2018/07/22 - 2018/07/22
837位(同エリア1116件中)
ヒビーさん
地元のツアー会社の日帰りバスツアーで航空自衛隊千歳基地航空祭に行きました。
基地航空祭では各地でブルーインパルスの曲技飛行が有名ですが、今回の目玉は何といっても政府専用機の引退前に見られる最後のチャンスなのでした。
前編は航空自衛隊等で使用されている機材の見学です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
4時44分です。
ぷー 「ぐでたま君早く起きて、出かけるよ」
ぐでたま「むにゃ、まだ朝の5時前っしょ、早すぎるんだわ~」
ぷー 「早くしないとバスの時間に間に合わないよ」
ぐでたま「面倒だから、ぷー君一人で、行ってくるんだわ~」
ぷー 「だめだめ、今回はずっと外だからボクとぐでたま君だけだよ」
ぐでたま「たまご使いが、荒いんだわ~」
ツアーを申し込んだ時点で参加人数が多く、当日はバスは2台体制でした。
座席はツアー会社であらかじめ決められていましたが、隣の座席に他の人は座る事はなく、気を遣う事もなく済みました。
そうしてバスに乗って千歳市に向けて出発するのでした。 -
8時55分頃です。
航空自衛隊千歳基地の敷地内へ入りました。
バスで基地に向かう途中で徒歩で会場に向かう行列が数百メートルも続いていました。
敷地内の駐車場も全道各地からの観光バス数十台が停まっていました。
バスが駐車場に停まると後は帰る時間まで各自自由行動です。
会場入り口には手荷物検査を実施していて鞄の中身をチェックしてから入りました。
ぐでたま「怪しい物は、没収されるんじゃね?」
ぷー 「ボク達も没収されなかったし、ヒビーも出禁にならなかったから大丈夫だよ」
回収箱の中を見ると、スプレー缶の類は持ち込み禁止のようです。 -
C-130H輸送機ハーキューリーズです。
C-130輸送機の中でも最も多く長く生産されたそうで、1996年までに1087機生産されたそうです。
日本では航空自衛隊が1998年までに16機購入したそうです。
戦術輸送機全体においても生産数は第二次世界大戦後では最多だそうです。
ぐでたま「荷物はどれくらい積めるん?」
ぷー 「う~ん、荷物での例えがあればいいんだけど・・・」
積載量はおよそ19トン程だそうで、定員は兵員92名だそうです。
今回航空自衛隊千歳基地航空祭で展示されていた飛行機等は千歳基地所属以外の基地や陸上自衛隊等からも展示されていました。 -
CH-47JA大型輸送ヘリコプターのチヌークです。
1962年にアメリカ陸軍がCH-47Aとして採用し、1965年からのベトナム戦争で大量に投入されたそうです。
日本では1986年より川崎重工業がライセンス生産したCH-47Jを陸上自衛隊や航空自衛隊が採用し、輸送機として採用されています。
2018年3月の時点で陸上自衛隊が56機、航空自衛隊が15機保有しているそうです。
陸上自衛隊では1995年より改良型のCH-47JAを導入しているそうで、既存のJ型を改修してJA型にしたりしているそうです。
国内での被災者救援活動や国外ではスマトラ島大津波やパキスタン洪水被害の緊急援助で派遣されたりしたそうです。
ぐでたま「プロペラが、下に向いてるんだわ~」
ぷー 「危ないから機首前方には近づいてはいけないんだって」 -
P3-Cターボプロップ哨戒機オライオンです。
1975年に開発され、118機生産されたそうです。
日本には1981年に3機がアメリカから有償援助で引き渡され、翌年は川崎重工業でノックダウン生産され、それ以降はライセンス生産されて1997年までに通算101機が海上自衛隊に配備されたそうです。
日本では現在主に不審船対策や東シナ海のガス田に対する監視強化等の任務に使用されているそうです。
ぷー 「空から日本を守っているんだね」
ぐでたま「助かるんだわ~」 -
UH-1汎用ヘリコプターのイロコイです。
1959年よりアメリカ陸軍で採用されたそうです。
