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「清水寺憩いの森」では、ロウバイ以外にも、シダレザクラ、ヤマザクラ、アジサイ、ヒガンバナ等が楽しめるそうです。
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イチオシ
花が多いところを選んで撮っています。
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枝の所々にぶら下がっている茶色の塊は、ロウバイの実らしいです。
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ロウバイが咲く時季は、周りがほとんど茶色なので、背景に青空がないと映えません。
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逆光のロウバイは、肉眼で見ると綺麗なのですが、(私が撮った)写真ではうまく伝わりません。ロウバイの向こうに関東平野が見えます。
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階段の途中、左側(西側)に十三佛があります。
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説明板によると、十三佛とは、
人が亡くなった命日(忌日)に行う十三回の各法要に合わせて、その忌に故人を守る本尊として、一明王・五如来・七菩薩をあてはめたものです。 -
各々の御仏が法力をもって衆生を導いてくれます。
亡き親を慕い、先立ちした肉親を偲び心静かにご参拝ください。 -
振り返ると、急な階段の向こうに関東平野が見えます。
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観音堂まで上がってきました。
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昭和32年(1957)に火災があり、本堂や薬師堂は消失しましたが、観音堂は火災を免れました。
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観音堂の案内には「鰐口の下に立つと奥の証明が点灯し、観音立像が拝観できます」とあります。靴を脱いで扉の前まで上がり、格子の間から覗きましたが、ご本尊の前のガラスに、こちら側の外の光が反射して、よく見えません。
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説明板によると、ご本尊の「十一面千手観世音菩薩立像」は県指定文化財で、伝承によると奈良時代の僧・行基の作とされてきたが、製作年代は、胎内銘によって文永2年(1265)9月、仏師観阿陀の作と判明した、そうです。
また、脇侍「勝軍地蔵」「毘沙門天立像」は町指定文化財です。一木造・玉眼嵌入・彩色像で、台座銘により元禄9年(1696)の製作と判明している。当二体の仏像は、本県における近世紀の数少ない製作例のうちの一点として大変貴重である。そうです。 -
イチオシ
観音堂の東側には、木の樋から二筋の水が流れ落ちています。ご本尊が「滝の観音」と呼ばれるのは、これを滝と見立てているのだと思います。あるいは、嘗ては樋がなくて裏の崖を流れ落ちていて(本当の)滝だったのかもしれません。
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観音堂の前に咲き残っていたロウバイです。
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観音堂から東側の遊歩道を下ります。南側斜面のロウバイ園の中野遊歩道は、出入り口にコーン(写真手前の三角)が立てられていて、通行禁止でした。昨秋の大雨の影響でしょうか。
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なので、東側の遊歩道を歩いて下ります。
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東側の斜面から見たロウバイ園と観音堂です。土嚢が積んであるところは、大雨で岩が崩れたようです。
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東側から下まで降りてきました。
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本堂の下まで降りてきました。
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旅行記を作成しながらネット情報を見ていたら、栃木市観光教会のツイッターの中に、「1月9日に見頃になりました。」という記述がありました。今回は20日も遅かったので見頃を過ぎていました。事前にもっと調べるべきでした。
( おしまい )
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この旅行記へのコメント (2)
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- くろねこだりゅんさん 2020/02/08 11:09:50
- 蠟梅♪
- いつもお花のお便り楽しみにしております。
こちらのお寺も知ってはおりましたが中にまで入るに足らず…
先週も太平山~晃石山歩いたのですけど全然気が付きませんでした(笑)
この辺りはアジサイだけかと思っておりましたので次回覗いてみます。
そろそろ花が賑やかな季節、三毳山もこの間ザゼンソウが顔を出してました。
セツブンソウ、フクジュソウetc…楽しくなりますね(*^_^*)
- minaMicazeさん からの返信 2020/02/08 11:18:57
- RE: 蠟梅♪
- くろねこだりゅんさん、いつもご覧戴きありがとうございます。
青空と綺麗な花、できれば綺麗な景色を訪ねて、動ける範囲で楽しんでいます。
昨年あたりから、開花時期が不順となり、天候も怪しいことが多いのですが、動けることが健康の源だと思って、出歩いています。
皆さんの旅行記を見て旅行気分を味わいつつ、次何処行こう、と妄想しています。
今後ともよろしくお願いします。
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