2019/11/05 - 2019/11/05
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j-ryuさん
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☆2月のリペ島旅行記や6月の北イタリア絶景紀行の仕上げに手間取り
イタリアから帰国以来、何処にも出かけずにいました。
10月になり紅葉の見頃を迎えたものの台風15、19号、21号と
立て続けの風雨災害で紅葉狩り気分にもなれず
11月になりようやく重い腰を上げました。
今年の紅葉は遅れ気味とは言え標高1000m以上の山は見頃が過ぎてしまったので
昨年の9月以来、紅葉を期待して標高700mほどの安達太良山麓
杉田川渓谷の滝巡りをしてきました。
特に三日月の滝は雨が少ないと本来の魅力を発揮できませんが
1か月で台風が3つも来襲すればよもや水不足などあるまいと・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆大玉村 杉田川渓谷ルートMap(国土地理院地図に加筆)
三日月の滝&遠藤ヶ滝は安達太良山系の和尚山((1,602m)を源流とする杉田川渓谷にあり、滝そのものは小さな滝ですが、特に三日月の滝はそのユニークな形から、滝マニアの間では全国的にも人気があります。
国道4号線方面からは県道30号線(岳街道)に入り、途中で県民の森(フォレストパークあだたら)方面に曲がり、
県道340号線を県民の森とは反対方面(岳温泉方面)に向かうと、
安達太良温泉&遠藤ヶ滝の看板があるので、
左折し左に安達太良温泉(1軒宿)をやり過ごし、道なりに少し進むと
左手に杉田川砂防ダムがありさらに進むと遠藤ヶ滝遊歩道・駐車場”に到着します。
そこで車は行き止まりなので、その先は徒歩になります。
駐車場は30台くらい停められ、公衆トイレもあります。(無料,冬期は閉鎖) -
☆遠藤ヶ滝不動尊(赤不動)
駐車場から案内板に従い、杉田川渓谷に架かる歩行専用橋を渡り森の中を5,6分歩くと鬱蒼とした山中に忽然と大きなお不動堂が現れ驚かされます。
文覚上人(遠藤盛遠)が開基とされる『遠藤ヶ滝不動尊』です。
三日月の滝&遠藤ヶ滝へはお堂の右手を通りぬけ、
杉田川渓谷沿いの遊歩道を道なり約20分ほど歩きます。 -
☆遠藤ヶ滝不動尊 百不動明王像
境内には熱心な信者が寄進した百体の不動明王像が並んでします。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
第一橋を渡って坂を登り左手谷底に最初に見えてきたのが文覚の滝です。
この滝はそばに行く道がないので普通は遊歩道から見下しますが
急斜面を少し谷底に下れば滝の間近に行くこともできます。
ただこの日は天気が良すぎたので三日月の滝や遠藤ヶ滝に
直射日光が射さない内に撮影しなければと思い
文覚の滝は谷底へは下りず遊歩道からだけ撮影しました。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
水量は決して多くはないけどまずまず、
水不足のときは左側の小滝に水が流れていないので
この分なら三日月の滝も大丈夫かな・・・。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝 (2018/9/4 撮影)
今回は急いでいたので谷底に降りなかったので昨年9/4に撮影した
谷底から見た文覚の滝をご覧下さい。
文覚の滝の落差は6mほど、
遠藤ヶ滝をはじめ杉田川渓谷の滝は規模はどれも知れたものですが
大岩の間を流れ落ちどの滝も優美な姿が特徴です。 -
☆杉田川渓谷
三日月の滝までは3つの橋を渡ります。
この写真は3つめの橋から眺めた上流側。
杉田川は安達太良山(1700m)東麓を源流に
標高700mの遠藤ヶ滝や三日月の滝を流れ下り
大玉村、二本松市と流れJR杉田駅の東で阿武隈川に流れ込みます。 -
☆杉田川渓谷
尾根筋は既に紅葉の見頃を迎えていますが
谷底は日当たりが悪いので紅葉的にはイマイチ。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
駐車場から歩いて30分ほどで三日月の滝に到着しました。
あちゃ~!!!!
