2019/08/14 - 2019/08/14
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オレンジ0020さん
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初投稿の初ひとり碓氷日帰り旅中編です。前編は往路と鉄道ぶんかむら屋外展示についてでした。中編は鉄道ぶんかむら屋内展示と旧信越本線を走るトロッコ、シェルパくんと、廃線跡のあぷとの道の周辺について書きます!なお、今回歩いたあぷとの道の区間は、めがね橋よりも手前の一部だけです。峠の湯も、入浴してませんがちらりと覗いてきました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ぶんかむらでは、横川運転区検収車庫をそのまま使った屋内展示場にも車両が保存されています。碓氷峠に碓氷新線が開通する前の、旧線で使われていたのがこのED42です。保存されているのは1号機で、準鉄道記念物に認定されています。
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旧線にはラックレールという、線路の真ん中に凹凸のあるレールが敷かれていました。そこに、EF42等の電気機関車の車体下についていた歯車が絡まることで、列車の急勾配での暴走を防いでいました。
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園内に旧線で使われていた、ラックレールが置かれていました。ラックレールは、急勾配を鉄道車両が越えるための工夫です。日本では碓氷峠の旧線と、大井川鐵道井川線アプトいちしろ~長島ダムでしか使われてません。井川線の区間は、ダム建設に伴って新線に切り替えられました。その現在使われている新線が、日本の鉄道路線では1番の急坂となってしまったため、ラックレールを採用することになりました。
地元民として、大井川鐵道はかなりおすすめします。魅力溢れる、とても楽しい鉄道です。ただ、運賃は尋常ではないレベルで高いのですがね。 -
左側にある赤と白の板が集電靴です。碓氷峠旧線は、線路脇に敷いたレールから電気をとる、第3軌条方式での集電でした。東京メトロ銀座線や名古屋市営地下鉄東山線などの一部の地下鉄でも、同じ方式を採用しています。
一枚目の写真にパンタグラフが見えますが、これは横川駅や軽井沢駅での入れ換え用です。 -
研修車庫内にはヘッドマークが!これ以外にもかなりあります。どれも一度も見たことがないものばかりです… 。僕は静岡在住なので、もしかしたらさくらはどこかで見ていたかもしれないなあ…。
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碓氷峠の補機といえばロクサンですが、ロクサンの相棒がこのEF62です。碓氷峠を登り降りする客車列車、貨物列車の牽引は、碓氷新線になってからはこの機関車限定でした。保存されている54号機はラストナンバーです。トップナンバーの1号機も屋外展示場にありましたが、そちらは茶色(ぶどう色)です。
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そして6機目のEF63、10号機です。最近ライトが点灯するようになったらしいです!
10号機は自由に中に入れるようになっていたので、この10号機でロクサンをじっくり見ていきます!
<ロクサン6/10> -
ロクサンの軽井沢よりには、ホースとジャンパ栓が、連結相手ごとに用意されています。碓氷峠を走れるように対策を施した車両と、息をあわせて運転する、協調運転に対応するための特殊装備です。協調運転以外にも、ただ単に押し上げる、引っ張って下るだけ、ロクサンは必ず二両一組で運用されていたのでその連結用…と、かなりの数のジャンパ栓が必要となっており、車両の軽井沢側は面白いことになっています。
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ロクサンは貨物列車も旅客列車も押し下げするので、自動連結機と密着連結機の二種類の連結機に対応した双頭連結機が使われています。
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運転台です。近い世代のEF64やEF65、EF66などより少し機械が多い感じに見えます。EF63は安全装置が数多く用意されている重装備仕様なので、それだけスイッチなどか多いのですかね。
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運転席に座りました。「協調」の字がロクサンならではです。
運転室自体、座ってみるとやっぱり狭めでした。運転席の真後ろを通ることもきついくらいで、どんなに詰めても4人が限界だと思います。 -
なお、ロクサンの18号機はこれしか写真がありませんでした。横川駅よりの運転席はシミューレータに使われています。カットモデルではない、実車の運転席がそのままシミューレータに使われているのは珍しいですね。1回¥1000とかなり高いのですが、1度だけ思いきってやったことがあります。ですが、複雑なEF63のブレーキ、マスコン操作に戸惑って、ゴールの軽井沢までたどり着けませんでした。今回もできるかなと期待して行きましたが、故障していて体験できませんでした…残念!
追記 こちらも修理と同時にリニューアルされたそうで、2020/4に一般公開となるそうです!(2020/3)
<ロクサン7/10> -
クハ189と検収車庫外観です。見えますか?検収車庫の中でライトを光らせているのがEF63 10号機で、その左側にあるオレンジのボックスがEF63 18号機の運転シミューレータです。
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検収車庫の左側には鉄道資料館があります。これも横川運転区の建物をそのまま使っています。
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一階に売店や資料の展示のほか、HOゲージの鉄道模型があります。ぶんかむらの開園は20年前ですので、当時走っていた車両や碓氷峠にまつわる車両が多かったです。
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下には189系あさま、上にはE2系あさまのコラボです!どちらももう見ることができないのが残念です。
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200系もいました。写真は0系顔ですが、100系顔のタイプもいたそうです。
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485系かな?ボンネット特急もいました。鉄道博物館とか京都鉄道博物館とか小松市の土居原ボンネット広場等にボンネット特急はいますが、どれと同じなんでしょうかね?
