円山動物園 ひ孫が出来てもココちゃんは円山のエース！！ 彼女が元気だと放飼場が明るくなります

2019/11/04 - 2019/11/04

北海道遠征最終日となる今日はもちろん札幌市円山動物園です。

鹿児島に移動するシンリンオオカミのショウ君の円山最後の週末であることを除くと全く日常運転の円山で、レッサーパンダ舎も平常通りに淡々と時が流れていました。
そんな中で珍しくほとんどお昼寝することなく元気に活動していたココちゃんの愛らしさが際立っていました。
孫ができ、ひ孫ができても揺るがない圧倒的存在感・・・さすが円山のファーストパンダです。

表紙はそんな”でんぐりココちゃん”・・・ね、圧倒的に可愛いでしょ！！


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 札幌(北海道)

北海道遠征最終日はもちろん安定の円山動物園です。
地下鉄円山公園駅から徒歩で原生林を抜け１５分ほどで到着です。

円山動物園の入園料は大人６００円、年間パスは１０００円ですが、近い将来、大人８００円、年パス２０００円への値上げが検討されています。
値上げと言っても欧米の動物園と比べるとまだまだ安く、逆にこれまでが安すぎたんだと思っています。
個札、年パスは値上げして、例えば家族は割り引く様な方向に進めばいいなと思います。

入園後、まずはアジアゾウ舎へ。

前回訪問時はアジアゾウのみんなはもう来札していましたが、まだ来園から日も浅く「暖かい晴れの日には時々訓練がてら出てくることがある」と言う時期の冬の寒い曇りの日で、その時は会う事が出来なかったんですよね。

円山動物園にはミャンマーから4頭のゾウさんがやって来てくれました。

右がシュティンちゃん、真ん中がパールちゃん、そして、右がニャインちゃんだと思います。
シュティンちゃんとニャインちゃんは母娘です。

6歳のニャインちゃん・・・可愛いです。
アジアゾウに詳しくはないですが円山の3頭は全体的に小柄に見えたのですが・・・放飼場の大きさによる遠近感の問題かな？

年齢的には女の子が29歳、16歳、7歳、そして、男の子のシーシャ君が11歳となかなかいいバランスだと思います。

そして、レッサーパンダ舎へ。

着いた時はまだ屋外放飼場にはレッサーはでていませんでした。
屋内ガラス張りの展示場にはギンちゃんと円実ちゃん母娘がいて、屋外放飼のスタンバイをしていました。

10時20分頃から屋外放飼開始です。

まずは園路向かって右側（ユキヒョウ側）放飼場にエイタ君が出て来ました。

そして、左のメイン放飼場にギンちゃん、

そして、円実ちゃん。

円実ちゃんももう３歳なんですね。
昨年あたりから独り立ちの話もちらほら聞かれてはいましたが、引き続きママと同居です。
まあ、現況では円実ちゃんとペアリングさせれる男の子はマルズにはいないですし、今、敢えて独り立ちをさせる事も現段階ではないと言う判断なのでしょうね。

そして、真ん中の放飼場にはココちゃんが出て来ました。

円山のファーストパンダ、ギンちゃんのお母さんにして、円実ちゃんのお祖母ちゃん・・・レッサーファンから絶大な人気を誇るココちゃんなのです。

虫歯治療のために多くの奥歯を抜歯しているココちゃん。
朝ごはんのメニューも竹の葉とリンゴではなく、竹の葉入りドロドロご飯とブドウです。

キーパーさんの手からブドウをもらうココちゃん。
落ち着いた態度と視線からキーパーさんへの信頼が感じられますね。

円山では正番、代番の様な考えを変えて、複数のキーパーさんによるシフト制を敷いているそうです。
レッサーパンダは基本2人のキーパーさんによるシフトで、もちろん、キーパーさんは他の動物種も合わせて担当されています。