水が少ない!
滝に陽が射しているし!
最悪・・・(--〆)。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
昨年の9月に訪れた時
早朝はまだ陽は射しこんでいませんでしたが
2か月違うと陽の射し方がこんなに違うんだと
あらためて自身の勉強不足に意気消沈(>_<)。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
三日月の滝は落差4m、滝幅5mと小さな滝ですが
水量が十分なら三日月と言うより半月のような独特な形状で流れ落ちます。
滝マニアには人気があり県外からも多くの滝好きが訪れています。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
台風15、19号、21号と立て続けに来襲し
わずか10日前の台風21号では特に千葉県や福島県で
豪雨に見舞われたのでこの杉田川渓谷周辺も
相当雨が降り水量は十分だろうと想像したのですが
10日やそこらでこんなに水量が減るとは信じられません。
相当の大雨が降ったとしても急峻な渓谷は
あっと言う間に流れ下ってしまうってことなんでしょうか・・・
水量が少ない上に陽が射していると写真はイマイチなので
この時間の撮影はあきらめすぐ上流にある遠藤ヶ滝に向かいました。 -
☆杉田川渓谷の紅葉
谷底から空を見上げると
尾根筋の紅葉はとてもキレイに色づいていました。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道
三日月の滝と遠藤ヶ滝の中間の渓流。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
三日月の滝から5分ほどで遠藤ヶ滝に到着。
こちらは角度的にまだ陽が射しておらず一安心。
いつもと同じ遠藤ヶ滝です。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
遠藤ヶ滝も落差は6mほどしかありませんが
せせり立つ巨岩の間から流れ落ちる様は
落差以上に見応えがあります。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
滝の右側の巨岩の下は岩屋(岩室)になっていて
文覚上人が修行したと言い伝えられています。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
-
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
<遠藤ヶ滝の由来、遠藤盛遠伝説 >
大玉村のHPより。
http://www.vill.otama.fukushima.jp/leisure/endou/endou.html
はるか昔、承安(1170年代前半)頃の物語。
遠藤時遠の息子に盛遠という若武者がおった。
盛遠には源渡(みなもとのわたる)という親友がおり
源渡の妻は袈裟御前(けさごぜん)と呼ばれた絶世の美女であった。
盛遠は渡の家を度々訪れるうちに袈裟御前をいとおしく思うようになった。
ついにその想いを袈裟御前に打ち明けるが、袈裟御前は我が夫を思い、
一人悩む。そして、袈裟御前は自分さえいなければという考えに陥っていき、
一方の盛遠は渡さえいなければと思うようになっていった。
ある時、袈裟御前は訪ねてきた盛遠に「夫は今夜酒に酔って高殿で寝ている。」と語りかけた。
それを聞いた盛遠は自分の想いが通じたと思い込み、
夜陰に紛れて寝所に忍び込み一刀の下に首を斬り落とした。
ところが、よくみるとその首は夫の身代わりとなって寝ていた袈裟御前のものであった。
悲しみのあまり盛遠は俗世を捨て仏門に入り、修行の道に救いを求めた。
名を文覚と改め熊権現に誓い、那智滝で千日間の荒行を修め、山伏となって全国の霊地を巡歴した。
盛遠はやがて陸奥にやってきて、杉田川を渡ろうとした時
川面にカーン・マーンの梵字が浮かんだのを見て、
上流に不動明王のおわす事を悟り
深く渓谷に分け入りついにこの滝を見つけ、傍らの石室に篭(こも)りながら
荒行を修めたところである。
以来この滝は遠藤ヶ滝と呼ばれるようになった。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
遠藤ヶ滝は4m幅の渓谷が大岩の間で狭まり
一気に流れ落ちるので激しい滝飛沫を上げます。
その砕けた白い泡沫が長く伸びるので
落差以上に豪快な滝です。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
滝左岸の岩屋前には石積みがありました。
賽の河原の石積みなのか
供養の仏塔なのか
いくら積んでもやがては崩れまた積み直す
幾千もの祈りなのでしょう。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝岩屋
岩屋の中にもたくさんの不動明王像が安置されています。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
岩屋から見上げた青空に儚い紅葉が彩りを添えています。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
巨岩の狭間から見上げた青空と紅葉は
遠藤ヶ滝で一番のお気に入りビューポイントです。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
直線的な滝と巨岩が描く曲線の対比が美しいポントです。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
真っ赤なモミジがあればさらに映えるのでしょうが
シックな紅葉も悪くはありません。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
滝の撮影で直射日光はハレーションを起こしやすいので
不向きですが滝にさえ陽が当たっていなければ
青空や紅葉はキレイに撮れますが
