2016/11/15 - 2016/11/15
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わになのかさん
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「次はイタリアに行こう」
「・・・唐突ね。別に私は反対しないけど。。」
「あれ?今まであんまり乗り気じゃなかったのに?」
「いや、乗り気じゃなかったわけじゃないし。ただ、イタリアには行ったことあるから、急いで行くことないかなって思っただけ」
「ふーん、そういうことか。ローマは行ったんだっけ?」
「うん、行ったね。あとヴェネチアも。」
「フィレンチェは?」
「行ったよ。あと、ミラノも。」
「ええ、主要なとこ全部行ってんじゃん。」
「だから!でも別にいいよ、って言ってんじゃん。」
「ほんと?」
「しつこい。」
「うーん、じゃあ弾丸で一都市だけ行こう。」
「うん、いいと思う。そんなに休みもとれないしね」
「やっぱりイタリアと言えば旨いものを食いたいよな。ワインも安くて美味しいらしいし。弾丸だから、そんなに見どころが多くないところがいいね。僕は観光地と言ってもちょっと渋いとこがいいなあ。直行便が出てるっても重要だよ。そう考えると、、これだ!フィレンチェでどうかな?」
「・・・あなた、最初から決めてたでしょう?」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
僕にとっては初のイタリアになる。イタリアと言えば、ローマやヴェネチアがまず見どころとして思いつくが、なぜか僕はフィレンチェが気になっていた。くすんだ赤茶色の屋根がひしめく街の中央に佇むドゥオーモ。あの有名な遠景が、ぐっと旅情を誘うのだ。
-
フィレンチェは少し歩けば全部見て回れるような小さな街だ。とはいえ、どこに行くのも便利な方が良いだろうと思い、大聖堂の間近にとった。アパートタイプで値段はそれほど高くなかった。
実は大聖堂自体にはあまり興味はなかった。しかし、近づいて驚いた。今まで行ったヨーロッパの教会のどれとも違う。こんなのはガイドブックの写真ではわからなかった。 -
「カラフルだ...」
壁面を見上げて僕はつぶやいた。
「そうね、イタリアの教会ってこういうの多いかも」
妻が隣で受ける。
「しかし、こんなのはガイドブックとかもあまり注目してなくないか?絶対書いとくべき特徴だよ。」
「いや、絶対読み飛ばしてるだけだから、それ。注目してないのは、あなただからね。」
「うーん、これ画期的だなあ。白と緑とピンクの大理石で作られてるのか。。」
「全然聞いてないわね。。ああ、そういえば、これ、イタリアカラー?」
「おお、なるほど。でもこの淡いパステル調の色合いは、イタリア国旗みたいな原色よりも、ずっと上品に見えるね」 -
中央市場まで歩いてみた。天井の高い屋内型のマーケットになっており、果物や野菜、肉などの生鮮食品から、パスタやジャムなどといった加工食品まで幅広く店が軒を連ねる。
-
青果店を通りかかれば、あまり日本には並ばないアーティチョークといった欧州野菜も見られておもしろい。まさにフィレンチェの台所、といった感じだ。ほかにも惣菜店やスタンド形式の飲食店もたくさんあって、見てるだけでも楽しい。
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でも見てるだけでいるなんてもったいない。
立ち食いパスタといこうではないか。このスタンドでは、パスタの種類とソースを選べば、その場で茹でて、そのままソースをかけて出してくれる。これがめちゃくちゃうまい。なんだ、このもちっとしたパスタとそれに合うコクのあるミートソースとチーズは。イタリアすごい。まじすごい。
ふと見ると、隣のお店にワインのテイクアウトの看板が。むう、なんという商売上手。けしからん。こんなの買うよね。不可避だよね。
チープなプラスチックカップにささっと注がれて出されるワインだが、これがまた美味しいのだからすごい。イタリアすごい。まじすごい。
「ワインの味とか、あなたわからないでしょ?というか、いつにも増して、コメントがアホになってるわね」 -
中央市場の周りの通りは、この地域の特産工芸である革製品の露店がひしめいていた。しかし客引きが結構怖い。
「オニイサン、ヤスイヨ、コンニチハ」
いや、それなんか違うから。。
もちろん、おみやげ露店もある。カーニバルの仮面は定番のようだが、これはヴェネチアだ。 -
昼食にはドゥオーモから少し歩いた路地にあるレストランを選んだ。
妻の提案でブルスケッタを一皿注文。本日二回目だが定番ボロネーゼパスタ。ボロネーゼは辛かったりクセがあったりすることもないので、子供たちも食べられるので安心なのだ。しかし、このただのボロネーゼが本当に美味しい。店によってパスタも違うので、これなら日に何回食べても良い。 -
イチオシ
そして、楽しみにしていたビステッカだ。トスカーナのTボーンステーキである。ものすごい大きさの肉を、まず焼く前にテーブルに見せにきてくれて、それからグリルに入る。ミディアムレアに焼き上げたボリューム満点の赤身肉を口に頬張ると、肉のうまみと香辛料の香りが口いっぱいに広がる。
「すごいなイタリアは。ほんとすごい。」
「美味しいねー。ヨーロッパの赤身肉ってなんでこんなに柔らかいんだろう」
「脂身が少ないからパクパクいけるよな。あれ?ここにあった大きい塊は?」
「この子が食べたよ。」
「いつの間に。。そしてまた一切れとったね。。めっちゃ食べるなあ」
「だっておいしいもん!」
「わかるぞ、娘よ。これは2皿注文しないとダメだな」
「いや、どんだけ食べるの。そしていつの間にかワイン2杯目だ?!」 -
イチオシ
食事のあとは、街が一望できる高台へ向かうことにした。
駅前からバスに乗って向かったのだが、バスがわかりづらかった。普通の乗り合いバスなので、路線がわかりにくいし、切符の買い方もよくわからない。路線バスはなかなかにハードルが高い。まあ、それはそうだろう。日本でだって初めての場所で路線バスは乗れない。
高台には多くの観光客が集まっていた。展望台のようになっており、みんな夕暮れ時に合わせて来たようである。確かに夕陽に染まるフィレンチェの景色は素晴らしかった。 -
帰りは歩いて丘を下りることにした。街へ直接下りていく遊歩道があったからだ。
フィレンチェはどの角度から見ても美しかった。 -
ちょうどポンデベッキオの近くに下りてきた。夕陽も沈みかけ、街の路地に明かりが灯りだした。
-
ホテルへと戻りながら、サンドウィッチなどの軽食を買い集めた。今日の夕飯である。
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大聖堂もライトアップされていた。重厚さが協調される控えめな照明だ。夜になると冷えてきた。11月半ば。温暖なイタリアといえど、もう冬が近いのだ。
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