夏休みその１　晩夏の道東～知床半島・ケミチップ湖へ

2019/08/24 - 2019/08/28

2019年の夏は前々から気になっていた世界自然遺産・知床半島と伊勢志摩へ

今年の夏休みの行き先を決める時、、海外が第一候補に上がりましたが特典航空券取れるほどマイルが貯まっておらず断念。
長期の国内の旅行は一度もしたことがなかったので、九州から離れていて前々から興味があった知床への旅に決めました。
旅前に北海道の地図を見ていても読めない土地が多い・・全然違う文化圏なんだと思いました。
そして後半は少し趣向を変えてお伊勢参りの後にアマネムに行ってゆっくりすることとしました。
初の1週間国内旅行ですが、出張の延長線上にならないかなと少し心配しながら旅立ちました。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

福岡空港、新しくなったANAラウンジから。
窓のおかげで開放感も出ていました。そして離発着する飛行機を眺めながら過ごせる贅沢な瞬間。

福岡は曇ってますが、今年の夏の終わりは秋雨前線で全国的に天候不順で長期天気予報は見るたびに予報が変わっているという感じでした。
天気はしょうがないさ～

2日前の0時過ぎにUGを申し込みプレミアムクラスに滑り込み。で頂いた昼食とスパークリングワイン。旅の最初が豪華だと気分が上がりますね。

事前UGは自分がSFCのアップグレードポイントを使って、妻がお金でと考えていましたが、予約グループ内のUGの方法は統一しないといけないようでお金が二人分飛んでいきました。最近値上がりしたのでいいお値段します。

半円形の千歳空港の遠景
ほとんどの方が千歳が目的地な様で同じ便から乗り換える人はわずか。釧路行きの飛行機はガラガラでした。

北海道らしいスケールの大きい風景が続きます。
北海道の雲も立体感があり力強くてかっこいいなぁ

着きました！釧路たんちょう空港（KUH）
なんか空が広い・・いやー九州とは違うね。
と外に出た途端、冷やっとした空気に身が包まれます。
結構寒いかも、、薄いウインドブレーカー１枚だけ持ってきといて良かった。。

空港からバスで釧路市内へ。
奥に釧路駅が見えています。結構年期が入っておりました。

夜の街へ。
夜は寒かったです。
今から海鮮食べる機会が多かろうとスペインバルへ、北海道豚肉やチーズが流石に美味しかった。

翌朝散歩している時に繁華街を通りました。
う～ん、めちゃくちゃスナックの看板が多い。。楽しい街なんだろうか。

市内が見える丘からの一枚。
川とそこにかかる橋、奥の丘と右手に見える教会の尖塔がなんだかローマを思い起こさせる構図でした。

レンタカーを借りてさぁ出発！
釧路から最初の目的地の羅臼まで一体どれくらいで着くか皆目見当がつきませんでしたが、北海道の道は信号がなく快適快適。
車を運転しながら北海道のデカさを感じました。

途中の開陽台展望台から。270度地平線が見渡せます。ここでも北海道のデカさを実感。
そしてこのあたりでこの日羅臼で乗る予定だったホエールウォッチングの船が波が高くて欠航になるとの知らせを受けたのでした。

予定を変更し、近い（といっても40キロはある）神の子池へ。
日が射しているともっと綺麗なんだろうな。

霧の裏摩周湖展望台
道沿いにあってパッと寄れます。パッと見るだけだけど。

養老牛温泉の近くの丘に書かれた「牛」の文字
字の通りこの辺り牛が多かったですね。

そんなこんなで寄り道してお昼過ぎに羅臼へ。
国後島がよく見えています。政治問題で出てくる北方領土を初めて目にしました。
面した海岸はのどかでした。

羅臼に来たからには絶対食べたかった三色丼。いただきます！！
まいう～　結構ご飯多いです。

ホエールウォッチングが出来なかったので羅臼の近くのクジラの見える公園へきました。先客の方々がおりまして、本格的な測定機器などを使って海上の船と協力しながらクジラを探しておりました。

羅臼から知床峠を通ってウトロ地区へきました。
2泊する北こぶしリゾート。

羅臼はあんなに晴れていたのに知床峠は霧で何も景色は見えずでした。
自転車で峠越えをしている人と何人ともすれ違いました。頑張れ～！

ウトロ港側から見ると大型観光ホテルのような外観をしております。
ですが、ドアマンからフロント、レストラン色々な所のスタッフさんは笑顔でテキパキと対応され気持ちが良かったです。
外から帰ってくると「お帰りなさい」と言われます。なかなかないと思います。

オホーツク倶楽部にしました。
最大の特徴はお部屋が広くてベット以外にロッキングチェア、デイベットが備えられてることで、ゆったりと過ごせます。
旅先でホッとするにはベット以外に部屋の中でそれぞれが落ち着ける場所が欲しいですよね。

