'19年 夏 21日間バルト海沿岸７ヶ国旅行　１．目次のようなプロローグ 前編

2019/08/03 - 2019/08/23

猛暑酷暑の日本を脱出し、バルト海沿岸の国々を旅してまいりました。

８月３日から１７日までは、夫と二人旅。
その後は２３日の帰国まで一人旅。
人生初の海外旅行（２８日間）以来、２番目に長い２1日間の旅の記録です。

先ずは、今回の旅で訪問した場所をざっとご紹介いたします。

よろしければお付き合いくださいませ。　

エリア ストックホルム(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

◆◇１日目；8月３日（土）

夏休みの土曜日とあって、博多行き特急ソニックは満席。
デッキには立っている人も多く、私たちも３～４０分立つつもりでしたが、検札に来た車掌さんが、空席のある車両を教えてくれたので、移動しました。
ありがたい。

長い間工事中だった福岡空港国内線は、工事も終わっていました。

ANAビジネスクラス以上と上級会員は、こちらでチェックインと保安検査が受けられます。

ありゃ、まだ完成していませんでしたワ。

福岡空港 空港

◆◇２日目；8月４日（日）

国立西洋美術館へ「松方コレクション」を見に行く夫と別行動。
私は、仲良くして頂いている４トラベジェンヌMさんと久しぶりの差しオフ。
わずか２時間程度の”デート”だったけど、とっても有意義で貴重な旅の話を聞くことができ、本当に楽しい時間を過ごすことができ、感謝！

東京在住の彼女に、成田行きバス乗り場まで案内してもらったお陰で、無事に成田空港へ行くことができました。

たぶん一人だったら、乗車まで時間がかかっただろうな。

成田国際空港 空港

NRT17：00　NH807～BKKバンコクスワンナプーム空港着21：40で、先ずはBKKへ。
今日（8/4）は〇●回目の誕生日。バースデーフライトなのです。

降機前に担当のCAさん達にお祝いして頂きました。
ありがとうございます。

バンコクで、ストックホルム行きに乗り換えます。

タイ航空ビジネスクラス以上の利用者は、マッサージが受けられます。
ここで、私は首・肩のマッサージサービスを受けました。

あ～～気持ちんよかぁ～。

ロイヤルシルクラウンジ (スワンナプーム空港内) 空港ラウンジ

◆◇3日目；８月５日（月）
BKK発01：10～ストックホルム・アーランダ空港着7：00

搭乗前に機内食のWEB予約をしておきました。
牛肉のタイカレー。

スープも牛肉。
カレーも牛肉。
別皿のおかずも牛肉。

到着前の朝食は、コンチネンタルで、ってお願いしたら、
カットフルーツと、丸く形成されたフルーツ。
形が違うだけで、全部おんなじフルーツやんけ。
芸が無いなあ。

空港から中央駅までこのバスで来ました。

ホテルまで徒歩数分ですが迷いました。

ストックホルム中央駅 駅

ホテルに荷物を預け、先ず向かったのは、ノーベル博物館。

ストックホルムの観光施設と言えば、ここしか思い浮かばなかった。

ノーベル博物館 博物館・美術館・ギャラリー

腰掛の裏に、歴代受賞者のサインがあるのは知っていたので、いちいち裏返しては日本人受賞者のサインを探しました。

これは山中伸弥先生のもの。
美しい字ですね。
几帳面な方なのでしょうね。

ノーベル博物館 博物館・美術館・ギャラリー

昨年の受賞者　本庶佑先生のサイン。

ノーベル博物館 博物館・美術館・ギャラリー

授賞式後の晩餐会のデザートを、博物館内のカフェで頂きました。

ノーベル博物館 博物館・美術館・ギャラリー

正午からの王宮衛兵交代式のを見物。

単に交代するだけでなく、吹奏楽隊のコンサートのような式でした。

ストックホルム王宮 城・宮殿

◆◇4日目；５月６日（火）

昨日ストックホルムに来たばかりですが、早くも今日はヘルシンキに移動です。

その前に、ノーベル賞授賞式会場の市庁舎に行きましょう。

ここは、個人では見学できません。
英語、ドイツ語、中国語などのガイドツアーに参加しなければなりません。
時間が決まっていますが、英語ツアーはいつでも参加できます。