光度のバランスが難しいです。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
このビューポイントは紅葉であればベストですが
落葉してからでも青空とのコントラストが映えて美しいです。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
滝に少しずつ陽が当たりたので
そろそろ移動時間です。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
上流へと続く遊歩道から見下ろした構図です。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
以前は遠藤ヶ滝のさらに上流から山を周回して不動尊に戻るコースがありましたが
H,28 8.17の台風7号による被害で現在も通行止めになっているので
ここで折り返します。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
遠藤ヶ滝で折り返し次に訪れたのは
遠藤ヶ滝と三日月の滝の中間にある袈裟ヶ滝です。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
でもこの袈裟ヶ滝は遊歩道からは大岩に隠れて見えませんし
滝までの道も無いので浅瀬を対岸(右岸)に渡る必要があります。
水量が少なければ長靴で渡れないことも無いですが
ウェーダー(胴長)がベストです。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
袈裟ヶ滝にも陽が射していましたが
時折雲で翳るときがあったので
その翳った一瞬を狙いながら撮影しました。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
袈裟ヶ滝の落差も4mほどと小さな滝ですが
大岩の間を力強く流れる様は
『山椒は小粒でもピリリと辛い』の例えのよう。
私の価値観では滝はやたら大きければ良いってもんでもないです。
初夏には周囲にヤマツツジも咲き競いよりフォトジェニックです。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
遊歩道は大岩の陰と向こうの森に間にあり
遊歩道から滝は全く見えないので
ここに袈裟ヶ滝があるのを知っているのはわずかです。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
写真左手にモミジがあるのですが
残念ながらまだ色付き始め。
杉田川渓谷の紅葉も例年より10日くらい遅れています。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 ☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
袈裟ヶ滝のすぐ6,7m下流に三日月の滝の落ち口があります。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
尾根筋の紅葉は見頃でしたが
谷筋は1週間早かったかも。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
再び三日月の滝に戻ってきました。
遠藤ヶ滝と袈裟ヶ滝で時間を使ったので
三日月の滝はようやく尾根の陰になり
ハレーションと言う点では撮りやすくなりました。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝 (2015年7月21日撮影)
今回の三日月の滝は水量が少なく残念でしたが
このくらいの水量が理想的です。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
右岸からの構図。
そう水深は20cmくらいですが渡渉するには長靴では厳しいかも。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
紅葉は元々真っ赤になるわけではないですが
9,10月と暖かだったせいか
色付きはイマイチかな。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
返す返すも水量が残念無念(--〆)。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
真っ赤な紅葉ではありませんが
とても優しい感じの心和む紅葉です。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
水量はともかく素晴らしい紅葉日和なのに
撮影中はずっと独り占め。
帰りにようやく不動堂近くで1人に会っただけ。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
三日月の滝撮影の定番スポットの真横からも撮影しましたが
やはり水量不足は否めません。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
この水流は滝と言うより砂防ダムのよう(^^;)。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝 (2015年7月21日撮影)
いくら愚痴っても水量が多くなるわけではないので
2015年7月21日の写真をご覧下さい。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝 (2015/12/15撮影 )
冬ざれの三日月の滝です。
雨の少ない12月でさえこんなに水量があったのに・・・・
流れが変わってしまった?? -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
残念すぎる三日月の滝を後にして
来た時と同じ遊歩道を戻ります。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
