フィンエアーAY144便ビジネスクラスでバンコクからヘルシンキへ

2019/07/02 - 2019/07/03

自身初めての長距離線ビジネスクラスとしてフィンエアーのバンコクヘルシンキ間のAY144を利用しました。この便はデイリーではなく、週四便ほどある深夜にバンコクを出る臨時便のようなものなのでフィンエアーの主力機材であるA350-900ではなくA330-300での運航でした。スタッガート配列を採用していますが、左から2-2-1と1-2-1の配列を交互に配置しているので普通のスタッガートよりは横幅が狭めでしたが、それでもフルフラットシートでの長距離は快適でした。
写真はカメラで撮ったものとスマホのものが混ぜてあるのでそこはご了承ください。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィンエアー指定はミラクルラウンジなのですが、ミラクルラウンジはいい評判を聞いていなかったので最初からJALサクララウンジを利用しました。同じワンワールドなので、JGCのステータスを使っても入れますが今回はアラスカ航空に積算したためビジネスクラス付帯のラウンジ入室権として入れました。しばらく日本に帰らないためここでカレー、カルピス、サラダ、みそ汁、からあげなど日本食をしっかりといただきました。どれもこれもおいしかったです。

食後は梅酒があったため氷を入れていただきました。果実酒大好きな自分としてはたまらないです。

ラウンジも最初入室した時はかなり混んでいたのですが、関空便や羽田便が出発するにつれどんどん人が減っていき、最後はかなり静かになっていました。

搭乗はE９、かなり奥から乗る羽目になりかなり長いこと歩かされました。

プライオリティでもまだ空いていなかったためしばらく待機させられました。

本日のお席、９Lです。スタッガート独立席の窓際はここしかもう残っていませんでした。Bコンに８から１０列までの３列があり、後ろはすぐエコノミーのため搭乗中はエコノミーの客がぞろぞろ通り過ぎていくためちょっと居心地が悪いのが難点です。

席にはすでにアメニティキットと食事、ドリンクメニューがセットされていました。

お隣の飛行機はエルアル航空。空港のライティングが宮崎空港のような...（つまりラブホのような)

まだ人がたいして乗ってきていないうちに操縦室を見学させてもらいました。長距離なのでパイロットは3人。左席は4本線の機長（Captain)、右席は2本線の副操縦士（First Officer）、ジャンプシートには3本線のSenior First Officer が乗っていました。日本だとFirst Officerが三本線ですがフィンランドは2本のようです。Senior First Officer は海外でよくある制度で、離着陸時以外は左席で機長業務の遂行が許されているCaptainとFirst Officerの中間の役職です。日本の場合長距離はCaptain二人、First Officer一人で運行されます。

席に座った視点です。オットマンの下は空間ではなく、斜めに床に向かって角度がついているのでちょっとリクライニングしたときに足が置けたりして快適です。（わかりにくい説明ですみません）

ウェルカムドリンクはCAの方が挨拶に来られた時に一緒に聞いてくれたのでシャンパンをお願いしました。グラスはIittalaのウルティマツーレという、ラップランドの氷が解ける様子をイメージして作られたものだそうです。ウルティマツーレデザインはいろいろありますがこれはスパークリングワイングラスです。

プッシュバックしました。夜の暗闇のなか照らされるFinnairのロゴがかっこいいです。

滑走路横まで来て10分ほど停止していたためおかしいなと思っていたところ技術的な問題が発生したためこれからゲートに戻る、どれくらい修理に時間を要するかわからないという内容が機長からアナウンスされました。

もとのゲートではなくオープンスポットに戻ってきました。隣は完全に睡眠状態のベトジェット達です。

ゲートに戻った後はCAさんがいろいろと飲み物やスナックを持ってきてくれました。
このグラスもウルティマツーレです。さっきのシャンパンで割と酔ったのでブルーベリージュースをいただきます。

