娘と行く30年ぶりのパリは優しい街になっていた(4日目）メーデーの過ごし方・サンマルタン運河

2019/04/27 - 2019/05/04

新婚旅行はパリ、その後バルセロナに住んでいた4年の間にもパリへ旅行したことはありますが、きちんとパリを旅するのは20数年ぶり。欧州から離れている間にいい意味でパリは観光客に優しい街になっていました。
上の娘とヨーロッパを旅するのは3度目、都会嫌いの私でしたが今回は娘に「ヨーロッパの都会も見てみたい！」と懇願されてのパリ旅行で娘の行きたいところを優先に回りつつ、ちょいちょい私の要望も挟みながらの、おのぼりさん丸出しの珍道中になりました。街歩きをするうちにますます欲が出てきて、今度はここをじっくり歩きたい！と次回への足慣らしの旅でもありました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

4日目（5/1）の朝です。

今回の旅行では娘との打ち合わせの8割をこの日の過ごし方に割いたといっても過言ではありません。

なんてったってパリのメーデー。

困った(笑)

ここなら開いているというスポット巡り。

サン＝ジェルマン＝デ＝プレ教会。

開いてました～(笑)

娘はこの教会好みではないと。

え～！？

私はロマネスク建築好きですけどね。

だから彼女は日頃イタリアにはそれほど惹かれないって言っていたのか。

こんなに美しいのに。

そういえば先日のサントシャペル教会もそれほど好きじゃなかったみたい。

いちおう一貫してる

でも私は好きなのでさくさく写真をのっけます。

先日のサントシャペル教会よりもまともに撮れています。

教会のお隣のドゥマゴで朝食を食べます。

美味しそうな感じが伝わらない写真(汗)

もちろん美味しかったです。

パンに付いてきたバターが特に！

カフェクレームは

自分で調合するバージョン。

写真はありませんが、娘はオムレツを。

教会と

ドゥマゴの2ショット。

素敵です。

この旅で

ガルニエ宮と並んで

私が絶対来たかった場所。

奇跡的に5/1メーデーも営業しているというので

迷わず5/1に予約を入れましたよね。

メトロもバスも

運行している路線

運休している路線

が混在していてわけがわからないので

慎重にリアルタイムの運行状況をチェックしつつ何とかたどり着きました！（大袈裟）

もうワクワクが止まりません。

その前に腹ごしらえ。

お昼ご飯を食べます。

これも

開いているお店を調べに調べました(笑)

この壁画、NHKの世界ふれあい街歩きで紹介されてましたよね。

描いた画家さんのアトリエも訪ねていました。

本物を見られてうれしいです。

若干治安が心配な。

夜は絶対歩けない雰囲気の…

レストランへの道。

街並みがちょっとドキドキ。

ここがランチのお店。

なかなかカジュアルでいい雰囲気です。

ハンバーガー屋さんでした。

地元では美味しいと評判みたいです。

実際、めちゃくちゃ美味しかったです。

ただ、集合時間に遅れそうで内心焦ってました(笑)

ハンバーガーが出てくるの遅かったんですもの。

これです。

私が体験したかったもの。

途中の写真が全くないのは

焦ってダッシュしていたからです。

ぜーはー言いながら乗船したのに全く動く気配なし。

それはフランス人の運営が怠惰だったわけではなく

スペイン人の家族がとてつもなく遅れてきたからでした！

スペイン人ああスペイン人。

1分でも遅れまじ！と死ぬほど走ってきた私たちはああ日本人(笑)

サンマルタン運河のクルーズ。

ここからオルセー美術館前の船着き場までゆっくり2時間かけて

下っていきます。

水路が狭くなって

このように水門をいくつも通り抜けます。

1つの水門ごとに3メートルずつ水位が下がっていって

セーヌ川に出るまでに9つの水門があるので

単純計算でもサンマルタンとセーヌでは27メートルは水位差があるということですね。

ナポレオンがパリ市民に飲料水を提供するために作った水路だそうです。

すごい仕組みです。

水門を過ぎるとまた運河の幅が少し広がって景色が開けます。

これの繰りかえし。

水門を抜けたところ

また次の水門を通り抜ける

水門を通るごとにだんだんと物珍しさが薄れていくという人間のサガよ(笑)

パリ市民たちが思い思いのメーデーを過ごしています。

気持ちよさそう。

あの北ホテルもこのあたりとガイドさんが説明してました。

撮り損ねたけど(笑)

橋をくぐるたびに

めちゃくちゃ見つめられます。

アメリが水切り遊びをしていた橋もこのあたりかと（娘談）

街路樹に触れられそうな近さ

そしてここからバスティーユまで

2キロもの長ーいトンネルに入ります。

トムクルーズが映画の撮影をしたそうで

テーマ曲がながれていました。

ジャン・バルジャン的な(笑)

バスティーユに出ました。

ここからはふつうのセーヌクルーズと変わらないので、

メインイベントは終わったようなものです。

サンルイ島の先端。

船上からみるコンシェルジュリー

それぞれのメーデー

オルセーに着きました。

楽しかった～

このクルーズも日本人観光客は私たちのみで、

東洋人もほぼいませんでした。

みんなどこにいるの？(笑)

グランパレを横目に見て

エッフェル塔まで歩きます。

調べたら船を降りたこの時間には

メトロもバスもほぼすべて運休に入っていて

歩くしかありませんでした。

大丈夫！これも想定内ですから(笑)

誰も歩いていない

車の影もない

通りをいくつも抜けて

着きました～

近すぎて

なにがなんだか

ほんとは

向こう側から眺めたかったんですが

歩く気力が既になく

交通手段もなく


いたしかたなし！

地元までどうやって戻ったのか記憶にないんですが

とにかく

戻ってきました。

ホテルはソルボンヌ大学のお膝元、偉い学者さんたち（多分）の

銅像があちらこちらに点在しています。

ホテルのブロックの角のカフェ。

この建物も相当古いですよね。

メーデーは

レストランもスーパーも開いているところを探すのが難しいだろうと

前日までに調達した食糧で宅飲みです。


ステーキは娘がミニキッチンで焼きました。

お惣菜は千葉ちゃん御用達のモントルグイユのイタリアンで買ったもの

ワインもモントルグイユのワイン屋さんでお兄さんが選んでくれたものですよ。

これです。

30ユーロくらいのボルドーの赤で

お手頃価格でしたが、激しく美味しいワインでした。

ふたりであっという間に空けちゃいました。

ふたりともいい感じに出来上がっちゃいまして、

メーデーを無事にやり過ごせたことに安心しそのままおやすみなさいでした。