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☆杉田川渓谷
朝からずっと晴れていますが
谷底はポイント、ポイントで陽が射していたり
日陰になっていたり。 -
☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷
陽が当たらない渓谷は撮影はしやすいけれど
紅葉的には悪条件です。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
陽が当たる尾根はやはり色付きがいいです。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
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☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の紅葉
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☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷 聖滝
往路では陽が眩しいくらいっでしたが
帰路は日陰になっていた聖滝。 -
☆杉田川渓谷 聖滝
この滝も谷底へ降りる道はありませんが
頑張って斜面を降りれば谷底から撮影できます。 -
☆杉田川渓谷 聖滝
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☆杉田川渓谷 聖滝
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☆杉田川渓谷 聖滝
杉田川渓谷は落差のある大きな滝こそありませんが
このような小滝が幾つも連なっています。 -
☆杉田川渓谷 聖滝
ただ滝のそばまで行けるのは三日月の滝と遠藤ヶ滝くらい。
他はみな道がないので道なき斜面を気を付けながら降りなければなりません。
死に至るような絶壁ではありませんが自己責任が伴います。 -
☆杉田川渓谷 聖滝
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☆杉田川渓谷 聖滝
カメラを横位置で撮影すればワイドに撮れますが
谷底だと紅葉が画角に入りません。
縦位置ならなんとか紅葉が入りました。 -
☆杉田川渓谷 聖滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道の黄葉
往路で遊歩道からしか撮らなかった文覚の滝を谷底から撮りたかったのですが
眩しいほど陽が当たっていたので断念しました。 -
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
杉田川渓谷の滝巡りをした後は一度自宅に戻り
午後は近くの里山に今年最後の野の花である
リンドウを見に行きました。 -
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
秋の深まりと共に野の花もあと残りわずかになってきました。
蔓状になって咲くリンドウ界の異端児ツルリンドウ以外のリンドウ属は
長短はあるものの茎をすくっと真上に伸ばし花を咲かせますが
里のリンドウの多くは何故か真っ直ぐの茎を斜め又は寝かせるように成長し
花だけ上を向いて咲かせます。 -
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
私が独断的に想像するのは、リンドウは里地里山型の花で
日当たりの良い土手や林縁に多く自生します。
でも日当たりのいい場所は他の植物と競合したり下刈りされやすい欠点もあります。
そこでリンドウは自ら花が咲くまでは倒れるように育ち
下刈りから身を守り命をつないできたのではないかと思います。
里地里山では真っ直ぐ大きく成長する草類は人の手で淘汰されるので
結果として倒れるタイプが子孫を残してきたのではと推測します。 -
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
-
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
この里山の土手ではリンドウの他にもノハラアザミやノコンギクなど様々な山野草の花がまだ頑張って咲いていますがそのほとんどは一度下刈りされてまた咲き出した“ひこばえ”です。
里地里山では逞しさもないと生きていけないんですね。 -
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
リンドウは漢名の「龍胆」の音読み「りゅうたん」が しだいに訛って「りんどう」になったそうで リンドウの根が胆汁のように苦く、その苦みが
熊の胆より苦いので龍の胆と呼ばれたそうです。
漢方の熊胆(りゅたん)、熊の胆は健胃効果や利胆作用など消化器系全般の薬として利用されます。
昔は富山の置き薬の定番でしたが今はあまり見なくなりました。 -
☆里山のリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)
秋のリンドウは花持ちがいいので霜が降りるころまで咲いていますが
リンドウが枯れると里山もいよいよ冬支度を始めます。
今年は9、10月と暖かったので秋は短く
あっと言う間に冬がやってくるのかも。
これで◆紅葉の杉田川渓谷,滝巡り(三日月の滝&遠藤ヶ滝)はお終いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そしてして『いいね』もありがとうございます。
里地の紅葉はこれからが本番ですが
リペ島旅行記がまだ完結していません(^^;)。
まだまだ紅葉を見に行きたいのですが
2019年のリペ島旅行記は
いくらなんでも年内に完結させないとね~・・・・・
ではまた。 j-ryu
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