雨でも決行！ふたたびの西沢渓谷へ

2019/10/29 - 2019/10/29

10月29日(火)この日の天気予報は雨。
もう何十年も前のこと、紅葉の季節に西沢渓谷を訪れ、
色鮮やかな山の景色にえらく感動したことを、毎年この季節になると思い出し、いつかまた行きたいなって。
その若かりしころ一緒に行った友人と二人で、西沢渓谷へ行ってきました。

一日中雨は容赦なく降り続け、景色は少々ボヤケ気味。
おしゃべりを楽しみながら、マイペースで歩き、
誰にも邪魔されることなく景色を眺めることできました。
天気が良ければ景色はもっと輝いて見えたはず。
でも、雨には雨の良さがあります。
遠くの山々の谷間から湧き出る霧、雲が流れる様子、勢いよく流れ落ちる滝。
前も後ろも誰もいない自分たちだけの世界。
フカフカの枯葉が積もるハイキングコースや、水量が増し鎖に捕まりながら川に入り、そしてよじ登らなくてはいけないスリル満点の場所もありました。
今回の西沢渓谷は景色だけでなく、無事に駐車場に戻った時の達成感も含め、きっと忘れることはない旅になったと思います（＾ν＾）

エリア 山梨市(山梨)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月29日　5:30
横浜市内の友人宅そばにあるコンビニ駐車場で、待ち合わせ。
おにぎりやサンドイッチ飲み物などを買って、くじ引きで大当たり。
りんごシュースを景品にいただき、幸先の良いスタート(^_-)ｱﾊ
5:47に出発。
渋滞に巻き込まれながら、なんとか9:40『道の駅 みとみ』に到着。
この西沢渓谷に近い道の駅でトイレを済ませ、身じたくを整え、車はバス停近くの市営駐車場に停めました。
天気予報では小雨、1時間に1ミリか2ミリ程度のはず。
ゥ~゜けっこう降っているな。
10:15　とにかく、スタートです。

『秩父多摩甲斐国立公園』
西沢渓谷周辺案内図
ハイキングコースは1周10キロ、急峻な山道や道幅が狭まっている鎖場などもありました。

川沿いの森林地帯。
滝の名前の看板が掛けられた橋をいくつも渡って行きます。

案内の看板も分かりやすく、道に迷う心配はないと思います。

西沢ゲートから笛吹川沿いの林道に入り、『ネトリ橋』そばのトイレまでが1キロ。

友人がトイレに入っている間、看板のそばでばんやり立っていたところ、大型バスで道の駅までやってきた団体さんが、早々と戻ってきました。
雨も降って水嵩も増し、どうやら滑落して救急車で運ばれたハイカーもいたらしく、撤退するようです。
私を心配しての忠告だと思いますが、これ以上先に進んでは行けないよって、注意を受けました。
団体ツアーだとそういう判断になりますか…

山の天気は変わりやすく、穏やかに晴れていても急に激しい雷雨に見舞われることもあるので、心と装備の準備は万端で出かけております。
少しの迷いもなく、私達は予定通り、ゆっくりのんびりハイキングを決行。

無風状態。
かなり着込んで出発したので、大汗(-_-;)

雨でなくても、甲斐信ｹ岳には登れないな…
登山口の写真だけ。

田部重治文学碑がありました。

西沢渓谷を絶賛する「笛吹川を遡る」が、戦後新制高校の国語の教科書に選定されたって書いてありました。

二俣吊橋
雨に霞んだ景色。
あくまでも自己満足ですが、お気に入りの1枚。

この吊橋を渡りながら、上流方面。

下流方面に向かっても撮影。

三重の滝に通りかかり、展望台の方へ下りて行きました。
振り返り、友人がこちらへやってくる写真。
分かり難いので、白◯で囲んであります。

フグ岩
ｱ~なるほど、そう見えないことはない。

人面洞
ほら、◯で囲んだところ、
よく見るとほほえみながら横たわっている顔に見えるよね。

これじゃないってこともありえるけど。

雨が降っていても、流れ落ちていく水は澄み切っています。

笛吹川沿いの道。
私のポンチョとトレッキングパンツの上に履くレインズボンは、百均で購入した物。
泥濘んだ道で汚れてもそのまま捨ててしまおうって考え。
汗なのか、雨がビニールから染みたのか分かりませんが、途中からポンチョの下に着ている上着はビッショリ。
友人はゴアテックスの本格山装備です。
美しく豪快に流れる笛吹川沿いの道を、友人がこちらにやってくる様子。

