2019/12/17 - 2019/12/18
4位(同エリア255件中)
かっちんさん
現役時代、家族旅行でよく利用してきた「かんぽの宿」。最近は利用者の伸び悩みで採算が悪化し、53施設のうち11カ所の営業を2019年12月20日で終了することになりました。
その中の一つ「かんぽの宿勝浦」は思い出のある宿なので、終了前に泊まりに行くことにしました。
千葉県南東部に位置する「勝浦」は太平洋に面し、カツオとイセエビの水揚げ量がトップクラスのところ。海の幸の豊富な夕食が楽しみです。
安房白浜の「海底地すべり地層」は、平成22年(2010)安房グリーンラインの道路建設中に発見されたもの。
約200万年前の巨大地震により海底地すべりが発生し、その後隆起して地表の中に眠っていたものが身近に見られるようになりました。
館山では「渚の駅たてやま」内に開設した「さかなクンギャラリー」を訪れます。
そして、館山湾に沈む夕日と赤く染まる夕焼けを眺めます。
旅行中の乗車券は、房総エリアの鉄道とバスが2日間乗降できる「サンキューちばフリー乗車券」を利用します。
利用期間は令和元年10月1日~12月26日、料金は東京都区内発4,790円。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・日本経済新聞「かんぽの宿11カ所営業終了」2019/5/13
・相鉄「都心とつながる(都心直通プロジェクト)」
・かつうら潮風散歩道「カツウラのマスコット カッピー」
・千葉県勝浦市HP
・庭木図鑑 植木ペディア「サルトリイバラ」
・パパゲーノさんのブログ、道にあるちょっと古いもの「向台隧道」
・房総タウン.com「安房グリーンライン(海底地すべり地層)」
・東京湾観光情報局「南房総市 大規模海底地すべり地層」
・盛口満著「里山のソテツ栽培-琉球列島から房総半島へ-」、地域研究No.15、2015年3月
・白浜フラワーパークHP
・房総タウン.com「常楽山萬徳寺 世界最大級の釈迦涅槃仏」
・JR東日本千葉支社「館山駅開業100周年記念イベントを開催します」
・館山市「JR館山駅橋上駅舎」「みなとオアシス”渚の駅”たてやま」
・読売新聞「巨大着ぐるみ さかなクン・・・館山」、2019/1/29
・ウィキペディア「安房白浜駅」「野島崎灯台」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
相鉄海老名行きの乗り入れ(武蔵小杉駅)
2019年11月30日から相鉄とJRの相互直通運転が開始。
相鉄の新型車両12000形が武蔵小杉駅に乗り入れしています。
先頭車両は「獅子口」をイメージしたデザイン。
では、武蔵小杉駅より総武・横須賀線の電車に乗り、千葉へ向かいます。 -
相鉄・JR直通線開業記念弁当
11月30日開業当日、「崎陽軒」武蔵小杉東急フードショースライス店で発売された記念弁当を購入しました。
醤油入れの「ひょうちゃん」は、相鉄キャラクターの「そうにゃん」が入っていました。 -
都会に棲む「イソヒヨドリ」(千葉駅)
千葉からは外房線に乗り継ぎます。
電車を待つ間、線路では「イソヒヨドリ」が餌を探しています。 -
「勝浦カッピー」のお出迎え(勝浦駅)
千葉県南東部に位置する勝浦駅に到着。
勝浦のマスコット「カッピー(KAPPY)」。子どもたちのお魚アイドルとしてかつお祭りの日に誕生しました。
「KAPPY」とは、「勝浦でリゾート地の遊びを喜んでいただけるよう一年中提供します」という意味。
カツオは平成8年(1996)に、全国一の漁獲高を記録しました。 -
かんぽの宿「勝浦」
勝浦駅から宿のお迎えの車で、房総丘陵の高台にある宿に来ました。 -