ストックホルム市庁舎 建造物

ガムラスタンのリッダーホルム教会の尖塔が見えます。

リッダーホルム教会 寺院・教会

タリンクシリヤラインのフェリーでヘルシンキへ。

ストックホルム滞在わずか一日でしたが、思い残すことはありません。
スウェーデンは２度目ですから。

ストックホルム発16：45～ヘルシンキ着（8/7）10:00

◆◇５月目；８月７日（水）
穏やかな航行でした。
船内は静かだったので、ぐっすり眠れました。

いつの間にか、フェリーはヘルシンキに入ったようです。
スオメンリンナ島の側を通過中。

スオメンリンナの要塞 建造物

ヘルシンキ　オリンピアターミナルに入港しました。
無事にヘルシンキまで運んでくれてありがとう。

ターミナル内のキオスクでトラムのチケットを買います。

オリンピアターミナル 船系

宿泊ホテル　スカンディック・シモンケンタの下方に建つカンピ礼拝堂

こ～～んなにデカイ建物だったのですね。
中は撮影禁止。
でも、いわゆる「ばえる」ものはありませんでした。
あまりにも簡素で。

でも建物は一見の価値あり。

カンピ礼拝堂 寺院・教会

ヘルシンキ大聖堂

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

夏の時期、シベリウス音楽院の学生による無料オルガンコンサートが毎週水・金曜日に開かれているとのことでした。

この日はたまたま水曜日で、開演前１５分に知ったので、とてもラッキーでした。

オルガン音楽をこよなく愛する夫は大喜び。
１５分程度の短いコンサートでしたが、旅の疲れから解放されました。
って、まだ旅は始まったばかりですが。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

ウスペンスキー寺院

北欧最大のロシア正教の教会です。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

テンペリアウキオ教会

一度では覚えられない難しい名前です。

入口に、「８/6　HIROSHIMAのための礼拝」を知らせる張り紙がそのまま残っていました。
きっと昨日、ここで広島原爆死没者のための祈りが捧げられたのだと思うと、有難くてこみ上げてくるものがありました。

テンペリアウキオ教会 寺院・教会

ここでも、音楽院の学生と思しき男性が、ピアノを演奏していました。

リスト；ピアノソナタ
ショパン；ノクターン

翌日（８日）には、ここでオルガンの演奏会があるとのこと。
再び、オルガン好きな夫のテンションが上がり、もちろん鑑賞しました。

テンペリアウキオ教会 寺院・教会

◆◇６日目；８月８日（木）

ここは来かったところです。

フィンランドが生んだ偉大な作曲家　シベリウス
♪フィンランディアや♪トゥオネラの白鳥が有名ですが、私はバイオリン協奏曲を好んで聞いています。

シベリウス公園 広場・公園

シベリウス公園のモニュメント

シベリウス・モニュメント モニュメント・記念碑

◆◇７日目；８月９日（金）

エケロラインのフェリーでエストニア共和国の首都　タリンへ。

ヘルシンキ発9：00～タリン着11：15

わずか2時間15分の船旅です。

ヘルシンキ発９：００

タリン着　11：15

予定通りタリン着

バスでホテル近くまで移動。
宿泊はヒルトン・タリンパーク
チェックインには早かったので、エグゼクティブ・ラウンジでしばし休憩後、観光に出かけました。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂
1901年に建てられたロシア正教会

