2019/08/18 - 2019/08/25
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willyさん
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時間がたってしまってから編集したらただの記録になってしまったけど。
2012年ピストンで登りながら旅したスタイルがなつかしく、今年はちょうど残っている羊蹄山と幌尻岳をメインにしたピストン山旅にいってきた。もうひとつのテーマ、晴れた知床から国後を見る、も無事達成できた。
8月16日札幌入りをしていた私は18日野暮用から解放され、前日フェリーで苫小牧に上陸していた仲間と合流して旅が始まったのだが、晴れたのはこの日を含め目3日だけ。あとはずっと毎日毎日ずぶぬれになりながら登ってはテント泊を繰り返していたけど、昨今はコインランドリーが充実していて、大変快適に過ごすことができたたのだった。
羅臼側は初めて訪ねて、なおさら知床愛は深まり、真骨頂である冬にくるのだ!と決心。その場で流氷クルーズを予約したのでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船 ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
18日12時半。前日苫小牧にフェリーで上陸していた仲間と倶知安駅で合流。この日は登らない予定だったが、我らの足なら行けるということで、13時半に羊蹄山登山口に到着。往復5時間で暗くなる前に降りることができた。
蝦夷富士とよばれる美しいこの山は、やはり本家富士山と同じく、遠目に見るのがよいと感じます。特に冬のニセコスキー場からの眺めは最高に美しい。
今回は下山してご飯をたべた後、ニセコ東山で遅くまでやっているホテルの屋上露店風呂から、肩に月の昇る絶景を楽しむことができました。
この山はまた、百名山としては古来の名称の後方羊蹄山(シリベシヤマ)となっているが、読みづらいということで国土地理院での登録名称は羊蹄山となった模様。
羊蹄とは、雑草のギシギシの和名なんだそうなー。面白い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8A%E8%B9%84%E5%B1%B1 -
すでに斜陽の羊蹄山カルデラの淵。雲の合間から倶知安の街がみえた。
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外輪山を少しいって最高峰の真狩岳に達したけれど、誰もいない山頂は風も強く、時間も4時になったので急いで降りる。金髪の白人青年がひとり歩いていたが、あの時間からどうするのだろう、と気になる。
降り際、見事なブロッケン。 -
仲間が羊蹄山の下りで、ポールをぼっきり折ってしまった。しょっぱなからポールなしでは困るので、翌日はせっかく近くにいることだから、ニッカ余市蒸留所の見学と札幌で山道具屋に寄る1日とした。
余市蒸留所には開店前に到着し、まずは売店にGO!
ここでなら手に入りにくいものも、と思ったけれど世の中そんなに甘くない。
ピーティ&ソルティの小さいボトルをお土産用に買ってから敷地内へ。ガイド付き見学は時間もかかることからパスして、博物館をみてドライバー以外はたっぷり試飲して楽しんだ。
ウィスキーの歴史とか、シングルモルトの本当の意味とか、バーテンさんに詳しく説明してもらってとても勉強になった(なったけどもう忘れた) -
札幌では、こんどはサッポロビール工場跡地を利用したショッピングモールで、あれこれお店を物色。
