2013/06/07 - 2013/06/21
426位(同エリア786件中)
爺一人旅さん
2013年の初夏、退職したらチャレンジしたかった、個人手配の一人旅を初めて実行した。 有給など使えるべくもない仕事で、海外旅行などは、祝日を利用した数日に限られていた。 自由になった嬉しさとは裏腹に、航空券とホテルの手配、地方に移動する方法などで不安が大きかった。イー・チケットで大丈夫なのか、ホテルは本当に予約できたのか、今思えば笑ってしまうことだが、当時は本当に不安だった。 今でも、新しい旅先の情報は押さえて置くが、事前調査も楽しみの一つになり、随分と慣れたものと思う。そんな始まりは、ここインドネシアのジョグ・ジャカルタだったので、記憶を頼りに追って行こうと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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当時は、インドネシア入国ビザが復活していたので、機内で入国審査までしてくれるガルーダ航空を選んだ。 飛行機が日本の領空を離れると、機内に居た役人が、各席を周ってパスポートにサインをしていく。 ジャカルタ経由で夜10時にアジスチプト空港に着くと、構内タクシーを頼んでウィスマ・アレー・ホテルに向かった。道沿いは真っ暗で、時折見える家は、薄暗い蛍光灯で照らされていただけだった。ホテルに着いても、通りは暗くて、ホテルのサインだけがぼーっと浮かび上がっていた。随分な田舎だなあと言うのが最初の印象だった。
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朝早く出てみると、お洒落なオープンハウスがジャングル風の庭の中にあった。 子供の授業参観で見た様な絵が、幾つも壁に飾ってある。別棟での朝食は、現地の生活を垣間見たような内容だが、昔を思い出しながら懐かしくもあり、そこそこおなかは膨れた。このホテルは、観光用自動車も手当してくれるので「プラン・バナン見学」を頼んだら、マネージャーが自分の車を持ってきた。ホテルの従業員兼個人で、観光を請け負っているのだそうだ。
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ホテルを出て40分ほど走ると、プラン・バナン寺院群に到着した。入口で、帰りの集合時間を決めると、マネージャーはさっさと何処かに行ってしまった。まだ敷地にも入らないのに、巨大なトウモロコシ型の寺院群が迫ってくる。
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歴史公園には、寺院群の他に崩れた遺跡のブロックがごろごろしている。 観光客も集まり始めてきたので、流れに沿って寺院の中に入っていくと、遠くからでも大きいと思った物が、更に際立って圧倒されてくる。
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入り口の階段には、奇妙な石像「怪魚マカラと言うらしい」が鎮座している。 てっぺんが顔かと思って見ていたら、全体が口を開いている姿でした。 ヒンドゥー教に出て来る怪魚が、誰が考えたかこのような姿でイメージ化されています。強面の方が邪神を防げるのか、世に無い珍獣が出てきます。
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脇から眺めると、小さな仏塔が沢山並んでいるので、仏教寺院にも見えるが、ヒンズー教寺院である。
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一番大きいシヴァ寺院は柵で囲ってあって、落石でもあるのか入り口でヘルメットが渡されるが、料金を取られるわけでもなかった。
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シヴァ寺院の入口まで登って隣の寺院を眺めると、入り口がずっと下に見えます。 シヴァ寺院は、ロロ・ジョングラン寺院群最大の建物で、47mあるそうだが、人の背丈を基準にすると100m近いのでは?と感じたりするほどでした。
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壁には、ラーマ―ヤナ物語の様々なシーンが彫られています。左の兵士が、鬼の顔を腹に付けた(悪者をはっきり区別するためか?)敵を、矢で仕留めた彫り物、ユニークです。
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ラーマ王子とシーター姫の会話シーンです。髪の梳き方まで丁寧に彫られていました。
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馬車に乗っているのは、ラーマ王子です。戦闘に行くのかと思ったら、第二王子の母親の策略で、森に追放されてしまうシーンです。
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テーマが、誘拐されたシーター姫奪還のラワナの戦いで、王子が優勢と聞いていましたが、正直混戦に見えます。
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高貴な人が、神殿の窓から姿を見せているシーンは、壁面の至る所に作られていました。 窓の上には、それぞれ一対の仏塔が在って、ヒンズー教寺院となっていますが、仏教と区別の薄い点が何となく面白いです。
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両端の天樹は「カルパタル」と言うのだそうですが、ライオン似の珍獣が、真ん中から顔を出しているレリーフです。
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窓は有りますが、人の住む寺院ではないので石で塞がれています。
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この寺院は、入口が東西南北4か所あって、それぞれ石像が有ったはずですが、写真を撮ったのはシバ神の導師だけでした。何時か残りを撮りに、再訪問したいと思っています。
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ロロ・ジョグラン寺院を出て、隣のプラオサン寺院(仏教)に行きました。 入口には、優し気なクベーラが在ります。富と財産の神様で、見た目でもそんな感じがします。日本では、七福神でしょうね。
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地元の家族が、遊びに来ていました。 門の下は、晴れでも雨でも過ごすには良い所です。私は、遺跡の日陰に腰を掛けて、ただ眺めているのが好きですから、ゆっくりしたかったのですが、如何せん雨模様で早々に移動しました。
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敷地には、2つの仏教寺院が在ります。 ロロ・ジョグラン寺院と違って、ビル風の建築です。建てたのは、ほぼ同年代とか。
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正面から見ると、4つの窓は開いていて、中央から中に入れます。
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寺院の中には、2つの石像が在りました。 ヒンズー教と仏教が混じったこの場所での区別は、神様の姿でしょうか。同時代の建築ですから、王様達が仲良やっていたのと思っています。
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並んでいた左の石像には、隣の壁に手を合わせる人が彫られています。 手を合わせるので仏教と分かります。
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上を見ると、開いていた窓は、二階ではありませんでした。
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敷地には、祠堂みたいな建物が多数残っていました。
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サリ寺院に移動しましたが、スコールで中々車から出られません。
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横から見た外観ですが、珍しい三階建てのビルで窓が開いています。 敷地には、これだけがドンと建っています。
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窓の開いている寺院は珍しく、危険を冒せば入れそうですが、階段がボロボロで雨の中滑るので止めました。聞くところによると、上に行く階段は無いのですが、どうしたのでしょうか。 しかし、惜しかった!
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この後は、カラサン寺院です。 ボロボロで、修復も足場だけで止まっていました。入口には、見事なカーラの彫刻です。
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ここにもありました、マカラ。 ロロ・ジョグランに有ったので、この寺もヒンズー教かと思ったら、建て始めは仏教寺院、後でヒンズー寺院化でした。 完全に、融合してます。
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こちらの入口にも、入る者を食い尽かさんとばかり待ち構えている、地獄の王様カーラです。 壁のレリーフには、様々な意味が込められていますが、最初の訪問では「すごいな~!」とただただ感嘆あるのみでした。 ヒンドゥー教やラーマーヤナを勉強しておけば、意味も分かったのにと、つくづく残念に思いました。 この後ホテルに戻り、明日は、ジョグジャカルタの町に出てみます。
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