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スーパービュー踊り子の旧塗装も走っていました。もうこの車両も引退なのですね。実車は一度しか乗ったことがないです。
追記 2020/3をもって引退しました…。引退する週に、なんとかグリーン車に乗ることができました。 -
昼飯用に夏限定、「碓氷と彼女とロクサンの。」仕様の峠の釜めしを買いました。碓氷峠を舞台にしたラノベで、ぶんかむらやEF63も出てきます。同じく碓氷峠を舞台にしたRAILWARS!3巻と碓氷と彼女とロクサンの。と限定釜めしで一枚。どれも同じ絵描きさんです。
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イチオシ
園内の展示はこれくらいにして、ここから信越本線を上がっていきます!といっても途中までになりますがね。まずはトロッコ列車シェルパくんに乗車します。ぶんかむらの園内施設になっていて、乗車料金(片道¥500往復¥900)のほかにぶんかむらの入園券が必要です。シェルパくんで、旧信越本線の下り線、軽井沢へと登っていく方向の線路をゆっくりと進んでいきます。
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発車して早速右カーブの坂を登っていきます。ぶんかむらの園内から離れていく時、左側には前編に書きましたロクサンの11号機と12号機が見えます。
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そして、11号機の後ろに24号機が連結されていました。これで8機目です!これで動態保存されているロクサンは全て制覇です。
<ロクサン8/10> -
イチオシ
途中のまるやま駅から横川駅方向を見ます。横川駅を出てすぐの右カーブから、このまるやま駅での左カーブに入るまでの区間は丸山のストレートと呼ばれる長い直線区間で、撮影スポットとして有名だったそうです。
ちなみにこのディーゼル機関車は、2013年に導入されたかなり新しい車両です。シェルパくん自体2005年開業なので、使われている車両は碓氷峠を知りません。なお先代のディーゼル機関車は、碓氷峠区間の廃線前には保線用に使われていました。故障が原因で今の機関車に変わったようです。 -
まるやま駅は旧丸山変電所の目の前に、シェルパくんが開業してから作られました。登っていく列車のみ停車します。
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旧丸山変電所は明治45年にできたレンガ造りの変電所です。平成六年に重要文化財に指定されました。
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まるやま駅を出発した後はすぐに急坂が待っています。奥に見える坂こそ66.7‰の区間です。
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シェルパくんの終点の峠の湯駅が近づいてくると、碓氷新線から離れていき、左に分岐していきます。分岐してすぐに、峠の湯駅に着きます。碓氷新線の方は緑に覆われていました…。
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トロッコの終点、峠の湯駅到着です。峠の湯は温浴施設で、峠の釜めしが売られている売店やトイレ等のある入口エリアは無料で使えます。夏にアプトの道を熊の平から下ってきた後に温泉に入って、後はシェルパくんで下る…なんてのも良いですね。今回は時間があまりないので温泉には入りません。
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そして、あまり知られていないロクサン、22号機です。ただし個人所有なので、ここでは峠の湯の近くにあるとだけ書きます。
<ロクサン9/10> -
さすがに20年以上外に置かれているとこうなっちゃいますよね。ひっそりと一機、寂しそうに佇んでいます…。
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ぶんかむらの入口の横から続いているアプトの道を、峠の湯の前から少し歩きます。アプトの道は峠の湯までは元碓氷新線の上り線の上に整備されましたが、峠の湯からは旧線の方に整備されています。
奥に見えるのは旧線の最初のトンネル、一号トンネルです。 -
一号トンネルを抜け橋を渡ると、次のトンネル二号トンネルがあります。旧線のトンネルは全て明治時代に作られたレンガ造りです。峠の湯の前から旧線が碓氷新線に合流する熊の平まで、合計10のトンネルを抜けていきます。
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トンネル内はライトがあり安心して歩けますし、外よりもかなり涼しくひんやりとしています。
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農業用水のための人造湖、碓氷湖が左側に見えます。ここまで峠の湯付近から登りで12,3分でしょうか。
この日は小雨だったので夏にしては気温が低かったです。そして、アプトの道はしっかり整備されてはいますが、急坂を登り降りするため、少し足元への注意が必要です。 -
峠の湯から歩いて15分程で今回の目的地に到着です。アプトの道の右側にある、上へ登っていく道を通ります。
ちなみに、ここからさらに三つのトンネルを超えら25分登り続けると、めがね橋に着きます。何回か行ったことがあるので、今回はパスです。 -
森の雑貨屋コロボックリです。一つ一つ丁寧に作られた木の雑貨の販売と、碓氷の湧水で淹れたコーヒーを楽しめる喫茶店があります。
このときは二回目の訪問になります。とても暖かみのあるお店で、今回麓の横川から登ってくるなら、せめてここだけは行きたいと思っていました。アプトの道の散策の休憩にピッタリです! -
このあと峠の湯駅に戻りました。(峠の湯駅まで走ってしまいましたが、急な濡れている下り坂だったのでかなり危なかったです。よいこのみんなは真似しちゃだめだよ!)そしてシェルパくんに再び乗り、ぶんかむらに戻ってきました。ちょうど軽井沢行きのバスがあったので、これからぶんかむらの園内から出て、軽井沢まで往復します。
かなり長くなってしまいましたが中編はここまでです。最後の後編は霧中の軽井沢と復路について書いていきます!残す碓氷峠周辺のロクサンはあと一機!
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旅行記グループ 2019-8 16歳の初碓氷ひとり旅!碓氷峠周辺全ロクサン制覇!ひとりだから鉄道づくしの日帰り旅
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