日本では陸上自衛隊が1962年から富士重工業がライセンス生産したB型を90機納入し、その後もH型を133機、現役のJ型を130機納入したそうです。
ぷー 「これは普段見かけるよね」
ぐでたま「有名なんだわ~」 -
T-4中等練習機です。小型で丸みを帯びていることから通称ドルフィンとも呼ばれているそうです。
日本で開発された亜音速ジェット機で、1988年から川崎重工業が航空自衛隊に納入され、2003年までに試作機も含め212機が生産されたそうです。
機体の手前にある説明文には子供にわかりやすいような説明文も書かれていました。
ぷー 「翼が畳20枚分とか東京まで55分で行けるって書いてあるよ」
ぐでたま「面白い例えで、わかりやすいんだわ~」 -
イチオシ
F-15J戦闘機3機が駐機しています。
この日は編隊飛行を行う予定でしたが悪天候の為、中止になってしまいました。
ぷー 「残念だね」
ぐでたま「雨が降っていないのが、救いなんだわ~」
雨が降っていたらぷー君達との撮影が困難になるので降らない事を祈るばかりです。 -
イチオシ
ぐでたま「同じ色の飛行機がたくさん、駐機しているんだわ~」
ぷー 「あれが有名なブルーインパルスだね」
ブルーインパルスは航空自衛隊に所属する曲技飛行隊の愛称だそうです。
1995年に正式に一部隊として独立したそうで、正式部隊名は第4航空団飛行群第11飛行隊であり、広報活動を主な任務で展示飛行を専門に行う部隊だそうです。
現在の機種はT-4で編成されています。
ぐでたま「いつ動くん?」
ぷー 「午後からだって」
ぐでたま「もう既に、場所取りになってるんだわ~」
ぷー 「それだけファンが多いんだね」 -
目立たないように灰色や迷彩色の飛行機が多い一方で、塗装の目立つ飛行機もありました。
こちらはF-4EJ改戦闘機ファントムⅡです。
アメリカでは1961年にまずF-4Bが海軍で配備を開始され、翌年には海兵隊と空軍に配備を開始されたそうです。
1969年にF-4Jがアメリカ海軍のアクロバット飛行隊のブルーエンジェルで採用され、1971年には日本でもショーが行われたそうです。
1991年の湾岸戦争を最後に実戦配備から引退したそうです。
日本では1966年に導入の選定をして、導入時の2機以降は三菱重工業でのノックダウン生産やライセンス生産で、1981年までに154機を調達したそうです。
写真の機体は第302飛行隊所属で、F-35Aの配備に伴い2019年で引退が決まっています。
他のF-4の機体も2021年頃に退役予定だそうです。
ぷー 「あの飛行機は鳥の絵が描いてあるよ」
ぐでたま「あれで飛んだら、目立つんだわ~」 -
F-104J戦闘機スターファイターです。
アメリカ空軍では1958年に部隊運用されたそうですが、短い運用で終わったそうで、一番長く運用したのはイタリア空軍で2005年までだそうです。
当時はミサイル万能論の影響で、最後の有人戦闘機などと呼ばれたそうです。
日本では三菱重工業がノックダウン生産やライセンス生産が行われ、1967年までに230機が配備されたそうです。
F-15Jの配備に伴い1986年に全機退役したそうです。
ぷー 「細長い胴体から現場では三菱鉛筆っていう愛称もあったんだって」
ぐでたま「鉛筆だなんて、愛着がありそうな名前なんだわ~」 -
F-2A戦闘機です。
他の機体と違って公式な愛称はないようですが、ファン等からは平成の零戦とかバイパーゼロと呼ばれる事があるそうです。
日米で共同開発され、2000年から部隊配備されたそうです。
2007年までに94機調達されたそうです。
支援戦闘機として設計されているようですが、格闘戦も可能だそうです。
ぷー 「対艦ミサイルを多く積めるんだって」
ぐでたま「日本を守るために、頑張るんだわ~」 -
こちらは陸上自衛隊第七師団第十一普通科連隊の車両の紹介です。
左側が87式偵察警戒車ブラックアイです。
