三陸復興の大漁旗じるし「気仙沼大島大橋」。大島最南端龍舞崎へ ちい旅。

2019/09/15 - 2019/09/15

　東日本大震災から早いもので8年が過ぎた。仙台に住む翁にとっても地元宮城の魅力的な海沿いの街とその美しい風景がほぼ壊滅したことは未だに残念でならない。復興の工事も進んでいるものの、どんどんと海沿いの景色が昔とちがう風景になってゆくことが寂しいやら悲しいやら・・・と感傷に浸ってばかりもいられない！東北人のパワーはこんあもんじゃないゼイ！！　というコト（？）で、最近の三陸のビックNEWSとしてご紹介するのが
「気仙沼大島大橋」デス！（ヤヤコシイ名ですが、実は近くに気仙沼大橋という橋があるので、結局この名になったかと・・・）

「気仙沼大島大橋」とは、気仙沼の気仙沼湾に浮かぶ「大島」と気仙沼を結ぶ陸路として本年2019年4月に開通したまったく新しい橋であります！
橋脚間の長さ297ｍでアーチ橋としては東日本最大！しかも、この場所は気仙沼の中でも昔から指折りのビューポイントでもあるとのコト！

これは行かずばならまい！ということで、急遽仙台から車を走らせた次第！いつもよりもショートではございますが、まずは県外の皆さまにもお知らせしたくてご紹介します！

エリア 気仙沼(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

　ハイ！イキナリですが、これが「気仙沼大島大橋」デス！アーチ橋の美しい形状にフッと見とれてしまします。

　気仙沼大島大橋は、車道と歩道に分かれておりまして、大島側と気仙沼側両方に比較的大きな駐車場もあります。ここで車を停めて歩いてみるのがいちばんゆっくりと景色を愉しめるかと。

　ズンズン近寄ります！右側の気仙沼湾越しに気仙沼の市街と背景の山が一望に見渡せます！あっち側にも歩道ほしかったなあ！

　大橋の中間地点あたりから「大島瀬戸（港）」を見下ろします。小さな漁港です。時間があれば行ってみたいのですが・・・。

　橋の下に行く遊歩道があったので、ちょっと降りてみました。車の音がしなければ眺めといい、海畔の風情といいサイコーの場所ですな！

　これが「気仙沼大島」の全体図です。ホントは、一か所ずつ拠点を巡りたかったのですが、時間の関係で、直接最南端の「龍舞崎（たつまいざき）」までヒトッ跳びです！（といっても、車で15分もあれば着いちゃいます。どう走っても結局龍舞埼に行き着くので・・・笑）

龍舞崎 自然・景勝地

　龍舞崎の駐車場に到着！大橋開通効果か、結構人が多い！ここから遊歩道を歩いて、灯台まで向かいます。

　龍舞崎の名の由来は、海蝕による荒い岩礁の景観と、荒波が打ち寄せる姿がまるで龍が舞い上がるようで・・・という昇竜伝説から生まれたようです。

　ここから近くの海水浴場「小田の浜」を結ぶ遊歩道もあるとのことですが今回はパス！
30数年ほど前、この大島に泊まり小田の浜でビキニ姿に心震わせ、民宿の夕食にお腹震わせた懐かしい記憶が急に蘇ってまいりました！

　灯台に向かう散策路は結構長い！（15分以上？）クロマツの林の間から気仙沼の静かな風景が堪能できます。手前に見える岬影は、津波の後、龍の姿で残った枯松と潮吹き岩がある「岩井埼」だと思います。

　ちょっとブレイクして、数年前に足を運んだ「岩井崎」の景色など。これが岩井埼にある枯松です。津波で残った松の姿が驚くほど龍に似てることからケッコウ話題になった場所です。

岩井崎 自然・景勝地

　「岩井崎」のもうひとつの見所が「潮吹岩」公園をとりかこむ岩礁のところどころから潮の満ち引きにあわせて潮柱が立ちます。この日はナギであまり潮柱がたちませんでした。（・・・翁ですな？）