竜神の滝

貞泉の滝
苔むしたハイキングコース。

無風でも、雨に打たれ、ハラハラと枯れ葉が散っていきます。
岩に張り付いた葉たち。

母胎淵

川原に下りて行かねばならない箇所もありました。
滑らぬよう、注意深く進んで行けばいいだけ。
台風以降のことなのか分かりませんが、川に入らなければ通れない鎖場もあり、靴の上に被せるビニールのシューズカバーを履いて、進んで行きました。
私達だけなので慌てる必要なし。
とにかく、ゆっくり支度して、鎖にしっかりつかまり川に入り、最後はロープを頼りによじ登って川から出ます。
靴を脱ぐ人もいるらしいけど、足場の悪い場所なので靴と靴下の着脱作業が大変だと思います。

カエル岩。
このくらい遠くからだとカエルっぽく見えます。

万丈橋

スタートしてから約2時間10分
とうとう、七ツ釜五段の滝へやってきました。

轟々と盛大に流れ落ちる五段の滝。

紅葉も美しい。

滝だらけですが、五段の滝を過ぎてもまだありました。
こちらは、不動滝。
この不動滝を過ぎたあたりからの階段状の上り坂がキツイ。
腹ペコだし、どこまで登っていくのかな～って…

時々立ち止まり、紅葉を眺めながらひたすら登って行きました。

ちょうど半分くらいかな、滝の上展望台あたりで、コンビニで買ったお握りやサンドイッチを食べ休憩。
残り半分『旧森林軌道』は、木材搬出に利用されたトロッコのレールが見え隠れする道。
トロッコはこの下り坂を利用し、ブレーキのみで運送されたと書かれていました。
塩山駅からの帰りは、馬2頭でトロッコを引っ張って戻ったらしい。
ずっと落石注意の看板を横目に見ながら、緩やかな坂を下って駐車場まで。

カメラが濡れてSWが入らなくなり、ここからの写真は無し。
スマホも仕舞ったままなので、景色は眺めるだけに。

15時少し前に西沢渓谷入口の市営駐車場に戻り、『道の駅みとみ』に向かおうとしたところ、そうだ、よもぎ餅買うの忘れているよって思い出し、車を不動小屋に横付け。
店内でいただくことに。
よもぎ餅とよもぎ茶で温まりました。
店の女性が、今日は天候悪く作らなかったから、昨日の売れ残りだよって。
アハッ正直で良いですね。餅も茶も美味しかったです♪
道の駅みとみに併設された観光案内所内で着替えを済ませてから、くるみ入りきなこ餅や巨峰ゼリーなどお土産を購入。
そして16時ころ、道の駅駐車場を出発。

悪天候でしたが、紅葉を楽しむことできました。
西沢渓谷でハイキング、頑張りました。
大満足の日帰り旅、一緒に行ってくれた友人に感謝です_(._.)_

この旅行記へのコメント （6）

• jijidarumaさん 2020/05/01 17:24:12

  西沢渓谷、私はもう行けないけど、眼福！眼福！でした。

  Tom Sawyerさん、
  今日は。
  度々のお立ち寄り、ありがとうございます。
  
  生憎の雨模様でしたが、秋の西沢渓谷は実に美しいですね。
  
  もう五十年以上の昔、結婚前に家内と行き、この時の感じが良かったので会社に入ってから一度同期や後輩達10人ほどを誘って再訪しました。
  当時の記憶を遡ると、お写真のような整備された道ではなく、山すそを谷川を見ながら歩いた覚えがあります。カエル岩、人面岩という名も知りませんし、鎖につかまって沢を登った事もなかったような・・・。もう忘れてしまったようで、写真が新鮮でした。
  ただ渓谷を渡る長く、高い橋をビクビクしながら渡った覚えが鮮明です。
  
