2019/03/01 - 2019/03/05
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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「パダン料理は,インドネシア語でナシ・パダン(Nasi Padang)と言う。『ナシ』は白米を炊いたご飯のこと,『パダン』はスマトラ島中西部に位置する西スマトラ州の州都のことなので,『パダン飯(めし)』といった意味である。もともと西スマトラ州の主要民族であるミナンカバウ人の料理であることから,その略称ミナンをとって,ミナン料理と呼ばれることもある。」
「パダン料理店は,インドネシアのいたるところで見かけられ,その形態も大小さまざまである。街角の小さな食堂もあれば,首都ジャカルタのような大都市には外国高官が訪れるような有名レストランもある。マレーシアやシンガポールでも珍しくない。
実は,これほどまでにパダン料理店が各地に展開している背景には,ミナンカバウ人社会の特徴がある。ミナンカバウ人社会は母系制社会として世界的に知られており,伝統的に土地や家屋は母から娘へと相続され,結婚した男は妻の住居に住むことになっている。そのため,居場所のない若い男たちの間には,外の世界に出稼ぎに出たり,移住したりする『ムランタウ』という習慣が根づいている。ムランタウに出たミナンカバウ人がパダン料理を全国に広めたというわけである。だから,もともとパダン料理店の店員は男ばかりで,ウェイトレスがいなかった。
常温で日持ちする料理を作り置きしておくため,すぐに料理を提供できることや,敬虔なイスラーム教徒として知られるミナンカバウ人の料理であるがゆえにハラール(イスラームの教えで許された物)だと信頼できることも,パダン料理が広く受け入れられた理由だろう。」
青山亨「インドネシア料理~早い,安い,旨い,三拍子そろったパダンの味」(沼野恭子編『世界を食べよう! 東京外国語大学の世界料理』(東京外国語大学出版会)収録)より
パダン逍遥~その2:パダン料理&次はブキティンギへ
https://4travel.jp/travelogue/11558469
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- エアアジア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
クアラルンプールからのフライトは1時間とかからず,パダンへ到着した。
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出口すぐのところにパダン市内行きのダムリ(DAMLI)社の空港バスが待っている。
ミナンカバウ国際空港(PDG) 空港
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運賃は車内で支払う。23.5kIDR。(1kIDR=約8円)
宿にチェックインし,すぐに外出。 -
1年半ぶりのインドネシアなので,とりあえず「ネシアめし」を身体に馴じませる。
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好物のテンペゴレンと,
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無難にダダル玉子(Telor Dadar)。
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食後,近所のWarkop(ワルコプ=珈琲店)で本場スマトラの珈琲?を飲む。
たまたま入った店だったが,かなり本格的な味だった(15kIDR)。
「Blend Coffee Tea」Google座標:-0.961170,100.354526 -
テーブルの上にはピーナッツせんべい(クリピック・カチャン)を入れた容器が置いてあって,食べた分だけ勘定のときに自己申告する。
これは他の店でも見たので,この地域の名物なのかもしれない。 -
珈琲豆を入れるバケツに,なぜか日本語が書いてあった。
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街を歩き始める。
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パダンのベモ(乗合バス)は,ほとんどが走り屋デザインである。
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たくさん走っているのだが,いまいち乗る気にならない。
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市場(Pasar Raya Padang)へやって来た。
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テンペの露店。右にあるのはチンチャウ(仙草ゼリー)の塊?
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パームシード(またはアタップフルーツ)。
サトウヤシの種子の胚乳をシロップ漬けにしたもの。 -
サラクを発見。好物なので買う。
他の国にもあるが,インドネシア産のものは実が大きくて美味しい。
これは「ポンドー」種だった。 -
市場の一角は,屋根つきの屋台街のようになっていた。
(Google座標「-0.951295,100.359971」付近) -
それでは,満を持して本場のパダン料理店に入ってみよう。
「RM.Ampalu Raya」Google座標:-0.946336,100.358941 -
テーブルには,あらかじめフィンガーボウル(コボカン)が置いてある。
普段,食堂ではカトラリーを使うインドネシア人でも,パダン料理を食べるときは手食だ。最初と最後に手指を洗うのはこのボウルの水でする。
ボウルは,必要ならいくつ使ってもよいが,使用済みのものはそれと分かるようにする(例えば,食べ終えた皿の上に置く)のがマナーだろう。
大きな店では,水道の手洗場があることもある。 -
手を洗って待っていると,料理をのせた皿が積まれる。
庶民的なパダン料理店なら,せいぜい十種類までだ。
野菜料理は,そのうち少数にとどまる。主役はやはり肉や魚の料理だ。 -
味は良いのだが,きれいに盛りつけようという発想が感じられない。
写真はイカンバカール・バラド(Ikan Bakar Balado)。 -
前の客が手をつけなかった皿はそのまま次の客に出すシステムだから,何度も上げ下げをしているうちに皿はちょっと汚らしい佇まいになってくる。
この料理は食べなかった。 -
パダン料理のパターンのひとつに「干肉/焼肉/焼き魚+生サンバル」というのがあって,これはだいたい味にハズレがない。
これはデンデン・バトコッ(Dendeng Batokok)。緑色のサンバルが特徴。 -
この店では7皿を平らげた。
肉・魚料理の皿は一律に14kIDR,野菜料理の皿は10k,米飯(大きな鉢に途方もない量を盛ってくるので事実上食べ放題)は一人あて8kで,それにサービス料10%が加算される。(1kIDR=約8円)
(つづく)
パダン逍遥~その2:パダン料理&次はブキティンギへ
https://4travel.jp/travelogue/11558469
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