東部、中西部、乗物の旅【6日目】ボルティモア観光編

2018/09/14 - 2018/09/25

当日は天気も良く、観光にはもってこいでした。
まず最初にベーブ・ルースの生家、その後、星型要塞のフォート・マクヘンリー、フェデラル・ヒル・パーク、ワシントン記念碑、メソジスト教会、ピーバディーインスティチュートオブ・ザ・ジョンズホプキンス大学にある図書館、夕方からはインナーハーバーへ出かけました。
夕食は名物のクラブケーキをいただきました。

エリア ボルチモア(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブロモセルツァータワーです。
中には歴史を学ぶ展示物もあり、土曜日にはガイドツアーも開催されています。ツアーでは、塔の仕組みやブロモセルツァーの起源を学ぶことができます。

ベーブ・ルースと一枚撮影。

ボルチモア オリオールズ パーク アット カムデン ヤーズ スタジアム・スポーツ観戦

エモリー通りにあるベース・ルースの生家です。
当時は幅4メートル、奥行きが18メートルで小さな裏庭がついた家だったそうです。
現在は3階建の博物館になっています。
営業時間 10:00~17:00です。
入場料 10ドル

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ベッドルームです。奥に足踏みミシンがありますね。
少年時代の生活が写真付きで紹介されていました。
ルースの幼少期は、母親は病弱で、父親は酒場の仕事で忙しく、勉強も疎かに町の不良と喧嘩に明け暮れ、非行に明け暮れていましたが、7歳から全寮制の孤児院「セント・メアリー少年工業学校」に送られ、そこでローマカトリックの神父、ブラザー・マシアス・バウトラーと出逢い、野球を教わったことで、偉大な野球選手に成長していくことになりました。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

当時の写真と野球部のユニフォームです。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

リビングルームです。
チャイルドチェアが真ん中にあります。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

暖炉もありました。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ルースが幼い頃のキッチン用品です。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ウィリアム・ケリンガー、あなたの寄贈にありがとうのプレートがありました。
ところでこの方はどんな方でしょうか？
ご存じの方、教えてください。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ベーブ・ルースのファミリーです。
1914年にヘレン・ウッドフォードと結婚するが、1926年から別居生活を送っていました。2人の娘、ドロシーとジュリアがいましたが2人とも養女でした。ドロシーは、ルースとヘレンの養女ですが、著者の『わが父、ベーブ』の中で、ルースのガールフレンドとの実子だと主張しています。ジュリアは、ルースが再婚した女優のクレア・メリット・ホジソンの連れ子でした。引退後はフロリダの別荘で冬場は過ごしていたそうです。前妻のヘレンは、1929年の火災で焼死しています。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ルースを扱った雑誌の表紙や記事です。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

引退の5年後の1940年にフロリダ州パラトカのベースボールスクールで打撃を教えました。彼の到着日をベーブ・ルース・デーと宣言しました。このスクールは学生とルースのチームとパラトカのマイナーリーグのチームとのエキシビションゲームは満員御礼となりました。ルースと赤いマーカーで手書きされたこのルースのゲーム用パンツは６インチの裂け目があり、血で汚れた個所も多々あります。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

1934 年ルースのヤンキース最後の年に日米野球で来日した際の写真です。
この写真は、日米野球文化の友好の歴史を偲び、これからも野球を通じた友好関係が広がることを願って、阪神甲子園球場と阪神タイガースが共同で贈呈したものです。
この頃は体調不良もしばしばあり、スーパースターではあるが、明らかに衰えが見えていました。ルースはヤンキースの監督になることを考えていたみたいですが、その夢は叶わず、そんな中で毎年ルースの来日を要望していた読売新聞社長の正力松太郎は、交渉に読売新聞運動嘱託の鈴木惣太郎をアメリカに派遣しました。ルースは日本行きを拒否し続けましたが、ルースの顔が大きく描かれた日米野球の宣伝ポスターやジャンパーを見せて説得し、来日が決定しました。
当時は日本にはプロ野球チームが無く、翌年12月に読売巨人軍の前身の大日本東京野球倶楽部が誕生しています

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

滞在した帝国ホテルが提供した羽織です。
兎に角デカイ。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

1919年に金銭トレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。
ボストン・レッドソックスにとっては長らくワールドシリーズを勝てない失敗トレードとなり、「バンビーノの呪い」と言われいます。
バンビーノとは、ルースの愛称です。
この写真はボールにサインをするルースです。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキース時代のルースです。
メジャーとの契約は、1914年のレッドソックスが最初で、エンゼルスの大谷と同じく二刀流選手でした。投手として4試合に出場しますが、当時は登板機会に恵まれませんでした。1917年には24勝13敗、打率325の成績を残しました。翌年は13勝7敗、11本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得しています。
ヤンキースでは、投手から打者に移行しており、15年間で投手として出場したのは5試合のみでした。生涯本塁打数は714本ですが、1918年に右翼席に放った打球が当時のルールでサヨナラ3塁打となっているので、現行ルールでは通算本塁打は715本となります。一番大きな本塁打は、1921年にデトロイトで放ったもので、センターの場外に消えていった打球は175メートルも飛んだと言われています。
背番号3はヤンキースの永久欠番です。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ホームラン500号を記録した際のバットです。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

