2019/07/14 - 2019/07/22
74位(同エリア357件中)
みーしゃさん
2019年夏の旅の3日目です。
今回のメインの一つは阿里山で日の出を見ること。
日の出には全く興味のなかった私でも、なんとか行くことが出来ました。
しかし、そこまでにはこの旅行最大とも言っていい出来事が‥‥。
2日目も初日同様、移動(というか乗車時間?)が多く【嘉義→奮起湖→阿里山(そして森林公園散策)】と、結構、体力も使いました。疲れているから、バタンキューと眠れるかな?と思っていたのですが、日の出の時間に寝坊してはいけない!と起きることが気になって、なかなか寝付けず(笑)。ホテルでは大体3時30分くらいにはモーニングコールがきます。
3日目は日の出を見て、朝食を食べ、一気にバスで嘉義の街へ降りるまで、です。
おかげ様で心配していたお天気(予報ではずっと雷雨)は、嘘のように晴れ渡っていました。
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阿里山の朝は早い(笑)。
朝3時過ぎのモーニングコールで起きて(いや、ずっと起きていた気がするけど)支度したら駅に向かう。もう4時くらいには駅には沢山の人で溢れる状態です。
実は私が泊まったホテルはエレベーターが無かったんですが(予約時からそれは分かっていた)お部屋が4階だったんです。
阿里山の気候は、真夏なのに、ちょっと涼しい&歩きやすい靴を、と思い普段余り履かないスニーカーを履いて行くことに。
階段で1階まで下りるときに、事件は起こりました。階段にある滑り止めとスニーカーがケンカ(汗)して足がモツれて踊場へ落ち、頭をコンクリートの壁に激突させてしまいました。
一瞬、目から★が飛ぶとはこの事か!と思うほどの衝撃と、あっという間におでこが腫れ上がり、痛みも出てきました。
「あ~これで、もう日の出は見られない。それどこか私は阿里山で命を落とすかもしれない」と冗談でなく思いつつ
●病院に行くには、まず嘉義に下山するんだよな
●海外旅行傷害保険、大丈夫入ってる
●え?でも、日の出はどうするの?
●あー、ともかく頭が痛い。もう声も出ない
こんな感じで、どんどん時間は過ぎて行きます。
一緒に行った夫は、まぁ、、、いい人なんですけど、悪く言えば、この辺りに関しては頼りにならないので、自分でどうするか?を決めなくてはなりません(汗)。
まずはホテルのフロントに行きました。
深夜に番をしていると思われる男性が一人いて、事情を身振り手振りと、スマホの翻訳アプリを駆使して説明。いや、もう説明って言うか、この巨大なタンコブ見てくれればお分かりだろう!と。
檳榔を噛んでいた、そのフロントの男性が救急箱を出してくれ、なんというかタイガーバームのような軟膏を塗れ!と、どんどん塗れ!と。もうこうなったら言う通りにしますとも。手にべっとり軟膏つけて、巨大タンコブに塗り込みます。そして、夫がタオルを水道で(いや氷とか欲しかったけど、ないみたいで)濡らしてきてくれたので、それを頭にあてて・・・。
「よし、行こう!阿里山に来たんだから日出をみよう!」
「きっと、またいつ来られるか分からない」
「このためにここまで来たんだ」
気持ちを奮い立たせて、ホテルを出て駅に向かいました。
駅までは徒歩で5-6分でしたが、途中、階段で休んだり「痛いー、痛いー」と、呟きながら、なんとか駅に到着。
そして、沢山の人にため息。
そんな思いで写真を、ここからは撮っております・・・。 -
前置きが非常に長くなりました!
でも、もうこの時は、気力を振り絞って目的を果たすために頑張っていたんですよ。 -
長蛇の列。
日の出を見るためには、ここ「阿里山」駅→「祝山」駅まで、日の出の時間帯のみ往復運航している森林鉄路に乗ります。乗車時間は約30分。この人を見て、座るのは諦めました。
並んでいる途中で夫が何度もトイレの水場まで行ってタオルを濡らし直してくれました。そして私は頭をタオルで抑えつつ乗車。ヨレヨレです・・・・。 -
祝山に到着。
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列車の全景。
この時、すでにもう空が白み始めていますね。 -
台湾鉄路の中で一番高い位置にある駅ですよ、っていうことなのかな?
