2019/10/09 - 2019/10/09
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world travelerさん
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前回の観戦記の続編。
既に多くの試合が行われたため、ご存じの方が多いとは思うが、実際にスタジアムで観戦してみて自分なりに分かったこと・観戦に行く注意事項などをまとめてみた。
今回は、静岡県袋井市にある、静岡スタジアムエコパで行われたスコットランド対ロシアのマッチに参戦してきた。
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スタジアムまでは、愛野駅南口から歩きで20分弱くらい。
ゆるやかな坂道だが、途中動く歩道もある。
また、車いすやベビーカー向けのリフトもある。
駅近くならコンビニやスーパーがある。
この日は、駅前や沿道に出店が並んでいた。 -
◆スタジアムに入るときの注意事項
国内線の飛行機に乗る前、空港で受けるセキュリティーチェックに似ていた。
ここが混む場合があるため、「早めに来てください」という案内がされている。
自分が通過したときはキックオフ約1時間前だったが、スムーズだった。
(状況にもよるので、会場ごとに確認してほしい。)
・荷物検査とチケットチェックあり。
・飲み物は持ち込み禁止
※体調維持用の水分なら、透明なプラスチック水筒またはボトルに入れて持参可能なようだ。
セキュリティーチェックの場で、「飲んでみてください」と言われる。
・食べ物NGルールは緩和され、自分が食べられる範囲なら持ち込んでよいことになっている。
・金属探知機で体周りを調べられる。
・長い傘は持ち込み不可。
・再入場はできない。
おそらくオリンピックもこのように入場することになるのではないかと思う。
詳細は改めて確認していただきたい。 -
中にはビールスタンド、売店(食べ物・公式グッズ)あり。
また、無料の給水所があり、スタッフがミネラルウォーターを紙コップに入れて提供していた。
「子どもたちがたくさんいるなぁ」と思ったら、静岡県が県内の小中高生を招待していたよう。
なんと16000人、バスにして400台分の応援団が来ていたと後に知った。
静岡県、なかなか力を入れていますな。
ある1角は中学生と思しき制服姿の子たちがびっちり座っていたし、小学生たちは一生懸命旗を振っていた。
もし座席を選べるなら、屋根があるとか日が当たらない方向を事前に調べてから購入するといい。 -
自分が知りたかった、ラグビーW杯の噂・ニュースの真相を現地で確かめてみた。
◆どちらの国も応援、どちらの国も称える
今回はスコットランド優勢の時間が多かったが、ロシアコールが何度も聞こえた。
そして、ロシアがボールを奪うと、「いけいけー!」と盛り上がっていた。
また、観戦していた児童・生徒たちも、両国の国旗をはためかせて応援していた。
相手チームがトライをしたり選手交代をしたりという場面でも、惜しみない拍手を送った。
試合後、負けたチームには「Nice game!」、勝ったチームには「Congratulations!」など声をかけて握手すると応えてくれる。
スコットランドとロシアの人同士で写真を撮る姿も見られた。
◆選手がおじぎする
選手交代のとき、また試合終了後、おじぎをする選手は本当にいた。
ロシアの選手たちは負けたにも関わらず、スタジアムの四方に回ってあいさつとおじぎをしていた。
このときは、国にかかわらず、観客みんなで応えた。
すばらしい瞬間だったし、選手が日本の習慣(おじぎ)にトライしてくれたことにも感謝したい。
◆世界のお客様・有名人が観戦する
この日、ロイヤルボックスに1人の女性がいるのが見えた。
イギリス王室のアン王女殿下が来日され、ご観覧されていたそうだ。
大勝してスコットランドアンセムを聞けて、殿下はさぞお喜びになられただろう。
他にも芸能人やアナウンサーらしき人がいた。
ワールドカップともなると、来賓や有名人のレベルがすごい。
◆カラオケ大会がある
ハーフタイムや試合前、スクリーンに歌詞が映し出されてカラオケが流れる。
英語の歌詞や有名な歌のときには、スコットランドの皆さんノリノリで大合唱。
一見した感じでは、男性の観客が多い気がした。
そして、彼らが怒涛のようにビールを飲むため、男性トイレが混む!
◆自国の国歌・アンセムじゃなくても歌う人がいる
おもてなし広場で練習している日本人がいたし、歌詞を印刷して持ってきた日本人もいた。
(強制ではないし、みんながみんなやっているというわけではない。)
今回は、スコットランドからの応援団が多くて、スコットランドアンセムがスタジアム内に轟いた。 -
◆映るんです
スタジアムのスクリーンに観客を映すサービス?があり、絶えず客席のどこかを映していた。
これも「スタジアムで観る」ことのひとつらしい。
写りたい人、盛り上がりたい人には楽しみのひとつになるだろう。
◆試合中にバグパイプ?