  西沢渓谷、私はもう行けないけど、眼福！眼福！でした。
  jijidaruma

  Tom Sawyerさん からの返信 2020/05/08 09:39:10

  Re: 西沢渓谷、私はもう行けないけど、眼福！眼福！でした。

  jijidarumaさま
  ご覧いただきありがとうございます。
  帰りのバスの時間とか、人混みの流れに沿ってとか気にせずに、西沢渓谷を楽しむことできました。　　　　　　　
  　　　　　　　　Tom Sawyer
  　　　

• 琉球熱さん 2019/11/11 09:47:36

  西沢渓谷

  Tom Sawyerさん、こんにちは
  旅行記への投票、ありがとうございます。
  
  雨の中、強行したんですね、西沢渓谷(笑)
  雨でもやはりキレイ！　さすがの西沢渓谷です。
  レンズに水滴がついていたりで、臨場感満載(笑)
  
  ポンチョの下に着ている上着が濡れたのは、ポンチョに透湿性がなかったからでしょう。汗というより、上がった体温による蒸気とでも言いましょうか。
  GORETEXでも大量に汗をかくと、同じような現象になることがありますよ。
  
  私が西沢渓谷に行ったのはもうかなり前(2015)ですが、やはりテッパンの美しさでした。
  人も多かったけど(笑)
  
  雨の中、あの散策コースを踏破した頑張りに拍手です。
  
  ---------琉球熱--------
  

  Tom Sawyerさん からの返信 2019/11/13 07:47:29

  RE: 西沢渓谷

  琉球熱さま
  西丹沢の写真1枚1枚がとても美しく、魅せられました。
  琉球熱さまはじめ、４トラの皆さんの旅行記の写真を見て楽しんでおります。
  雨の西沢渓谷、辛くは無かったですが、たしかに晴天の中歩きたかったです(^_^;)
  またお邪魔させていただきますね。
  　　　　　　　　　　　　　　Tom Sawyer　　

• ピンクパインさん 2019/10/31 22:00:17

  ２回キャンセル…

  
  こんばんは　TomSawyerさん
  
  西沢渓谷に行く予定が、２回も台風によりポシャッてます…(-_-;)
  １回目はのんびりしようと、山梨市内にホテルを予約したけどキャンセル…
  ２回目は日帰りで行く予定が、またまた台風でキャンセル…
  いつ行こうか…この前の台風で倒木があるのでは…歩けるの？
  なんて考えてしまって、今だ行けずです。
  でも旅行記を見させて頂いたところ、歩けそうですね♪
  でも…川を渡るのですか？？？裸足は危ないですよね。(汗)
  大きなビニール袋をトレッキングシューズの上にかぶせれば大丈夫？
  
  紅葉が終わらないうちに行けたらなぁ～なんて思ってます。(笑)
  
  
  　　　ピンクパイン

  Tom Sawyerさん からの返信 2019/11/01 08:12:31

  Re: ２回キャンセル…

  ピンクパイン様
  ご覧いただきありがとうございます。
  私の表現が間違えていることに気づきました。
  川を渡るのではなく、水嵩が増しハイキングコースに川の流れがかぶっている感じです。
  裸足でもゴツゴツした岩の上ではないので危険はないと思いますが、立ったままの不安定な姿勢で足を拭き、靴下と靴を履くなんて私にはできそうにないです。
  靴に丈夫なビニールのカバーをした方が簡単だと思います。
  私はビニールで出来た長靴の形をした、ずり落ちない靴カバーを友人の分も用意して、それを履き難なく通過すること出来ました。
  お天気が続けば、どんどんと水量は減っていくとは思います。
  念のため、大きなビニール袋を両足分用意していけば安心ですね。
  紅葉の本番は、まだまだこれからと言った感じでした。
  ピンクパイン様の西沢渓谷行きが、好天に日に恵まれますよう祈っております。