その後は一路、今回のメインディッシュ、多分百名山の中でも最難関の幌尻岳へと向かう。目指したことのある人ならわかる、いろいろな意味での困難さ。難易度ランキングとしてはなぜか槍や宮之浦岳のほうが上になっているけど、断然幌尻が一番だと思う。本州の山は登山道も補給も嫌というほど整備されアクセスもちょ~らくちんではないか。
実はもう何年も重圧を感じていたこの山。
一番短くほとんどの人が登る奥幌尻橋口からは登り7時間20分だが、かならず幌尻山荘での1泊義務付けられてるという。アクセス時も麓の山荘に泊らないといけない。こんな不自由なことになったのも、無謀な登山者が事故を出したせいと聞いている。我らは日帰りなのでこのかったるいコースは問題外。南のイドンナップ口からは8時間50分だがゲートのカギを借りたりしなくてはならないとかで面倒だ。
写真は文章と会ってないけど幌尻岳のどこか。 -
かといって伏見避難小屋からは登り15時間を超えるのでさすがに日帰りは無謀。というわけで数年前から登るならチロロ林道からと決めていた。だがとにかくおぼろげにしか全体像が描けない。もしもの場合のテンバも少ない。なんといっても熊の巣の日高だ。緊張はいや増しに増す。
後半の知床もあるので、今回はしっかりカウンターアソールト(熊スプレー)も用意。それというのもフェリー組に託せるからだ(飛行機には載せられない)。
写真は幌尻岳山頂。 -
占冠で高速を降り、チロロ林道に近い日高沙流川オートキャンプ場についたのが夕方。すぐそばのひだか高原荘で温泉も入れて広々としたサイトで幕営し、翌日に備えてさっさと就寝。そして4時、目覚めるとテントを打つ雨の音。どうする?どうしよう・・・ともたもたしているうちに時間がすぎる。しかし1日停滞してもすることもないし、天気はずっと悪い予報だし。決行するしかない、ときめて即座に撤収。
ダートにしては悪くないチロロ林道を1時間ほどかけてすすみ、5時半駐車場到着。支度を整えてスタートしたのが6時10分。往復19時間のルートでこのスタートはやや遅いのだが、北戸蔦別岳登山口まで下りればあとはヘッデンでも問題ない。ゲートから林道を黙々と歩き、1時間半のところ50分で北戸蔦別岳登山口に到着。ここからは沢沿いで相当数の渡渉を繰り返す。朝方までの雨で増水していてすぐに靴は水没。このあと最後までぐちょんぐちょんのまま歩き続ける。 -
大きな滝の高巻からやっと沢を離れてまずはヌカビラ岳が9時。雨は降っていないけれど雫と汗ですでに全身ぐっしょり。しかしこの先が本格的なハイマツ漕ぎで参る。だらっと広い北戸蔦別岳を越え、戸蔦別岳の尖ったピークに登りあがり、コルへ激下り、幌尻の肩までまた登り返し、長い稜線をぬけて念願の幌尻岳の頂きを落としたのが12時05分だった。20分ほど腹ごしらえをしつつ我らだけの山頂を味わう。やっとやっと立つことができた日高の雄に泣けた。大雪の美しい雄大さとはまた違う、力強い、さらに原始の香り高い、すばらしい山だった。下りも快調にとばしたが、沢に降りた頃から豪雨になり、増水を恐れてさらに飛ばして、車についたのが18時半だった。ヘッデンは使うことなく、実働12時間。やっと重かった肩の荷が下りた気がした。なんという大きな達成感。
ちなみにもしものためと雨の為、携帯はバッテリー温存したので、写真は下りでやっと少し。七つ沼カールの言葉に表せない美しさを残したかったが、また晴れた時に行こうと思う。 -
感激です。
初めての大雪縦走時に富良野岳山頂から大雪を振り返った時と、親不知から上高地への縦走時に台風で断念して降りる決心をした針ノ木岳の山頂と、そしてこの幌尻が、私にとって泣けた山頂でした。 -
降りたあとはまたひだか高原荘でお風呂につかって、一路東へ。途中帯広で降りて深夜焼き肉を食らう。激ウマすぎて、帰りにも寄ろうと心に決めたほど。その日はどこか高速のPの後ろの方の草っ原で3時ごろ幕営。
翌日は釧路でとりあえず海鮮を食し、なつかしいオンネトーの野中温泉を目指す。
ここのお湯はすばらしい。激熱の白濁湯は油臭ぷんぷん!
