7度目の香港（1）

2019/10/10 - 2019/10/13

7月に続き、今年2度目の訪港。台湾は10月10日が国慶節で、今年は4連休となり、それを利用しての旅行。反送中抗議運動で街の様子が変わってしまい、行かないほうがいいと言ってくれる人もいたけれど、ホテルやディズニーランドのチケットなどをリファンドできないシステムで予約してしまっていたし、香港の様子を自身の目で確認したいという気持ちもあり決行した。結論から言えば、言った時期は身の危険を感じることはなかった。ただ、地下鉄が22時までしか運行してなかったり、どことなく物々しさを感じさせられる場所もあったりした。実際に抗議運動の影響を受けたのは、最終日に空港へ向かう時だけだった。

7度目の香港（1）
・旺角界隈
・ビクトリア・ピーク
・香港ディズニーランド

エリア 香港(香港)

4連休であるため、台湾発の航空券は軒並み高めな中、抗議運動が激しくなりつつある香港線のみはまあまあの価格だった。普段は6000台湾元だけれど、実際の購入価格は8146元で、許容範囲内。抗議運動がなければ、1万元は軽く超えていたはずだ。

今回利用したのはエバー航空。機体はサンリオ仕様だったけれど......

内部は個人モニターすらない一般機だった。デンパサールへ行った時は、内部もサンリオ仕様だったから、期待を裏切られた。

Kiki と行くバリ島（1）
https://4travel.jp/travelogue/11382333

機内食は冷たい麺料理。味は悪くなかったけれど、ニンニクの味がしばらく口に残った。

1人の客室乗務員が近づいてきて、「こんにちは、私のこと覚えていますか」。そう言われて、数年前に仕事で知り合った人であることがすぐわかった。そして、おそらくビジネスクラスで配られているシャンペンとカフェオレをくれた。ただ、搭乗時間が短いため、シャンパンをすぐ飲み干し、続けてカフェオレを飲むという手荒ないただき方をしてしまった。降機する前に「旅を楽しんでください」とも言ってもらえ、温かい気持ちになった。

いつものように、空港バスA21に乗車。

ホテルはお気に入りの旺角維景酒店。

7月はスタンダードにしたけれど、今回はスーペリア。やはり部屋は広めのほうがいい。

このホテルは浴室も広めでいい。

バスタブがあれば、なおいいんだけれど......

初めて角部屋（1009）になった。

この角度での景色は初めてだったけれど、老朽化したビルだと、いまいち気分が盛り上がらない。

その後、ホテルのすぐ近くにあるに西記へ粥と大根餅を食べに行った。香港へ来るたび、いつも通う店。

そして、旺角を散策。

女人街

カツラの髪を梳くおばあさん

店番をする子供

ネイザンロードの下をくぐる歩行者用地下道。

抗議に関する多くの張り紙

香港の民主化運動を支持するメッセージを書いた付箋やポスターなどをはりつけた「レノンウォール」が香港のいたるところにある。

ちなみに台湾にも大学構内などにある。今月初旬、中国人観光客が台湾大学内のレノンウォールを損壊し、身柄を拘束された。その後、強制追放となり、5年間台湾への渡航が禁止された。移民署は「わが政府は、民主主義と自由を損なう悪意ある不法行為を一切容認しない」と表明している。

4日間香港に滞在し、いろいろな情報を得て、テロ化している一部の民衆の今後が心配されて仕方がなくなった。

ポスターを一枚一枚見ていた自分の表情も、この犬のようなものになっていたに違いない。今の香港は実に痛ましい。

その後、気分を入れ替え、ビクトリアピークへ。

2回目だったけれど、勾配にはやはり驚かされた。

本当にこれぐらいの勾配だと思う。

100万ドルの夜景

今後、香港はどのようになっていくのだろうと複雑な気持ちでこの景観を見ていた。

過激な行動を取る一部の熱血な香港人を思い出し、彼らのことが心配され、美しいはずの景観が物悲しく見えてきた。

夕食は、ホテル近くで牛◯（月＋南）麺。これを食べたくて、毎回旺角維景酒店に泊まっていると言っても過言でない。

2日目の朝食は粥、大根餅、肉腸、豆乳。

そして、MTRでディズニーランドへ向かった。

ディズニーランド線を利用するのは、ディズニーランドへ遊びに行く人かそこで働いている人。どうせなら、ディズニーの音楽を流して欲しいと思った。

車内にはこうしたオブジェもある。

窓もミッキーの形。

この歳になって、ディズニーランドに来るとは思わなかった。東京、アナハイム、パリ、香港は経験済み。こうなったら、上海とフロリダのにも行くか......などと思ってしまった。

エントランス前にある大きな噴水。

気合の入ったご一家。ご主人がミッキー仕様で、奥さんがミニー。

なぜ娘さんにはディズニーの服を着せないのか、不思議だった。

チケットや割引券など。右のは......