結構大きいデイベット。
ヤマハの音楽プレイヤーからヒーリング音楽が流れていて癒されました。

大きな窓からはウトロ港とオホーツクの雄大な景色が見えます。
初日は曇っていました。こんな感じです。
まぁ、あんまり心が動かされることはないかも。。

翌日は昼から晴れました。そうするとこんな感じです。
やっぱり青さが違いますね。

ボーと窓の外を眺めています。

ウトロ港からは観光船が日に何度も出航しては帰ってきます。そして港には釣り人がちらほら。明け方3時くらいには煌々と光を灯した漁船が出航してずっと見ていても飽きません。

部屋のベアー型の鍵

このホテルの特筆すべき施設は展望温泉です。
９階にありオホーツク海の大海原を見ながら温泉に浸かれます。
中温のお風呂もあり長時間入っていられます。また夜中も空いているのもいいです。
オホーツク倶楽部階のフロアのすぐ上の階にあるので最短距離で気軽に入りに行くことができました。

夕食は評判の良い波音でバフェを。
大会場でのバフェなので待たされたりするかなと思いましたが、そんなことはなくさっと係りの方が笑顔で席まで案内してくれました。
見渡すと海鮮やら中華やら北海道産の食材を使った料理が所狭しと置かれています。刺身三種盛りのホタテがめちゃくちゃ美味しかった！

サッポロビールクラシックが泡がきめ細かくてめちゃくちゃ美味しかった！！
地のビールが一番ですね。

連泊だったので2日目もバフェを食べるか悩みましたが結局外に食べに行きました。ホッケ定食と刺身盛り合わせ。
美味しかったですがお値段があまりにも観光地価格・・

2日目午前中は知床５湖トレッキングツアーでした。
ホテルまでお迎えがあり、自然センターで最初に簡単なレクチャーがあります。ヒグマが出たらその後は道が閉鎖になってツアー終了らしいです。

北海道に行く前にヒグマについて調べていたら、結構住宅街にも出没しているし家畜被害もあったりして身近な存在なんですね。

経験豊かそうなネイチャーガイドさんに引き連れられて回ります。
要所要所でマニアックな解説もありゆっくり進みます。
この時期、曇っていると半袖では寒いくらいでした。

鹿はおりましたが、ヒグマは木につけられた爪の跡しか見ませんでした。
自分達だけで回ることもできますが、ガイドさんの解説があると細かい見所や自然の特徴を教えてもらえ有意義な時間でした。

巨大な倒木、苔、キノコが特徴的でした。

一の湖から。晴れていると百名山の羅臼山が綺麗に見えるポイントらしいです。
当日の天気予報は一応晴れでウトロ地区は実際晴れていたんですが、こちらは低い雲が立ち込め小雨も降っていました（木々が道を覆っているので濡れはしませんでしたが）
天気ばっかりはしょうがないですね

海側は雲がなくなっておりもう少しで晴れそうな感じ。
笹が生えているあたりは昔開拓により放牧が行われていた場所です。自然が厳しい場所ながら楽しく生活していたらしいです。（渡りの足跡より）

ツアーにご一緒した我々以外の方々は午後も引き続き別の場所でネイチャーツアーということで我々だけホテルに戻ります。

部屋には挽いて入れるコーヒーがあって飲みながらまったりします。
大浴場は14時からなので昼食食べてから汗（かかなかったですが）を流しに行きます。

自由行動、近くを散歩します。
ホテルの前にははためく旗が立っていて、本州では見ない木々も植わっていてここだけ見たらヨーロッパみたい？？

近くにあるオロンコ岩（といっても小高い丘みたい）に登りに行きます。
港の奥に、北こぶし知床ホテル＆リゾート

知床ブルーというやつですか？
海は穏やかでした。

羅臼山が綺麗に見えました。険しそうだな～
知床国立公園は基本キャンプ禁止ですが縦走する方は許可されているそうです。

網走方面も綺麗に見えました。
オホーツク海に沈む準備をしている太陽。雲に隠れて休憩中。

オンコロ岩、階段は急ですがホテルから近く眺めも良いのでオススメスポットです。

朝はランニングへ
ヒグマとの遭遇をビビっていましたが、ホテルの方に伺うとヒグマが街に出てくることは数年に一度くらいということで大丈夫かなと。

気温も低く気持ち良くオシンコシンの滝へ。

クワガタに出会いました！

河口ではおそらく鮭釣りしている人がたくさんいました。

自然と温泉、食材に癒された知床を後にします。
天に続く道に来て見て通って網走へ、名前は聞きますが来るのは初めて。我々と変わらない生活がそこにはありました。
時間があったのでコインランドリーへ立ち寄り洗濯。

