初めてのヨーロッパ。英語話せないけど一人旅に挑戦①。プラハ一日目

2018/05/23 - 2018/05/26

去年初めて行ったヨーロッパの一人旅、遅れたけれどまとめてみました。

働くのは来年(2019年)3月まで。
リタイアしたらどうしようか？
海外旅行に行きたい！
働いているとき休みとりにくくて行けなかった。
パッケージツアーでいい。
でも妻が病気で亡くなったので一人参加になってしまう。

でも・・・

パッケージツアーに一人参加って何となくいやだな。

一人参加は追加費用が掛かるし、
同行の人たちからの視線も気になるし、
この齢で初めてのヨーロッパってのも気後れするし、
無理して和気あいあいと話をしないとダメかな？

・・・気が重い。

誰か一緒に行かないかな・・・。
できたら女性がいいなぁ～(贅沢）。
ひとりで行くとしても英語ができないし・・・。

と思っていたら

「男はつらいよ」で寅さんがウィーンの街を一人で歩いてた！
困ってたら竹下景子が助けてくれた！！！

決めました。一人旅で「ウィーン」に行ってきます。

というような経緯で阪急交通社のフリータイム「GO!GO!中欧２カ国周遊 鉄道で巡るプラハ＆ウィーン７日間」で不安いっぱいの一人旅に挑戦しました。

5/23～26　プラハ
5/26～29　ウィーン

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

ヨーロッパも一人旅も全く初めてなので旅行会社のフリープランで移動とホテルは旅行会社にお任せ。日程表が届いたのは1週間前。飛行機はターキッシュエアラインズ。座席の指定をネットでしてみた。トイレに立つのに気を使わなくていいので座席は通路側をとった。
イスタンブール空港での乗り継ぎの時間が3時間30分あり退屈だったので広い空港内を歩き回ったけどそれでも時間が余ってしまった。

プラハの空港到着は朝の8:45。市街地までは空港バスではなく、公共交通機関での移動にトライすることにしてみた。最初の冒険！明るいうちに着けばいい！！！。
空港でまずインフォメーションに行き、ホテルまでの行き方を教えてもらった。インフォメーションではバスと地下鉄の乗り換え方法とホテルの場所を親切に教えてくれ、更にプリントアウトしてくれた。

ここはバスから地下鉄に乗り換えるNadrazi Velslavin駅。
空港から119番のバスでここに来たが、空港で乗るときに降車専用の停留所で乗ってしまったようだ。降りる人ばかりで乗る人がいない。ひょとして間違ったかなぁ？切符買わなくていいのかなぁ？と思っていたら車庫のようなところに着いた。他に1人だけご婦人が降りて、まごまごしてたら「センター？」と聞かれ「イエス」と言ったらバス停を指さして教えてくれた。バスの事務所で働いている人かな？目的地の説明ができなかった。「プラハ」というのもおかしいし。
ま、何はともあれバスに乗ることができた。今度はここが終点と知らずに座ったままでいたら、赤ちゃんを抱いた乳母車の女性が終点と教えてくれた。切符の買い方もわからず結局無賃乗車をしてしまった。

乗換駅は郊外の幹線道路沿い。「センター」なので、もっとターミナルっぽい所をイメージしていた。そういえばインフォメーションでもらった紙に乗り換えって書いてあったなと思いだした。
降りた所に地下鉄の入り口を示す緑色の案内板があり地下鉄に降りる階段がある。そうだ思い出した、「センター」には地下鉄で行くのだ。

地下鉄A線、Nadrazi Velslavin駅。
Museum駅で地下鉄C線に乗り換えNadrazi Holesovice駅に向かう。プラハの地下鉄は時間制。30分で行けそうだが不安なので念のため90分券を購入。切符はすんなり買えた。

Nadrazi Holesovice駅。
特筆するようなトラブルなく到着。東京の地下鉄を乗りこなしてきたから軽いもんだ。
駅前に通りがありトラムが走っている。ホテルはこの通りを右に行くのか左に行くのかわからない。歩いて10分位だが石畳の歩道をトランクを転がして行ったり戻ったりはしたくない。無料WiFiが普及していると口コミにあったので借りなかったが、郊外の駅に無料WiFiなんかあるはずがない。借りてくれば良かった。途方に暮れた。人に聞けばいいのだけど初めての外国、人見知りになってしまって声をかけられない。空港でもらった案内図を思い出し、日本で調べた地図を見て、一生懸命考え、左方向だと判断。10分程歩いたら無事ホテルに到着した。ひと安心。