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駅の改札らしき出口を出ると、すぐに幅の広い階段があります。そこを上がると日の出を見るための展望台に出られます。夏のハイシーズンということもあって平日だけど、沢山の人がきていました。
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階段を上がると、ため息がでるような風景がそこに。
これは、、、、、、ああ、、、、巨大タンコブ抱えながらも来て良かった。日の出には全く興味がなかったけど、なんかいいことがありそうな気がしてきた。
そんな風に思えました。※実際は本当に頭が痛くてフラフラしていたと思います。 -
刻々と変わる風景に深呼吸しつつも、気持ちはだんだん高揚してきます。
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そして雲海がそこに。
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日の光を眺めつつ雲海の幻想的な風景に見入ってしまいました。
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周りの山々は、本当に高い。
駅そばの展望台から右方向へ10分程度歩くと360度見渡せる「小笠原展望台」がある、というので、そこまで歩くことに。道中は、まだ薄暗い感じでした。でも、頭はしっかり冷やしつつ、ちょっとした上り下りの勾配のある道を歩いていきます。私はフラフラなので、夫には少し先を歩いてもらうように言いました。日の出に間に合わなかったら申し訳ないので。 -
間に合いました!!!
小笠原展望台から見た日の出。
ちょっと泣きそうになった。 -
日本にいながら富士山登山も多分死ぬまでする気もない私が、日の出で感動するなんて!台湾鉄路に感謝です。※頭フラフラだけど
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すっかり日の上った展望台には解説が。
ニイタカヤマノボレの新高山? -
偶然、日本語を話すボランティアガイドさんが解説をしてくださっていて「日本人の方ー?」って問い掛けてくださったら、私たちだけでした(笑)。
山の名前は日本語の名前が付いていますよ、と丁寧に教えてくださいました。
このボランティアの方々は小笠原展望台までの道中にあるお茶屋さんを併設した施設の方だったようで、帰りに寄ってみてくださいね、と。 -
立ち寄らせていただいて、中を拝見しました。
偶然にも日本の方が(その方は高雄を中心に日本と行き来していて※確かお母さまが台湾の方だったかも、今はこの阿里山の施設で働いているのだとか)少しお話しもできて久しぶりに日本語を話した感じがしました。 -
この奥の格子の引き戸は(ここではオブジェ化していますが)日本統治時代の高等学校の校舎で使われていたものと説明を受けました。
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この扉です。
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階下には展示が。
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デザインアワードの受賞作が展示されていました。
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せっかくなので拝見することに。
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失礼ながら存じ上げませんが台湾って、デザイン系、強い気がします。とてもおしゃれなものが多い。
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台湾をモチーフにしたものや
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お茶に関するものが展示されていて一通り楽しませていただきました。
祝山から阿里山へ向かう最終列車は午前6時25分。それを逃すと歩いて戻らなければいけないので、あまりゆっくり拝見できず失礼しました。
最終だったかどうかは分からないけれど、無事に乗車した車内で、途中、前に座っていた男性が席を譲ってくださいました。「え?私?」って感じで遠慮したのですがご家族(奥様とお子様)が「どうぞ、どうぞ」と。たぶん、私がタオルで頭を押さえてかなり具合悪そうに見えたのだと思います。なんだか申し訳ない気持ちになりつつも、ご厚意に甘えることにして、日本の抹茶ラテの粉末と小菓子を詰めた小袋をお礼に(それでも先方は遠慮されたのですが「もらってください」と)お渡ししました。
台湾に限らず異国の地で見ず知らずの方にお世話になることもあるので、必ずちょっとした(お礼になるような)ものを持ち歩くように心がけています。自己満足かもしれないけれど、でも、うん、満足したいんですよね。押しつけがましいかもしれないけど(汗)。 -
席を譲っていただいたおかげで途中から大分体力も復活し無事に阿里山駅へ到着。すっかり朝。そして気温は7月下旬なのに16度!涼しい訳です!!
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旅行期間中、ずっと阿里山は雷雨の予報でした。でも、こんなにきれいな青空。
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思わず深呼吸して、頭を押さえて「いてててて!」そんな3日目の朝です。
今日はもうこの巨大なタンコブを抱えて森林エリアを歩く気にもならず、病院に行ったほうがいいかも、という気持ちもあったので、早目に下山しよう、ということになりました。まずはホテルでもらった朝食券を使って、駅近くにある食堂へ行きます。まぁ、朝食は提携している食堂で食べてね!ってことなんでしょう。
その後、阿里山から嘉義へ向かうバスのチケットを買いに、行きに降りたバス停(ターミナル?)へ向かいます。建物内にある売店(7-11)で乗車日当日にバスチケットは売ってくれます。前日はダメです。 -
こんな感じでレジ横にバスのチケットを売る場所が設置(?)されていますよ。
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阿里山でもゴミはでますね(笑)。
やっぱり収集車のBGMは「乙女の祈り」でした。
無事にバスのチケットをGET!
