和歌山アドベンチャーワールド　雲雲ちゃん、アドベンへようこそ！！ 竹の葉を食べる后ちゃんの姿に心が震える！！

2019/11/22 - 2019/11/22

旭川市旭山動物園から和歌山アドベンチャーワールドに雲雲（ユンユン）ちゃんがお嫁入りしてきました。
アドベンが新しいレッサーパンダを受け入れるのは２０１３年に札幌市円山動物園からお嫁入りしてきたライラちゃん以来、なんと６年ぶりとなります。
日本血統と中国血統のハーフの雲雲ちゃん、これからのアドベンに新しい風と血統を吹き込んでくれる存在です。

そんな雲雲ちゃんの展示が始まったとの情報を得たので早速アドベンに行きを計画しました。
雲雲ちゃんと合わせて脚の調子が引き続き気になる后ちゃんにも会いたいのですが展示個体、スケジュールが不定のアドベンなのでどうなることやら・・・。

結果は案ずるより産むが易しでした。

これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 南紀白浜(和歌山)

ここ最近は休日日帰りで訪問ばかりだった和歌山アドベンチャーワールド訪問ですが、今回は紀伊田辺で前泊しての平日訪問にしました。

最近は后ちゃんが朝一番のシフトで10時30分頃には収容されるケースが多くて、初発の特急「くろしお号」では間に合わず、車でなら間に合うのですが今日は平日なので大阪近郊の渋滞具合が読めなかったこともあり安全を見ての前泊です。

これで今日、后ちゃんが出てこなかったら無駄な努力？にもなり兼ねませんが、今回は旭山動物園から来園した雲雲（ユンユン）ちゃんに会う目的もありますので、いずれにしても朝一からのレッサー舎張り込みになる予定です。

１０時に開園し、ウエルカムルームのライラちゃんと麦君に軽くご挨拶をしてからレッサーパンダ舎に急ぐと・・・やはり一番手は后ちゃんでした！！
実は、昨日は出ていなかった様ななので少し心配してたんです。

前回、訪問時も開園直後に木から降りてそれ以降は登りませんでしたが、今日も全く同じ状況で、開園直後に木から降りてきて以降は登りませんでした・・・何かお客さんが来ると下に降りると言う彼女なりのポリシーでもあるのかな？

放飼場を一回りした后ちゃんは東屋へ。

東屋に登った后ちゃん・・・おもむろに竹の枝を握って・・・、

えっ？ええっ！！

えっ？品定めしてる？？

もう何年も后ちゃんが竹の葉を食べる姿を見たことがなかった・・・と言うか、后ちゃんが出ている時に竹の葉の給餌がなかった・・・ので、正直、后ちゃんはもう竹の葉を食べない（食べれない）んだと勝手に思い込んでいたのですが・・・、

他の子がするように舌を丸める様に絡めて竹の葉を食べる后ちゃん！！

昨年からネガティブなベクトルの変化ばかりを見てきました・・・ここにきてポジティブな出来事の確認が取れるなんて・・・。

小さな事だけど、感動で心が震えました！！

お次はモートに降りて歩く后ちゃん。

以前の様に放飼場を走り回る姿は見れませんが、木や台から降りる仕草以外はそこまでの衰えを感じません。

後脚と口内環境の他に気になるのがやはり下半身の毛並みですよね。

スタッフさんも気にされている様なのでなんらかの対策はなされる（あるいは既にされている）とは思うのですが、まずはブラッシングをお願いしたいですね。
ここ最近、全国的に特に中高年個体でブラッシングの効果で毛並みが改善している個体が多いです。
是非、ブラッシングの効用を全園館で共有して欲しいです。

再び東屋で竹の葉を見定める后ちゃん。

なんだか嬉しいなあ。

そして、放飼場の下草を食べる后ちゃん！！

これまで后ちゃんとは８年お付き合いしてきましたが、もう何年も竹の葉や下草を食べる姿は見れていませんでした・・・それが今日だけで３度も！！

ほんとに嬉しいなあ。

１０時３０分になりキーパーさんが登場、予想通りの時刻に后ちゃん収容です。

２番手に登場は・・・１０月末に旭川市旭山動物園から来園した雲雲（ユンユン）ちゃん！！

ようこそ、雲雲ちゃん！！

シュッとしたお顔立ちの雲雲ちゃん。

雰囲気がアドベン生まれで今年池田動物園に移動したココロ君にどことなく似ておりなんか違和感を感じません（笑）

ご機嫌でリンゴをいただきます。

まだ少し警戒心があるのか、あるいは、お皿の置き場所の問題か東屋には上がらずに背伸びするような感じで食べてました。

後ろ脚の感じがなんとも言えずキュート！！

ご飯を食べた後は木登りです。

キリッとして可憐な佇まいの女の子です。

もちろんこれまで雲雲ちゃんには何回か旭山で会っているのですが、旭山では母親や姉妹とのわらわら展示でなかなか個体としての観察が出来ていなかったので、雲雲ちゃんがここまで可憐な子だと今まで気づいていませんでした。

木に登った後はお隣のフラミンゴ舎をガン見・・・そりゃ気になるよね、あんな大きな鳥（苦笑）

１番手で后ちゃん、２番手で雲雲ちゃんと早くも今日のお目当ての２匹に会えたので、当初予定していた特急「くろしお号」を１本早めて１５時１９発の「くろしお２６号」で帰る事にしました・・・今日の「くろしお２６号は」は”パンダくろしお”での運転なんですよね。

