年末のロンドン・バレエ編②

2019/12/30 - 2019/12/30

年末のバレエ三連チャン、なか日はトラファルガー広場そばのコロシアムを本拠地とするイングリッシュナショナルバレエ（以下ENB)の「くるみ割り人形」です。うちからバスを乗り継いでレスタースクエアから徒歩ですぐ。
以前のENBは目も当てられないくらいでしたが、2012年にロイヤルバレエのプリンシパルだったタマラ・ロホさんが監督に就任してからというもの、格段にレベルアップしました。タマラ大先生自らも「白鳥の湖」のオデット/オディール役で出演したことも。同じくロイヤルのプリンシパルだったアリーナ・コジョカルさんもタマラ大先生を追って移籍、ついでと言ってはなんですが、お爺さん役はいつもこの方というマイケル・コールマンさん（大昔はロイヤルで主役を張っていた）も。ロイヤルのダンサーだった佐々木陽平さんは現在こちらのバレエマスターをされているそうです。そういえば故ダイアナ妃が生前はパトロンを務めていましたっけ。
ロイヤルバレエよりもレパートリーが少なく（地方巡業が多いせい？）ロイヤルは観てもENBには見向きもしないという人もいるようですが、私は両方とも好きです。殊に今年はロイヤルで「くるみ割り」が上演されなかったため貴重でした、私はこれを観ないと年が越せません（笑）。

エリア ロンドン(イギリス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

塔の上にある球体は常に回転しています。

観客席は意外とゴージャス。

豪華な天井の装飾。

ガラス張りのテラスより上を見上げてみました。

テラスからの眺め。トラファルガー広場のネルソン提督の像、左側はセントマーティンインザフィールド教会。

「くるみ割り」のCDは二枚持っていますが、オーケストラの生演奏はやはり素晴らしいです。スノーフレークの踊りのコーラスは、子役のダンサーたちが舞台に向かって左手のボックス席で歌います、歌も上手でなければ出演出来ないのですねぇ。

この日は日本人ダンサーの猿橋けん君が奮闘しておいででした。高橋えりなさんや加瀬しおりさん、金原りなさんが主役の日もありましたが、切符を買う時点では出演者が分からないのが残念です。
また、ロイヤルと違い「ねずみの王様」があちこちの場面でコミカルに踊りまくるのですが、カーテンコールで被り物を取ってくれたところ黒人のダンサーさんが現れて観客は「おお～っ！」。まさにはまり役、ブラヴォー。

昨年は終演後、主役の金原さんとジェフリーさん（アメリカ人ダンサー）のサイン会があり、私は整理券4番をゲットしてサインの他に一緒にお写真まで撮らせて頂き、とても幸せでした。これはその時のお宝写真。

外はすっかり暗くなっていました。

トラファルガー広場の噴水、奥はナショナルギャラリーです。

クリスマスイヴにキャロルを歌いに行った、セントマーティンインザフィールド教会。今年はクリスマスマーケットも登場しました。

このクリスマスツリーは第二次大戦時のイギリスの支援を感謝してノルウェーから毎年贈られるものですが、何げに地味。

確か昔は冬場は噴水の水が止まっていました。空には月が。

広場もレスタースクエア方面もすごい人出で、再びバスを乗り継いで早々に家路につきました。