初めてのオーストリア　②シャーフベルク鉄道とハルシュタット　+　マーラーコンサート

2019/08/10 - 2019/08/10

ザルツブルク音楽祭に行こう！と思い立ったのは６月。人気のウィーンフィルやオペラのチケットは当然ソールドアウト。それでもORFウィーン放送交響楽団と気鋭のヴァイオリニストの室内楽のチケットを予約することができて、夫婦の初めてのオーストリア旅行を決めました。ウィーン空港に到着後はすぐに鉄道でザルツブルクへ移動、２日間コンサートを楽しんだ後チェコのチェスキークルムロフ経由でウィーンに戻り３日間。コンサートのチケットから航空券・ホテルの予約・鉄道（RAIL JET）の予約まで全部自分でやったのでドキドキの冒険旅行でした。

エリア ザルツカンマーグート周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はチャーターでシャーフベルク鉄道とハルシュタットに行くため、早起き。
まずまずのお天気だったので中庭で朝ごはんをいただきます。

こじんまりしたホテルだけど音楽祭時期はいいお値段。でも朝ごはんはついています。あまり期待していなかったけれど、それなりにgood！
出発予定時刻の5分前にホテルのフロントに下りてみると　トップガンのトム・クルーズによく似た素敵なトビーさんがピカピカのベンツで迎えに来ていました。
ザルツカンマーグートに向かって出発！

フシュル湖、ヴォルフガング湖とザルツカンマーグートの湖を車窓に見ながらシャーフベルク山を目指します。　途中見たザンクトギルゲンの町がすてきだった。今度来るならここに泊まってみたい。

ザンクト・ヴォルフガングにあるシャーフベルク鉄道の麓駅に到着。

シャーフベルク鉄道の切符。　往復とも事前に手配されているので安心です。
チケットのバウチャーは別々に発券されていました。
乗車時間は40分ほどなので山頂では1時間ちょっとの滞在です。

かわいい蒸気機関車が後ろから押してくれる客車に乗ってシャーフベルク山に上ります。

車窓から見える素晴らしい景色

山頂にはディーゼル機関車もいました。

湖の向こうにアルプスの山々が見えます。

360度素晴らしい景色を眺めながらレモネードを1杯
（まだ酔ってはならぬ。。）
1時間ほどの滞在でしたがお天気に恵まれ最高でした。
ザンクト・ヴォルフガングの麓の駅に着くとちゃんとトビーさんがベンツのドアをあけてエスコートしてくれました。　ちょっといい気分。
ハルシュタットに向けて出発！

50分ほどでハルシュタットに到着。ここで2時間半ほど二人で散策します。
ハルシュタットの町を眼下に見るパーキングで車を降り

ハルシュタットの町に下りていきます。湖面は穏やかに凪いでいます。

ハルシュタットの街並み
たくさんの観光客

お花がいっぱいのかわいい家。崖と湖にはさまれた狭い地区に
家が立ち並んでいます。

まずは腹ごしらえ
ハルシュタットの船着き場の横にあるヘリテージホテルでお昼ごはんにします。
テラスから船着き場を見ながらの食事です

まずはかぼちゃのスープ。　うーむ　粗削りな。。。

サーモンのタルタルとマンゴなどの前菜
まずまず。。。
ワインが進みます

キノコとナッツのリゾット
これはおいしかった

ラムチョップのロースト
見た目はおいしそうなのに
残念ながらこれは期待外れ

レストランの接客の感じもあまりよくありませんでした。
今度来ることがあっても寄らないかな

これから3時の船の出発までハルシュタットの町をぶらぶらしました。
観光化されてあまりに人が多くすぎてちょっと食傷気味。

船着き場で船を待っていると急に嵐のような突風が起こり
さっきまで鏡の様だった湖面も白波が大きく立つように。。。
本当に船に乗るの？と不安になりましたが
3時には少し治まって無事乗船。
ハルシュタットから対岸のオーバートラウンヘ

塩坑に上がるケーブルカーが見えます。
山肌にくっきりと断層

オーバートラウンに着く直前に大風が吹いて着岸を様子見をしている・・と思っていたら実はもう着いていました。
もう少しで下船しないまま離岸するところを、トビーさんが慌てて船上に迎えに来てくれて事なきを得ました。　トビーさん心配かけてごめんなさい。
これからザルツブルクへ帰り夜8時半からのコンサートへ行く準備をします。