これは本当だった。
何か所からバグパイプの演奏が聞こえた。
スコットランドの有志の方が持ってきて、試合中に景気づけで演奏していた。
観客の声援が大きいのだが、バグパイプも響いた。
「スコットランド ザ ブレイブ」という曲が聞こえると、国に関係なく大拍手。
アンセム「フラワー オブ スコットランド」が流れると、スコットランドの皆さんが斉唱して大盛り上がり。
スコットランドの皆さんのエネルギーに圧倒された。 -
「テレビ中継ではよく分からなかったこと」を、いざ確かめん!
テレビ中継でなんとなく見えた・聞こえたけれど、実際何が起こっていたのか。
スタジアムでリアルな試合を観て、いくつか解決できた。
両国の国歌またはアンセム斉唱が終わり、ピッチに選手が散らばっていく。
その間を盛り上げるため、
<なかなか終わりが来ない三本締め>
をやった。
キックオフまで、ずっと続けて盛り上げるのだ。
そしてまもなくキックオフになると、確かに
<カウントダウン>
をやった。
エコパは広く、また観客が多いので、レフェリーの笛は正直よく聞こえなかった。
<「ぃよ~っ!」の声>
トライとコンバージョンキックの後、スクリーンに浮世絵がちょろっと映し出され、歌舞伎風の「ぃよ~っ!」の掛け声が流れる。
観客もすかさず真似をする。
海外の方が「ヨー!」とときどき声をあげていて、なんのことかと思っていたが、おそらくこれを真似しているんだと推測。
<ウェーブ>
何回かウェーブができていた。
うねりを作って続くこともあれば、途中で終わってしまったり、対岸から逆方向に回ってきたりと、かなり自由にやっていた。
<ハリセン?>
テレビ中継でよく映っている、観客が持っている「TRY!」の黄色の扇型のバナー。
「どこで手に入れるのか」とずっと気になっていた。
会場のセキュリティーチェック前のスポンサーブース前でスタッフが配っていた。
もともと扇形の厚紙で、メガホンのように丸められる。
たたむときに屏風のように折れ線がついていて、日本人の手に渡るとハリセンに見えてしまうというのが真相だった。
<カメラワーク>
屋根からつるされたワイヤーで、上下左右に自在に動くカメラがあった。
これで上からスクラムを撮っていた。
ボールを投げ入れるすぐ後ろから撮るカメラもあった。
こういう映像を組み合わせてテレビ中継していたんだと分かった。 -
◆ノーサイドの花道
試合はスコットランドの圧勝だった。
選手たちがピッチから去るとき、スコットランドの選手たちが花道を作り、ロシアの選手たちを送り出していた。
その後、今度はロシア選手も花道を作り、スコットランド選手を送っていた。
こういうようなことがあるとネットでは知られていたが、実際に観てじーんとした。 -
こういう敵味方関係なく楽しむことや、どんなチーム・国の人でも受け入れるというチームスポーツはなかなかない。
ラグビーの観戦は、サッカーや野球を観ることが多い私たちにはまだなじみが薄い。
例えば、コンバージョンキックのときは「静かに!」と注意しているイギリスの方がいた。
どんなふうに楽しむのか、どんなマナーがあるのか、このW杯中に海外からのお客さんと一緒に観ながら学びたい。
決勝トーナメントというチャンスがあるので、まだまだ楽しみが続きそうだ。
各国の選手・スタッフ、日本を旅されている海外からの皆さん、どうぞご無事で。
Stay safe!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねもさん 2019/10/13 10:57:18
- あちらへのご返信ありがとうございます
- world travelerさん
いやいや拙いどころか、あんなふうに温かく書いてくださって本当にありがとうございます(私のいい加減な旅行記こそ恥ずかしい、苦笑)
こちらの旅行記もとてもうれしく拝見しました。「こういう敵味方関係なく楽しむことや、どんなチーム・国の人でも受け入れるというチームスポーツはなかなかない」なんて、ラグビー大好きお爺さんとしては涙が出ます。
初エコパだそうですが、愛野駅から想定外に歩きませんでした? 全くリサーチしないで行った初エコパのとき、愛野駅から3分くらいで着きそうに見えるじゃない。でも歩いても歩いても着かない(笑)。とんでもなく大きな施設だと到着して初めて知りました。
- world travelerさん からの返信 2019/10/13 13:06:19
- まだまだ楽しみが続きますね。
- ねも様
こちらもご覧くださり、またご丁寧にメッセージもありがとうございました。
ねもさんのエコパ観戦記のお写真の通り、愛野駅から距離がありました。
ねもさんは既にご存知かもしれませんが、「決勝トーナメントのパブリックビューイングをエコパで開催する」とおもてなしエリアで教えていただきました。
おもてなしが続いて、エコパや静岡県はすばらしいなと思います。
日本サポーターも海外の方も、ねもさんのようなラグビー通の方も、エコパや全国各地で楽しめるチャンスがまだまだ続きそうですね。
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