御利用記念(かんぽの宿)
私には26年前、家族の記念日に泊ったことがある「思い出の宿」です。 -
客室からの眺め(かんぽの宿)
このあたりは海抜150~250mの丘陵性山地が広く分布しています。
眼下に黒潮の北上する太平洋と鵜原(うばら)海岸が見えます。 -
営業終了のお知らせ(かんぽの宿)
今日は12月17日。閉館(12月20日)の3日前です。 -
勝浦美食プラン(かんぽの宿)
メイン料理と勝浦自慢の海の幸を月替わりで楽しめるプラン。
12月は伊勢海老海鮮鍋です。
このプランを予約しています。 -
お楽しみの夕食(かんぽの宿)
季節のお造りは、「鮪」、「鯛」、「カンパチ」、「鯵」、「帆立」の五品。 -
選べる先附(夕食)
「もずく」と、山芋と青さ海苔を寄せたお豆腐に酢味噌を掛けた「養老豆腐酢味噌掛け」を選びます。 -
伊勢海老海鮮鍋(夕食)
伊勢海老の出汁がしみ込んだ具材と伊勢海老の香りが楽しめます。
隠し味は鰯の粉末。
勝浦は古くから漁業に栄え、伊勢海老の水揚げ量は全国トップクラスです。 -
金目鯛のきのこ餡かけ(夕食)
-
季節の天ぷらと茶碗蒸し(夕食)
天ぷらは、「豚の角煮」、「栗麩」、「甘えび」、「獅子唐」。
茶碗蒸しは、「胡麻豆腐」、「フカヒレ」、「海老」。
勝浦の海の幸をじっくり堪能しました。 -
翌日の朝焼け(客室からの眺め)
時刻は日の出前の6:19。
太平洋から陽が昇るのですが、雲が少し漂っています。 -
バイキングの朝食(かんぽの宿)
小鉢は「マグロの刺身」と「なめろう」。
「なめろう」はアジではなく、白身の魚を味噌で和えたもので美味しい。 -
朝の太平洋(客室からの眺め)
「天使のはしご」が空から海に下りています。 -
イチオシ
太平洋を望む絶景(ロビーからの眺め)
海岸線は自然景観に富み、断崖絶壁の先端と弓なり状の入り江に守谷海水浴場、興津海水浴場があります。 -
イチオシ
「かんぽの宿勝浦」とお別れ
昭和55年(1980)7月に全国で86番目に開業した南房総の「かんぽの宿勝浦」。
当時は「簡易保険保養センター」としてオープンし、170万人を超えるお客が利用しました。
39年間、本当にご苦労様でした。 -
真っ赤な「サザンカ」(鵜原駅への道)
かんぽの宿から外房線に一番近い鵜原駅まで約3kmを歩きます。
このあたりは東急リゾート地にもなっています。 -
「スイセン」(鵜原駅への道)
-
鮮やかな色の「ノハラアザミ」(鵜原駅への道)
-
白い「ミヤコワスレ」(鵜原駅への道)
-
赤く熟した「サルトリイバラ」の実(鵜原駅への道)
つるに生じる棘や葉元から生じるヒゲ根によって他の木々に絡まって育ちます。
これが繁茂(はんも)したところへ追いやられると猿さえも脱出できず、人間に捕らえられてしまうという意味合いで「サルトリイバラ(猿捕茨)」と名付けられました。
実はイバラの仲間ではなく、分類はユリ科シオデ属。 -
振り返るとかんぽの宿(鵜原駅への道)
房総丘陵の道を海岸に向かって下りています。 -
梅の花(鵜原駅への道)
今日は12月下旬、ちょっと早すぎるのでは・・・ -
房総丘陵の林(鵜原駅への道)
マテバシイの樹林だと思います。 -
アロエ(鵜原駅への道)
房総南東部は温暖な気候です。
この先で海岸近くの国道128号に突き当たるので、左に曲がります。 -
向台隧道(鵜原駅への道)
国道128号に昭和34年(1959)11月竣功の向台(むこうだい)隧道があります。
房総丘陵を貫く、20m弱の短いトンネルです。
このトンネルの左側に旧トンネルがあることを後日知りました。 -
ナマコ壁の家(鵜原の町並み)
国道から鵜原の町を歩いています。 -
安房鴨川行きの電車(鵜原駅)