　「岩井崎」は公園になっております。逆にここから左手に今いる龍舞埼が拝めるわけです。

　岩井崎から旭崎・歌津方面を観た景色です。奥の細道のようですな。

　岩井崎の公園には「第九代横綱秀ノ山雷五郎」の像が立っています。気仙沼出身で、体は164㎝と小柄ながらもパワーとたち舞の上手さから幕末異色の横綱として名を馳せました！うーん復興パワーをいただきたいなあ！

　ハイ！龍舞崎に戻ります！岩井埼のご紹介は以上でした。

　おお！「海鳩さん」です！実は翁は見るのが初めて！いるんだ！つがいで陽だまりに二羽、仲良さそうデス。見習いたいものです。

　やっと龍舞崎の突先の灯台に到着しました！けっこう歩いたなあ！景色ヨカッタからイイケド。

　龍舞崎灯台です。青い空に白いお肌がくっきりと浮かび大変美しい！

　大島最南端ですので、グルリと太平洋の景色をイタダケマス！お弁当持ってくればヨカッタ！
龍舞崎駐車場には、トイレもレストランも売店もありますので、ここで休憩・昼食なども計画するとよろしいかと。

　帰りに、気仙沼のくるくる寿司チェーンに寄ってみました。ひょっとすると気仙沼だからネタは違うのか？！と期待しましたが・・・同じでした。（笑）

　写真の撮り方で、くるくる寿司ながらとても美味しく撮れるかなあ？・・・とチャレンジしてみましたが、翁の腕ではココまでです！残念！

　やけくそになって、くるくる寿司で拉麵350円オーダーしました。気仙沼に来たときは、やっぱり普通の食堂を狙うべきだったかと・・・。

　今回の行程マップです。（大島の看板地図からいただきました）
気仙沼市内は道路も混みあい、復興工事にてやや複雑になってますので、ナビは必携ですよ。ナビを信じてご来訪ください。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました！　Ｑ太郎


「気仙沼大島大橋」
https://kesennuma-kanko.jp/oshimabridge_open/

「気仙沼大島」
https://kesennuma-kanko.jp/tag/%e5%a4%a7%e5%b3%b6/

「龍舞崎」
https://kesennuma-kanko.jp/%e9%be%8d%e8%88%9e%e5%b4%8e/

付録：岩井崎
https://4travel.jp/domestic/area/tohoku/miyagi/ishinomaki/kesennuma/nature/10012765/


交通ガイド
三陸自動車道気仙沼中央ICから、?45＞R26＞R218経由で気仙沼大島大橋へ。（途中町中は大変複雑なので必ずナビ利用でどうぞ）
＊三陸自動車道は小泉海岸ICから本吉津谷海岸ICは下道に降ります。（2019年9月現在）

この旅行記へのコメント （2）

• 横浜臨海公園さん 2019/10/04 11:28:36

  気仙沼

  Q太郎さま、こんにちは。
  
  小生、大震災直後に、志津川、気仙沼に２度づつボランティアで訪れましたが、それはそれは想像を絶する光景が拡がり、唖然としたものでした。
  
  大震災から８年を経過したものの、嘗ての繁栄を想起させるには未だ道のりが遠い様に思われてなりませんが、それでも、徐々に復興が成り立っているのは好ましい事だと思います。
  
  
  
  横浜臨海公園
  

  Q太郎さん からの返信 2019/10/04 13:34:11

  Re: 横浜臨海公園さん　こんにちは！

  横浜臨海公園さん　はじめまして　Q太郎です
  
  何度も宮城にボランティアに来ていただいたとのこと！
  本当にありがとうございます！
  
  昔の風情を取り戻すことはできませんが、
  新しい、活気のある、東北沿岸の姿はまだこれからですが、
  常磐線の全線開通や、東北の沿岸を結ぶ復興支援道路が
  つぎつぎと開通するなど、予兆を実感します。
  
  機会あれば、また復興観光の情報などアップしますので
  今後ともよろしくお願いします。
  
  余談ですが、お茶の水神田のガード下の記事、懐かしかった
  です。若輩当時お茶の水に会社があったものですから！
  もう数十年昔のオハナシですが（笑）
  
  ありがとうござました。