2019/12/29 - 2020/01/05
1768位(同エリア3728件中)
らぱぱ代さん
その4は5日目のマルボルク城とトルンの観光について。
12月29日 成田出発、ワルシャワ着。国内線でクラクフへ移動。
12月30日 アウシュヴィッツ、ヴィエリチカ岩塩坑。
12月31日 クラクフ旧市街観光。国内線でグダンスクへ移動。
1月1日 グダンスク観光。
1月2日 マルボルク城、トルン観光。
1月3日 ワルシャワ観光。
1月4日 ワルシャワ発。
1月5日 成田帰国。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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1月2日、おはようございます。今日もがっちり朝食。
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モーニングコール7:15で、ホテル出発は8:45。1時間ほどでマルボルク城到着です。マルボルクは「マリアの城(マリエンブルク)」という意味で、ドイツ騎士団の正式名称「ドイツ人の聖母マリア騎士修道会」に由来しています。
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マルボルク城は、中世、この地を支配したドイツ騎士団の本拠地の城。ドイツ騎士団は1198年パレスチナに誕生した中世ヨーロッパ3大騎士団の1つで、13世紀半ばから活動拠点をこの地に移し、キリスト教化していなかったプロイセンやリトアニアでの改宗、征服活動を行いました。騎士団ではありましたが、領土国家的な性格も合わせもっていました。歴代騎士団長が増改築を繰り返して、ゴシック様式の城としては世界最大です。1997年に世界文化遺産に登録。イメージはドラクエの世界~!
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第2次世界大戦中、ここに籠城したドイツ軍とそれに攻勢をかけるソ連軍との間の激しい戦闘で、半分以上が破壊され、現在目にしている建物は、その後修復されたものです。
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ドイツ騎士団は、マルボルク城を中心に馬で1日の行程で各地に砦を築いていました。
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マルボルク城は大きく3つのエリアに分けられます。この門をくぐって下の城(Low Castle)に入ります。城の外側には堀がありました(現在は水は無く、空堀です)。
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入ると、中の城(Middle Castle)の堂々とした姿が目の前に。
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この門から中の城に入ります。
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門には聖母子と14世紀頃の騎士団の紋章。
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門を内側から見ると、頑丈なとびら! いかにも中世の城! 矢を射かける狭間もあります。
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中の城の中庭。中の城は騎士団総長や司令官の居住の場でした。奥には高い城(High Castle)があり、最盛期には高い城に60人の高官、中の城と下の城には800人の騎士たちが暮らしていたそうです。
中の城の中を見学します。 -
大食堂。リブヴォールトの美しい天井が、無骨な城の外観とは異なって修道院の雰囲気をかもしだしています。
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床暖房の設備。
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緑の部屋。総長のプライベートルームとして使われました。リブヴォールトの天井の装飾が美しい。
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夏の食堂。総長が来客との会見に使用しました。ついつい天井ばかりに目が行ってしまいますが、窓も美しい。
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1410年に打ち込まれた大砲らしい。う~ん。ポーランド・リトアニア連合軍が打ち込んだもの?
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総長たちの像。歴代の総長のなかでも偉大な4人の像だそうです。前のドイツ人観光客がずっとガイドの説明を聞いていました。思い入れが違うのだろうな。
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総長たちの像の横を通って、
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この門から高い城に入ります。高い城は団長の宮殿です。
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堅牢な城ですが、
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壁には装飾もあります。
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はね橋でつながっています。有事の際は橋を上げて通行不可としました。
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何のための重り?
