鴨川_Kamogawa　関東のコスタ・デル・ソル！都心から1時間半のシーパラダイス

2018/12/07 - 2018/12/08

千葉県南部、南房総の市である鴨川を訪れました。南房総の観光都市として知られ、海岸部は南房総国定公園に指定されています。
★オーシャンビューの温泉旅館に泊まり、夕朝ともに南房総の海鮮尽くし。
★鴨川カントリークラブに鴨川シーワールド、これぞ鴨川といったレジャーを満喫。

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎伊勢海老
◎常総和牛
◎金目鯛
◎鮑
◎なめろう

エリア 鴨川(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

私たちはいつも、ゴルフと言えばプレーフィーも手ごろな栃木方面が多いのですが、12月ともなるとなるべく寒さを避け千葉・伊豆方面になります。今回は千葉南房総の鴨川方面へ。東京湾アクアライン。

房総半島を横切り、鴨川市に入ります。霞が細くたなびきたる山の風景。

「鴨川カントリークラブ」に到着。

開場は1991年、バブル期にオープンしたリゾート型ゴルフ場ですね。

丘陵にありながら比較的フラットなコースです。

ランチは、お隣勝浦の名物「勝浦タンタンメン」。

曇り空ながら温暖な南房総の気候のおかげもあり、存分に楽しむことが出来ました。

さて、ゴルフの後は鴨川のオーシャンフロントに建つ「房総鴨川温泉　是空」へ。

鴨川温泉郷の宿です。鴨川ということであれば小湊温泉も考えましたが、小湊は既に2度ほど泊まっているので今回はこちらに。

小湊の旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11083033

鴨川温泉「なぎさの湯」は、10kmほど離れた鉱泉を引いているとのことなので、自家源泉というわけではありません。

”磯の宿そとぼう”が”是空”として2014年4月にリニューアルオープンしました。

リニューアル後の年数も浅いので、新しくてきれいです。落ち着いた雰囲気のエントランス。

リノベーションされた明るい客室。

水回りも和モダンですっきり。

木を多用し温かみのある和モダンなラウンジ。

チェックイン後、さっそく温泉へ。

清潔な脱衣所は気持ちいいですね。飲料水やアメニティもバッチリ。

「岩音の湯」。暗くて見えませんが、外は海岸の岩場。

こちらは「貸切露天風呂 なぶとの湯」。一旦、玄関から出て少し離れのテラスにある風呂。

源泉掛け流しでなく循環なので泉質はまぁアレですが、眺望と波の音は良い雰囲気です。暗いと海も良く見えないので翌朝もう一度…ですね。

温泉の後は夕食へ。

御覧のような、落ち着いた雰囲気の個室です。

ゆっくりと温泉に浸かったので、冷たいビールが美味い！

前菜。右から、柿とバター博多、秋味幽庵焼、鶏松風、蟹と占地の菊花和え、栗の渋皮煮。

焼物。栄螺壺焼き。

造里。伊勢海老船盛里。

煮物。巻湯葉炊合せ。

揚物。帆立貝蓑揚げ カレー塩。

冷酒は地元鴨川の亀田酒造「寿萬亀」。

台の物。鮑の踊り焼。

または、常総和牛ステーキ。

私はステーキ、妻は鮑を選択。

強肴。房総金目鯛姿煮。

日本酒追加は勝浦の「腰古井」。

食事。地元郷土料理のまご茶漬け 鰹出汁、地魚なめろう、鴨川産新米。

まご茶漬け。

水菓子。ティラミス（かじっちゃいましたが）、洋梨のコンポート。カフェで締めます。
南房総の海の幸づくしの豪華なディナーでした。

翌朝…客室からの眺望。この宿は全室オーシャンビューだそうです。

朝は昨夜とは異なる風呂へ。「波音の湯」。

そして、再度「なぶとの湯」へ。

大海原を眺めるには、やはり明るい時間帯に入るべきですね。初冬の透き通る冷たい空気の向こうに果てしない水平線…その雄大さに心癒されます。太陽は出ていませんが、南房総の海岸線はまさに関東のコスタ・デル・ソル。

