深沢温泉に行きました。「自然首都・只見から塔のへつりの旅」(2019.08・季の郷湯ら里) part1

2019/08/12 - 2019/08/13

2019年8月12日から14日､夏期休暇を利用し2泊3日で福島県只見町の深沢温泉からやはり福島県下郷町の湯野上温泉に温泉巡りの旅行に行きました。
先ずこの旅行記はその内の前編となる12日から13日の1日目から2日目の深沢温泉の模様を記します。(part1とpart2)
丁度2年前となる2017年8月に初めて訪れ今回が2度目の訪問です。
お宿は前回も今回も「季の郷湯ら里」さん。
自然豊かな広い敷地に立つ公共の一軒宿。
すぐ隣には源泉かけ流しの日帰り入浴施設の「むら湯」もあり､宿泊者はこちらも入浴可能です。
温泉に入ることがそれこそ極楽と感じる私たちにとってはもってこいのお宿です。
そしてもう1つ楽しみにしていたのが､別注になりますが夕食で提供される「馬刺し」です。
私も好物ですが､連れのぶーさんは更に好物のようで､馬刺し🎶馬刺し🎶とやかましいくらいです(笑)
part1では､チェックインして「むら湯」を含めた温泉三昧と夕食を中心に記します。
part2では､会津田島からトロッコ列車に乗って塔のへつりまでを記します。
2泊3日の旅行でしたが今回は連泊せず2泊目は湯野上温泉に宿泊し､その模様は改めて旅行記にします。
今回の深沢温泉で連れのぶーさんと50回にリーチの49回目の旅行になりました。

今回訪れたお宿：季の郷湯ら里
今回訪れた場所：会津田島､塔のへつり

エリア 只見(福島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 2.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 東武トップツアーズ

夏期休暇中の2019年8月12日､快晴とまではいかないものの天気は良好です。
バスで最寄り駅に向かうと「鉄道の高架化がはじまります」という横断幕が取り付けられていました。
完成まで10年以上かかり､遅まきながらも市民にとっては念願の高架化です。
9:33発の東武鉄道特急リバティ会津111号に乗ります。
今回も全席完売とのことでした。

昼食は予め予約をしていた駅弁を受け取り早めの11時に､いただきまーす！
こちらは私が頼んだ「五目わっぱめし」
具材に味がしっかり染み渡りとても美味しかったです。

こちらは連れのぶーさんの頼んだ「幕の内弁当」。
ぶーさんの定番です(笑)
こちらもまた旨いです。

今ではすっかり見慣れた風景ですが､今年は年末年始に川治温泉に行って以来のややご無沙汰でした。
のどかさがいいです。

特急リバティは鬼怒川温泉駅で多くの方が降り､川治湯元駅､湯西川温泉駅で残りのお客さんが大半降りて､それ以降はこんな感じでガラーンとします。
12:25ほぼ定刻に終点会津田島駅に到着です。
こちらの駅でも標高550mあります。
お迎えの車も直ぐに来てくれました。

会津田島駅から只見町にある今日宿泊するお宿「季の郷湯ら里」さんまでは車で約50分かかります。
乗車したのは私たち2人だけで､その為にわざわざ送迎していただくのも恐縮なので自ずと感謝の気持ちが芽生えます。

見覚えある景色を見ながらR289を真っ直ぐ進み､交通量も少ないからか早くお宿に到着しました。
´あ～こんな感じだったな～´
建物も懐かしい。

1F入口から正面の階段を上がり2Fフロントに向かいます。
インフォメーションを見ると客室は20部屋です。

13時半位にはチェックインできて部屋にも通していただきました。
手前から4部屋目のパークビュー和室10畳の208号室です。

部屋はオーソドックスな温泉旅館の佇まいをしていて落ち着く空間です。
湯ら里まんじゅうが美味しそうでしたが､18時からの夕食に備え今は我慢しました。

洗面台､トイレもきれいに整っています。
因みにお風呂はありません。

部屋でゆっくりする前に恒例の先ずは温泉へと向かいます。
大浴場も2Fにあり､ロビーに出て右手に進みます。
途中の通路の壁面には､景色を中心としたきれいな写真が沢山飾られています。
「恐悦至極」という看板がありましたが､正に私にとっての温泉旅行は恐悦至極です。

