秋を彩る会津10景の旅 1日目

2019/11/06 - 2019/11/07

某旅行会社のツアーで「秋を彩る会津１０の名所へ」ふくしま秋のハーモニー２日間に行ってきました。

ツアーのコースは次の通りです。
１日目：東京駅＝東北新幹線＝新白河-①南湖公園-会津柳津-②只見線-会津宮下-③道の駅・尾瀬街道みしま宿-④福満虚空蔵菩薩圓蔵寺-（宿）アクティブリゾーツ裏磐梯

２日目：（宿）-⑤五色沼・毘沙門沼-⑥檜原湖-⑦土津神社-⑧新宮熊野神社・長床-⑨鶴ヶ城公園-⑩大内宿-郡山＝東北新幹線＝東京駅

エリア 只見(福島)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

新白河駅でお出迎えの「しらかわん」

この日は、8:50に東京駅日本橋口に集合。
9:16発なすの255号に乗車、新白河駅10:40着。

新白河駅 駅

新白河駅前に建つ松尾芭蕉の像

新白河駅前の駐車場

ツアー参加者は118名、バス3台。
2日間で会津10か所の名所を巡ります。

国指定史跡・名勝「南湖公園」　10:50頃

まず最初の名所は南湖公園、新白河駅から直ぐ。

寛政の改革で知られる名君・松平定信によって1801年に築造された日本最古といわれる「公園」。
公園は小径に囲まれており湖の周りを一周することも出来ます。

南湖公園 公園・植物園

南湖公園　松平定信像

松平定信（徳川吉宗の孫）は26歳で白河藩主になりました。
天明の大飢饉から領民を救うため、自ら率先して倹約につとめ、迅速に食糧救済措置を行ったため、白河藩からは飢饉による死者を一人も出さなかったと伝えられており、今でもその伝統と精神がこの地に宿っているそうです。
松平定信は、この公園において、身分の差を越え誰もが憩える「士民共楽」という理念を掲げ、塀がなく、いつでも誰もが訪れることのできる地を造り、
「共楽亭」という茶室を建てて、庶民と楽しみを共にしたと伝えられるそうです。

南湖公園 公園・植物園

南湖神社　楽翁（松平定信）公像

平成13年に南湖神社創建80周年、南湖公園開園200周年記念の整備事業でここに移設されたもの。

大正11年に建立、祭神は松平定信。

南湖神社 寺・神社・教会

南湖神社

春になると参道を美しく彩る「楽翁桜」が見事だそうです。
境内には、定信ゆかりの茶室「松風亭蘿月庵」があります。

南湖神社 寺・神社・教会

南湖神社

大正11年、渋沢栄一の援助のもと建立。
祭神は松平定信公。
境内には定信の遺品、渋沢翁の書を収めた「南湖神社宝物館」があります。

南湖公園　翠楽苑の紅葉

時間がないので入口で失礼しました。
ここから只見線に乗車するため1時間以上バスで走る間に、
オプションで事前に注文しておいた弁当をいただきました。

只見線　会津柳津駅　13:38頃

乗車時間まで30分近く余裕がありますが,
駅の周りで待つのみです。

会津柳津駅 駅

只見線　会津柳津駅に展示されているSL　C11245

昭和18年6月～昭和48年11月まで30年半にわたり、
大館・秋田・青森機関区、会津若松運転区で運用されていたもの。

会津柳津駅 駅

只見線　会津柳津駅

ここは、赤べこ発祥の地です。
説明は、後程、園蔵寺で。

会津柳津駅 駅

只見線　会津柳津駅のホーム

只見線は、福島県会津若松駅から新潟県小出駅まで36駅、135.2kmを結びます。
秋の紅葉と渓谷のコラボレーション、水墨画のような雪景色は必見とされ、全国各地から多くのカメラマンが訪れるそうです。
車窓からの景色だけでなく、その絶景と只見線を一緒に望むことが出来ます。

只見線　会津柳津駅　　14:07発の列車が入線

5駅隣りの会津宮下駅まで20分余りのローカル線乗車です。
只見川に沿って走る車窓を楽しめるとのことでしたが、
思っていたほど景色は楽しめませんでした。

会津柳津駅 駅

只見線　会津宮下駅　14:30着

列車が走り出すのを見送ります。

会津宮下駅 駅

会津宮下駅に掛かっていた絵「てわっさの里みやした」

奥会津三島町「工人（こうじん）郷」
ここ三島町では、６月に「ふるさと会津工人まつり」が行われ、
全国各地から工人（手作りによる物づくりをする人）が集まるイベントがあるそうです。

