秋の飛騨高山へ！素敵な記念日旅行のつもりがなぜか食い倒れの旅に②

2019/10/25 - 2019/10/26

先日40歳の誕生日を迎えた夫。

なにか思い出に残るようなプレゼントを贈りたくて、夫の大好きな温泉でのんびり過ごす旅を計画しました。

行き先は、2人ともお気に入りの飛騨高山^_^
ちょうど紅葉も始まる頃だし、町歩きにはぴったりの季節だなと思って。

お宿は口コミがとても良かった「花扇別邸 いいやま」さんを予約。高山の「古い街並み」からほど近い場所にある温泉宿です。

ここでゆっくり温泉に浸かって日頃の疲れを癒してもらうというのがこの旅の目的でした。

が、しかし。
そこは美味しいもの盛り沢山の飛騨高山。
食いしん坊夫婦が行ってただで済むはずがありません。

町中に美味しそうものが溢れ、ついフラフラと吸い寄せられてしまいます。

しかも今回は泊まった宿も食事した店もぜーんぶ「当たり」で、本当にたくさん食べた！

終わってみれば、何やら胃が痛いし、とにかくひたすら食べていた記憶しかありません…(°_°)

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

2日目は雨があがったので、のんびり町歩きをすることに。
まずは、初めての宮川朝市へ。

朝市へ向かう途中、来てみたかった和菓子のお店「稲豊園」さんがもう営業されていたので、早速ちょっと寄り道しておまんじゅうを購入しました(^^)

こちらの猫子まんじゅうです。
なんというかわいさ！！

これは帰ってから撮った写真。
見た目だけじゃなくて、味もちゃんと美味しかったので、次回はにゃんこ好きの友人へのお土産にしたいな。

ショップバッグもかわいいです。

後ろ姿(^^)

宮川朝市にやってきました。
朝からたくさんの人で賑わっています。
外国の方も多かったな。

お団子。

「ひよこ庵」さんの洋風羊羹。
試食したら美味しかったのでお土産に買いました(^^)
おまけでいただいたひよこ餅も美味しかったです！

「よしま農園」さんは無農薬野菜と無添加のお漬物のお店。

こんなにたくさん入って300円！
安かったので思わず購入(^^)

美味しそうなものがいっぱいで楽しすぎる。

「おわら玉天」
大好きなやつ。

いただきます。

思わず歓声をあげた鉢物と苔玉のお店。
なんて素敵なんだ！植物好きの母を連れて来たら喜ぶだろうな～。

私は右下のピンクの実がかわいい苔玉を買いました(^^)

和ろうそくのお店でも大興奮。

月ごとに異なるお花が12種類描かれている絵ろうそく。ろうそく立てとか持っていないのにどうしても欲しくなり2本だけ買うことに。

かなり迷って桜と椿のを選びました。

こちら。
もったいなくて絶対使えません(^^;)

こんなのも。
お値段も豪華！

季節なので、林檎もたくさん売っていました。
私は「紅将軍」というかっこいい名前のをひとつ購入。

ここは来ようと思っていたお店。

お目当てのプリンソフト。
濃厚で美味しかったです。

こちらの酒屋さんではお世話になっている方へのお土産に、地ビールを購入しました。

ビールは5本セットのを買ったので、一旦車に置きに行くことに。
既に苔玉やらまんじゅうやら色々持っていたしね。

店内。

こちらの味比べセットを購入しました。

君かわいすぎるやろ。

去年来た時は、この辺りをお散歩しました。
この先にある昔の豪商のお屋敷「吉島家住宅」がとても美しいお家でかなり見ごたえありました。

暗いですが、こんな感じの大きなお屋敷です。

普請道楽のご主人だったようで、細部まで凝った造りでした。

メンテナンスもしっかりされていましたし、建物好きな方にはとてもおすすめです(^^)

紅葉はまだ始まったばかり。
10日後くらいが見頃かな？

高山を歩いているとよく見かける縦長の蔵。
これは屋台蔵といって、高山祭で使う屋台が格納されている蔵なのだそう。

実物を見たくて調べてみたら、屋台は全部で23台あり、うち4台は交代で「高山祭屋台会館」に展示されているのだとか。
次回はぜひそこへ行ってみよう。

「茶房卯さぎ」さん。
色々食べて喉が渇いたのでこちらで休憩することに。

店内。
椅子席と座敷席が半々になっています。

コーヒーがとても好みの味でした。
家の近くにほしい。

車に戻る途中ブラブラ歩いていて見つけたお店「松井タンス店」さん。

店内。
店名は「タンス店」ですが、タンス以外にもたくさんの木工製品が並んでいます。

この階段がいい感じ。

こちらでは朝市で買った苔玉をのせるのにぴったりな椅子を購入しました。

車に荷物を置いてまたブラブラしていたら、とてもとても素敵な写真館を発見しました。
今回の旅で一番印象に残った場所です。

「田中一郎写真館」。
ご自由にご覧下さいとあったので入ってみることに。

小さな写真館ですが、飾られていた作品が本当にどれも素敵だったので、夫も私もすっかりファンに。

展示されていた写真の多くは普通の人々の日常を切り取ったもの。

ずっと昔の、しかも見ず知らずの相手なのに、被写体となった人達に愛情を抱かずにはいられなくなるような、そんな作品ばかりでした。

田中一郎氏のプロフィール。

土門拳氏とも親交があったようです。

置いてあった写真集が欲しくて呼び鈴を鳴らしましたがどなたも現れず、仕方なく写真館をあとにしました。

写真館の近くの駄菓子屋「音羽屋」さん。

かわいい飴細工を購入しました(^^)

