香芝・王寺・大和高田旅行記(ブログ) 一覧に戻る
奈良県にはよく行きます。毎回,毎回,奈良はすごいところだと思わされます。今回はまだ奈良県の中でもあまり知られていませんが,すばらしいところに巡り合えました。すばらしいところなのですが,変に流行ってしまうのは…。と個人的に思いますが,興味をもっていけば感動すること間違いなしなところです。

あまり知られていないがすごいぞ!奈良編ー達磨寺・慈光院ー

11いいね!

2019/09/16 - 2019/09/16

91位(同エリア147件中)

0

23

とある和菓子好き

とある和菓子好きさん

奈良県にはよく行きます。毎回,毎回,奈良はすごいところだと思わされます。今回はまだ奈良県の中でもあまり知られていませんが,すばらしいところに巡り合えました。すばらしいところなのですが,変に流行ってしまうのは…。と個人的に思いますが,興味をもっていけば感動すること間違いなしなところです。

旅行の満足度
5.0

PR

  • 王寺町 <br /><br />王寺駅から道路をよく見ると,このような足あとが続いています。時間にして徒歩15分ほど歩くと…。

    王寺町 

    王寺駅から道路をよく見ると,このような足あとが続いています。時間にして徒歩15分ほど歩くと…。

  • 達磨寺<br /><br />こちらの達磨寺に到着します!

    達磨寺

    こちらの達磨寺に到着します!

  • 本堂<br /><br />達磨寺の本堂です。新しく見えますが,十年ほど前に国道の拡幅工事の際に再建されたそうです。

    本堂

    達磨寺の本堂です。新しく見えますが,十年ほど前に国道の拡幅工事の際に再建されたそうです。

  • よく見ると,本堂がかなり高い石段上にあります。これはこの本堂が古墳の上に建っているからです。なんと,まぁ!奈良ならではの造りですね。

    よく見ると,本堂がかなり高い石段上にあります。これはこの本堂が古墳の上に建っているからです。なんと,まぁ!奈良ならではの造りですね。

  • 古備前の大甕 重文<br /><br />本堂内にはこちらの陶器をはじめ,2つの仏像と青磁の香炉が重文指定されており,拝見することができます。いずれもすばらしいものでした!<br /><br />また,重文指定はされていませんが,他にもすばらしいものが並んでいます。中でも千手観音坐像は必見です。

    古備前の大甕 重文

    本堂内にはこちらの陶器をはじめ,2つの仏像と青磁の香炉が重文指定されており,拝見することができます。いずれもすばらしいものでした!

    また,重文指定はされていませんが,他にもすばらしいものが並んでいます。中でも千手観音坐像は必見です。

  • 問答石<br /><br />本堂の下には,このような石と…

    問答石

    本堂の下には,このような石と…

  • このような石があります。問答石といわれており,達磨大師と聖徳太子がここで出会い歌の読み合わせをしたという伝承があります。<br /><br />ですので,ここは達磨寺といいます。

    このような石があります。問答石といわれており,達磨大師と聖徳太子がここで出会い歌の読み合わせをしたという伝承があります。

    ですので,ここは達磨寺といいます。

  • 雪丸像<br /><br />問答石のそばには,聖徳太子の愛犬 雪丸像があります。伝承によれば日本初のペットとされ,お経を読む等言葉を理解した大層有能な犬だったようです。

    雪丸像

    問答石のそばには,聖徳太子の愛犬 雪丸像があります。伝承によれば日本初のペットとされ,お経を読む等言葉を理解した大層有能な犬だったようです。

  • 達磨寺中興石幢 重文<br /><br />本堂の裏にこのような石碑があります。室町時代のものなのですが,非常にきれいに碑文を読むことができます!

    達磨寺中興石幢 重文

    本堂の裏にこのような石碑があります。室町時代のものなのですが,非常にきれいに碑文を読むことができます!