屋内展示室にはセイタ君。

14歳と高齢期を迎えるセイタ君の為に少しだけバリアフリーが施され、アスレチックからハシゴ？の渡木が太くなり固定されていました。

こちらの縄も運動神経があまりよくない（失礼）セイタ君の転落防止のために設置されたとの事。

そんな縄の余り代をガジガジするセイタ君・・・ちょっとしたエンリッチメントの役目もありますね（笑）

再び屋外放飼場のココちゃん。

ココちゃんは先日、麻酔下で健康診断を受けたそうで、既往症の歯や尿漏れ以外に大きな問題はなかったとのことでした。
また、合わせてお尻の毛剃りも行ったそうですが、毛剃りだけなら無麻酔でも出来るそうです。

ギンちゃん。

昨シーズンはエイタ君とのペアリングも噂されていましたが結局は見送り・・・今シーズンはどうなのかな？
メジャー血統同士なのでなかなか難しいとは思いますが、もう１度くらいはギンちゃんのママ姿を見たいものです。

円実ちゃん。

なんか一時期はビックリするほどエイタパパに似ている感じだった円実ちゃんですが最近は少し女の子らしくなってきたかな？

う～ん、でもやっぱりパパ似だね！！

エイタ君。

今日、撮影と言う意味では一番苦労したのがエイタ君でした。
いいポーズの時は正面におれず、ここぞと言う場所に陣取った時はお顔を向けてくれず（苦笑）
まあ、動物園巡りしてるとそんな日もありますよね。

そんなエイタ君をガラス越しに見つめるシジムちゃん。

シジムちゃんもアクバル君もけっこうレッサーの様子を見ていること多いですよね。

シジムちゃん繋がりで寒帯館へ。

アムールトラのアイちゃんは屋内でのんびり。
以前の目力が戻っていてとても嬉しいです。

シンリンオオカミ舎。

メイン放飼場には明後日に鹿児島市平川動物公園に移動となるショウ君。

ついに一匹になってしまうお父さんのジェイ君。

キナコちゃん、ルーク君、ユウキ君もいた頃が懐かしいです・・・円山ではジェイ君の飼育をもってシンリンオオカミの飼育は終了する予定です。

あちら向きで寛いながらもお客さんが通るとチラリと視線をくれるデナリ君。

さすがです（笑）

ララちゃんは左足の跛行と、後に確認された自傷によると思われる傷により展示が中止されていました。

現在、抗生剤や向精神薬の投薬を受けているようです。

新ホッキョクグマ館にはリラちゃん。

ここに来る度に思うのですが、マニトバ基準を満たした素晴らしい施設なのですがどうもせっかくの広い放飼場を上手く使えてないように感じるんですよね。

完全にララお母さんからの独り立ちを果たしたリラちゃん。
おチビの頃は本当にやんちゃで危なっかしい娘さんでした（苦笑）がずいぶん落ち着いてきた様ですね。

マルズの次の課題はリラちゃんの旦那さんを海外から連れてくることですね。

ユキヒョウ予備放飼場からやはりレッサーパンダ舎方向を覗くアクバル君。

そうそう、昨日、旭山でお孫ちゃんに会ってきたよ！！

レッサーパンダ舎に戻ると・・・。

でんぐりココちゃん！！
超キュート！！

円山には５匹のレッサーパンダがいて、全員がスター級のパンダな訳ですが、やはり、どうしてもココちゃんに目が向いてしまう自分がいます。
円山レッサーの祖であると言う事実以上の存在感の大きさがココちゃんには備わっていますよね。
今年、浜松でひ孫が誕生したココちゃんですがまだまだ円山レッサーのエースの座は譲りません。

今日はお昼寝の時間が短く常に活動的だったココちゃん。

ココちゃんが元気だと放飼場がパッと明るくなります。

メイン放飼場では離合するギンちゃん＆円実ちゃん。

そして、ギンママを追尾する円実ちゃん。

ギンちゃん。

先ほども少し書きましたが、そろそろ子離れして（実際には飼育の都合上同居しているだけで精神的な子離れは完了済だと思いますが）、再びエイタ君とのペアリングを行ってもいい時期だと思うのです。

現在、５匹が暮らす円山レッサーズですが実は円山所属のレッサーはギンちゃん１匹だけ。
ギンちゃんとエイタ君の次の子は円山所属になるはずで、そう言った意味からもギンちゃんのペアリングは円山にとって重大事だと思うのですが・・・。