お団子の香りに引き寄せられまた食べる私たち。

きなこ。

みたらし。
高山のみたらし団子は、タレじゃなくて香ばしいお醤油味です。

お昼を過ぎると人がどんどん増えてきました。

次はトイレを借りがてらこちらを見学。

「飛騨高山まちの博物館」。
市が運営している入場無料の施設です。

ここが意外に面白く、なんだかんだ長居してしまいました。

ここは江戸時代の豪商の蔵をリノベした博物館で、小さな蔵（展示室）がいくつも並んでいるつくり。

蔵ごとに展示内容が異なり、高山の歴史や文化、町の人々の生活などを知ることができます。

色々な展示がありましたが、中でも面白かったのは、「大火と防災」の展示。

幾度もの大火を経験した高山の町の防火の歴史を学べたり、なかなか目にする機会がない火消しの法被や纏を間近で見学できます。

火消しの法被。

纏いろいろ。

趣向を凝らしたデザインばかりで見ていて楽しい。

数は少ないですが、高山にゆかりのあった円空の作品も見られます。

こちらは思惟菩薩像。

愛染明王像。

まちの博物館のすぐ近くにある鉄板焼のお店「旬亭なか川」さん。
去年ランチをいただいてとても美味しかったお店。おすすめです(^^)

この日のランチはこちら。

「オステリア ラ フォルケッタ」さん。
イタリアンのお店です。

この暖簾が目印。

店内。

町屋をリノベしたおしゃれなお店です。

ランチのラストオーダーぎりぎりだったので貸し切り状態でした。

プリフィックスランチをオーダーしました。
前菜とパスタに自家製フォカッチャとドルチェがついてこのお値段！コスパ良すぎです。

前菜は2人ともモッツァレラとオレンジのカプレーゼに。オレンジが瑞々しかった。

夫の。
飛騨牛ほほ肉の黒コショウ煮込みタッコーニパスタ。
一口もらいましたがお肉ホロホロでとても美味しかったです。

私は本日のパスタにしました。
ズッキーニとカラスミのパスタです。
ズッキーニの食感とカラスミの塩辛さがいい具合に合っていてあっという間にペロリでした。

ドルチェ。

コスパもいいし、とても好みの味だったので、ディナーもいただいてみたいなと思ったお店でした。

ラ フォルケッタさんのすぐ近くの公園。
鴨が並んでいる姿に思わず笑みが。
どうしてあんなに整列しているのでしょうか。

こちらもラ フォルケッタさんの近く。
美術館のような外観ですが、市立図書館だそうです。こんな素敵な建物が図書館だなんて高山の人が羨ましい。

車に戻る途中でまたまた買い物。

前日にランチをいただいたお店「LE MIDI」さんの系列店で、宿儺カボチャのプリンをお土産に購入。

ほんと食べ物ばっかりだな私らは(^^;)

「うまくいく」。
試食したら美味しかったので、胡麻の専門店「ごまの蔵」さんでもお菓子を購入。

近くの山桜神社の名物「馬頭絵馬」をモチーフにしたパッケージがかわいいです。

今回お邪魔したお店の多くに、この山桜神社の紙絵馬が貼ってありました。

白い紙に「大入」とか「大吉」とか書かれた福々しい巾着袋を背負った馬がどーんと描かれているんですけど、何だろうと気になっていたのです。

帰ってきて調べたら、この馬の絵は「馬頭紙絵馬」といって、無病息災、家内安全、商売繁盛などを祈願する紙製の絵馬で、毎年8月に山桜神社で開かれる絵馬市で手に入れることができるそう。

馬には左向きと右向きがあって、なぜかというと、福を担いで家の中に駆け込むようにと願いを込め、馬が家に駆け込む向きにして、玄関に貼っておくものだから。

うちだったら玄関の右壁しか貼れるところがないので、左向きの馬を入手すべしということですね(^^)

昨夜食べたけどまた飛騨牛握り(^^)
がっつりランチをいただいたばかりなのにまだ食べる。

素敵な家具屋さんで、またまたロッキングチェアを欲しがる夫。


これにて高山の町歩きは終了ですが、行きたかった場所が実はもう1カ所ありまして。

あと少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

来たかった場所はこちら。

「閃き堂」さん。

高山の古い町並みから3、40分くらい車を走らせた所にあるカフェです。

この看板が目印。

「やってます」

おしゃれが過ぎる店内。

壁一面の本棚には「マンガ大賞」選考員のご主人が厳選した漫画がぎっしり。

漫画好きな夫が喜びそうと思って、ぜひ連れてきたかったのです。

舐めるように本棚を眺める夫。
漫画好きの血が騒いでいるに違いない。

とても美味しかった「閃き焼き」。

大判焼きのような風貌ですが、味はハイカラです。

モチモチ生地にアレンジピールとハチミツが練り込まれていて、すごく香りが良かった。

気になる漫画を見つけたらしい夫、読みはじめました。

なにやらとてもリラックスできる音楽が流れており、漫画読みに集中できます。

私も何か読もうと思ってこちらを手に取りましたがそれが大失敗。

愛犬がだんだん年老いていく話なんですけど、5ページくらいしか読んでないのに色々思い出して号泣してしまい、嗚咽まで…(；ω；)

夫には呆れられましたが、犬を育てて看取ったことがある人なら分かってくれるはずです。

夫が一冊読み終わったところでそろそろ閉店の時間だったのでお店を後にしました。

これにて飛騨高山の旅は終わりです。

長くなってしまいましたが、お読みくださった方どうもありがとうございました(^^)

おまけ。
今回のお土産たち。