極上の湯につかっていると雨があがってきた。これなら雌阿寒いける?ということで急遽13時から登りはじめたが、2度目の雌阿寒はガスで何も見えず。17時には降りたのでまた野中温泉で汗をながして、さらに東にむかう。18時過ぎたどりついた美幌の街にすてきな町営キャンプ場があったので今宵のねぐらはここに決める。 -
翌日目が覚めると曇りだ。それではこれまた2度目の斜里岳に登りましょうと出かける。前回の記憶がほとんどないし、夕べの焼き肉分カロリーを消費しなければならない。
美幌から結構距離があるので到着したのは11時半。ここの山荘は、今上天皇ご夫妻が登られたときにできたそうでなんだかやたらと高飛車でうるさいことをいうので好きでないのだが、12時以降の入山は禁止しますとか書いてある。まあ、12時ちょうどだからいいんでない?といいながら入山し、前回同様旧道コースをたどる。しかしやはり増水の為か誰もいない。ほとんど沢登り。雲海を抜けたらすごいお天気の上、山頂もだれもいなくて、すばらしい滝雲のショーを堪能した。帰りは新道から17時に下山して美幌キャンプ場の我が家に戻る。 -
斜里の下り、新道の熊見峠の手前あたりから。泣けてくるほど美しかった。何度ため息をついただろう。8月もお盆を過ぎると北海道は秋の気配。透明な陽射しに溶けて、原始のエネルギーが青い空に昇っていくようだった。
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翌日は朝からドウドウと降る雨なので、休養日を兼ねて一日博物館めぐりをすることにした。
キャンプ場すぐ下の美幌町営博物館を皮切りに、網走にむかって流氷博物館、北方民族資料館、そして長年懸案だった博物館網走監獄。みんなそれぞれ面白かった。これは網走監獄の入り口。
流氷の勉強をして、なおのこと温暖化の深刻さについて心が痛んだ。最近、トゥンベリさんの国連での演説が物議をかもしたが、批判をする人は何かしてから言ったらいいと思う。 -
独房って思ったより広かった。脱走をした人が入れられるのはもっと別のところかな。
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寒かっただろうなぁ。寒がりなので寒いのは耐えられない。といいつつ雪山やスキーは好きだけど。お約束のふんどし姿の脱走囚を発見してにんまり。
ここの囚人たちによって、屯田兵や明治の開拓民が入植する下地となる道路ができたんだそうだ。いろいろ知らなかったことを学んだ。
しかしこの博物館の見学最後にある物産館は昭和の匂いぷんぷんだった。お買い物は最初のほうの旧網走監獄庁舎の売店のほうがよかった。 -
そして旅も終盤。幌尻と並ぶもうひとつのメインの課題、晴れた知床から国後島を見る、のために7年ぶりの知床にむかった。心浮き立つドライブ。できれば晴れた羅臼岳にもう一度登りたかったが、やはりガスなのであきらめて、前回いけなかった羅臼側に回って、ゆくゆくは挑戦してみたい知床岳の調査をすることにした。
写真は知床峠から羅臼岳。途中、地の涯荘への分かれ道に少し未練を残しながらも、高原の道はすばらしく素敵だった。 -
知床峠からオホーツクの海。次は流氷を見に来るからね。
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羅臼側に降りるとお天気が全然ちがって小雨降る重い雲。途中、これも目的の熊の湯は、残念なことに源泉への接続ができなくて一時的に閉鎖していた。
次の目的、羅臼ビジターセンターで、野生動物のいろいろな資料を見、トイレに張ってあったソーセージ(という名前がつけられたヒグマ)の悲しい末路に心を痛め、間欠泉をみて海沿いにでた。野生動物が彼らの流儀で生きていけるよう、人間が考えるべきだと思う。
そして、長らく念願だった国後島を見ることができて感慨深い。思った以上に大きな島だった。
後で寄った北方領土資料館の望遠鏡ではいろいろな施設も見えた。海峡は最短で25㎞。この島と択捉だけに白いヒグマが生息するのだという。温泉もあるそうで、1800m以上の爺爺岳は堂々としていた。 -
その先、車でいける最後の相泊までいってみる。途中道路に覆いかぶさるほどのすごい勢いの滝。オシンコシンよりよっぽどすごい。下のほうはひょんぐって、車が思い切り飛沫を浴びる状態のド迫力。