会津宮下駅 駅

只見線　会津宮下駅

我々ツアー客以外には、外国からの観光客を含め数名の人が下車されていたようです。

会津宮下駅 駅

道の駅・尾瀬街道みしま宿　14:44頃到着

道の駅 尾瀬街道みしま宿 道の駅

奥会津　三島町　只見川に架かる歳時記橋

道の駅・尾瀬街道みしま宿の裏側からの眺め
只見川の奥に見える「大山ふるさとの山」には約８haにわたるカタクリの群生地があるそうです。

只見川ビューポイント遊歩道案内図

展望台は4か所あり
一番近くまでは徒歩3分、二番目までは徒歩5分、
三番目までは徒歩13分、四番目までは徒歩15分ほど山道を登ります。

只見川ビューポイント遊歩道入口

あまり時間もないので一番近い展望台まで行ってみます。

奥会津　三島町　第一只見川橋梁ビューポイントからの眺め

列車の本数も少ないので、
第一只見川橋梁を列車が走る写真を撮るのは大変ですね。

道の駅・尾瀬街道みしま宿　展示されていた冬景色

この写真を撮られた人は極寒の中で頑張ったのでしょうね。

道の駅 尾瀬街道みしま宿 道の駅

道の駅・尾瀬街道みしま宿

地場産の野菜や民芸品なども売られていました。

道の駅 尾瀬街道みしま宿 道の駅

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　15:35頃到着

本堂まで110余段の石段が続きます。
足腰の悪い人にはなかなかキツイですね。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　仁王門（南山門）

仁王門の前の紅葉はまだ色付き始め。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　仁王門の仁王像

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　仁王門の上の石段

まだ30段ほど残っています。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　鐘楼

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　境内の牛

丑寅年生まれの守本尊だけあって、境内には大きな牛と寅が並びます。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　境内の寅

大人しそうな寅ですね。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　境内の赤べこ「あいちゃん」

「赤べこ伝説」の説明
今から400年前、会津地方で大地震があり、ここ柳津町の圓蔵寺も大きな被害を受けたため、大きな岩の上に再建することとなりましたが、大きな材木などを運ぶのに困っていたところ、赤牛の群れが現れ材木運びを手伝ってくれて、無事に圓蔵寺が完成。その赤牛の力強さにあやかり、今は会津を代表する郷土玩具「赤べこ」となり、幸せを運ぶ牛、子供たちの守り神として愛されています。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　水屋

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　撫で牛

参拝者の願いが込められた分、牛の体が光っています。
頭が光っているかと思ったのですが、顔が一番？

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　開運撫で牛

この牛を撫でると福と知の無限の御利益があり運が開けると書かれていました。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　菊光堂（本堂）

大同2年(807)に徳一大師によって開創されたと伝えられ、本尊の福満虚空蔵菩薩は弘法大師の作と伝えられます。
日本三大虚空蔵菩薩のひとつとされ、丑寅年生まれの守本尊として知られます。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　菊光堂（本堂）の見事な彫刻

正月7日には、県十大祭りのひとつとされる奇祭・七日堂裸まいりが行われ、
下帯び一つの男たちが、菊光堂に下げられた綱をよじ登り、大鰐口を目指します。
民衆の力で只見川に潜む竜神を追い払ったという伝説に因んでいるそうです。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　菊光堂（本堂）の裏側

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　菊光堂（本堂）の裏側に奉納された寅の額

会津芦ノ牧温泉　虎屋が奉納したもののようです。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　北山門

ここは通行止めとなっています。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　本堂から眺める只見川

川の中には巨石が並びます。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　本堂から眺める紅葉

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　境内の紅葉

会津の紅葉は、例年より1週間ほど遅いとか。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　境内の紅葉

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　銀杏の落ち葉に彩られる人形塚

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　境内の紅葉

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　奥の院へと続く道の紅葉

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　石段脇にある会津やないず温泉

玉石のところから温泉が湧いています。
昭和62年に圓蔵寺の境内で温泉掘削したところ、地下100mから温泉が出たそうです。
かつて圓蔵寺の宿坊であった町は、この温泉を引き湯して温泉旅館が並びます。

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺

険しい崖の上に建っています。
これは、赤牛の助けがなくては、再建は難しかったことでしょうね。

寺の前にはバスを駐車できないので、少し離れた場所から迎えに来ました。

福満虚空蔵菩薩圓蔵寺　16:20頃

1日目の予定は、ほぼ時間通りに進み、今宵の宿へ移動します。
宿までの所要時間は1時間弱、17:15頃に到着しました。
17:30から夕食となり、ちょっと慌ただしかったです。
この日の宿は、我々のツアーを含め、バス9台の人が利用されており、
食事の時間は到着順に割り振られたとか。
夕食が早く済んだ分、早く就寝することができました。

（2日目につづく）

福満虚空尊　圓藏寺 紅葉