ブルーベリージュースと一緒にサラダをいただきました。一口サイズでしたがクリーミーでおいしいサラダでした。これも器がウルティマツーレというこの徹底ぶりです！

暇なのでいったんフルフラットにしてみました。枕とブランケットはマリメッコデザイン。

寝ると足元はこんな感じです。スタッガートの宿命ですがちょっと絞られて狭いです。

アーモンドもいただいたのですが、こちらはマリメッコのカップに入ってきました。
こちらはKivetという石をモチーフにしたデザインです。

変な写真で申し訳ないのですが、離陸後深夜二時半とか三時に出されたのがこちらの機内食。左側の前菜、ホタテはとてもおいしかったのですが、ザボンベースのサラダのようなものがパクチーが入っていて食べられませんでした。パクチーのないところを少しだけ味見したのですが、クリーミーなソースとザボンのさっぱりした甘みと酸味が感じられてとてもおいしかったのですが...
メインは四種類から選べたのでチキングリルをいただきました。そつのない味で美味しかったのですが、ナイフの切れ味が悪く分厚い肉を切るのは苦労しました。

デザートはチーズ、ケーキ、アイスあるけど何にする？と聞かれたので全部ちょうだい！とお願いしてみたところ快く全部出していただけました。ということでこれは最初にチーズです。

次はケーキ。奥がバナナチョコケーキ、手前がチーズケーキでした。しっとり柔らかく甘みも程よい感じで美味しかったです！

しめはハーゲンダッツをいただきます。名古屋からバンコクに来るときのJALでもハーゲンダッツは出ましたが、そちらは90㏄の小さい陽気だったのに比べこちらは倍ほどはあろうかというサイズ。ビジネスクラスで味わうハーゲンダッツは美味しいです。

なんのお茶だったか忘れましたがお茶をいただきました。

機内食を食べてしばらくすると夜が明け始めました。パキスタン上空が閉鎖されているのでいったん真北に上がり、ロシア上空から西に向かいモスクワ上空を通りすぎヘルシンキに降り立つ航路です。通常この路線、ブロックタイム

R2ドアの横にバーコーナーがありました。セルフサービスでフルーツ、ナッツ、水、ジュース、Fazerのチョコレートなどちょっとつまめるものが置いてありました。

ということでアップルジュースとフルーツとアーモンドをいただいて席に戻りました。食事のあとずっと映画鑑賞していたので映画のおともにちょうどいいですね。

こちらは朝食メニュー。到着二時間くらい前にサーブされました。オムレツはふわふわで、ポテトもホクホク、ホウレンソウはクリームソースで和えられていて新鮮な味付けでした。フルーツは右から左へ甘さが強いものが並んでいる配置。飲み物はアップルジュースをいただきましたが、これがさっぱりと甘酸っぱくて飲みやすいです。
こんな美味しい朝食を空の上で食べる贅沢...

意外と下は曇っていてよく見えませんが、青と白のコントラストがきれいです。

ちなみにこのウルティマツーレのグラス、こうやっても立つんです。飛行機の中ではお役立ちなデザインかもしれないですね(笑)

せっかくなので明るい時間にべッド状態の写真も撮っておきました。

前はこんな感じです。

到着前にCAさんが各席を回っていたのでチョコとグミ的な何かをもらいました。

フィンランドは意外と曇っていました。特に揺れもなく静かに降りていきます。ヨーロッパに足を踏み入れるのは初めてなのでこの辺から窓にかじりついていました。

空港方面へ旋回するときヘルシンキ中心部上空あたりを通過します。水と森の国というイメージがあったのでちょっと感動しました(笑)

首都なのに非常に緑が多いです。アジアのごちゃついたところにいつも旅しているので新鮮な景色です。

ビジネスクラスの10時間半の旅も終わりです。ブロックタイム10時間半、飛行時間10時間がスケジュールなのですが、北を回るため飛行時間で10時間半かかります。状況によっては11時間かかることもあるようです。

着陸から五分でスポットインです。近くにはフィンエアー子会社のNoRRAがたくさん止まっていました。ヘルシンキは小さい空港のはずなのですが、横に長く、降りてから10分近く歩く羽目になりました。