オカナガン地方

2019/10/23 - 2019/10/27

トランスカナダハイウェイを東に約400キロ。ロッキー山脈の手前にある、オカナガン渓谷へやってきました。

ここには南北に細長いオカナガン湖があります。オカナガンというのはインディアンの言葉でグリズビーを意味しているそうです。風光明媚なこの辺りはリゾート地として開発されています。また気候がぶどうに合っていた為、ワインの生産で有名なところです。

写真はオカナガン湖に沈む夕日です。

エリア ケロウナ(カナダ)

到着翌日の朝は水曜日。毎週土曜日と水曜日の午前中のみ行われるファーマーズマーケット。まずはこちらへ行きました。

地元の方々が作った農産物を食べられる！と目がらんらんの二人。

大きなかぼちゃ！そうめんカボチャ（スパゲティ スクォッシュ）は試したことないので、そちらをお買い上げ。5ドル。

4種類もあるカリフラワー。
白、緑、黄色、紫。今年の流行は紫ですと。当然お買い上げ。5ドル。

ビーツは英語ではビートなのね。ビーツ好きの私たち、早速購入しました。5ドル。なんでも5ドル？

妙に赤いピーマン。これも気になるからお買い上げ。これは3ドルだったかな。

何やら変わったお店発見。

ウクライナのドクターが自ら作っているミネラルを含んだ水や化粧水。
とりあえず新しもの好きなので、購入。しかしなんでしょう？シーバックソーンって？

Sea buckthorn 聞いたことないのですが調べてみるとすごい！

シーバックソーンはオレンジ色の果実をつける植物で、ロシア、中国、チベット、モンゴルなどには大量に生育していて、伝統的な植物のひとつです。栄養価がとても高いことで注目されています。

植物油脂は通常種子から抽出されるものが多いですが、シーバックソーンは果実からもオイルが取れます。種子には12～16%、果実には5～8.5%の油分が含まれます。どちらから抽出するかによって、成分が大きく変わります。そのため抽出部分によってシーバックソーンオイルからは、果実、種、両方を混ぜたコンプリートの3種類のオイルができます。

一番いい品質のものは、低温圧搾法で抽出された一番搾り、かつ純度100%です。さらにオーガニックや野生であれば完璧です。シーバックソーンオイルは、ロシアや中国などでは古くから利用されてきたので、色々な種類があります。中には溶剤抽出や高温圧搾で抽出されたものや品質が劣るものがあるので、注意が必要です。

効果効能

抗炎症作用、抗菌作用、日焼け止め作用、抗感染作用、抗酸化作用、解熱作用、血圧降下作用、血中コレステロール低下作用、血栓除去、免疫刺激作用、エモリエント作用、瘢痕形成作用など

果実から採られたシーバックソーンオイルは特に、カロチノイド（378mg/100g）やトコフェロール（330mg/100g）の含有量に優れます。特に優れた特徴としては、肌の瘢痕形成や組織の保護があります。

種子から抽出されたシーバックソーンオイルは、果実油よりも薄いオレンジ色をしています。不飽和脂肪酸（特に多価不飽和脂肪酸）の含有率が多いことが特徴的です。そのため酸化が早いので注意が必要です。抗菌力、皮膚の再生力に優れます。また、脂質やコレステロールの代謝の改善にも作用します。

コンプリート油は、果実を冷温絞りした後に出る果肉と種子を冷凍し、抽出されます。果実油と種子油の両方の特徴を持ち合わせます。特に紫外線や放射能等の外部の刺激から皮膚を保護する作用に優れます。

