2019年　イシククル湖より綺麗なバルハシ湖北岸紀行 ソ連への郷愁・プリオズョールスク市

2019/08/12 - 2019/08/13

バルハシ湖北岸の町、プリオズョ―ルスク散策です。
ソ連時代は軍の駐屯地でミサイルやレーダーが配置されてました。
かつてはソ連軍将校といえば、社会のエリートで生活も保障され、ロシア娘の結婚相手として、上位をキープされていました。
またこの町に優秀な若者が、希望に満ちて技術者としてやってきました。

しかしソ連崩壊とともに、彼らはこの町を去っていきました。

現在もロシア軍はカザフスタンから土地を借り上げ、兵隊やその家族が暮らしています。

エリア その他の都市(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円

ソ連時代の検問所。

プリオズョールスク市に入ります。

ソ連の遺構

ロシアではなくカザフスタンを母国に選んだ人たちの精神的支柱となる教会。
ただロシアよりもカザフスタンの方が、平均的な生活水準が高いようです。

文化宮殿
ここはカザフスタンにありながら、内部はロシアです。

プリオズョールスク郊外にある、湖に面したサナトリウム（療養所）

大きい豪華なサナトリウム
Лечебно-оздоровительный комплекс "Балхаш"
直訳すると健康増進の複合体バルハシ

目に前はビーチです。
湖水が白いです。
樹脂でできた桟橋です。
上下に激しく揺れています。

白い湖水です。

こんな壊れかけたアパートに住んでいる人もいます。

ナチス・ドイツとの大祖国戦争の戦没者のモニュメント。

大祖国戦争戦勝記念碑

湖畔にある戦闘機。

３時頃には、湖水の色が乳緑色になってきました。

大祖国戦争の戦勝記念碑

湖畔の宿です。

湖畔の宿です。

ソ連時代の遺構。

カザフスタンは１２０の民族が一緒に暮らしています。
でもとても平和です。

プリオズョールスクの郊外のバルハシ湖です。

不思議な色なんです。

廃棄されたソ連時代の保養所。

営業してないロシアホテル

１階のテナントはやっています。

文化宮殿
ロシアの子どもたちに愛国心を植え付けるために、さまざまな展示物があります。

昨年２０１８年にここを訪れ撮影。
今年は休館日
子どもたちに愛国心を植え付けるようです。

偉大なロシア

偉大なロシア。

輝かしいロシアの歴史。

ロシアの陸軍病院。
あーミサイルやジェット機飛ばすのに、この病院のみすぼらしさ。
ロシアの兵隊さん、可哀想ですね。
　

愛国心とは喜んで人を殺し、つまらぬことのために死ぬことだ

哲学者のラッセルさんは、こんなことを言いますね。

「愛国心というのは絶対に必要なんです」と訴える高名な評論家の先生。
「靖国に参る。
それはお国のために、尊い命を捧げた方に、敬意を表し、心から感謝を捧げることです、と。
それだけで結構です。
余計な理屈は要りません。」こんなことを、おっしゃってます。
またこんなこともおっしゃっています。
「金持ちと庶民の寿命が同じなのは許せない。老後は金次第で決まるべき」
「手厚い福祉は人間を怠惰にさせる」
「働かざる者食うべからずだから福祉国家は不要」
「無能が淘汰されるのは仕方ない。助けるのは間違い」
「国に何かを頼る前に国民の義務として愛する者を守るために徴兵制は必要です」

愛国ビジネスをしてる人って、胡散臭い人が多いですね。

ロシア軍人の家族の宿舎です。
この戦争もテロもないカザフスタンで育った子どもたち、戦争もテロもあるロシアの国に違和感を抱くのでは。

カザフスタンは平和です。
同じロシア人でもカザフスタン国籍のロシア人の方が、ロシア国籍のロシア人より、表情が明るいです。

ガイドさんは、生活レベルがカザフスタンの方が上だからと言います。

朝のバルハシ湖は穏やかです。

私の泊まったホテルです。

いかにもソ連らしいですね。

美しいバルハシ湖とお別れです。
アルマトゥィに向かいます。

市の出入り口です。