ホテルに戻りシャワーを浴びて急いで身支度を整えて会場のフェルゼンライトシューレへ。
今回の旅行は欲張りすぎて　スケジュールに余裕がありません。
開演前1時間。少しずつ観客が集まってきました。
コンサート前にちゃんと食事をする時間がなかったので
開場前の広場でフランクフルトとビールを1杯「ひっかけて」行きました。
その時隣の席におられたイタリア人とオーストリア人のご夫婦がフレンドリーに声をかけて下さいました。　お二人はオペラを見終わったところで、時間を感じさせない素晴らしいオペラだったそうです。数年前、日本に3週間ほど訪れたとのことで話が弾みました。おかげでとても楽しい時をもてました。

今日のコンサート会場　フェルゼンライトシューレ。　
サウンドオブミュージックのトラップファミリーが亡命前のコンクールで歌った会場です。

今日はORFウィーン放送交響楽団　ルチアーノ・ベリオのヴィオラ協奏曲とマーラーの交響曲第1番です。
主人はダークスーツで私はオーガンジーのブラウスと黒のパンツで行きました。
昨日と違って今日はタキシードやドレスの方も。
でもやっぱり空調はありません。暑い。

前半はルチアーノ・ベリオの前衛的な1曲。素晴らしい熱演でしたが我々にはちょっと難しかったかな。　耳の超えたオーディエンスは熱狂的な拍手を送っていました。
幕間で皆さんシャンパンなどで談笑。
我々は　α波が出ないようにアルコールは自粛。

フェルゼンライトシューレのホールの天井画。
コンサート後半のマーラーの交響曲、素晴らしかった。

終演後ホテルまでプラプラ夜景を楽しみながら戻りました。
が。。。。
頼みの綱の扇風機が壊れていて。。。
取替をフロントに頼んだけれど代わりはないそうな。。。やれやれ

明日はチェコのチェスキークルムロフ経由でウィーンに戻ります。
もう1日　ザルツブルクにいたかったな

この旅行記へのコメント （2）

• マイラーさん 2019/09/01 00:54:36

  こんばんは。

  midorigarrさん　はじめまして。
  
  同じ日にフェルゼンライトシューレでウィーン放送交響楽団の演奏会に行かれた旅行記を拝見し、思わず嬉しくなり書き込ませて頂きました。
  ザンクト・ヴォルフガングは天気が良くて素晴らしい景色ですね。
  
  実は、僕の場合10日にウィーンからザルツブルグに移動したのですが、この日のザルツブルクのお天気が降水確率50～70％と高く、ザルツブルグに近づくにつれて雲が厚くなってくるので、「雨よ降るな！！」と列車内で祈ってました（笑）
  この日、幸いにして雨も降ず、次の日はいい天気で助かりました。
  
  僕もスーツでコンサートに行ったのですが、夜のコンサートのフォーマル度はなかなか高かったですね。
  
  続きも拝見させて頂きます。
  ありがとうございました。
  
  マイラー
  
  
  

  midorigarrさん からの返信 2019/09/01 15:55:14

  RE: こんばんは。

  マイラーさん
  
  はじめまして　midorigarrです。
  メッセージありがとうございます。
  
  あの日フェルゼンライトシューレで同じ時を共有した人から
  メッセージをいただけるなんて
  本当にうれしいものですね。
  
  長い間、海外旅行に行っていなかった私たち夫婦ですが
  これからは予定をやりくりして行こう！と
  自分たちで自由に手配をした旅行でした。
  4traへの投稿も初めてです。
  
  マイラーさんもお天気に恵まれたようで
  良かったですね。
  さすが「マイラーさん」だけあって
  あちこちに行かれてるんですね。
  旅行記読ませていただきますね。
  
  ありがとうございました。
  今度は是非オペラを見に行きたいと思っています。
  
  midorigarr
  
  
  
  
  
  
  > midorigarrさん　はじめまして。
  >
  > 同じ日にフェルゼンライトシューレでウィーン放送交響楽団の演奏会に行かれた旅行記を拝見し、思わず嬉しくなり書き込ませて頂きました。
  > ザンクト・ヴォルフガングは天気が良くて素晴らしい景色ですね。
  >
  > 実は、僕の場合10日にウィーンからザルツブルグに移動したのですが、この日のザルツブルクのお天気が降水確率50?70％と高く、ザルツブルグに近づくにつれて雲が厚くなってくるので、「雨よ降るな！！」と列車内で祈ってました（笑）
  > この日、幸いにして雨も降ず、次の日はいい天気で助かりました。
  >
  > 僕もスーツでコンサートに行ったのですが、夜のコンサートのフォーマル度はなかなか高かったですね。
  >
  > 続きも拝見させて頂きます。
  > ありがとうございました。
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  > マイラー
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