日本のベニスに広島焼き

2019/10/05 - 2019/10/05

広島風お好み焼き屋が新湊の内川に新規オープンすると言う情報があり、早速行ってみることにした。

エリア 新湊・射水(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

お好み焼き屋の所在地は、知る人はよーく知っている。知らない人は、へーなの？
ていう感じ。それは、”日本のベニス”と呼ばれている富山県の新湊の”内川”にあります。川の両岸に漁船が連なって係留されている風景はどこか懐かしさを感じさせるものとなっており、そういうところをちょいブラ散歩がてら行くことにしました。

内川の両岸には、車一台通るかどうかの狭い道があります。その距離は約２キロと、散歩するには長くも短くもない丁度よい長さになっています。

道中には、独特のデザインの１２の橋が架かっていた。

でかい手のモニュメントがあったり。

屋根のある橋があったりと、初めて見る人には新鮮にうつるかもしません。

内川沿いは、なかなかいい風情なのだが観光資源として活かせていなかったようだ。しかしながら、2016年に公開された”人生の約束”においてこの地域が舞台となってから少し風向きが変わったようです。

人生の約束のロケ地となった”番屋”は、観光資源として活用されています。

映画公開後の外観当初はこんな感じでした。

今では、改装されて喫茶店となっております。

映画公開後の当初内部はこのように、ごちゃごちゃ感あったんだけど。

今では内部も小綺麗になっていて、その中では喫茶できるようになっています。

映画の中でスナックになっていたところは、今ではその外観の名残を残すのみとなっております。

撮影されていた施設だよという看板だけですが、何か他にも利用できそうだけどね。

映画をきっかけにする前から、内川地区にも”六角堂”という元気で流行っている喫茶店もありましたが。

映画公開後の一時期のブームが去った今からオープンする店も見えはじめてきた。”トラトネコ”という店もつい最近オープンしたとのこと。

内部は見事にリノベーションされていた。お好み焼き食べる予定じゃなかったら、ここで食事していたかも。次の機会にしよう。

内川沿い歩いていると、変わった看板。民家ホテル？”カモメとウミネコ”

外観は普通の家だが、内部は綺麗になっていて川辺を見ながらのいい感じのホテルになっているようだ。

そうこうしているうちにやっとの事で、目的のお好み焼き屋に到着しました。

なんせ一昨日オープンなので、当たり前だが内部は新しい。

店内の席数は６席と多いとは言えませんが、どこから聞きつけたのか客席は満席。

ということで、テークアウトすることにした。店主に窓越しに注文して、出来上がるまでしばらく散歩をすることに。

昔ながらのパン屋。”みなとや製パン”。ここの食パンおいしいよ。因みに、普通のと甘いのあります。

食べ歩きにあんドーナツもあり。

それから”中川餅店”。ここは客が途絶えることがない人気店。安心、安定の美味しさ。素朴な豆餅がオススメ。

出来上がりの時間を見計らって、お好み焼き屋を引き取りに行く。そして、川沿いの無料休憩場所にて食事をとることにしました。風がそよそよときて、気持ちのいいところでした。

お好み焼きは、広島風で中には焼きそばが入ってました。できたてを外の風を浴びながら食べるのもいいものですね。とても美味しくて最高。

最後になりましたが、お好み焼き屋の名前は、”富の屋”。元々、広島でお好み焼き屋を営んでいた店主が、富山に住んでいる息子に呼び寄せられて開店したそうだ。それにしても、年齢的に若くもないのによくぞ新天地で店を開こうと思ったのか、その勇気に感服しました。そして、本場の広島焼きを富山で食べれるなんて、とても貴重なので末長く営業お願いします。