2019年10月 凱旋門賞とモロッコ・イギリス鉄道の旅 (4) エキゾチック モロッコ　タンジェ編

2019/10/04 - 2019/10/14

毎年恒例の凱旋門賞観戦。
今年は3頭の日本馬と武豊騎手が参戦。結果は今年も念願を果たす事はできませんでした。
凱旋門賞観戦の後エール・フランスでモロッコに行きタンジェ・シャウエン・カサブランカを観光しました。

鉄部門では2018年11月15日に開業したアフリカ初の高速鉄道モロッコLGV(Al Boraq)に乗車。
カサブランカからタンジェを往復で乗車しました。
特典チケットを取る関係で帰りはロンドン発となり久しぶりにユーロスターパリ～ロンドン間を乗車。

第4回目は、スペインの南端とモロッコにまたがるジブラルタル海峡を望むタンジェの街を紹介します。そして午後は一番楽しみにしていたシャウエンまでのバスの旅です。
　　　　　　
今回の旅行の目的
（１）凱旋門賞観戦　パリロンシャン競馬場・芝2400ｍ
（２）モロッコでアフリカ初の高速列車（モロッコLGV）Al Boraqをカサ　　　ブランカからタンジェまで乗車。
（３）モロッコの青い街シャウエン市内観光。
（４）ユーロスターの新型e320型に乗車。

-全日程-
◎が今回の旅行記
10月4日（金）　
下関駅17:38分発（3517M 5187M）小倉駅18:05分着
小倉駅18:22分発（みずほ609号）博多駅
福岡空港21:00分発　（JL322)　羽田空港22:35分

10月5日（土）　　
羽田空港10:40分発　（JL045)　パリCDG16:15分着
パリCDG16:44分発　（RER)　パリ北駅17:22分着
凱旋門観光

10月6日（日）　
凱旋門賞観戦

10月7日（月）　
パリ北駅9:03分発　（RER)　パリCDG16:40分着
パリCDG12:25分着　（AF1590）カサブランカMed V14:35分着
カサブランカMed V駅15:50分発 (エアポート) カサブランカ・ポール駅16:36分着
カサブランカ・ヴォワージャ駅18:00 (モロッコLGV1049) タンジェ駅20:10分着

◎10月8日（火）
タンジェ12:00分発　（CTMバス）シャウエン14:53分着
午後シャウエン観光

10月9日（水）　
シャウエン1日観光　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

10月10日（木）
シャウエン8:30分発　（Nejme Chamal)　タンジェ11:45分着
タンジェ観光

10月11日（金）
タンジェ9:00発 　(モロッコLGV2013) カサブランカ11:10分着
カサブランカ観光

10月12日（土）
カサブランカ・カサポート駅　5:50分　（エアポート）カサブランカMed V6:37分着
カサブランカMed V発10:05分発　(AF1897) パリCDG　14:10分着
パリCDG　(RER) パリ北駅
パリ北駅17:13分発　（ユーロスター9047）ロンドン・セントパンクロス駅18:32分着

10月13日（日）
ロンドン半日観光
ロンドンヒースロー19:45分発　(JL044)

10月14日（月）
羽田空港15:00分着　
羽田空港17:05分発　（JL327)　福岡空港19:00分着
福岡天神20時頃　（サンデンバス）22時30分頃下関