朝食も豪華。

伊勢海老の味噌汁まで付いて。

ドリンクバー。

食後のカフェと…

デザートまで。いやいや…夕朝ともに食事は素晴らしかった。

食後は少しラウンジで休憩。
スタッフの対応も気持ちよく、良い宿でした。

ラウンジのテラスから望む太平洋。

さて、チェックアウト後に向かったのは、「鴨川シーワールド」。

1970年に開館した全国でも屈指の水族館です。今まで候補には上がるものの何となく行きそびれていましたので、今回鴨川に泊まるのを機に訪問してみました。

まず迎えてくれるのがウミガメの浜。

アオウミガメにアカウミガメ。

ショーや餌やりタイムも色々ありますので、スケジュールを確認して回り方を決めると良いです。

定番のアシカパフォーマンスから。

日本は”水族館大国”と呼ばれるほど、単位人口当たりの水族館の数が世界一多いそうです。

四方を海に囲まれた日本は、やはり海への執着が強いのでしょうか。

笑うアザラシくん。

こちらはトドの餌やりタイム。巨大。

ペンギン館。キングペンギンでかいです。

泳ぐ姿がなんと愛らしい。

まるまる太ったアザラシも愛嬌抜群。

セイウチ、すごい牙。

つるつるの艶っぽいイルカ。

近づいてきてくれました。

ごろごろアザラシ、なぜか斜め。

そして、鴨川シーワールドといえば、なんと言ってもシャチですよね。

シャチが見れる水族館は、国内ではココと名古屋港水族館だけだそうです。

シャチは、海洋生物の食物連鎖の頂点に君臨する生き物です。

そんな危険な生き物を、良く手なづけようなどど思ったものです。

豪快な宙返りボールキック。

その巨体をものともしない豪快なジャンプ。

その巨体ゆえに…

着水時の水しぶきは…

半端ないです…

最前列はご注意を。

海のギャングもここでは従順。

もちろん水族館もあります。ショーの合間に。

ヒョウモンオトメエイ。

まだこどものウミガメ。

ハリセンボン。

カクレクマノミ。

ベルーガのショー。

ベルーガの出す超音波を、別のディスプレイにて波形で可視化する演出等もあり。

最後は、王道のイルカショー。

力強く俊敏なイルカの躍動感と迫力は、やはり海獣ショーの頂点といえると思います。

そのスピードと高さには感嘆せざるを得ません。

しかし、こういったイルカなどのショーは課題を抱えています。

2015年に、JAZA（日本動物園水族館協会）が「追い込み漁によるイルカの入手禁止」を決めました。

イルカの追い込み漁を理由に、WAZA（世界動物園水族館協会）から除名を迫られたJAZAは、WAZAに残るため上記の禁止を決めたそうです。

そうすると、イルカは捕獲でなく繁殖で増やさなくてはならないので、繁殖インフラを持たない水族館はショーを維持できず、追い込み漁のイルカを買うためJAZAを脱退する水族館が出ているとのこと。（鴨川シーワールドは繁殖を推進）

欧米では動物愛護の潮流で、アメリカの「シーワールド」で目玉だったシャチのショー・繁殖・飼育を廃止などの動きがあります。

水族館・動物園大国である日本にとっても、世界の潮流によってはこれから更に大きな課題になっていくかもしれませんね。人間と動物の双方にとってWIN-WINの関係であって欲しいものです。

ペリカンの餌やりタイム。

なんともファニーな姿をした鳥です。

クラゲ。

ウツボ。

カニ。

シーワールドですが淡水の清流の魚や…

…カエルまで居ます。餌やりタイム。

思ったより多種多様で楽しめる水族館でした。なんといっても関東でシャチが見れるのはここだけですし。

シーワールドを後にし、南房総の締めとして鴨川の食堂「まるよ」西条店へ。

ネットで見るとけっこうな人気店の様ですが、平日の夕方ということで比較的空いていました。

トロと赤身が豪快に盛られた「鉄華丼」、これはすごい。マグロ大好きの妻興奮。

私はというと、前日から海鮮づくしでしたので、ついつい「カレーラーメン」なるものを選んでしまいました。結構スパイシーで美味かったですよ。腹いっぱいになり、鴨川を後にします。
寒い季節は比較的温暖で魚介が美味しい南房総はやはり外せません（春夏ももちろん良いのですが）。あとは、小湊温泉・鴨川温泉といった温泉はあるものの、良質な温泉が少ないのが惜しいところです。