ホテルでチェックインを済ませ「カレル橋」に向かう。
ムゼウム(Muzeum)で地下鉄A線に乗り換えスタロムニェストスカー駅で降りる。歩いていると教会の屋根が見えてきた。

カレル橋の入り口に着いた。旧市街側の橋塔。かつては通行税を徴収したり、敵を防御したりする橋だったらしい。日本に帰ってきてから見た2010年の旅行記には上った様子が書いてあった。展望できるとは知らなかった。

橋の入り口の広場。

たくさんの聖人像が見守っている。

広場に立つカール4世像。

プラハ城が見える。プラハ城は明日たっぷり時間をかけて行く事にしている。

モルダウ川。

カレル橋を渡る。観光客が多い。
カレル橋は全長約520m、幅は約10ｍ。神聖ローマ皇帝カール4世(ボヘミア国王カレル1世)の治世下1357年に建設が始まり1402年に完成。カレル橋と呼ばれるようになったのは1870年から。

十字架像（ゴルゴダの丘で磔にされたキリスト像）。
カレル橋の両側には全部で30体の聖人像がある。

聖ヤン・ネポムツキー像(14世紀ボヘミアの司祭でローマ・カトリック教会の聖人)。
台座に描かれた図柄に触れると幸福になるらしい。カレル橋の名所。

マラー・ストラナ側の橋塔。
低いのと高いのと２つ。低い方の橋塔はカレル橋の前身のユディタ橋建設の時の橋塔で後にマラー・ストラナ地区の要塞として使われた。そして高い方は旧市街側の橋塔をモデルにして造られたらしい。

マラー・ストラナ。
中世の都市そのまま。ヨーロッパのツアー客もいっぱいいた。

坂道の多い通りにはカフェが立ち並ぶ。

ソフトクリーム屋さん。

街並みと石畳がきれい。車がタイヤの音をきしませて石畳の上を走っている。

ビートルズの壁。チェコ国民の自由の象徴。
1960年代、共産党体制により自由を規制されていたプラハ市民が、抵抗意思を示すメッセージをこの壁に書き込んだのがスタート。ジョンレノン自身はプラハに来たことはない。

きょうもビートルズナンバーを歌う若者がいた。NHKのドキュメンタリーに出ていたのを見たことがある。

橋げたには錠がいっぱい。

「ジョンレノン パブ」というのがあった。

橋に戻って旧市街に行こう。

小舟が涼しそうに浮かんでいる。

絵描きがたくさん。

うまいもんだ。

橋から見る街の眺め。

ずーとここで川を眺めていたいと思ってしまう。

橋塔。歴史を感じる重みがある。

橋塔の上の方。上っている人はいない。

旧市街広場に向かう。きれいな街並み。

市が開かれている。

ハヴェル市場。1232年から始まった歴史ある市場。

広場に出た。帽子をかぶった銀色のオジサン。何かで見たことがある。

舞台があり音楽が聞こえてくる。

民族衣装の女性が歌っていた。

たくさんの観光客。

パトカー。ヴェーツラフ広場のむこう遠くに見える正面の建物は王立博物館。

カジノがあった。
ツェレトナー通りを火薬塔に向かうことにした。

火薬塔。
18世紀に弾薬庫として使われていたことからこの名がついた。高さ65メートル。上ることもでき、44メートルの所からプラハの街を見渡すことができる。

火薬塔の隣にあるアールヌーボー様式の「市民会館」。
王宮があった場所に1912年に完成し、１年中オペラやコンサートが開催されている。有名なスメタナホールやミューシャの絵画などがあり、見学ツアーで見ることができる。

正面入り口の装飾画。

夜の9時でもまだ明るい。地下鉄でホテルに戻った。「プラザアルタ」。地下鉄A線、Nadrazi Velslavin駅から徒歩10分位。トラムなら1駅。正面の2階が僕の部屋。
明日はプラハ城。