円実ちゃんの将来も気になりますね。

いずれどこかの園に出ることになるとは思うのですが、メジャー血統だけにペアリング相手はなかなか決まらないかもしれませんね。

エイタ君。

久しぶりにギンちゃんとの２ショット見たいなぁ。

屋内のセイタ君も今日はとってもアクティブ。

ファンとしてはいずれココちゃんとセイタ君の同居なんてのも見てみたいのですが・・・なんせ超エキセントリックなご夫婦でしたから（苦笑）

年を重ねてもこの２匹が丸くなるなんてことはないかもしれませんね。

円実ちゃんが高いところから園路方向を注視していました。

そろそろキーパーさんがやって来る時間であることが分かっているのでしょうね。

円実ちゃんの腹時計は見事に当たり、１３時３０分頃からお昼の軽食の時間となりました。

細切れリンゴとペレットをもらうエイタ君。

ギンちゃんも円実ちゃんも。

以前は少なくない両のリンゴとブドウがメニューでしたが、糖分を控えるためとハズバンダリートレーニングでの誘導効率を高めるためにリンゴはかなりの細切れで少量与えるようになっています。

抜歯のために固いリンゴが食べにくいココちゃんには特別にブドウが与えられます・・・もちろん竹の葉どろどろご飯も。

屋内のセイタ君ももちろんもらいました。

細切れリンゴとなったため、以前の様に大きなリンゴを持って可愛く食べるのを愛でると言う感じではなくなりましたが、レッサーの肥満や虫歯予防を考えるとこのような給餌方法になるのも仕方ないですよね。

レッサーのご飯を予定通り見ることができましたので、最後に園内をぐるりと回って空港に向かう事にします。

マレーグマ舎では午前中は屋内だったウメキチ君がお外で遊んでいました。

シンリンオオカミ舎ではちょうどドキドキ体験のご飯タイムも見る事が出来ました。

明日のお昼で展示を終え、明後日の搬出の準備に入るそうなので、円山でのショウ君のドキドキ体験のご飯タイムは今日が最終日となります。

まずは平川への無事の到着、そして、新天地での活躍を期待しています。
平川でまた会おう！！

先ほどは屋内で微睡んでいたアイちゃんが放飼場を歩き回っていました。

２年ほど前の重篤の状態からよくぞここまで回復してくれました。
ネコ科動物に多い腎臓の病気なので改善する事はないはずですが、上手く折り合いを付けれているのでしょうね。
スタッフさんの努力、そして、アイちゃんの生きる力の強さに感謝です。

円山公園駅から地下鉄とJR線を新札幌駅で乗継ぎ新千歳空港へ。
帰路のフライトは伊丹行きの全日空７８０便です。

機内のスクリーンで上映されていたニュースに姫センのテマリちゃんが映ったので思わずパシャリ・・・この時、来週は姫センに行こうと心に決めました（笑）

この旅行記へのコメント （2）

• ピヨうさぎさん 2019/11/15 10:52:49

  でんぐりココ！

  最初、木の枝だと思ってましたがココのおハゲだったんですね(笑)
  おハゲも愛おしい・・・
  ギンがますますセイタに、円実がますますエイタになって来てますね！
  みな元気そうで良かった。
  円山の動物はみなほんとに美しいですねえ(*´∀｀*)

  jilllucaさん からの返信 2019/11/19 15:35:11

  RE: でんぐりココ！

  ピヨうさぎさん
  
  こんにちは。
  わ〜、言われるまで木の枝だと思ってました（苦笑）
  確かにおハゲも愛おしいですね〜。
  今や無麻酔で毛剃り出来るらしいですよ。
  円ちゃんはほんとにパパ似で（笑）
  でも、かなり女の子らしくなりましたよ。
  
  jillluca
  
  
  > 最初、木の枝だと思ってましたがココのおハゲだったんですね(笑)
  > おハゲも愛おしい・・・
  > ギンがますますセイタに、円実がますますエイタになって来てますね！
  > みな元気そうで良かった。
  > 円山の動物はみなほんとに美しいですねえ(*´∀｀*)