この辺りからバス乗車まで、まったく写真がありません。たぶん、疲れと頭の痛みで、なかなか撮る気になれなかったのかも。
バスのチケットを買ったあとは、一度ホテルに戻って荷物をまとめて休憩。そしてバスの発車時刻を見計らってチェックアウトして乗車しました。
バスに乗るまで、結構白タクならぬ、ミニマイクロバス(?)の勧誘に合うのですが「マイクロバスのほうが早いよ。バスは遅いよ」ってな感じで。でも、私たちは大きなバスのほうが安全な気がして誘いには乗らず。
結構、誘いに乗っている人もいましたよ。途中停車もないから早いのかもしれませんね。でも、2時間ちょっとくらいでしたから、大きなバスは全く苦ではなかったです。私は具合も悪かったので、少し目をつぶって休み(眠れはしませんでしたが)体力温存。景色を楽しむ余裕は余りありませんでした。
そうこうしているうちにバスは嘉義へ到着。 -
ホテルに戻って「頭打ったんだよー、もうこんな大きなタンコブあるんだよー」と、日本語の話せる若いスタッフに愚痴ったら、心配してくれて「もし病院に行きたかったら僕に言ってください。病院に通訳しますから」と。嬉しかったし頼もしかったです。
結局病院には行かなかったけど(ネットで症状とかいろいろと検索しまくりました!)本当は行ったほうがいいんだろうな。今何もなかったからこうして言えるけど、皆さんは本当に気を付けて、病院に行って検査してくださいね。
嘉義の街に着いてからの食事に選んだのはホテル近くのこちら。 -
メニュー。
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おお台湾あるある。
ビニール袋にスープ。
ここはお弁当のように持ち帰りのお客様も多かったかな。 -
注文たくさん。
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こんな感じで並んでいました(ヘルメットかぶったまま、も台湾あるある)。
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頼んだもの。これはー、たぶん、豆腐干かなぁ?
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このお店、オブジェが結構ステキだったんです。
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この店員さんが、面白くって、すごく急いで歩くんですよね。必死で!でも店内そんなに広い訳じゃなく、細長い感じなので、そこまで焦らなくても、、、と思ったりしていました(笑)。
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炒飯。これ美味しかったなー。思い出した!
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青菜炒め。ちょい甘。
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メニューはテーブルに、テーブル番号入りの入れ物があって、そこから取って記入。
このお店、これだけしか食べなかったのかなぁ?イマイチ記憶が・・・。やっぱり旅行記は記憶がはっきりしている内に書かないとダメだなあ・・・。
せっかくなので、少し嘉義の街を散策することに。 -
日本家屋が沢山リノベーションされているエリアへ出向きました。
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地図を見ると沢山家屋があって、その家屋にそれぞれお店が入っています。目的は福義軒のエッグロール。
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周りを見ながら行ったのだけど
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素敵な建物が沢山あって
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展示しているものも
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見ているうちに
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これはテーブルウェアの展示
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食器もあった。※港の見える丘公園の洋館を思い出したわ
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福義軒に着いたときには、目的のものは売り切れ!!残念すぎるー!
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仕方なく、、お土産だけは買っていこうと。
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KANOに関する展示もいろいろとありましたよ。
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ポスターも。
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エリアを出て、市場を観ようと歩いていると、あれれ?
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嘉義農高の関連の建物が?!
こんなのあるんだー? -
覗いてみると、奥には銅像?!
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こんな感じの建物でした。
もっと詳しく分かれば良かったのですが、あまり知識がなく・・・。
校長先生のお宅か何かだったのかなぁ?
再び街歩きへ戻ります。 -
台湾のケーキ屋さんあるある。
著作権・・・(汗)。※いや、全然違いますね!
