そうだ、カツオを食べに高知に行こう

2019/12/01 - 2019/12/02

カツオの藁焼きで燻した塩タタキが食べたくなり
土佐に一泊で行ってきました。
カツオのタタキは全国あろうが本場土佐では藁焼きにして燻す。
自分史上一番の鮮魚を食わす名店＜黒尊＞は残念ながら日曜休み。
良さげな鮨屋を予約し岡田以蔵の墓にもちょっこっと寄ってみました。

エリア 高知市(高知)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

香川県から高速道路にのって休憩挟まず約1時間15分で高知インターに到着します。
距離にして100㎞。自分の小学生修学旅行が高知でした。その頃はまだ高速道路が無く国道32号線山道を四国縦断し4時間ほどは時間を費やしたと思います。
高知インターを降りたら早速、岡田以蔵の墓を目指しました。

ヤマダ電機高知店の裏から小高い丘を徒歩にて行くと所々に表札が出ていました。

行く道所々には無縁仏になっているような全く手入れされていない江戸時代や明治期に建てられた墓がたくさんあります。
その一番奥に岡田以蔵とその横には弟夫婦の墓が並んでいます。
昨日今日にも置かれたような花が供えられています。人気があるのですね。

処刑された慶応元年5月11日になっています。
数年前のNHK大河ドラマ龍馬伝で個人的には日本一の男前と思われる佐藤健さんが岡田以蔵役をされていたので以蔵人気がでたのでしょうか？漫画や映画になった
＜るろうに剣心＞のモデルとされている河上彦斎も佐藤健さんが演じていた。
江戸末期、人切りと呼ばれた人のクールで強い意志を秘めたようなイメージが彼には合う。素晴らしい人選だ。

横断歩道で信号待ちをしていると・・・。
その恰好で自転車に乗れる？
写真をとったら目があったような気がして立ち止まった。逆方向側に嫁はんと退散。

本日はリッチモンド高知に宿泊です。駐車場はホテルから２００m程離れていて15時チェックインですが立体駐車場には14時に入れます。明日の12時まで停めて￥800。
久しぶりの日曜市ですが冬場は15時ぐらいから少しづつ店じまいを始めていました。

殆どが野菜や果物店。今なら大根や生姜、土佐名物文旦。真ん中あたりに人気の芋天ぷら屋と焼き鳥屋があるのですが夜の部を考えて焼き鳥煙の中をくぐりグッと我慢する。

良さげなおびや町小路。

リッチモンド高知。５０３号室。広めの28ｍ?。
だいたい畳なら１６畳ぐらい。
ツイン￥8400。
クーポン使用で￥500引きでした。エレベーターもカードキー使用なので７階の製氷機に行くまで持って行かねばならずある意味不便。カードキーは２枚貰いましょう。

修学旅行でも来たはりまやばし。

高知中央公園ではクリスマスイルミネーションが。香川もそうだが若者が少ない。

高松の商店街は日本一長いと認定されているが高知商店街も道幅は広いし斜めに繋がっていたりボリュウームある。唯一の百貨店大丸に￥100ショップがあった。
これにはビックリ。百貨店も生き残るに大変だわ。
その大丸前ビル３階の鮨あおきへ行ってみました。

ネット予約ではカウンター席予約だったが４人かけの個室に案内されました。
個室といってもテーブルの広さのみですりガラスになっています。落ちつけて個室で良かった。
早速カツオの塩タタキを注文。しかし売り切れ。というのも本日、日曜日で
市場が休み。無いかもしれないと予想はしていたが・・・。残念でならない。

土佐の名酒のラインナップ。我が香川県では知っている限りこんぴら金陵、綾菊、川鶴、湧水、全国的に有名な丸尾酒造悦び凱陣、５酒造会社ぐらいしか知らないが呑み助達の集まる土佐では18酒造あるみたいです。

仕方なくカツオを諦め店お薦め今宵の刺身６種盛りを二人前。￥2400。
自分はキリンビールと嫁はんはジンジャーエールで乾杯。

赤エビ、カンパチ、地タコ、ゲソ、和牛、アナゴ一本握りを注文。当然、カツオ握りも売り切れで完売。ここの握りは小ぶりで食べやすい。地タコも日本一の真タコ水揚げ量をほこる香川の瀬戸内タコよりも正直美味いかもと思った。高知はあなどれない。しかしアナゴは柔らか過ぎで手で持ったらポロッと。煮過ぎです。
ここは時価商品が無い為、値段も表示してあり明瞭会計で安心。