無人駅の鵜原駅から外房線の電車に乗り、南房総へ向かいます。 -
荒波の押し寄せる砂浜(車窓)
まもなく安房鴨川。
安房鴨川駅は外房線と内房線それぞれの終着駅。
この駅で外房線から内房線館山行きに乗り継ぎます。 -
千倉周辺の案内図
内房線千倉(ちくら)駅に到着。
ここから路線バス「白浜千倉館山線」で、安房白浜にある「海底地すべり地層」の見学に行きます。 -
安房白浜行きのバス(千倉駅前)
館山が始発の「館山日東バス」です。
「サンキューちばフリー乗車券」で乗れます。 -
「白浜農協前」バス停(白浜町)
安房グリーンラインが近い「白浜農協前」でバスを降ります。 -
安房グリーンライン(白浜町)
安房グリーンライン(安房地域広域農道)は、南房総市千代から南房総市白浜町を結ぶ全長約16kmの道路です。
この道路は、安房地域の農業の活性化、地域活性化およびアクセス向上を目的に建設され、平成22年(2010)に全区間が開通しました。
「海底地すべり地層」はこの工事中に発見されたもので、安房グリーンラインの始点から1.7km先にあります。
ここからは歩きです。 -
「キンセンカ」のお花畑(白浜町)
白浜町と隣の千倉町は、冬の風物詩「南房総の花卉栽培」が多いところ。
2019年10月、南房総を襲った台風19号の被害が大きく、今咲いているのはキンセンカが少しだけ。 -
イチオシ
「ソテツ」の実(白浜町)
房総半島南部のソテツは、植木および切り葉用として栽培されています。
琉球列島の里山における、救荒食・緑肥・燃料・土止めなどの用途ではなく、房総半島南部のソテツは換金作物としての栽培です。 -
安房白浜トンネル(白浜町)
房総丘陵の一部を貫く全長1,140mのトンネル。
このトンネルを抜けた北入口の路側に「海底地すべり地層」が露呈しています。 -
「海底地すべり地層」に到着
案内板に「大規模海底地すべり」の成り立ちが解説されています。
・約200万年前の巨大地震によって砂層が液状化し、液状化していない砂岩と泥岩の互層がブロック状に浮いた状態になります
・液状化した部分と浮いた状態のブロックが海底地すべりを起こして斜面を流れ落ちると、地層が分断、回転してしまい(乱堆積層)、地層の上下が逆転したブロックも形成します
・形成された乱堆積層は、数百年ごとに起きる大地震で徐々に隆起し、現在の位置まで上方に移動しました -
約200万年前の地層(海底地すべり地層)
縞状の地層は水平に積み重ならず、方向を変え、細かく分断されています。 -
イチオシ
かき回された地層(海底地すべり地層)
深海1500m~2000mの海底で、200万年前の巨大地震によって砂層が液状化し、海底斜面で地すべりが発生し、混沌とした乱堆積層が目の前で見られます。 -
地層の上下が逆転
縦向きになった2つの地層は、端の部分の曲がり方がお互いに異なり、地層の上下が逆向きになっています。 -
珍しい「ゼブラ信号機」(白浜町)
「海底地すべり地層」をあとにし、安房白浜駅へ向かっています。
「緑と白の縞模様の背面板」のついたゼブラ信号機は、最近見かけなくなりました。 -
安房白浜駅
国鉄バス時代から設置されている歴史のある古い自動車駅。旧駅舎は取り壊されています。
現在は、JRバス関東と日東交通のバスターミナルになっています。 -
バス路線図(安房白浜駅)
帰りは館山駅に出るので、安房白浜から西側を通る「南房州本線」(オレンジ色)のバスに乗ります。
「サンキューちばフリー乗車券」で乗れます。 -
バス3社(安房白浜駅)
左から館山日東バス、千葉シティーバス(千葉行き)、JR関東バスが並んでいます。 -
野島崎灯台(車窓)
バスは安房白浜を出発し、海岸沿いを西に進みます。