嘉義の街は本当に歩きやすいんですが、暑さで体力も消耗するので時折あるカフェなどで休みつつ楽しむのがいいかもしれませんね。
唐突ですが、ちょっと疲れてきたので、いったんホテルに戻って、ホテルの地下にある洗濯室へ。 -
地下はこんな感じ。結構おしゃれです。最近リニューアルしたみたい。洗濯機は1つしかないですが12キロくらい入る大容量のものでした。確か50元だったかな。有料です。空いていれば一気に回せるので楽!このフロアにはPCもありましたよ。
ホテルで休んでせっかくだから夜市に行こう!と。 -
かなり歩きました!
20分以上歩いたかなぁ~?
やってきたのは喜樂福観光夜市。 -
ちょっと昔っぽい感じで。
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メリーゴーランドとか、、なんか仮設遊園地のようなものも!
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余り人はいなかったけど、それなりに楽しめましたよ!
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食べ物の屋台と洋服、そして遊びと多岐に渡ってる感じです。
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私たちは麺線と
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西瓜汁を飲んで(これちょっと薄かったなー)
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人気のお店と思われるチキンのスパイシー焼き(みたいな)にチャレンジ。
これは美味しかった! -
途中、街路樹がマッシュルーム!!!
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夜市繋がりで、中華路夜市の方へ(徒歩20分くらい?)。
こちらのお店でデザートをいただいて一日の〆にしようかなって。 -
本当は違うワンちゃん(看板犬?)がいるみたいなんですが、この日は、この子のみ。たぶん、いなかった看板犬ちゃんは、年中、夜市を歩いて街の人に可愛がられているらしいです。外出中だったのかな?
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店番ワンコ。
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豆花は滑らかで美味しかったです。
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無糖豆漿も。
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下山してもゴミ収集車に出会う私。
乙女の祈り・・・子供の頃はピアノといえば、これとエリーゼのためにの世代でしたわー。 -
嘉義でもちょっと日本語にクスリとしてホテルに戻りました。
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お茶買ってくれば、良かったかな。
滞在してみて、嘉義はかなりお気に入りの街になりました。同じ台湾でも相性があるのかもしれませんが、嘉義はなんかとても気負わず楽に過ごせたんですよね。
その後、頭のタンコブは結構尾を引きまして・・・・旅行から帰ってきてからもずっと痛かったです。さすがに今はなんとか平気。
これからはエレベーターのあるホテルに泊まろうと誓った3日目終了です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ぐれーぷふるーつさん 2019/12/14 08:42:00
- みーしゃさん、大変でしたね
- 阿里山でのたんこぶ、災難でしたね。
そのあとは気力ふり絞ってるかんじが、
ひしひしと伝わってきました。
嘉儀の街に行ってみたくなりました。
ぐれーぷふるーつ。
- みーしゃさん からの返信 2019/12/14 11:44:14
- Re: みーしゃさん、大変でしたね
- ぐれーぷふるーつさん、
気力伝わりましたか?(笑)
夏のことなので、もう記憶も定かでないところもあるのですが写真の数を見ると、日の出を見終わってから激減しているので、この日は本当にキツかったんだな、と我ながら思い返しました(汗)。嘉義の適度のゆるさ、そして街角にオシャレなカフェが結構あるので休み休み回れるのも良いところだと思いましたよ~。
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- yasakiさん 2019/12/14 08:40:05
- 阿里山の日の出が美しい
- みーしゃさん おはようございます(。゚ω゚)ノ
阿里山で大変なトラブルがあったんですね。転倒だけでも凹みますが、頭を強く打ったとなると心配ですよね。山の中ですし。
せっかくの機会に心配だったと思いますが、無事に目的の日の出が見られてよかったです。徐々に明るくなる空の色が綺麗で、感動的ですね。
みーしゃさんは痛みと戦って完全に楽しめなかったかも?ですが。ご主人もすごく心配されていたと思いますよ~。タオルを冷やしてくれるとか献身的ですね。
(。´Д⊂)
嘉義はKANOを見て以来憧れてます。都会にはない穏やかさが心地よさそうですね。夜市のメリーゴーランドもいい感じで惹かれます。
yasaki
- みーしゃさん からの返信 2019/12/14 11:42:27
- Re: 阿里山の日の出が美しい
- yasakiさん
何もなくて笑ってしまえますが、山の中で頭を強打するというのは、やはり不安でした~(汗)。ネットで色々と症状や対処法を検索できる時代で助かりました。日の出は本当に神々しくて行って良かったなぁ、と思いましたよ~。嘉義の街も適度なローカルさがあってのんびりするにはとても良いところでした。ただ台北に比べるとどうしても交通が。まぁ足が丈夫なうちは頑張って歩きます!
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