アレクサンドル ネフスキー大聖堂 寺院・教会

展望台からの眺望

三人姉妹

15世紀に建てられた住宅の集合体で、現在はホテルになっています。

ザ スリー シスターズ ブティック ホテル ホテル

1529年に建てられた砲塔
ふとっちょマルガレータの愛称で有名です。
修復された後、海洋博物館になっています。

エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

◆◇８日目；８月１０日（土）

タリンオペラハウス

指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ氏はエストニア出身。

NHK交響楽団の首席指揮者としても活躍しておられますが、世界の主要オーケストラの指揮もなさっています。

私も数年前、北九州国際音楽祭で彼の指揮で”運命”（ベートーヴェン作曲）を鑑賞しました。
個性的な演奏でした。

大聖堂で１２時からのオルガンコンサートを聴きます。

J.S.バッハの作品はじめ4曲を聞きました。

午後2時のバスでラトビアに行くので、大急ぎでホテルへ戻りました。

タリンバスターミナル

LUX Expressのバスでラトビア共和国の首都リガへ。

タリン発14：00～リガ着18：25
4時間２５分、ノンストップです。

車内は快適。

ドリンクサービスがあり、コーヒーや紅茶を自由に飲むことができます。

飛行機のトイレよりも若干広いトイレも完備。
4時間以上ノンストップでも困ることはありません。

リガに到着。

本日のお宿、ウェルトンリガホテル＆スパが見えてきました。

Wellton Riga Hotel & SPA ホテル

中央市場

第二次大戦中、飛行船ツェッペリンの格納庫だった建物は、現在ヨーロッパでも最大級の市場に変わりました。

ブラックヘッドの会館

左の建物の中に観光案内所があります。
ここで地図をもらいます。

後ろに見えるのはリガ大聖堂

その前の広場では子供たちがバイオリンの演奏を聞かせてくれました。

J.S.バッハの”２つのバイオリンのための協奏曲”など、バッハ作品を数曲弾いていました。
しばし聞き入りました。

ラトヴィア国立歌劇場

この時期、ヨーロッパのどの国もオペラはシーズンオフ。
せめて中だけでも見学したかった。。。

素っ気ない内装、乗り心地の悪い硬い椅子、のトラムに乗って、ユーゲントシュティール建築が立ち並ぶエリアへ。

美しい建物が並んでいます。

ユーゲントシュティール建築

リガ大聖堂のパイプオルガン

夏季は日曜以外毎日正午からオルガンコンサートが開かれています。
が、この日は日曜日。
コンサートを聴くことはできない、と意気消沈していましたが、なんと１９時から特別コンサートがあることがわかりました。

イギリスからのオルガニストとロンドンの教会の聖歌隊メンバーによる、イギリス音楽ばかりのコンサート。

もちろん鑑賞します。

それにしても美しいオルガンだわ。
これを見られただけでも十分満足です。

聖歌隊の皆さん。

天井の高い聖堂は、物凄く響きが良くて、澄んだ歌声に感動しました。

◆◇１０日目；８月１２日（月）

リガに２泊して、次はリトアニア共和国の首都、ヴィルニュスへ。
やはり、LUX Expressのバスに乗ります。

リガ発9：30～ヴィリニュス着13：40
４時間１０分　ノンストップのバス旅です。

車内で飲んだコーヒー

ヴィリニュスバスターミナルからは、旧市街行きバスでホテルへ。

ホテル近くの”夜明けの門”から観光開始です。

ヴィリニュスの見所って何か？

教会だそうです。
と言うか教会しかない？

聖カジミエル教会

聖カジミエル教会のオルガン

ヴィリニュス大聖堂

◆◇１１日目；８月１３日（火）


ホテル近くの市場を覗いてみましょう。

う～～ん、どうでしょう？このセンス。

この国のご婦人方、ダイナマイトバディのおばさまが多いので、どのお洋服もデカイ。

ホテル側のバス停から空港バスに乗りました。

お名残惜しゅうございますが、これにてバルト三国とはお別れです。

ここからノルェーのオスロで乗り換えてベルゲンまで行きます。

１４：３０発　ディレイはありません。ホッ。

オスロでの乗り換え時間はわずか1時間です。
間に合いそうです。

沖止めのノルウェー航空（LCC）に乗り込みます。

・・・後編に続く