一度来たかった八雲町の落部(おとしべ)の銀婚湯に、札幌に襲来する嵐を避けてきました。天気予報は命に係わる大雪と大騒ぎでしたが、それは道北の日本海側のこと。雪は降って風も強かったですが、覚悟したほどでもなく銀婚湯にたどり着きました。<br />二日目は森町と大沼公園を通って函館湯の川温泉に行きます。<br />

嵐を避けたら、冬の嵐に遭遇…。2.湯の川温泉への道

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2019/11/15 - 2019/11/15

33位(同エリア322件中)

エリア

湯の川温泉(北海道)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.0

グルメ: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 高速・路線バスレンタカー JR特急徒歩

朝の暗いうちに風呂に入ったら、露天風呂の紅葉の隙間から丸い月が見えました。
朝まで降っていた雪と紅葉、月の光が映えて綺麗でした。
昨日は火が着いてなかったけど、今日は薪ストーブがいい感じです。
今朝の雪景色はこんな感じ。
昨日の景色と比べてみてください。
朝食は優しい感じの物ばかり、このほかに焼き魚が付きました。
何やら書いてあって。
これが「みみのり」おいしくいただきました。おかずもどれもおいしくご飯お替りです。
チェックアウトは嫁に任して、もう一度温泉周りを見るとこんなのがありました。
今更入るキはないけど、キの丸太で作ってます。この温泉、こうしたアイテムがやるキ満々です。実にキの多い温泉でした。
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シャーベット状の雪の道を森駅まで進みます。レンタカーを借りた理由のその2。森駅で「いかめし」を買うこと。

森駅 (北海道) 駅
駅の中はこんなんでした。

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最初は製造元で購入しようと思っていたのですが、直前の情報で製造元の阿部商店では現在販売していないとの事。降りしきる雪の中、森駅前のこちら柴田商店で買います。
https://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010502/1002140/

柴田商店グルメ・レストラン
これもお土産にしました。結構うまい。おすすめです、嵩張るけど…。
中はこんなんで、イカの形らしいのですが判然としません。
ここで旅行貯金。
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さて、レンタカーを借りた一番の理由と言っても良い大沼公園駅に来ました。
ここで車は返しますが、まだ引き取りに来てくれません。ここでもスッタモンダがあったのですが、今度は逆にお世話になりました。レンタカー屋さんありがとう。

大沼公園に来た理由、この「沼の屋」です。
http://www.hakonavi.ne.jp/oonuma/numanoya.html

大沼公園駅駅
それはここでしか売っていない大沼だんごを食べること。列車の途中下車では時間が余り過ぎます。
店内で食べれるのです。
以前は特急の車内販売で買えましたが、廃止になったので買えません。この時も頻度は電話で予約して、列車のデッキまで届けてくれませんかとお願いしましたが、色々トラブルがあるので、お断りしてますとの事。
http://www.hakonavi.ne.jp/oonuma/numanoya.html
食べ終えて駅に向かいます。と言ってもすぐ前ですが。
身なり物腰からして台湾系の観光客たちが、雪に燥いでおります。
以前はSL大沼号が走っていましたが、2014年で諸般と大人の事情により廃止になりました。
この時の機関車C11 207は可哀そうに売られてしまい、「SL大樹」となっているはずです。なんだか貧乏な家から出された子のようで不憫です。

この列車は、昨日札幌から八雲まで乗ってきた「スーパー北斗6号」です。6分遅延しています。
函館運輸所には、雪を被りながら特急車両が休んでいまし。
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函館駅にはキハ40のラッピング車、北海道の恵みシリーズで道南海の恵み号が待っていました。発車時刻は過ぎているけど、スーパー北斗の遅延に合わせて待っていました。

函館駅駅
このほかに「道北流氷の恵み」「道東森の恵み」がある様で、この列車は森行普通列車です。
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簡単に「いかめし」を摘まんで昼を済まそうとしたのですが、嫁が納得しません。
函館駅の構内には手ごろなものがなく、時間帯的に混んでいます。
そこで訝る眼嫁を引き連れて、駅前の道路を挟み二、三年前からから営業している回転すしへ。
札幌駅ステラプレイスにもこの「根室花まる」はありますが、開店と同時に30分から1時間待ち。函館のこの店は待ち時間ゼロで入れます。あまり知られていないのです。
このビルは現在はキラリスビルと言って2016年頃に建ちました。と言うのは前身のWAKOビルがスッタモンダの末2013年頃に解体され、やっとこ複合ビルとして再開発されたのです。このWAKOビルには鉄道博物館と言うのがあって、思い出深いビルなのです。

回転寿司根室花まるキラリス函館店グルメ・レストラン
函館戦争(戊辰戦争)終結150年の、市立函館博物館ポスターがありました。
ホテルのチェックインにはまだ時間があるので、このビルの3階の体験施設に行きます。3階がみらい館、4階がキッズ館。
入館料は300円。はこだて未来大学のバックアップがあるようです。
縦2.4m　横14.4mのメディアウォールと呼ばれるスクリーン。大量のイカが手に持った反射板の操作で集まったりします。
最後は大王イカが登場して以下(イカ)終了。