写真はタンジェ ユーク城とジブラルタル海峡

エリア タンジェ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

2019年10月8日（火）
グランモスク（Grande Mosque ）

タンジェは2度目ですが、ジブラルタル海峡を望む景色が綺麗なので午前中はメディナ（旧市街）を回ってみたいと思います。

今回宿泊したホテル ダル ヤスミンは通りから細い道を入った所にあります。
写真はホテルの入り口です。
明るくなって来たので朝の散歩兼観光に出かけます。

早朝なので人はいませんが、ここはプチソッコと言ってカフェや宿が多くある小さな広場。日中は地元の人や観光客であふれています。

シアギンヌ通り
まだどのお店も開いておりません。

広い広場に出て来ました。
この広場がグランソッコ、旧市街と新市街の

朝のグランソッコ。モスクや時計台が見えます。

来た方向を撮影、真ん中の丸いのは噴水です。

グランソッコとシーディ・ブー・アビード・モスク。

次はメディナの東側、タンジェ港に近い方に向かってます。

左の白い建物はかつての高級ホテル　ホテル・コンチネンタル

ホテル コンチネンタルと城壁が見える景色は圧巻！タンジェ定番の風景と思います。

Muraille de Tanger
ホテル・コンチネンタルの先は城壁がありますが、この時間は中には入れないようです。

城壁の先に大砲が海に向かって並んでます。ヨーロッパに近いのでローマ帝国の時代からイギリス領、ポルトガル領そしてフランス、スペイン領と長い歴史を物語っています。

上の方に行けるのかなと思い丘に上りましたが行けないようです。

特に景色がいいわけでは無くここは期待外れ。

朝食の時間になったので来た道を戻ります。

タンジェ港の入り口から見たタンジェのメディナ。

タンジェ港の手前にあるポートモスク（Port Mosque）

ホテルに戻って来ました。左に見えるのは緑色が基調のグランモスク。

朝焼けが綺麗だったホテルのルーフトップです。

グランモスクが目の前に見える所で食事ができます。

朝食をいただきます。

食事の後はメディナの北側、海が一望できるナイスビュー・ポイントに行きたいと思います。

青い街シャウエンに行くまでタンジェのメディナ（旧市街）を散策。
シャウエンが青い街ですがタンジェは白い街。1日で白と青が基調の街をめぐる事ができて印象的な1日になりそうです。

カラフルな階段を上って行きます。

澄んだ青い空と白い建物のコントラストが実に綺麗！

白い建物が続きます。スペインの情景が色濃く残るタンジェのメディナ。

更に上って行くとハハ門 (Bab Haha)が見えて来ました。

ハハ門 (Bab Haha)、この先素晴らしいビュースポットが有ります。
前回（2011年）にも訪れた場所です。

カスバ (砦）で一番高い広場に来ました。右に見える門の先はジブラルタル海峡です。
左側に行くとカスバ博物館があります。

この門の先はジブラルタル海峡！

門をくぐると驚きました！2011年に来た時はただの土手でゴミが散乱してました所が展望台のように整備されていました。

港も整備されジブラルタル海峡を望む景色は更に美しくなりました。

城壁の外側から見た景色。ジブラルタル海峡を望みます。画像右側にタンジェ港。

素晴らしい景色を独り占め。
他に人がいなくて寂しい感じですが、青空の下 ひとり海を眺めるのも悪くはありません。

約14キロ先はスペインのタリファ。以前来た時はフェリーでジブラルタル海峡を渡りスペイン・タリファに向かいました。

手間の高台もその先に有る埠頭も整備されていました。
この展望台はタリファの有名な観光地になればいいと思いました。

ヨーク城 (York Castle)
記憶では以前撮影した時と同じ構図です。城壁と海がマッチした素敵な風景です。

この写真は8年前に来た時の写真です。
急斜面の土手で以外に危険な所でした。

(2011年9月21日撮影）

カスバ博物館

時間の関係と前回訪れているのでで入場はしません。

朝の散歩で歩いたシアギンヌ通り、お店も開き始めました。

同じく、朝の散歩で見たグランソッコ。
時間になったのでホテルに戻りシャウエンに向かいます。

シャウエンに行く時間となったので、ホテルをチェックアウトしてタクシーを拾うため海岸線に降りて来ました。後ろから肌色の古いベンツのタクシーに声を掛けられ値段交渉しないで乗ってしまいました。

タクシーで新市街を走行中の景色。

Gare Routiere　バス総合ターミナルに到着しました。
タクシー代 50DH/570円請求されました。高いと交渉をした所「ビッグタクシー」と言われ事前に交渉していなかったので諦めました。
何十年前か分からない程古いベンツでなにが「ビッグタクシー」だと思いましたがタンジェでは青い色のプチタクシーを利用する方がいいようです。
特にカサブランカではタクシー料金で最後まで悩まされました。モロッコに行く時はタクシーについてよく調べる事をお勧めします。