野島崎灯台は、南房総市の野島崎に立つ日本の洋式灯台。
白亜の八角形をした大型灯台は江戸条約灯台の一つです。 -
フラワーパーク(車窓)
冬は花摘みのできるパークとして有名ですが、昨年の台風被害により花の苗とハウスなどが全滅。
現在、復旧作業を進めています。
このあたりからバスは進行方向を北に変え、内陸部を走ります。 -
萬徳寺(安房神戸)
館山市に入り、「安房神戸(あわかんべ)」バス停で途中下車します。
萬徳寺に釈迦涅槃仏(しゃかねはんぶつ)が安置されています。
山門には台風の爪痕が。 -
世界最大級の釈迦涅槃仏(萬徳寺)
体長16m、高さ3.75m、重さ30トンの巨大な涅槃仏は、青銅製では世界最大級。
参拝は線香を5本とり、お釈迦様の前の線香台にお供えします。
次に涅槃仏の台座のまわりを時計回りに3周し、足裏で祈願します。
釈迦涅槃仏の写真は、人物との記念写真であれば撮影ができるので真似してみました。 -
館山駅開業100周年記念ロゴマーク(館山駅)
再びバスに乗り、館山駅に到着。
館山駅は2019年5月24日に開業100周年を迎えました。
それを記念したロゴマークの中には、館山市に関係する100個のアイコンがあります。
館山市在住の細井 刀志也さんのデザインです。
一つひとつ見ていると、これはあそこかなと想像でき、楽しいです。 -
イチオシ
南欧風の館山駅舎
海洋性リゾートタウン館山の海に開かれた新しい玄関口にふさわしい中心市街地のシンボルとなる施設とし、駅西口地区の南欧風の街並みと整合した景観をデザインコンセプトにしています。
外観は屋根と壁の大きさを強調し、内部は吹き抜けやトップライトによりゆとりのある空間を形成しています。
平成12年(2000)に竣工し、「関東の駅百選」に選ばれています。 -
南国のような北条海岸
館山駅から海岸まで300mほど。意外と近いです。
この景色を見ながら「渚の駅たてやま」へ向かいます。 -
イチオシ
西日の当たる館山湾
貨物船の通る海原と釣りを楽しむ若者たちが絵になります。 -
猫のしっぽ(館山)
空に浮かぶ雲です。 -
ポンポンポン音の「焼玉エンジン」(渚の駅)
「渚の駅たてやま」に到着。屋外に昔使われていた「焼玉エジン」が展示されています。
これは昭和37年に進水した貨物船に搭載されたエンジン。
大正時代から軽油などを燃料とする焼玉エンジンが使われるようになりました。
エンジン内部の焼玉をバーナーで熱し燃料に着火する単純な構造で取り扱いが簡単であり、しかも安い燃料で動かすことができます。
その後、ディーゼルエンジンが登場するようになると、急速に姿を消していきました。 -
房総の海のお魚たち(渚の駅)
平成27年(2015)、「館山ふるさと大使」である「さかなクン」が「渚の駅たてやま」の名誉駅長に就任。
これに伴い「さかなクンギャラリー」を渚の博物館内に開設しました。
「さかなクン」が描いた房総の海に棲むお魚たちは、子供たちにもわかりやすく紹介されています。 -
ギョボットくん(渚の駅)
「さかなクン」をロボット風にアレンジした「ギョボットくん」は高さ3m以上もあります。
隣にはハコフグがモデルの「ボックスくん」、ホテイウオがモデルの「ボールちゃん」がいます。
現在、「さかなクン」は館山市に在住しています。 -
夕陽に輝く館山湾(渚の駅)
2階の展望デッキから、夕日の落ちる瞬間を眺めます。 -
イチオシ
館山湾の夕焼け(北条海岸)
夕日が沈んだ後、青空に宵の明星「金星」が輝き、黄色と赤に染まる夕焼けを見ながら館山駅に戻ります。
館山駅から内房線に乗り、南房総の2日間旅を終えます。
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