函館の観光スポットをイカとめぐるアニメ。結構面白かったです。
これは個人のコレクターから寄贈されたもののようですが、故障中。
窓からこんな景色が見られます。H5系スタイルのタクシーが通りかかったのですが写真撮れず。
この自販機、よく見ると15時から云々との張り紙があります。
なるほど入館料でフリードリンクって…。300円元取ろうかと思いましたが、もうホテルに行きます。
面白そうな漫画もある。
列車の時間待ちに利用するにはちょうど良いかと思います。300円の有料だけど…。
函館市電で湯川温泉まで向かいます。車内は激込みではないにしても座れません。
なんか女性比率が高い。
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ホテルは「はなびしホテル」。ホテルの写真は撮ってません。ホテルは嫁が探して予約しました。以前から旅行で私が決めたホテルは気に入らないらしく、ちょこちょこ揉めたので今度は嫁に決めさせました。
処で市電から女性軍がぞソロゾロとおりてこのホテルに吸い込まれます。結局良く判らなかったのですが、何かのバンドのファンの集いがあったらしく、女性が一杯。このため、夕食(食堂でテーブル配膳)や朝食(バイキング)は姦しかったですが、男風呂はスカスカでした。のんびりと入れました。
ホテルの前に郵便局があるので先に旅行貯金。

湯の川温泉花びしホテル宿・ホテル
新幹線H5系カラーのバスが通りました。木古内町のバスでした。

ホテルの部屋から撮影。
まあ普通の値段でこの広さなら了解です。掃除も行き届いているし。
洗面。
内風呂。
アメニティ。
さて、散歩に出かけます。早速、イカのお出迎え。今年も不漁だそうです。
市電、終着「湯川駅」方向に歩きます。
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さて、たどり着いたのが「湯の倉神社」。
以前からこの前は良く通るのですが、お参りしたことはありませんでした。

湯倉神社寺・神社・教会
手水舎で清めます。
お水は亀さんが出してました。

戊辰戦争終結150年、以前から市内各所にこのような案内板があります。
この記録によると、湯川は野戦病院になっていたようだ。
七五三をやってました。
平成26年に設けられた「なでうさぎ神兎」。
御祭神の大己貴神（大国主神）がウサギと縁が深いから設けたとのこと。
詳しくはこちらにムニャムニュ。
御神輿。開運小槌とか健康・諸願成就小槌がありました。
健康長寿小槌は身体堅固を祈念しながら、体の気になる箇所を小槌で撫でろとの事。一番悪いとこと言うことで、危うく嫁に頭を叩かれそうになります。
七五三のお参りをおえて、小さいお友達は駐車場のほうに帰っていきました。
豊受稲荷神社。
嫁はまたもや大吉のイカス神籤を釣り上げて悦に入っております。
ここから湯が自噴していたらしいです。
かっては、箱館戦争時に旧幕府軍の榎本武揚がこの温泉で傷病兵を治療させ、また榎本自身も入湯していたとのこと。

次に行くところはバスで向かいます。
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着いたところが香雪園。見晴公園と併設で国指定文化財庭園の庭。
先週まで紅葉のライトアップをしていたらしい。
現在16時20分です。

見晴公園(香雪園) 公園・植物園
ピークは過ぎたらしいですが、まだ綺麗。
雪とのコントラストが良いではありませんか。写真の腕とカメラが良ければもっといい感じになりますが。
赤い紅葉のじゅうたんや。
事務所で地図をもらったら5時で園亭は閉めるとのこと。
急ぎます。
雪をかぶった園亭が見えてきました。
5時に閉めますと言っても、誰かいるわけでなく勝手に入って勝手に出ていくだけ。
フラッシュで撮影しました。
欄間とかいい感じなんだけど、うまく映らない

カメラだと見た目以上に明るく映る。
トイレもあります。
結婚式とか茶会とか開かれているようです。
窓枠も凝ってはる。
この園亭と香雪園、函館の呉服商をやっていた岩船峯次郎とゆう人が明治末期から作って市に寄贈したとか。
園路を辿って崖下の池に行きます。
蛍池と言うところ。
もうウン十年もの昔、北海道ホタルの会と言うのがあって函館で全道大会を開きました。ここにも見学に来たのを薄っすらと覚えています。いかんせん、真夏の暑い日だったしまだホタル出てなかったし。
戻り路は園亭をまわりこんで。葉っぱが落ちたおかげで趣がある眺めが。
芝生広場とのことだが、雪の白さが目立つのみ。
園内は街路灯もなく真っ暗。
しばらくぶりに函館駅から市電に乗って眺めてきた函館市街は、以前にもまして不景気なようだった。イカは取れないし、観光客は横ばい。
来年はソコ明るい話題を望みます。
やがて帳が降りて、写真も限界になった。16時40分ごろ。この後真っ暗な園内を抜けてバス停まで戻り、ホテルに帰りました。