昨日CTMのターミナルでチケットは購入していたので、バゲッジを預けるためCTMのカウンターに向かいます。
5DH/57円　バゲッジの預け代は60円もしません。モロッコはタクシー料金以外の交通代金は本当に安いと実感。昨日購入したシャウエンまでのチケットは50DH/570円でした。

昨晩CMTターミナルで購入したチケット。
CTMターミナルの出発時間は12時15分ですが、始発のこの総合ターミナル出発なので12時00分出発に訂正されてます。

タグをつけた所。ここまで順調。旅行前タンジェからシャウエンまでバスのチケットが取れるかが一番の心配でした。シャウエンは人気の観光地なのでネットで調べると事前にネット予約した方がいいとか、当日は満席で購入出来ないとか、いろいろな情報があったので悩んだ末前日購入する事にしました！昨晩CTMターミナルでチケットを購入したので午前中は余裕でタンジェ観光もでき大正解でした。

CMTバス
1番でバスに乗ります。ここで後から乗って来た日本人の青年と会いました。大学を卒業し就職までの間世界一周旅行をしているそう。本当に羨ましい！

バスの車内
2座席＋2座席のシートですが綺麗な車内です。

12時00分 タンジェを出発。シャウエンに向かいます。

今回モロッコ滞在日数が少ないなかでシャウエンに2泊します。
モロッコ観光で一番楽しみにしていた観光地です。

凱旋門賞の後、モロッコ観光にしたのは高速鉄道AL BORAQに乗車する事とシャウエンに天気の良い日行きたいと思っていてその希望も叶えそうで期待が膨らみます。

出発から15分後昨晩チケットを購入したCTMターミナルに寄ります。
ここで大勢の乗客が乗って来て満席になりました。
昨日チケットを購入して本当に良かった！

これからティトゥアンという街を経由してシャウエンに向かいます。

ネットでは12時発の場合、太陽の陽の光が右側にあるため眩しく左側の席の方がいいとの情報から左側の座席からの景色です。

前方に見える山々がリフ山脈、白い町並みも見えるのでたぶんティトゥアンだと思います。雲があるのが気になりました。

ティトゥアンの街並みが見えてきました。

鳩の大きなオブジェのロータリーを通過します。

ティトゥアンのCTMターミナル。
ここでかなりの乗客も降りましたが、それと同じくらいの乗客が入れ替わり満席で
を出発。
尚、自分のチケットに座席番号は書いてなかったので自由席と思っていましたがティトゥアンから乗って来た乗客は座席指定のチケットを持っていて後ろの席に移動する事になりました。左側の席に座れたので良かったのですがネットでは自由席とも書いてあったので実際の座席システムは不明です。

シャウエンに向かいます。ティトゥアンではクリフ山脈にかかっていた雲もなくなり快晴に、左側の車窓から雄大な岩山が見えて来ました。

岩山の連続で確かに左側の景色の方がいいみたいです。

写真ではわかりづらいですが、迫力のある岩山が続きます。

途中にあった小さな町

道路も片側2車線になりシャウエンの街が近いようです。

この辺からシャウエンまでは右側の車窓の景色もいいようでした。

途中タジン鍋のお店が有ったりします。誰もいないので買う人はいるのか心配になります。

坂道を上っているところ。シャウエンの街は思っていたよりも高い所にあるようです。

シャウエンのバスターミナルが見えてきました。
まだこの付近は青い街の印象はありません。
シャウエンの街を写真で見ても実際に来てみないと分からないので、どんな街なのかわくわくします。

14時54分 シャウエン・バスターミナルに到着しました。

帰りのタンジェ行きのチケットを購入。

CTMバスの時間はタンジェ行きが15時15分と遅いので、ネットではあまり薦められていない民営バス（Nejme Chamal)にしました。
出発は明後日の朝、シャウエン8:30分発です。

次回はシャウエンの青い街とシャウエンの街を一望できるスポットを紹介します。

2019年11月4日 投稿

2019年10月 凱旋門賞とモロッコ・イギリス鉄道の旅 (5) エキゾチック モロッコ・青い街シャウエン前編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11555129