こちらのお宿は日帰り入浴も21時迄可能とのことで､先客がいらっしゃったのでお風呂の撮影はNG。
それでもサウナにも入りながら1時間半位大浴場で楽しみました。
部屋に戻って少し休んだ後は､前回入りそびれた日帰り温泉「むら湯」に向かいます。

敷地内にある「むら湯」は源泉かけ流しで赤褐色のお湯が特徴で内湯のみの作りになっています。
お客さんも多く湯船はまるで芋洗いのようでした(笑)
しかしいい湯を堪能しました。
入浴料は600円ですが宿泊者は無料で利用できます。

さぁ待望の夕食は18時から､レストラン「ゆきんこ」でいただきます。
もうお腹はペコペコです。

ビールで乾杯！ いただきまーす！
先ずは先付の小付四品､もろこし豆腐キャビア添えとずいきの田舎煮。
もろこし豆腐は､やさしい味でほんのりしたとうもろこしの風味にキャビアが心地よいアクセントになってます。
ずいきの煮物は､味がしっかり染み渡りビールが合います。
小付3品目ほ､鰊山椒漬け。
こちらは酒のあてです､完璧に！
早々と日本酒利き酒セットをオーダーです。

小付4品目は､アスパラたらこソース掛け。
フレッシュなアスパラにたらこソースの相性が抜群です。
刺身は2品で､上の写真が岩魚のカルパッチョ。
このような食べ方があるんですね！そしてこれも合います！
美味しかったです。

窓側の景色を見ながら美味しい料理に舌鼓をうちます。
利き酒セットは､花泉､会津､国権､男山の4種。
やっぱり南会津に来たら外せません！

刺身のもう1品は､櫻刺し。
ランクアップするとこの馬刺しが食べられます！
連れのぶーさんの大好物です。
トロッとして味わい深く､濃いですね。
確かに癖になる旨味です。

お椀で出てきたのは煮物。
お平という只見町に伝わる郷土料理で､やさしい味でどこか懐かしさを感じる美味しい煮物です。

蒸しものは､冷製茶碗蒸し。
こちらはしっかりとした味付けで出汁の旨さが全体をまとめあげています。

陶板は､牛カルビのすき焼きです。
アツアツを美味しくいただきました。

焼き物は､岩魚の塩焼きに地鶏の塩焼き。
岩魚はホクホクして､地鶏は柔らかく共に美味しく満足です。
食事の､蕎麦もコシがあって旨かった。

食事はご飯もあり､量的にも言うことありません。
只見産こしひかりで炊いた七目おこわに味噌汁。
旨いですね～。
もう一膳くらいいけますね～。

デザートは､オレンジとパイナップルにあんこをくるんだ和菓子。
和菓子はツルッとして美味しい～。
ふ～食べたっ！ ごちそうさまでした ！

こちらは広く解放感があるロビーです。
食後の小休止をしました。

アート作品の陳列､地酒の紹介や隣の新潟県三条市までのR289(八十里越え)の案内も展示されていました。
コーヒーは自販機で1杯100円で飲むことができます。

満腹状態のお腹も少し落ち着いた21時過ぎ､2度目の大浴場に向かいます。
男湯は「季の湯」､女湯は「郷の湯」です。
泉質はナトリウム塩化物・硫酸塩泉です。
加温､加水に循環濾過装置､塩素系薬剤を使用しています。

お客さんは意外にも１人もおらず贅沢に独占しました。
こちらは内湯です。

内湯の大浴場の正面には左手が水風呂､右手がジャグジーになっています。

水風呂､ジャグジーの裏側には10個の洗い場があり､サウナの脇には更にシャワーが2つ備わっています。
温泉旅館のサウナというと極狭の形だけのものが多かったりしますが､スペースは確保され時間も10時から24時迄と長く営業されています。

大浴場全体にゆとりがありガラス張りの面が多く明るく解放感があります。

小さめな´スーパー銭湯´のような趣があり楽しくてつい長湯になってしまいます。

こちらは露天風呂です。
解放感抜群で気持ちがいいです。
真っ暗な中随所にライトアップされた露天は昼間とは別の温泉のような感じです。

静寂な中で入る露天風呂はまた格別です。
´無´の境地になったり､思い巡らしたり､とてもいい時間を過ごすことができました。

大浴場向かいの湯上がり休憩室「しゃくなげ」にはマッサージ機にテレビもあります。
夜も更けて22時をまわっていました。
さぁ､また明朝入ろう！
part2に続きます。