自衛隊初の装輪式戦闘車両で、1987年から2013年までに全国で111両が配備されているそうです。
調達価格は1両3億円程だそうです。
右側が偵察用オートバイのカワサキKLX250です。
ぐでたま「3億円・・・」
ぷー 「右側のバイクなら手が出そうだね」 -
見学している間にも、F-15Jの飛行が続いています。
轟音とともに目の前を一瞬で通過していきます。
ぷー 「天気が悪いから見えるのは一瞬だね」
ぐでたま「操縦している人も、大変なんだわ~」 -
F-15Jの周辺に搭載可能兵器の紹介がされていました。
写真はMk82普通爆弾です。
重さは500ポンド(227キロ)で無誘導爆弾として使用できますが、各種誘導キットを装着する事で誘導爆弾としても使用できるそうです。
湾岸戦争では誘導キットが装着された誘導爆弾が4500発以上投下されたそうです。
ぐでたま「爆弾って、日本は戦争しないから、必要なくね?」
ぷー 「う~ん、上陸された時くらいしか使わなさそうだね」 -
航空自衛隊第三高射群第十高射隊のコーナーです。
様々な対空兵器が紹介されていました。
基地防空用地対空誘導弾(SAM)の発射装置(LAU)です。
隣には射撃統制装置(FCS)の車両がありました。
ぐでたま「自衛隊員が、百発百中ですよって豪語してたけど、本当なん?」
ぷー 「それだけ信頼して使用できるって事なんだね」
さすがに馬鹿正直にたまに外れますなんて言う隊員はいないと思います・・・ -
待機車1号です。UDトラックスのクオンがベースとなっています。
人員輸送及び待機・仮眠場所として使用される車両です。
ぐでたま「行列になってるんだわ~」
ぷー 「入ってみよう」 -
中は折り畳み式の簡易ベッドがありました。
ぐでたま「寝てく?」
ぷー 「後ろから並んでいるから写真撮ったら行くよ」 -
ペトリオット発射システムが並んでいます。
写真はペトリオット発射機(LS)です。
移動時には7トントラックで牽引が可能のようです。
横にはレーダー装置(RS)電源装置(EPP)射撃管制装置(ECS)アンテナマストグループ(AMG)等が展示されていました。
報道等ではパトリオットと表現されていますが、航空自衛隊等では英語の発音が近いペトリオットの表記を用いるようです。
ぷー 「これも百発百中なんだよね」
ぐでたま「自信があるんだわ~」 -
北部航空施設隊第2作業隊の紹介がされていました。
土木作業、ボイラーおよび空調施設の検査等を行う事を任務とした部隊だそうです。
展示されている車両で降雪時に基地の滑走路の除雪を行います。
ぷー 「緊急時に備えて連携のとれた除雪体制がとられているんだね」
ぐでたま「縁の下の、力持ちなんだわ~」 -
第1移動警戒隊の紹介がされていました。
車載可能な移動式レーダーを用いて日本上空の監視を行う部隊だそうです。
ここでは移動式警戒管制システムの展示がされていました。
移動式警戒管制システムは統制装置、監視装置、中継装置、発電発動機で構成されているそうです。
ぷー 「大きなレーダーで監視するんだね」
ぐでたま「各部隊との連携が、大切なんだわ~」 -
自活車の内部です。
宿泊施設のない場所に機動展開する時に使用されるそうです。
車内にはベッド6台、トイレ、シャワー、流し台、冷蔵庫、エアコン、テレビ等が装備されているそうです。
ぷー 「これならどこへ行っても安心だね」
ぐでたま「装備が充実してるんだわ~」 -
こちらではトラックの体験搭乗ができました。
体験搭乗する人の為に脚立が置いてありました。
近くの隊員に頼めば記念撮影もしてくれました。
ぷー 「さすがに運転席に座るだけだね」
ぐでたま「貴重な体験なんだわ~」 -
防弾チョッキとヘルメットの装着体験が行われていました。
装着状態で隊員が記念撮影をしてくれました。
ぐでたま「重い~」
ぷー 「隊員の命を守るだけの事はあるよね」 -
移動警戒隊用整備シェルターです。
車両の空気圧を利用して自動的に拡大や収納をするそうです。