雲雲ちゃんが木に登ったのを潮にパンダラブへ。

屋外放飼場は桜浜ちゃん。

屋内展示室の彩浜ちゃん。
パンダラブにだいぶ慣れてきたようですね。

桃浜ちゃんの写真ももちろん撮ったのですが設定ミスで良くない出来でしたので割愛。

パンダラブからブリーディングセンターへ。

屋外は結浜ちゃんと予想していたのですが何と良浜ママが出ていました。

そして、結浜ちゃんが屋内、永明パパは健康管理のため展示休止でした。

どうやら永明君は午後からは屋外放飼場に出ていたようで、安心しました。

ブリーディングセンター横のメディカルセンターには相変わらず可愛い母子がいました。
ハルちゃんと仔犬ちゃん・・・大きくなったね！！

ジャイアントパンダがいて、ホッキョクグマがいて、他にも稀少な動物がたくさんいるアドベン。
でも、普通のワンコでもしっかりと注目される・・・なんだか嬉しいです。

ブリーディングセンターの後はウエルカムルームへ。

定位置でまどろむライラちゃんと麦君。

上から麦君。

ライラちゃんはまったり。

ライラちゃんのこう言うお顔も好きなんですよね。

そろそろ年末を迎え、この母子でのウエルカルームでの暮らしも終わりかもしれませんね。
これまでの例で言うとライラちゃんが放飼場に戻り、麦君の一匹暮らしになるのでしょうが、今回は他の展開もあるかもしれませんね。

レッサーパンダ放飼場に戻ると雲雲ちゃんが放飼場を走り回っていました。

やはりこの放飼場はレッサーを走らす何かがありますね（笑）

１２時前に雲雲ちゃん収容です。

旭山では基本的にはファミリーでの終日展示だった雲雲ちゃんだけにアドベンの短時間交代のシステムに馴染むのが当面の課題と思っていましたが、最初こそ帰宅拒否があったようですがすっかり仕組みをマスターしたようですね。
２番手出せるで様になったのはレッサーのシフトを考える上でいいように思います。

３番手は仁君でした。

まずはニヒル？な表情でリンゴを頂きます。

雲雲ちゃんのお婿さんですが、勝手な予想としては仁君が最有力かなと考えています。
マルル君は人工哺育で育ったせいか、異性への反応がイマイチ薄い感じなのですが、仁君はその辺りの反応がとてもいい感じです。

でも、個人的にはマルル君がパパになるのを期待しています。
最近、マルル君はお父さんのシンシン君と同居展示される事が多く、これはレッサー展示の常識を少々逸脱する展示でした。
これまでその意図を読もうとして分からず仕舞いだったのですが、もし、これがマルル君の経験値を上げお嫁さんをもらった時の反応を良くするための施策だったとしたら凄いなとも思います。

セオリーで行くと、まず、次シーズンの最初はマルル君＆雲雲ちゃんで様子を見て、状況次第でシーズン中、あるいは更に次のシーズン以降で仁君と交代する感じでしょうか。

ごはんを食べ終わった後は木に登りまったりの仁君。

センタードーム海獣館へ。

昨日が６歳の誕生日だったライト君。
毎度書きますが、数年前はいざ知らず２０１９年の今、ホッキョクグマを屋内展示室に封じ込むのは限界が来ていると思います。
おそらくは一般のお客さんから見ても、いまや倫理的限界点を越え心が苦しくなるレベルに達しつつあります。
どうにかしないといけないです。

コウテイペンギンのおチビちゃん・・・なかなかお顔を見せてくれません（苦笑）

今年生まれのレッサーパンダの赤ちゃんより全然体重がありますね（苦笑）
やはり皇帝を名乗るだけあって凄い鳥ですね。

再びウエルカムルーム。

麦君、可愛くアッカンベー！！

ライラちゃんも起きていました。

やはり子育てが完全に終わった今、ウエルカムルーム暮らしは単調ではあるのでしょうね・・・まあ、単調なら単調なりの生活を全うするのが野生性を有した動物ではありますが・・・。

気になっていたアジアゾウ舎の改修状況。

前回来園した時に聞いた噂では１１月中旬にオープンとのことでしたが、どうやら１１月末のオープンで決まったようです。

レッサーパンダ舎に戻ろうとするとパンダラブの桜浜ちゃんの姿が目にとまりました。

惹かれる様にパンダラブに向かうと・・・、

あばれ桜浜！！

なんだかすごい勢いでぐるんぐるん前転しながらこちらに向かってきました！！

もうギャラリー騒然＆大爆笑です！！

スタッと受け身の様なポーズで起き上がる桜浜ちゃん。

どうやらキーパーさんから新鮮な竹の葉の差し入れの時間だったようで、この受け身ポーズの後にキーパーさんのもとへ走っていきました。

さすがと言うか何と言うか・・・笑わしてもらいました！！

そして、レッサーパンダ舎に行くと・・・あばれ仁君！！

なにやら木の棒相手に格闘していました。

以前、シンシン君もよくこの様な遊びをしていましたね、他園では旭山のチャーミン君が有名。
おそらくはお嫁さんもらった時のシミレーションだと思います。

格闘の後に身だしなみを整える仁君。

今日のアドベン訪問はここで終了、１４時２０分のバスで白浜駅に向かいます。

白浜駅０番線で待機中のパンダくろしお編成。

現在は日によって違う運用に入り前日まで運用は分かりませんが、来年以降は増備され固定される運用も出てくるそうですね。

１号車　新大阪方。

２号車、３号車。

３号車、４号車。

４号車、５号車。

車内の扉も各車この様にラッピングされています。

レッサーパンダファンの特等席は３号車自由席の車端席。

白浜方面行きは１番、新大阪方面行きは１８番の席ならずっとライラちゃんと仁君を見ていられますよ（笑）