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相泊港にきました。
ここからヒグマ観察クルーズ’(ボート)が出るのを初めて知る。しっていれば予約したのに・・・痛恨のミス。なんとか空きがでないか出港直前まで粘ってみたが、海が荒れてここ数日欠航しているせいなのか(あとで別の場所で聞いた話)続々と集まる人達をうらやましく横目で見る。明日の11時ならといわれたが、明日は苫小牧まで帰らないといけない・・・ -
話にきく番屋。こんなんなんだ。。。
ここではないが、利尻昆布と並んで名高い羅臼昆布を購入。 -
いよいよ一般道路のどんづまり。道はここまで。
いつかいけたらいいとおもう知床岳には、この海岸線をたどっていく。
今は打ち上げられたトドを食べに熊たちがたくさん群がっているのだだそうだ。 -
熊の湯がだめなら瀬石温泉!とおもったら、ここも潮の関係か、本日しゅうりょう~~。白人一家も残念そうに眺めていた。
相泊温泉は入れたけど、半分以上昆布で埋まって、あまり気持ちよくなさそうなのでこちらも断念。 -
そして絶対寄ろうとおもっていたルサフィールドハウスに寄ることができた。ここならでは、知床岳登山の生の情報が得られる。スタッフのかたは偶然か女性ばかりだったが、みなさん親切で感じがよくて丁寧で、いろんな話で盛り上がった。もちろん知床岳の生々しい貴重な情報もたくさんいただくことができた。
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ルサフィールドハウスの入り口にいる熊(のはく製)。白っぽいけどヒグマだそうです。日焼けしたのかと思ったけど、どうやら例の白い個体らしい。
この後は北方領土資料館によってから羅臼第一ホテルで熊の湯の仇をとり、ウトロで泊まって翌日は苫小牧へ向かった。それでも途中、もう一回野中温泉に立ち寄り、思い残すことなく苫小牧に3時ごろ到着。4時半のフェリーに乗る仲間と別れ、わたしは新千歳までバスでいって無事帰宅しました。
次は2月。流氷クルーズで鷲やトドやクジラを見たい。シマフクロウも。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 2013tomoさん 2020/01/30 17:30:11
- 見事なブロッケンに感激!
- willy様
2013tomoと申します。
北海道の美しい写真を見せていただき感激しました。
北海道は私が学生時代に初めて旅行らしい旅行をした
ところですので懐かしいです。
当時に流行っていた「知床旅情」の歌を口ずさみながら
北海道の地を歩いていたような記憶があります。
また家内との新婚旅行もなんと北海道でした(当時は
海外旅行なんて私たちには高嶺の花です)。
私たちは海外旅行が少し落ち着いたら(何時のことやら?)
国内旅行も丁寧に歩いてみたいねと話し合っています。
willyさんのような美しい写真と楽しい旅行記を見ると
私の「旅こころ」がまた熱くなってきそうです。
またwillyさんお旅行記を訪問させていただくのが
楽しみです。
それでは、また。
- willyさん からの返信 2020/01/30 23:40:30
- ご訪問ありがとうございます
- 2013tomo様
はじめまして。willyです。私の方からご挨拶申し上げるべきところ、拙い旅行記にご訪問ありがとうございます。また投票もいただきまして恐縮です。
ふとしたことから2013tomo様のページにたどり着き、真摯で研究(勉強)熱心なご姿勢に畏敬と僭越ながら共感を覚えました。お2人で分かち合われるお姿もとても素敵で羨ましく思います。
北海道はいいところですね。行くたびに雪さえなければ絶対住みたいのに、と思います。新婚旅行とは特別な思い出の地でいらっしゃいましょう。
私も国内まだまだ行きたいところ、行かねばならないところもありますが、おっしゃるように元気なうちは厳しいところに、と海外優先となってしまいます。
それなのに、人間の勝手な思惑で訪ねられない地域が増えるのは残念ですよね。だからますますいける時に行かねば、という思いを強くします。
まだ少ししか拝見していませんので、これからも楽しみに訪問させてください。
どうぞ宜しくお願いいたします!
willy
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