バリ島放浪記　ジャティルウィとテガラランの棚田比較　ジャティルウィ編

2019/10/11 - 2019/10/14

バリ島を観光していると、至る所で棚田を見ることができます。
とくに有名なのは、テガラランとジャティルウィ。

この旅行記では、テガラランとは違った表情を見せるジャティルウィを紹介します。
ジャティルウィは「スバック」というバリの伝統的な水利組織が評価され、
世界遺産に指定されています。
この「スバック」、バリ島では千年近くも受け継がれていて、
社会的にも、文化的にも、宗教的にも貴重な組織だそうです。

ジャティルウィとテガラランの棚田を比較してみました。

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: セブパシフィック
• 旅行の手配内容: 個別手配

広々としたジャティルウィの風景です。
山裾に広がる田園地帯に、
ヤシの木が植わっているのがバリ島らしいです。

谷あいに棚田のあるテガラランと違って、
ジャティルウィはとても広々としていて開放感があります。

バリ島の稲作は、バリヒンドゥー教と密接につながっているようです。
田園のあちこちに、神様をまつる祠（ほこら）があります。

10月中旬に訪れたジャティルウィでは、
青々と広がる田園を見ることができました。

以前、12月末に訪ねたときには、こんな景色が広がっていました。
だいたい同じポイントから撮った一枚です。
バリ島では、１年に３回も米を収穫することができるそうです。

これも10月のジャティルウィです。
青々とした水田が広がっています。

これは12月のジャティルウィです。
水を張った水田が広がっています。

これも、上の写真とほぼ同じポイントから比較してみました。

10月のジャティルウィです。

ジャティルウィの風景は、
どこか日本の里山を思わせるところもあります。

12月のジャティルウィです。
またまた上の写真と比較してみました。

とてもノスタルジーな雰囲気が漂うジャティルウィです。

ジャティルウィの棚田は、直線美が見事です。
こうした棚田の直線美は、テガラランではほとんど見れません。

見事なジャティルウィの棚田の直線美です。
とても開放感があります。

棚田の所々に見える小屋は、
農耕用の牛を飼う牛小屋です。

牛小屋が点在しているのも、テガラランとは違うところです。

あぜ道を失礼して、牛小屋に行ってみます。

牛小屋の中です。
脇目も振らずに草を食んでいるところでした。

近づくと、顔を上げてくれました。
農耕用のせいもあり、人を全く恐れません。
自然いっぱいの中で育ったせいか、
とても澄んだ、愛らしい目を向けてくれています。

12月末の画像です。
牛を使って、棚田をこんな風に耕しています。
機械が入っていないのも、ノスタルジックでホッとします。

ジャティルウィの棚田では、
テガラランに見られるような曲線美もあります。
でも、広々としているので、その曲線はゆったりとしています。

テガラランを彷彿させるような棚田も見えます。
ここにも牛小屋が見えます。

棚田の下の方に祭壇が見えます。
バリヒンドゥーの神様をまつっているのでしょう。
バリ島では、田の神様と水の神様が結婚して、
稲の神様が生まれたと信じられているそうです。

青々としたジャティルウィも見事ですが、
水を張ったキラキラ光る水田も、なかなか見事です。

棚田を英語では「ライステラス」と言いますが、
本当にテラスのような、のどかなジャティルウィの棚田です。
ゆるやかな曲線美と、この開放感がジャティルウィの特徴です。

草取りでしょうか、手入れもしっかり行き届いているようです。

ジャティルウィでは遊歩道が整備されていて、
サイクリングをしている人も見かけます。
遊歩道近くのオープンショップの一枚です。

テガラランでは見られない、けっこう広々とした遊歩道です。
いつかまた、自転車でゆっくりジャティルウィを回りたいものです。