この日に行われる体験活動参加証。

でも、その活動はMTRが22時までしか運行されないことを理由にキャンセルされてしまった。残念。

10時半に営業開始されるのに、10時には既に多くの人が開門を今か今かと待ちかねていた。

開門前にミッキーとミニーが登場。

1組の客が中に入り、ミッキー、ミニーと写真撮影。この特権は何？

10時半になり入場。ハロウィンの飾り付けがあちらこちらに。

まずは、Hyper Space Mountain。日本でいうスペースマウンテン。待ち時間はたったの10分。

お姫様の格好で入場していた女の子。日本人より楽しむ姿勢が徹底している。

日本でいうところのお化け屋敷。

中でマシュマロが配られている。お化けに扮したキャストが片手で受け取れるほどの量をくれるんだけど、ショップで購入した帽子を差し出したら、ごっそりくれた。

ここは......

日本でいうスプラッシュマウンテン（現地語名：灰熊山極速鉱車）。スプラッシュはないけれど、切り返しで逆方向に進んだり、止まった後、半端ない馬力で急発進するなど、意外性を楽しめた。

園内のアトラクションでは、これが一番好きだった。

お腹がすいてきたので、灰熊山極速鉱車の近くにあったこちらで昼食。

サラダ、フィッシュ&チップス、りんごジュース。

豪邸の中の宝物をサルとともに見て回る「迷離大宅」。ホーンテッドマンションのような感じがするけれど、お化け屋敷ではないから、ちょっと違う。

建物の模型があった。でも、上ったり下りたりはせず、同じフロアーをカートで回るだけ。

家主とサル

トイストーリー・エリア

「ミッキー幻想曲」3Dの映画を楽しむ「ミッキー幻想曲」。その名に反し、ミッキーはあまり出てこない。

日本にあるのとほぼ同じ「森林河流之旅」。

船長のノリが今ひとつかな？日本だと客と一体になってくれるけど、この人は一人で淡々と話す感じだった。広東語、普通話（北京語）、英語ごとに列に並ぶ。中国人が少なく、普通話に並ぶ人はあまりいなかった。

ハロウィン・パレード。自分が見ているところでけっこう長い時間止まってくれた。

愛嬌を振りまくミニー。でも、この日は30度を超えていたから、中の人は汗だくになっていたに違いない。

Chip & Dale のDale とプルート

愛くるしい Shellie May

Duffy と Gelatoni もいたよ。でも、Stella Lou はいなかった。

その後、空飛ぶダンボに乗った。初めは恥ずかしさもあったんだけど、30代以上の男性お一人様も数人乗っているのを見て、それに倣った。ある30代らしき男性はノートパソコンを開き、何かをしているようだった。高さが自由に変えられるのに、それもせずに......。いったい何のために乗っていたのか？

童心に帰るには最適なアトラクション。

ダンボに乗れば、臆することなくなんでも乗れるようになる。

とても刺激的だった「沖天遙控車」。一番上まで上がり下る前のほんの一瞬、無重力状態になる。

そうこうしているうちにすっかり夜が更けた。

スモールワールド

アラジンとか......

ライオンキングとか......

トイストーリーとか......

日本エリア

これはちょっと怖い感じがする。

ディズニーのキャラクターがいっぱい。

最後は中華皿回し

日本語のご挨拶もあるよ。最後の方だけどね。

スモールワールドを最後にしようと思っていたんだけど、待ち時間が相変わらずの10分だったから......。実際には行けばすぐ乗れた。フランスのディズニーもそうだったな。東京だと数時間並んで待たないと乗れないこともあるよね。

美國小鎮大街には灯がともり、賑々しい。

ライトが消され、壁に投影されたカラフルなデザインを楽しんだ。

入園した時、気になったワッフル。

60香港ドルもするんだけど、記念に食べた。味は......、まあこんなもんでしょ。

開園する前の10時過ぎに到着し、閉園直前の20時前までの滞在。大人でもやっぱり楽しめる。1人で来ていた人も少なくなかった。みんな癒されに来ているのかな？

MTRで市中心へ戻る。

みんな楽しめたかな？

この日の夕食は昨晩と同じ、牛◯（月＋南）麺。　毎日食べても飽きない美味しさ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（続）