美味しそう！ここで朝食にします。
しかもこのお姉さんの明るいこと！！

なんとかなんとかのロール（2度聞いたけど覚えられなかった）。卵入ってますね。
唯一のブラジル料理を元にした料理だとか。

はい、カナダの料理は各国のいいとこ取りのフュージョンです。

ずしっとボリィーミー！

友人と半分こ。
外で食べる朝食はサイコー。

野菜をしっかり買い込んだので、次はここで初ガソリン補給。結構もたつきます。

オカナガン湖の細くなっているところに橋がかかっています。橋を渡って、ワイナリーへ行きましょう！

こちらのワイナリーに到着。

しかしなんだかお店が雰囲気が違う？

残念ながら
一年半前にレストランはやめてしまったそうです。

次に定めたのはこのワイナリー。こちらは団体客がくるような大きな施設。もうランチの時間を過ぎているので絶対に食べられそうな大きなワイナリーへ来ました。

寒いから中にしましょう。

オカナガン湖は、南北135キロ、東西5キロの細長い湖です。

入り口が重厚。カナダですよここは！作り物ですからね。

とりあえず窓際にすわりました。

2人でワイン少し。テスティング程度の飲酒はカナダではご愛嬌です。

特製ピザ。とても美味しかったです。大きかったので2人でシェアして正解でした！

見てください！ニンニクが丸ごとゴロンゴロンと入っています。

今夜からのお宿はこの一軒家。4ベッドルームあり、本日飛行機で到着した2人の友人と4人でシェアします。

ダイニングから見たリビング。

ミラーボール的シャンデリア。左の壁の大画面スクリーンは全てのベッドルームに設置されていました。

リビングからキッキンをみる。

キッチンの奥にはバックヤード。アンブレラを広げてもらいました。バーベキューをやりたい、と言って。しかしこの後一度もバックヤードへ出ることはありませんでしたね。

二階の部屋。

半地下の部屋

私の部屋。ちっ！また半地下か。カナダに来ると半地下が当たってしまう。

もうあと一部屋の写真は撮り忘れたようですが同じような雰囲気で、テーマはカナダでした。

地下のバスルームエリアに洗濯機と乾燥機（右）がデーン！とありました。洗濯は心配なし！何しろ綺麗好きな友人たちは毎日バスタオルも洗濯しますのでフル回転です。

買い物大好きな友人に付き合って買い物へ。1時間半の予定が3時間に。これが本来の目的のようなものですから毎日買い物しました。

スーパーの花屋部門のデコレーション。大きなかぼちゃ。秋ですから。

あまり理解できないスーパーマーケットのディスプレイ。

おばけカボチャの彫刻もありましたよ！今日はスーパーマーケットだけで三軒はハシゴしました。疲れたー。

ある夜のディナーをご紹介。

このムラサキカリフラワーは生です。美味！！

この一品はロー。生野菜です。

ドレッシングに凝っている友人が作るドレッシングは最高！

アルコールはバンクーバーから持参したビール。飲むのはドライバーの私たち2人だけ。

しかも2人ともアルコールは好きなのにあまり飲めない。

またピザにしたのは理由があります。私たち二人があまりに臭うらしく、後から合流した二人もニンニク料理を食べることにしたのです。あれだけゴロゴロまるごとニンニクを食べれば、、、。

デザートは数種類のチーズケーキが入ったもの。流石に4人でもこれは翌日まで持ち越しますね。

あまり期待していなかったのですが、実はすごく美味しくて、また同じものを買いに行ったほどです。（売り切れていたけれど）

こんな風に毎日のようにお家食になるのはしかたありません。カナダは移民の国ですから、どのレストランへいってもあまり代わり映えしないのです。その上、4人とも好みが違うので、それぞれが好きなものを買ってきて用意して食べることになります。

この日は午前中は湖のそばのシティパークをお散歩しました。

シティパークから望むケロウナのダウンタウンあたり。

オカナガン湖の平均水深は76メートル。最大水深は232メートルです。

こんなリゾートホテルが林立しているダウンタウン。ここはカナダ有数のサマーリゾートなんです。

美術館入り口です。この日は休館日でした。

美術館入り口の林檎と梨のモニュメント。

イルカのモニュメント。え？ここは山の中の湖なのでイルカはいないですよー

いえいえ、実はカナダには謎の巨大生物UMAというのがいるらしく、オゴポゴというのですが、このオカナガン湖でも目撃情報がたくさん。

湖畔にはウッドデッキウォークウェイがあります。

ビーチとリゾートホテル。

ビーチは小さいです。

裁判所の建物です。紅葉がキレイです。

ある日の夕方、少しだけれど車から降りてさらに登って行きます。

わぁ！間に合いました。サンセット！

オカナガンバレーから夕陽をみます。

ケロウナの町を見下ろします。

夜は近くのホテルのバーで外食。

バンバーガーが美味しくて！

サラダも美味！

タイ風チキンサラダも美味しい！

このバーガーも4人に分けていただきます！お願いしたらちゃんと4等分にしてくれました。グッジョブ！

これがまたおいしんだなぁ、って、美味しいしか言ってませんね。

カナダで外食するときは、美味しいレストランを狙っていきましょう！！

さて翌日たまたまトロントから来た20歳の日本人留学生と知り合ったので、バンクーバーで行けなかったカクタスクラブカフェへ行きました。

ランチは終わっていたのでコーヒーだけと思ったのですが、

サスカチワン州出身のお姉さんが薦める、カクタスクラブカフェ名物のサングリアを飲もうということになりました。が、なんとここではアルコール飲料には、2種類の年齢証明書が必要なのだそうです。

もちろん私はパスですが、流石に留学生さん、どう見ても20に見えないようです。しかもパスポートは持っているけれど運転免許証は持ってきていないということで、結局交渉決裂！私一人で少し強めのサングリアをグビグビいってしまいました。美味しかった！