展開場所では通常、事務室や宿泊場所として利用されているそうです。
ぷー 「これなら現地で素早い展開ができるよね」
ぐでたま「災害時に、隊員が現地で滞在するのに、必要なんだわ~」 -
炊事車です。
主食副食ともに同時に200食調理可能のようです。
車両側板を倒すとテーブルになり、ボディー本体の側板をはね上げると屋根になるそうです。
車両床下には20人分の椅子が収納されているそうです。
ぷー 「災害にあった人にいち早く食事が提供できるんだね」
ぐでたま「災害時には、必要なんだわ~」
隣には5000リットルの容量を持つ水タンク車もありました。
災害時に水の提供をしたり、ポンプ車の役割もあるそうで長期間の連続運転も可能のようです。 -
ぷー 「あれえ?何も入ってないよ?」
ぐでたま「ぷー君、自分で食べたんじゃね?」
ぷー 「そんな事しないよ~、それよりこれで来場者に食事を提供するコーナーがあっても面白いかもね」
ぐでたま「来場者の人数が多すぎて、対応できないっしょ」 -
敷地の西側は野外売店コーナーになっていて、手前が食品エリアで奥がグッズコーナーになっていました。
ぷー 「綿あめだ~ボク達の絵柄はないかな?」
ぐでたま「どっちもないんだわ~」 -
再び滑走路側に来ました。
北海道新幹線をイメージしたキッズトレインが運行されていました。
ぐでたま「これに乗るん?」
ぷー 「さすがに見るだけでいいかな」 -
イチオシ
記念撮影コーナーです。
顔出し看板と飛行機を背景にベンチに腰掛けて集団で撮影できるものと2種類ありました。
ぷー君達を置いて撮影しようとしましたが、風が吹いていて安定せず、隊員にぷー君を持っていてもらいましたがぐでたま君の方が落下してしまい、失敗しました・・・
後ろから並んでいる人が多かったので撮り直しは断念しました。
ぷー 「う~ん、せめて2つの看板がくっついていたら両手で持つことができたのかもしれないね」
ぐでたま「仕方ないっしょ」 -
格納庫内でも展示がされていました。
こちらではF-15戦闘機のエンジン取り外し作業が行われるようです。
ぷー 「13時からってブルーインパルスの飛行と重なるよ~」
ぐでたま「見るんなら、どっちかになるんだわ~」 -
照準器小隊のコーナーです。
各種計器類が展示されていました。
ぷー 「飛行機の部品だね」
ぐでたま「たくさんあるんだわ~」 -
こちらには飛行機に乗る時の装備が展示されていました。
ぐでたま「耐G服って何なん?」
ぷー 「高い加速度がパイロットにかかってブラックアウトを軽減させる為に必要なんだって」 -
救命ボート体験コーナーです。
こちらでは救命胴衣と航空ヘルメットの体験装着ができました。
こちらでも装着して記念撮影ができました。
ぐでたま「救命ボートには乗らんかったん?」
ぷー 「とりあえず装着しただけにしておいたよ」 -
こちらには救命ボートに装備されるサバイバルキットが展示されていました。
ぷー 「これを活用して助けを待つんだね」
ぐでたま「生き延びるには、どれも大切なんだわ~」 -
T-4型中等練習機の操縦桿が展示されていました。
ぐでたま「実際にボタン押すと、攻撃するん?」
ぷー 「ブルーインパルスのようにスモークが出るとか?」
赤いボタンは大抵の戦闘機ではミサイル発射ボタンのようですが、練習機のT-4の場合は戦技訓練くらいしかないでしょうが詳細は不明です。 -
こちらでは自衛官募集のコーナーになっていました。
また、自衛官の制服の試着コーナーもあったようですが、これに関してはブログ更新時に気がつきました。
ぐでたま「ヒビーは転職する必要、ないんじゃね?」
ぷー 「それ以前に使い物にならないって断られるに決まってるよ」
体力が必要なのはもちろんですが、警察や自衛隊等は上下関係が厳しく、学生時代で体育会系で慣れていないと厳しいかもしれません。
前編はここまでです。
後編に続きます。
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