どこの街にも同じような設備が整っていて利用できるのが国内旅行のいいところですね。

能取岬へ
緑と海の青、空の青、灯台の白が綺麗な岬でした。

次の目的地ケミチップホテルへ
途中から未舗装の道路となりゴトゴト進むと、、

突如ホテルが現れるのです。
渡りの足跡（梨木香歩著）にも出てくるホテルです。
本には旅している道東のことが色々書かれていて旅中に読むとさらに面白く読めました。

こちらも笑顔のスタッフさんに迎え入れられウエルカムドリンクを飲んでお部屋でしばし寛ぎます。

穏やかなケミチップ湖
風も吹いていないので小鳥の鳴き声くらいしか聞こえません。
本当に静かな場所です。

一度体験して見たかったカヌーを借ります。
細かい説明は抜きで行ってらっしゃ～い～
ネットで漕ぎ方は見ていましたがいざ漕ぐとなるとなかなか難しい。

静かな湖面を堪能します。初心者ですので寛ぐより緊張が大きかったかな。

ホテルと湖の間にはお庭があり木々では小鳥やリスがいました。

カヌーで少し疲れたので庭に置かれたハンモックに寝転んで休むことにします。
静かな場所でふわふわと寝転んでただ空と流れる雲を見ていると心が空っぽになってきます。

ふと気がつくと近くの厨房から料理をする音が聞こえてきました。この日は3組の宿泊客がいましたが、我々のための食事を今作ってくれているんだと考えると、もてなされている感で暖かい気持ちになりました。

昼から夜に入れ替わろうとしています。

今日楽しましてくれたお礼を相変わらず穏やかな湖面に言いに行きます。

楽しみにしていた夕食は18時スタート

一品一品丁寧にサーブされる料理を五感で楽しみます。
「長崎産クエ、アメリケーヌソース」

「訓子府産エゾ鹿肉、ハスカップソース」に合ったワインをお願いすると出てきたワイン。最高でした。

新しい食材、お酒と出会えるのも楽しい。

「チョコレートムース、ラズベリー、コーヒー、竹炭メレンゲ」
感動しました。

食後暖炉（まだ火はついていませんが）寛いでいると、シェフが挨拶しに来てくれました。今口にした料理を作ってくれた人を知るとさらに味が印象に残りますね。

その後桟橋に星空を見に行くと、満天の星空が広がっていました。天の川も綺麗に見えました。そして相変わらずたまに魚の跳ねる音がするくらいで、シーンと音がするくらい静かでした。

旅の朝はもともと早起きなのですが、それは海外旅行で時差のせいと思っていました。しかし北海道でも同じなのでどうもテンションが上がっているせいなのかもしれません。

朝の散歩に湖の見える展望所まで。ヒグマの生息地なのでフロントに置いてあった熊鈴をお借りしました。

途中で見かけた成長の順番に並んでいるキノコ達、マリオを思い出す。

原生林に囲まれた静かなケミチップ湖

草を食む鹿の親子には出会いましたが幸いクマは見かけませんでした。

こちらはホテルで飼われている犬
ケミ、チップ、レイクがいます。
この犬の名前は忘れました（失礼）が人懐っこい犬でした。

朝食を食べてベットで寛ぎます。
小窓を開けるといい風が入ってきます。

風に揺れる針葉樹の木々と流れる雲を見ているといつの間にか寝ていました。

食前酒？
食事の美味しさはもちろん、周りの自然、スタッフの方も感じよくまた来たいと思うホテルでした。

笑顔で手を振るスタッフに見送られながらホテルを後にします。

女満別空港に向かいます。

途中立ち寄った北見市のハッカ記念館
かつては世界生産の７割を北見でしていたとか。

北見植物園から見た北見市街

メルヘンの丘
時期が違えばね～

今回お世話になったスイフトです。
名前の通りどこでもスイスイと走ってくれました。
信号が少ないせいか燃費が驚異的！それともスイフトの性能？

女満別空港（MMB）
道東観光の玄関口なのか東京便が結構多いですね。
他都市への直行便は大阪はないけど名古屋へ出ているのが不思議な感じ

2時間で名古屋に着きます。
飛行機のエンジンと名古屋市街の光。
この日はセントレアで宿泊です。

徒然なる旅行記を読んでいて頂きありがとございました。

この旅行記へのコメント （2）

• nikさん 2020/04/30 11:09:49

  北海道の大自然はステキですね。

  北海道は広くなかなか回りきることが出来ませんね。
  僕もいつか阿寒湖周辺や知床周辺を歩いて見たいと思っています。
  そろそろ北海道は良い季節になりそうですね。

  no-9さん からの返信 2020/04/30 18:21:49

  Re: 北海道の大自然はステキですね。

  nikさん
  
  初めての北海道旅行でしたがレンタカーを返却するときの走行距離にびっくりしました。本気で楽しむには１週間でも足りないくらいですね。
  
  アメリカ旅行残念でしたね。。
  僕は９月にオーストリアの予約していますがこちらも難しそうだと半ば諦めています。
  自由に世界に旅立てる日が早いところ戻ってきますように！