  • 達磨寺の云われ等が書かれているようです。<br /><br />他にも古墳が2つ境内にあります。それぞれも雪丸の古墳,法隆寺まで地下でつながっている等のおもしろい伝承があります。<br /><br />土日祝は境内にボランティアガイドの方々がおられ,本堂内や境内を丁寧に案内していただけるので王寺町にお越しの際にはぜひ!

    達磨寺の云われ等が書かれているようです。

    他にも古墳が2つ境内にあります。それぞれも雪丸の古墳,法隆寺まで地下でつながっている等のおもしろい伝承があります。

    土日祝は境内にボランティアガイドの方々がおられ,本堂内や境内を丁寧に案内していただけるので王寺町にお越しの際にはぜひ!

  • 方丈<br /><br />方丈は,現在修理中です。2年ほどの予定だそうです。苔むした庭園もあるようで,それはそれは素晴らしいところだそうです。<br /><br />ここはまたの機会に!ですね。<br /><br />土日祝だけ開いていますが,境内の案内所に売っている雪丸の御朱印やてぬぐい,結構くせになるかわいさです。

    方丈

    方丈は,現在修理中です。2年ほどの予定だそうです。苔むした庭園もあるようで,それはそれは素晴らしいところだそうです。

    ここはまたの機会に!ですね。

    土日祝だけ開いていますが,境内の案内所に売っている雪丸の御朱印やてぬぐい,結構くせになるかわいさです。

  • 大和郡山市 慈光院<br /><br />王寺町からは法隆寺門前を通り抜け,大和郡山の慈光院にやってきました。

    大和郡山市 慈光院

    王寺町からは法隆寺門前を通り抜け,大和郡山の慈光院にやってきました。

  • この寺院は,大名茶人 片桐石州由縁のところです。石州流茶道の発祥ともされるところで茶道と非常にゆかりのあるお寺です。<br /><br />拝観料は一人1000円ですが,抹茶と茶菓子付きですので,そこを考えるとお手頃かと思います。

    この寺院は,大名茶人 片桐石州由縁のところです。石州流茶道の発祥ともされるところで茶道と非常にゆかりのあるお寺です。

    拝観料は一人1000円ですが,抹茶と茶菓子付きですので,そこを考えるとお手頃かと思います。

  • 門をくぐると,このように境内へのアプローチが続きます。おそらく,わざと境内が見えないように計算されており,今から訪れる慈光院境内へのワクワク感といいますか,非日常感といいますか,そういう気持ちを高めてくれます。

    門をくぐると,このように境内へのアプローチが続きます。おそらく,わざと境内が見えないように計算されており,今から訪れる慈光院境内へのワクワク感といいますか,非日常感といいますか,そういう気持ちを高めてくれます。

  • 茨木門<br /><br />片桐石州 出生の地である摂津国 茨木城から移築してきた門です。慈光院・茶道の世界観にマッチするよう茅葺きの屋根に変更したうえでの移築です。

    茨木門

    片桐石州 出生の地である摂津国 茨木城から移築してきた門です。慈光院・茶道の世界観にマッチするよう茅葺きの屋根に変更したうえでの移築です。

  • 書院 重文<br /><br />境内に入り,拝観料を払うと,書院に通していただけます。こちらの書院は重文に指定されています。<br /><br />赤色の敷きもののところでお茶菓子とお抹茶の到着を待ちます。

    書院 重文

    境内に入り,拝観料を払うと,書院に通していただけます。こちらの書院は重文に指定されています。

    赤色の敷きもののところでお茶菓子とお抹茶の到着を待ちます。

  • 眼前に広がる庭園と奈良盆地の風景に時間を忘れてしまいます。

    眼前に広がる庭園と奈良盆地の風景に時間を忘れてしまいます。

  • この日は,お茶菓子に落雁,器にこのようなデザインのものを使ってお抹茶を出していただきました。<br /><br />いい器ですね!写真で見るより,実際に手で持ってみるとよさが分かりました。手に吸い付くというか,自然となじむというか,上手く書けませんがそんな感じです。