さてあっという間に最終日。
2人は飛行機で帰国します。飛行場へ行く前にみんなでワイナリーでランチをしょうということになりました。周りには葡萄畑が広がっています。

初日に行ったワイナリーが町からも近いので、ここにまた来ました。今回は人数も多いし、ということで、誰ががワインを買うこと！として、テスティングコーナーへ寄りました。4種類まで無料ティスティングできます。
しっかりいただきました。

そしてランチ。カプレーゼ。こちらで作っている野菜は美味しいです！素材が良ければ文句なし。

この豚肉がまた絶品でした。見た目、脂っこいかと思ったのですが、スモークポークを使っています。手が込んでいる。

パスタはパスタなりに美味しく。

このサラダはアーティチョーク入りなのですが、複雑な味でこちらも凝っていました。アーティチョークはお酢の瓶詰めでした。誰がこんな複雑なサラダを創作するのでしょう！？

2人を空港へ送った後、ほら、もう暗くなってきたよ！早くバンクーバーへ向かって帰ろうよ！と友人を促しますが、彼女は夜の運転の方が空いているから好きなんだそうです。

げーー！見てもうこんなに暗くなって。

私は暗い中の運転は嫌いなんです。特にこのハイウェイは皆さん飛ばすのでビビる。

あー、こんなに雪が。下（湖周辺）が雨だった時、山では雪だったにちがいありません。

そんなことを言いながら走り続けました。ひたすら西へ。

バンクーバーまであと半分くらいのところ。やっとコキーハラ峠も越えた！ホープの町で少し休みましょう。

ハイウェイを降りて町外れのティムホートンに駐車するまで10分ほどかかります。さらに本線に戻るのまた同じくらい時間がかかります。（間違わずに入れたらの話ですけどね）

ここのティムホートンも暇そう。地方の夜のティムホートンはいつも客がいません。

何を飲むか、って目覚ましのコーヒーに決まってます。

いろいろ売っているけれど食欲はなし。

店内を良く見るとカップ他、グッズを売ってますね。いつも慌ただしくコーヒーを飲むか、買って車で飲むかしかないもんねー。ジロジロ。

最後のトイレタイムはこちら。ここでガソリンをまたいれます。

あとバンクーバーまで80キロくらいか？やっとここまで来ました。夜10時をとっくに過ぎています。

飲みたいものも食べたいものもなく、旅行用のナイフ、ワインオープナーのついたものを見つけたので購入しました！7ドル！安い！すぐ使えなくなっちゃうのかな？

友人がガソリンは限りなく空で返却したいとチョビチョビしかガソリンを入れないので、3回はガスステーションに止まりました。

私は一刻も早くバンクーバーに戻りたい。しかし友人はたとえ1円でも安くすることに命を賭けるタイプ。みんな違うから面白い。が疲れる。が面白い。

返却時間ギリギリの0時。ハーツレンタカーに無事返却出来ました。

友人とはホテルが違うので私はここからスカイトレインに乗って、ダウンタウンへ向かいます。あー、もう慣れたなぁ、この電車。

バンクーバー最後の夜は、最初に宿泊したバークレーホテルです。今夜は部屋が二階だったので自分でスーツケースを運びました。私の場合、最後のスーツケースの重量は最初より軽くなっているのであまり苦にはならないのですが、でもやはりエレベーターがいい！

いやいや、結局、暗闇のドライブ。往復15時間ほどかかりました。しばらく車に乗りたくない～！！って、夜の運転は全て友人がしたんですけどね。
無事に着いたことに感謝して熟睡しました。

この旅行記へのコメント （2）

• Miyatanさん 2023/07/26 00:40:08

  ケローナ、懐かしい

  Siniさん、こんばんは。
  
  ケローナと聞いて、思わず懐かしくなりました。
  高校生の頃に、カナダのケローナに短期ホームステイしていました。
  三週間くらいですが、初めての海外がこの時のカナダでした。
  自然豊かで、すごく過ごしやすそうな土地だと思いました。
  オカナガン湖とか、オゴポゴとか、滅茶苦茶懐かしい響きです。
  龍みたいなオゴポゴのぬいぐるみが売っていて、よくみたら「made in China」と書いてあって、突っ込みどころ満載でした。
  
  当時は未成年なので、ワイナリーがあるという目では全く見ていなかったし、知らなかったです。
  
  また行きたいなと思いつつ、いまだに行けていません。
  遥か昔、90sくらいの話です。(笑)
  
  Miyatan

  Siniさん からの返信 2023/07/26 18:47:15

  Re: ケローナ、懐かしい

  Miyatan さん、こんばんは！
  
  世界を旅するMiyatanさんの原点がここでしたか！リゾート地で犯罪も少なそう。それにカナダの人はアメリカ人の百倍くらい親切ですし、、、勉学にはもってこいの地だったのでは？
  
  景色が良くて、一軒家も豪華で、楽しかったです。ただちょっとバンクーバーからは遠かったですねー。
  
  懐かしい、、、
  
  Sini