2019/10/04 - 2019/10/04
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fernandoさん
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メンズカレッジの講座の一環で「大人の遠足*半田を巡る」に参加しました。
メンズカレッジとは愛知県大府市が主催する、シルバーのセカンドライフを支援するためのものです。
いわゆる老人会みたいなものかな。
大府市(オオブシ)は名古屋の南に隣接する町で、住宅、工場、農園が適度に散らばります。
2015年の大府市の街歩きはこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/10997327
半田市はミツカン創業の地として有名です。
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2019年10月4日(金)。
大人の遠足で半田市を巡ります。
大府(オオブ)駅から武豊線で半田に向かいます。 -
半田に約15分で9:40到着しました。
ホームの向こうに中埜(ナカノ)家の大邸宅が見えます。
中埜家とはお酢で有名なミツカンの創業家です。 -
今日は半田市内を散歩し、お昼に豆腐料理をいただいて帰ります。
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ところでこのJR半田駅の跨線橋ですが、全国で最も古いといわれています。
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町の中心は知多半田(名古屋鉄道)に移ってしまい、ここが取り残されてしまいました。
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明治43年(1910年)に設置されたという。
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ガイドさんの案内で散歩を開始します。
尚、駅の出入りは東のこの一ヶ所だけです。 -
外から見る跨線橋です。
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「知多酪農発祥の地」とある。
四代目中埜又左エ門氏が自家飲用のために乳牛を購入したのが始まりとされる。
その後、知多半島の酪農は大きく発展したという。 -
駅から東の方面です。
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一際目立つ建物はミツカン本社ビルです。
「味ぽん」でお馴染みのミツカンの創業の地です。 -
この辺りは土地が低い。
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60年前の1959年、伊勢湾台風時にはこの高さまで水が来た。
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そんなガード下を潜らなければ西方面に抜けれません。
おまけに車は通れません。 -
そのためJR半田の東はさびれてしまい、町の中心は名古屋鉄道知多半田駅方面に移ってしまう。
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その知多半田駅前にはこの地域随一の高さを誇るビルが建つ。
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知多半田駅です。
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駅から北に向かったところに「旧中埜家住宅」がある。
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ここは第10代中埜半六氏が別荘として建てました。
中埜半六家は代々海運業や醸造業を手広く商う豪商でした。
中埜半六家、中埜又左エ門家(ミツカン創業家)はもともと中埜半左衛門家の分家です。 -
明治44年(1911年)に建てられ、平成24年(2012年)に半田市に譲渡され修復されました。
ドイツ風のハーフティンバーが見られる建物です。 -
ここは常時公開はしておらず、事前申し込みが必要です。
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昭和25年(1950年)から洋裁学校の本館として利用されていました。
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玄関左手の部屋が客間で、出窓の上部にある漆喰彫刻が目を引きます。
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保全修理工事の前後を学芸員さんが説明します。
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その当時のトイレが洋式の水洗でした。
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二階です。
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燭台付のピアノです。
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二階の他の部屋は和室です。
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「旧中埜家住宅」を出て北に向かうと縦長の倉庫がある。
半田市は「山車」の街で、市内10地区に分かれ総勢31輌が受け継がれている。
この地区は「下半田」で、海運・醸造・商業の街として豊かな財力により造られた山車4輌が半田運河を中心に4月上旬曳きまわされるという。 -
この地区はお寺も多い。
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紺屋街道に入ります。
この場所で90度に街道は曲がっています。
染物屋が数多くあったといわれています。 -
街道の北方面です。
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東方面で、昔の風情が残っています。
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新美南吉もこの道を歩いたようです。
※新美南吉:児童文学作家。代表作に「ごんぎつね」がある。 -
東に向かいJR線を越えます。
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造り酒屋の中埜酒造が見えてきました。
創業は弘化元年(1845年)です。
「国盛」ブランドで知られ、「酒の文化館」も運営しています。 -
半田運河です。
江戸時代、ここからお酢が積み出されたのでしょうか。 -
そんな昔を連想しながら眺めるのもいいかもしれません。
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運河沿いに建つ中埜酒造の木造の工場はそんな風情を残しています。
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その隣にある半六庭園に来ました。
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半六庭園は中埜半六家の邸宅の庭園です。
中埜半六家については「旧中埜家住宅」で触れました。
ここにはかつて「潮入りの庭」があり半田運河の潮の満ち引きにより水面が上下したという。 -
南の門が中埜半六邸の正門のようです。
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現在は「おとうふゆばの店」として利用されています。
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中埜半六邸は明治22年(1889年)に建築されました。
二所ノ関部屋の宿舎として使用されたこともあり、横綱大鵬の姿もあったそうです。 -
お昼はここで豆腐料理をいただきます。
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トロトロの湯豆腐が美味しい。
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九つ仕切りお重が少ないように見えて意外とお腹が膨れる。
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たれも各種揃っていて味比べができます。
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庭園を眺めながら食べるとさらに食欲が進みます。
最初の席は庭園側ではなかったので、後から撮りました。 -
運河を歩いて橋まで来ました。
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半田運河の上流方面です。
左手奥が中埜半六邸です。 -
下流方面はミツカンの醸造蔵が並びます。
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江戸で絶賛された「尾州半田の酢」を送り出した当時の面影が残ります。
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現在はミツカン本社ビルがその業績を引き継いでいます。
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ミツカンミュージアムが酢作りの歴史や、食文化の魅力を発信しています。
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ミツカンの本社がここにあるというのを初めて知ったという方がほとんどではないでしょうか。
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お酢の業界では知らない人はいないという大企業です。
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これでJR半田駅に戻ってきました。
7年前(2012年)の旅行記です。
https://4travel.jp/travelogue/10641800 -
これで帰ります。
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JR半田駅→名古屋鉄道知多半田駅→旧中埜家住宅→紺屋街道→中埜酒造(國盛)→中埜半六邸(庭園、昼食)→半田運河→ミツカン本社 と巡りました。
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