2013/06/07 - 2013/06/21
65位(同エリア108件中)
爺一人旅さん
ジョグジャカルタ滞在の最終日に、食中毒を起こして動けなくなってしまった。マレーシアで仕事をしていた20代でも、何度か中毒を経験していたので、あの悪夢が蘇った。下半身が麻痺した状態で、一晩ベッドの上でうなっていたら、翌朝は何とか歩けるようになったので、スラカルタ(ソロ)に向かった。普通列車なのに、車内販売が回ってくる。新聞もあるが、読んで返すレンタル式だった。ソロは、街の見学と「スクー寺院」「チュト寺院」の訪問が目的だった。一日休んだら体力も回復したので、翌朝タクシーで山頂の寺院に向かった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ソロのホテルで、タクシーをチャーターして、いざスクー寺院に向かった。運転手と片言インドネシア語で会話するが、語彙がないので、直ぐに無口になって「ハハハ~」まあ、いいや!
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車は、1時間ほど平地を走ると、いよいよ山に入り急こう配を登っていく。途中で、バイクの2人乗りが、坂を登り切れず押している横を、ローギヤーで何とか上がり切ったのは、流石車だと思った。
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頂上に着くと、駐車場の入り口で入場料を払う。現地人はそのまま入ってくるから、外国人頼みの収入だ。でも、日に何人がやって来るのだろうか。
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入口には、説明の看板が有ったが、インドネシア語で、意味が分からない。入場料は、外国人から取るのだから、せめて英語でも表記して欲しいものだ。
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境内から下を眺めると、結構登ってきたことが分かる。空気は澄んで涼しく、町の暑さと排気ガスの匂いが嘘のようだ。雲が多いのは、乾季に入ったばかりで不安定なのか、大きな崩れが心配だ。
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寺院の在る高台の一帯が、歩きやすい境内に整備されていて、風雨に晒されながらも、石像やレリーフの彫り物は、そのまま置かれている。
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スクー寺院は、ヒンズー教と他の宗教が混じった物らしく、建物はマヤのピラミッドの様な平たい形状をしている。前面には、細い階段があって、頂上に登れる。平らなのは、祭壇として作られたのだろうか。15世紀ころの新しいものなので、カンボジアのクメール遺跡と比べると、同じヒンズー教でも随分と変わった感じを受ける。
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近づくと石の亀。あちこちのヒンズー教の遺跡には、亀のモチーフが多い。調べてみると、ヴィシュヌ神の化身の一つになっていて、乳海大撹拌の時、大海の底で旋回軸となる役割で登場している。要するに、海を撹拌して乳の海にする時の軸になるようだと、素人なりの理解だが、平和のシンボルなのだろう。
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寺院を取り巻くように、石の彫刻が建っている。ヒンズー教のヨーニとリンガや、インドネシア特有のガルーダなど、お馴染みの物が多い。
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このガルーダは、鳥人というよりも羽根つきの人間の様で、愛嬌がある。本来は、インド神話にある「火の鳥」が起源らしく、その昔木彫りを買った時は、人足の在る鳥だった。いろんなイメージが有って、楽しめる。
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こちらは、頭は無くなっていたが、大型のガルーダ石像で荒々しい。
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柵のあたりに、何か生命の発祥から説明したような石像が、並んでいる。小さな生物が、やがて豚や像に変わって行き、最後には人々の生活を彫った石板になる。
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住民の生活を描いた石板
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看板で説明してあった、モチーフ。看板は、インドネシア語だったので、理解できていない。
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これは、戦闘シーンなのか。 小人が、大男を斧で倒している様な図柄になっている。
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前面の階段を上がってみた。整頓された公園だが、只これだけである。
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頂上には、お線香を炊いた後が有って、近隣の人から信仰に使われているのが分かる。これが本来の使い方かは不明で、何時の昔か宗教的な踊りなどに使っていたなどと想像すると、妙にうれしくなる。
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次のチュト寺院は、スクー寺院から20分ほどの山頂にある。この山は、お茶の木が沢山育てられていた。
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駐車場の周りには、小宿や土産店が有って、観光客が利用している。入口にある左右対称の門は、バリ島で多く見かけた物だが、その他の地域では初めてお目にかかった。
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寺院発掘時の写真だが、ここもインドネシア語だけで理解できなかった。スクー寺院と似た、14-15世紀の建築らしい。亀と三角石とリンガ、こんなのが途中にある様だ。
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山の上に向かいながら、参道が長く伸びている。木造になっているのは、何度も建て変えられた建物だろう。その奥に、本殿がある。日本の山寺に重なってしまう、のんびりした雰囲気のお寺だ。
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看板に写真の有った、亀と三角石。その先がリンガ。
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いよいよ、石の拝殿に上がっていく。登り口には、石像や石板の彫刻が置かれていた。
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中庭に入ると、地元の人も見学に来ていた。ここに限らず、東南アジアのお寺では、子供から大人までがくつろいで散策している姿をよく見かけた。私が子供の頃は、日本でも寺や神社が遊び場の一つだったのだが、今では子供を見かけなくなってしまった。
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沢山の小さな祠が出来ている。
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一つ一つに、異なった信仰対象が置いてある。
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普通のお地蔵さんの様な仏像。
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見た時は、思いっきりのけぞってしまった。リンガですが、これにお線香を焚くイメージが湧きません。
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頂上は、スクー寺院と類似の平らなピラミッドです。階段の上には柵が有って、上がることはできませんでした。
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横に周って観ましたが、石の隙間もなく、しっかり造られていました。
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頂上か見下ろすと、長い参道と遥か向こうには村が見える。
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寺院の後は、裏手に進むと遺跡があります。これは、途中の意味不明な像です。噴水になっています。お線香は、何処でも焚かれています。
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小道を進むと有りました、KETHEKなる遺跡です。
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この地域には、更に幾つかの遺跡がある様です。
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遺跡の土台ですが、これしか残っていませんでした。
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学生さんなのか、見たり座ったりして、時代を体感している様な光景でした。この後、戻り道で滑って転んでしまいました。獣道くらいの道しかないのに、雨期の影響で緩んでいたのです。でも、綺麗で涼しい空気が有って、来た甲斐がありました。
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