    この日は,お茶菓子に落雁,器にこのようなデザインのものを使ってお抹茶を出していただきました。

    いい器ですね!写真で見るより,実際に手で持ってみるとよさが分かりました。手に吸い付くというか,自然となじむというか,上手く書けませんがそんな感じです。

  • 茶室 重文<br /><br />2畳台目の茶室です。片桐石州の作と分かる茶室で重文に指定されています。

    茶室 重文

    2畳台目の茶室です。片桐石州の作と分かる茶室で重文に指定されています。

  • 閑茶室 重文<br /><br />もう一つ重文の茶室があります。こちらは逆勝手になっているそうです。

    閑茶室 重文

    もう一つ重文の茶室があります。こちらは逆勝手になっているそうです。

  • 書院と閑茶室<br /><br />外から見ると分かるのですが,茶室はあくまで「室」つまり一室であって,本来は書院のような主屋に連結されていたのが普通だったそうです。<br /><br />ここが重文指定を受けている理由は茶道の空間として書院と2つの茶室が創建以来350年ほどその姿を留めているからです。現代のイメージでは茶室は庭園内に独立して建っているものというイメージがありますが,本来はこの姿であったことがここではよく分かります。

    書院と閑茶室

    外から見ると分かるのですが,茶室はあくまで「室」つまり一室であって,本来は書院のような主屋に連結されていたのが普通だったそうです。

    ここが重文指定を受けている理由は茶道の空間として書院と2つの茶室が創建以来350年ほどその姿を留めているからです。現代のイメージでは茶室は庭園内に独立して建っているものというイメージがありますが,本来はこの姿であったことがここではよく分かります。

  • 庭園<br /><br />また,庭園にもスリッパをお借りして下りることができます。枯山水の庭園を歩くことができるのも珍しいです。歩いてみると,枯山水の砂利や植え込みの剪定等を含めて本当によく手入れがされています。<br /><br />本当に時間を忘れてしまう非日常を味わえるそんな寺院でした!<br /><br />また,ご住職が本当に歴史のことをよく考えておられる方で,本当にためになるお話をたくさんしてくださいます。また,慈光院のご住職とお話したくなるほどです。<br /><br />寺院もすばらしいですし,そこにいる方々のここへの想いもすばらしい!そんな場所でした。四季折々,美しいと思うので違う季節に訪ねるつもりです。

    庭園

    また,庭園にもスリッパをお借りして下りることができます。枯山水の庭園を歩くことができるのも珍しいです。歩いてみると,枯山水の砂利や植え込みの剪定等を含めて本当によく手入れがされています。

    本当に時間を忘れてしまう非日常を味わえるそんな寺院でした!

    また,ご住職が本当に歴史のことをよく考えておられる方で,本当にためになるお話をたくさんしてくださいます。また,慈光院のご住職とお話したくなるほどです。

    寺院もすばらしいですし,そこにいる方々のここへの想いもすばらしい!そんな場所でした。四季折々,美しいと思うので違う季節に訪ねるつもりです。

  • ちなみに駐車場は入口の門の横にあります。<br /><br />車道から石畳の急坂を上がる必要があるので,石畳に慌てることなく進んでください。<br /><br />たまに拝観を終えられた方が出てこられることがあるので,そこは気を付ける必要があります。くれぐれも安全に!<br /><br />2つの寺院とも,また訪れようと思います。本当に奈良っていいところです!

    ちなみに駐車場は入口の門の横にあります。

    車道から石畳の急坂を上がる必要があるので,石畳に慌てることなく進んでください。

    たまに拝観を終えられた方が出てこられることがあるので,そこは気を付ける必要があります。くれぐれも安全に!

    2つの寺院とも,また訪れようと思います。本当に奈良っていいところです!

11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP