ワイナポトシ登頂 Huayna Potosi

2020/01/09 - 2020/01/11

1月の年始に6088m ワイナポトシ登頂に挑戦してきました。今回は3日間のツアーに参加です。

エリア ラパス(ボリビア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回はJiwakiというエージェントに参加してワイナポトシ初挑戦。一泊2日700bobと2泊3日目 900bobと選べますが、6000m初の方は3日がおすすめです。
ラパス中心街から2時間ほどバスで走るとワイナポトシが見えてきます。ええ、あそこを本当にのぼるの、っという感じでした。

4800mにキャンプがあるのでここで1泊します。宿の中は意外と暖かい。トイレ、基本的にペーパーはないのでトイレットペーパー持参で。
チラチラと雪が降る中 雪壁を登る練習。大体2、３人につき1人ガイドが付きます。英語もまあまあ話してくれる。今回なんと2人の日本人に会いました。久しぶりの日本語にわたしはテンションが上がります。

彼、頂上まで到着。きつそうです。本番はこの壁の3倍ほど。角度はここまではないです。彼の真右側下にある壁くらいの角度です。70度くらいかなあ。

わたしも頑張る。右側。体重が軽いせいか タカタカと登れました。でも上に上がるほど、足が勝手に震える。
1日目は 3時間程の練習でおわり。宿でゆっくりします。
夜はわたし、なかなか寝付けず。高山病の症状の一種で 息苦しくて1時間おきに起きる。アルゼンチンからずっと標高4000mあたりを1ヶ月く居たため頭痛や吐き気などはなし。高山病に効くププサ(pupusa おすすめです。薬草で、お茶のようにお湯でインフューズします) とコカ茶をひたすら飲む。標高高いので脱水に注意です。

朝はゆっくりしてお昼から この大荷物をもって2日目のキャンプは移動します。スキー靴も入ってるので大体15kgぐらい。2、3時間ゆっくりかけて5200mあたりまで登ります。エージェントでは基本、必要な道具は全部無料で貸し出ししてくれます。

2日目もすこし雪がチラつきます。
キャンプについたら夕方5時までのんびり。夕食をとって、6時に就寝。夜中の11時半に起床して、軽く朝食をとって12時半からアタック開始です。わたし息苦しさのせいで一睡もできず。しかもこの2日間、全然動いてないのにご飯ばかり食べてるし、標高のせいで全然お腹空きません。それでも少し食べ、食べ過ぎないように頑張りました。トイレコントロール重要です。

アタック開始して少し経ったころ。休憩中です。まだ笑顔があります。暗いぶん、先が見えずでそれが 有り難い。ガイドの後をひたすら進みます。本当にゆっくり進んでくれます。常にガイドとロープで繋がっています。トイレはしなかったけど、もししてたらこのまま公開でしなきゃいけない状況です。(出発前に本当にトイレコントロール重要。) 登頂まで5時間の登山予定で、朝日の前までに登ります。朝日までに登らないと 日で雪が溶けて危なくなるからです。

最後の最後の直線。途中メンバーの1人が脱落し、下山しなきゃいけないことになり、残ったメンバーの1人がわたしと彼のチームに追加。ガイド、新たなメンバー、わたし、彼の順です。大きな雪壁のせいでほとんどの体力を消耗し、ここでは気力しか残ってません。後ろにいる彼が常に声援をかけてくれますが、応える気力なく ほとんど無視。申し訳ない。

無事登頂。天気も恵まれ、最高の景色でした。ほかの日本人2人も無事登頂してました。私達の７人のメンバーのうち５人登頂成功です。
もともと高標高にいたのと、ププサとコカリーフを噛み続けていたのが幸いで高山病もひどくならず。
帰路は雪が溶ける前に急いで下山します。それがまた辛い。明るくなったぶん、周りがよく見え、あたり真っ白すぎて下山が途方に感じます。
キャンプに戻り 疲れでベッドにダイブ。軽いスープを取り、寝る時間もなくその後は、また大荷物を背負って1日目のキャンプへ下山です。寝たら余計疲れるのでダメだそう。目が冴えさえのまま下山してきます、看護師のときの夜勤明けを思い出しました。
キャンプに着くとバスが待っており、荷物の返却をしてこの日のうちにバスでラパスへと戻ります。あっという間の3日目。たぶん無理だろうと思っていたけど、気力で登頂でき 本当によかった。ガイドも経験がありいい人達で、いいエージェントでした。