2017/02/25 - 2017/02/25
77位(同エリア155件中)
あおしさん
日本の名探偵と言えば、明智小五郎と金田一耕助。
その金田一耕助シリーズの中で、代表作とされているのが「獄門島」
その獄門島のモデルとされている真鍋島、六島を巡りました。
金田一の世界を感じさせる場所でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「獄門島」のモデルとなった島は笠岡諸島。
前日のうちに福山のホテルに到着し、朝早い電車で笠岡駅で下車。
駅から歩いたところに笠岡諸島へのフェリーターミナルがあります。笠岡諸島行の船の乗り場 by あおしさん笠岡港 乗り物
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笠島諸島へはフェリーと高速艇が結んでいます。
時間が有効に使えるので、7時20分発の高速艇で出発。
まず「獄門島」の金田一と同じく、真鍋島へ向かいます。
小さな高速的の乗客は私ともう1人だけでした。小さな旅客船です by あおしさん三洋汽船(株) 乗り物
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高速艇で笠岡から約40分、8時に真鍋島に到着。
港が見えてくると、「おおーっ、金田一の世界だー!」
戦後まもないころに建てられたような木造の家に黒瓦の家々が並びます。
金田一の活躍した時代は昭和20年から30年代なのでイメージぴったり。
実際に「獄門島」のロケはこの真鍋島をメインに行われたそうです。「金田一耕輔」の世界 by あおしさん真鍋島 自然・景勝地
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高台から見た真鍋島の港。
黒い瓦の風情のある家々が並びます。 -
小さな島で、しかも家々は漁港の回りに密集しているので、マイカーが不要なのでしょう。
車が全く通らず、静かな島です。 -
道も車が通らないので、集落の中の道も細い路地のような道です。
このような細い路地もいかにも港町の雰囲気です。 -
この島の地主の真鍋家宅です。
源平合戦で平家側の武将・真鍋という武士が、源義経に壇ノ浦(山口県下関市)で平家が滅ぼされた後、落ち武者となってこの島に隠れ住んだのがこの島の歴史の始まりとされています。
「獄門島」ではこの島の漁業の網元で島の支配者である「鬼頭家」が事件の舞台となります。
映画の「鬼頭家」はお屋敷でしたが、この真鍋家は多少は広そうだけど、屋敷というほどではありませんでした。
まあ、映画は演出ということか。 -
この島の小中学校。
この木造の校舎も現役です。
「獄門島」が放映された昭和52年には全校生徒は小中あわせて100人ほどだったそうですが、今は小中学校あわせて11人とか。
古いとはいえ、立派な校舎も今ではスカスカでしょう。 -
この島の家並やこの学校校舎は若くして亡くなった夏目雅子さん主演の「瀬戸内少年野球団」(昭和59年)のロケにも使われました。
映画監督も惹かれる島なのでしょう。 -
2時間ほど古い漁村の街並みを歩きました。
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さて、真鍋島から今度はさらに六島というところへ小さな船で向かいます。
小説「獄門島」では、「真鍋島から小さな船に乗り換えて、岡山県の一番南の島」とされているので、この六島が獄門島のモデルとされています。
金田一耕助と同じ行き方なのですが、当時は1日1本しかなかった真鍋島から六島への航路も、現在は廃止になってしまったそうです。 -
こんどの船の乗客は私1人でした。
六島が見えてきました。
映画「獄門島」では映画の冒頭はこの六島=獄門島が見えてくるシーンから始まります。 -
真鍋島から15分で、六島の港に到着します。
「獄門島」までやってきました。
とりあえず次の船まで4時間あるので、島を一周してみます。
真鍋島と違って、家々が昭和後期から平成の雰囲気でわりかし新しい。
「あれ?」って感じで、とても「獄門島」の雰囲気はありませんでした。「獄門島」のモデルとされていますが・・・ by あおしさん六島 自然・景勝地
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港から30分ほどで灯台へ。
岡山県では一番古い灯台だそうです。
この島はスイセンの花が島中に自生しています。
最近はラヴェンダーの富良野とか、ひたちなか公園など花で観光客を多数集めることに成功しているところが多いですが、ここもスイセンで売り出し中。
もっともあまり観光客はいないようで、今のところ観光地化は成功していないようです。 -
それでも野生のスイセンはとても華やかできれいでした。
凄惨な殺人事件とは全くイメージが逆ですね。 -
ミカンの木。
ミカンと言えば愛媛とか和歌山のイメージですが、岡山県でもミカンが取れるとは知りませんでした。 -
山の中の道の展望場所から見た瀬戸内海。
青い海がとてもきれいです。
島々もたくさん見えました。
ここで夕日を見れたらもっときれいだと思うけど、帰る船がない・・・ -
小さいですが、美しいビーチもありました。
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2時間くらいでぐるりと一周して、港と集落に戻ってきました。
この島の唯一の商店です。
この商店の前ではドラム缶に入れた木がいつも燃えています。
居酒屋も喫茶店も食堂もないこの島ではここが島の人のたまり場だそうです。
船の時間まで2時間あったので、この商店でパンを買って(コンビニのようにお弁当は売ってなかった)、海を見てぼーっと。
静かな島でこういうところで過ごすのも悪くないですが、住むとなると、都会育ちの私は3日でギブ・アップしそう。 -
「獄門島」のイメージでここまで来ましたが、おどろおどろしい雰囲気はまったくなく、花と海のきれいな穏やかな島でした。
六島が「獄門島」のモデルとされていますが、イメージとしては真鍋島の方が近いようでした。
3時前の船で六島から笠岡まで戻りました。 -
笠岡駅からホテルのある福山までJRで戻ります。
快速電車はなんとも愉快な塗装がされています。笠岡駅 駅
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まだ明るかったので、駅裏にある福山城へ。
おそらく日本で一番JRの駅に近いお城です。福山城 名所・史跡
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