ビールの次はお楽しみの日本酒。良酒が豊富で迷ったが美丈夫辛口純米吟醸酒と続いて無手無冠純米酒を冷で。
それのお供に卵、和牛、ツブ貝を握ってもらい嫁はんは土佐名物料理ウツボ唐揚げを注文。本日の会計￥7500。

リッチモンドは商店街側に玄関があります。９時前にチェックアウトし高知城に向かいます。

昨晩もこの道を通り高知城周辺を歩いたが気づかなかった。武市半平太殉節石碑が偶然にも銀行の一角にありました。殉節って言葉がよく分からない。ここで処刑されたのでしょう。
しかし岡田以蔵と同じ罪人扱いで死んでいったはずなのに石碑には先生と表記されている。明治期になって許された？それとも時代が変わって英雄扱いになったのでしょうか？地元民の願いの表記か？。我が香川と違い高知は歴史に名を残した偉人は数多の如し。

ホテルより徒歩１０分程で到着。
土佐藩24万石の城にかつての郷士になったつもりで追手門から登城しました。

これは城内部や石垣内部の水を掃くように設計されていて石垣を傷めないように作られているそうです。小学校の修学旅行では気づかなかった。

昨日は21：30までどこかとコラボで光の祭典と称したイルミネーションしていたようで夕食時間とと重なり中には入れませんでした。

数年前NHK大河ドラマ土佐藩初代藩主・山内一豊と妻の半生を描いた＜功名が辻＞で実際に仲間由紀恵さんが使用した着物。

これは切り株で真ん中の年輪が初代藩主・山内一豊のころで一番端が16代最後の藩主だそう。
年輪という言葉の意味が良く分かる。

残念ながら江戸時代の風景を当然見る事は出来ないが殿様気分で眺めていました。
途中、所々にいたボランティアガイドの７０歳ぐらいのおっちゃんの分かりやすい解説を聞いていた。こっちも無知な自分をさらけ出しここぞとばかりに質問してみる。城の構造だけでなく山内家の事、城が火災にあった被害の事、太平洋戦争の焼夷弾被害の事等。きりがない程の質問が自分の中ではまだまだ湧いてきたが、嫁はんも居る事だし物凄く後ろ髪を引かれながらおっちゃんにお礼を言って先へ進むことに。あのおっちゃんと土佐の名酒で８時間は呑めます。

藩政改革で武市半平太や岡田以蔵を粛清した１５代藩主・山内容堂の陣羽織。（複製）。

坂本龍馬の着物これもまた複製。首周りが擦れて破れたようになっていたがこんな所も忠実に複製しているのだろうか？。

太平洋戦争では城自体には幸いにも被害が無かったが最初にくぐった追手門に焼夷弾が一発命中し一部が焼けたと先ほどボランティアおっちゃんに聞いたので帰りに確かめてみた。発見。石には焦げた跡が確認出来ます。

昨日食べれなかった藁焼きカツオタタキを求めてひろめ市場に11：00前に到着。
平日でも9：00から開店しています。
ガラス越しの目の前で藁焼きしているお目当ての明神丸には20人ほど並んでいたので他の店を覗いて見る事にしました。

左からカツオの刺身￥450とタタキを巻いた土佐巻き￥620。
清水焼サバ寿司￥820。
サバ好きの自分としたことが横から眺めて身の厚さを確認せず出来立てとの言葉に食いついて（容器を触った感じが温かい）おばちゃんの言いなりに買ってしまった。ビックリするほど薄い薄い薄いサバで殆ど米。

平日昼前なので行列が空いてきたのを見計らって明神に並んだ。
市内には数店ありここでも同じく藁焼きする。
目の前で燻している藁の香りが食欲を掻きたてる。
単品塩タタキ７切れで￥980。
ニンニクを乗せてゆずを付けて生暖かいのが最高です。

とさのさとへやって来ました。産直です。
お目当ての野菜を探しにきました。

それはにんにくの葉。香川でもにんにくの芽はスーパーマーケットにありますが葉は売っていません。
高知ではすり潰して味噌と酢、砂糖と混ぜたヌタにし色々な物と和えます。
その中でも寒ブリ刺身と和えたら最高でそのために買って帰ります。

高知地元スーパマーケットサニーマートが隣にあるのですが香川にも昔有ったのですが撤退してしまい懐かしくこちらにも寄り帰路につきました。
日本酒も魚も高知は美味い。また塩タタキを食べに来たい。今度は必ず最高の名店黒尊だ。