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廊下を進むと、
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高い城にも中庭があって、石畳で覆われた中庭をぐるりと囲むように立つ回廊建築が厳かな雰囲気を醸し出しています。アーチのイタリアルネサンス様式の飾りもきれい。中庭の真ん中には井戸があって、その屋根の上にはペリカンの像があります。
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ペリカンは、「食べ物が無いときには自分の肉を子どもに与える。」と言われ、このことを騎士たちに示しているそうです。ペリカンってそういう鳥だったのか。。。
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中庭から屋内に入ると、そこは台所。中世を再現しています。ここでびっくりしたのは、匂いつきだったこと! 展示もここまで進化したかぁ~
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外交や統治に関する参事会が催されたというChapter House。北棟の半分以上を占める大きな広間でやはりリブヴォールトの天井が見事です。
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着席可とのことでしたので、せっかくですから団長席に座らせていただきました。ちょっぴり偉くなった気分。
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中庭に面した回廊を歩いていきます。
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悪魔はトイレの印。
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中世とは思えない衛生的なトイレシステム。キャベツの葉は○○○に使用します。
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回廊にはこんな見事ならせん階段もあります。上がった部屋は何に使われていたのでしょうね。天井に装飾も施されています。
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聖母マリア教会入口。奇跡的に破壊を免れ、オリジナル。
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教会内部は修復中です。
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中の城へ戻り、中庭に面したこちらのレストランで昼食。
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前菜、ジューレック。ライ麦を発酵させてつくるポーランド定番のお料理のスープ。ソーセージやゆで卵が具として入っているので、結構これだけでお腹いっぱいになります。
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メイン、ポークカツレツ。オーストリアなどでもよく食べられますね。デザートはチーズケーキでした。ごちそうさま。
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食後は入口と反対側に出て、ノガット川の対岸からマルボルク城の全景を眺めます。時間的に逆光になってしまって残念です。向かって左側が中の城、右側が高い城。
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トルンに着きました。もうだいぶ日が傾いています。かつてトルンの街を守っていた城門は13ありましたが、現存するのは3つだけ。残る城門の中で最大のクラシュトルナ門からトルンの街に入ります。
トルンは13世紀にドイツ騎士団によって拓かれましたが、ヴィスワ川に面し交通の要衝として14~15世紀に商業都市として発展しました。「中世都市トルン」として1997年に世界文化遺産に登録。ほか、地動説を唱えた学者コペルニクスの生まれた街としても有名です。 -
クラシュトルナ門にあったトルンの街の地図。建物をそのまま描いていてわかりやすい地図です。
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クラシュトルナ門の西にある「トルンの斜塔」。行ってみたかった。
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クラシュトルナ門を市街から見る。
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門から入って2つめの角を右に曲がるとコペルニクスの生家。現在はコペルニクス関連の物を展示した体験型(!)博物館になっています。
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斬新な展示の仕方。
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コペルニクスともトルンとも関係ないのですが、2日目に行ったクラクフとカジミエシュの中世の頃の地図もありました。今とあまり変わらないなあ~
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聖ヨハネ大聖堂。13世紀着工の、トルンに現存する中で最古の教会。ゴシック様式。
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旧市街広場にある旧市庁舎とその前に立つコペルニクスの像。左手には地球儀のモニュメントを持ち、右手は天を指しています。
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旧市街の目抜き通り。ピエルニク屋さんやお土産物屋さんが軒を並べています。
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こんな装飾のある家も。
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旧市庁舎といえば、コペルニクス像のある時計棟側が有名ですが、こちらが反対側。現在は博物館として使用されているそうです。
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コペルニクスの像の向かいにはロバの像がありました。かわいい像ですが、実はこのロバは中世、罪人の拷問に使われていたそう。罪人を背中の刃の上にまたがせたらしい。そんな恐ろしい物が街角に残されているなんて。。。
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聖母マリア教会。14世紀後半創建の典型的なゴシック建築です。
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聖母マリア教会内部。地上27メートルの高さの内部天井には星模様が描かれています。縦長のステンドグラスもみごとでしたが、もう外が暗くなってきていたので、美しさを十分堪能できなかったことはちょっと残念。
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市庁舎の前へ戻ってきました。ライトアップされた市庁舎の塔とコペルニクスの像。聖ヨハネ大聖堂、聖マリア教会、市庁舎、この3つがレンガ造りの堂々としたゴシック建築のためか、トルンはどことなくドイツ風の重厚なイメージの街でした。
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少しフリータイムになったので、トルン名物のピエルニク(ジンジャーブレッド)を量り売りのお店で1個買って食べてみました。1ズロチちょっと。市庁舎の塔とクリスマスツリーとピエルニクで、「ざ・トルン」!
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