1927年9月27日に60本の本塁打を記録した記念ボールです。
レッドソックスのポール・ホプキンス、エドワード・ラッカード、エドガー・キャロルのサインがあります。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ワールドシリーズでのホームラン数です。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

シルバーグローブ賞は、トップ選手に与えられるメジャーリーグのゴールドグラブのマイナーリーグ版です。
1972年にボルティモアオリオールズのマイナーチームのローチェスターウィングスのセンタープレイアーとしてこの賞を受けました。
この歳にメジャー昇格し、1973年にはアメリカンリーグの新人賞を受賞し、1984年までのオリオールズ在籍期間で252盗塁を記録しました。

ベーブ ルースの生家と博物館 博物館・美術館・ギャラリー

フォート・マクヘンリーです。
アメリカ合衆国国歌発祥の地で米英戦争の中、1814年にこのマクヘンリー要塞は英国海軍により激しい攻撃を受けました。
要塞は上空から見ると星型になっており、星型要塞と呼ばれています。
ビジターセンターでボルティモアの戦いで勝利を収めて国歌ができるまでのストーリー映像を観た後、スクリーンが上がり、アメリカ国歌が流れる中、ガラス越しにアメリカ国旗を眺めるセレモニーもあります。
その後、ガイドに促され、外で国旗を持ちながら、映像より更に詳しく説明を受けます。この説明が結構長いので、時間が無い方は途中退席しちゃってください。
営業時間 9:00～17:00
入場料 15ドル 8月25日は無料です。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

ビジターセンターから右手に進みますと北海道の様な景色が広がっています。
セブンスターの木に似た木も植えられています。
先に見えるのがフォート・マクヘンリー要塞です。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

アメリカ国旗がたなびくマクヘンリー要塞です。
米英戦争時の1814年9月13日ボルティモアの戦いの場です。
1848年頃までボルティモア港の主要な防衛拠点として機能したが、その後はパタプスコ川を下った所に造られたキャロル砦にその役割を渡しました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

マクヘンリー要塞への入り口です。
ワシントンの弁護士フランシス・スコット・キーは、市民で捕虜になっていたビーンズ博士の釈放交渉のためにボルティモアにきており、交渉はうまくいったが、戦況が激しくなり、乗った船から出られなくなってしまい、そこで艦砲射撃の様子を目撃しました。9月14日の朝、砦に無傷で翻るメアリー・ピッカースギルが縫った特大サイズのアメリカ合衆国の国旗（その当時は星15個、縞15本）を見たときに大変心を動かされ、まさにその朝、「フォートマクヘンリーの守り」という詩を作りました。この詩がアメリカ合衆国の国歌に採用され、現在のThe Star-Spangled Banner”（「星条旗」）となっています。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

爆弾から逃れる為の防空壕です。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

構造の説明がありました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

兵隊の宿泊施設です。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

1922年頃のマクヘンリー要塞です。
第一次世界大戦の時、砦の周りの土地に多くの建物が建てられ、ヨーロッパの戦場から送り返されてくる負傷兵のための巨大な病院施設に変えられ、これらの建物はその後取り払われたが、砦そのものは保存され米英戦争当時の姿に補修されましたた。第二次世界大戦の時はアメリカ沿岸警備隊の基地として使われ、ボルティモア港を守りました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

要塞の中庭には星条旗が勢いよく翻っていました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

役人将校にはこんな贅沢な食事が振る舞われていました。
少し見にくいですが、食卓にはワインや牡蠣も並べられていました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

弾薬庫です。
大砲につめる前にこの様に保管されていました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

ラヴリンとは要塞用語らしいです。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

ボルティモアの戦い時のマクヘンリー砦の指揮官であったジョージ・アーミステッド少佐です。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

国旗を製作した部屋のモチーフです。
市内には実際に作成された場所が残っているそうです。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

先には英国海軍に向けた大砲がたくさんありました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

遠くにボルティモア・ベルトウェイのフランシス・スコット・キー橋が見えました。
国歌を作ったフランシス・スコット・キーの名前がついています。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

反対側にもたくさんの大砲がパタプスコ川に向けて設置されていました。

マックヘンリー要塞 史跡・遺跡

フェデラルヒル・パークです。
キーハイウェイを挟んだ向かいに24時間営業のパブリック駐車場があります。
ここはシーフードレストランの駐車場にもなっています。
駐車場を出て横断歩道を渡り左側のバスケットコート通り過ぎて直進するか、右側に進み少し歩くとパークに入る階段がありますが、脚力のある方はそのまま直進して、芝生の山を駆け上がってみてください。ショートカットできます。何となく道ができているので、何人かはやっているのかも？
南北戦争では物見台の役割を果たしており、使用された大砲もありました。

フェデラル・ヒル・パーク 広場・公園

米英戦争のボルティモアの戦いを記念するモニュメントも置かれていました。

フェデラル・ヒル・パーク 広場・公園

ボルティモアのダウンタウンを一望することができ、市民の憩いの場所にもなっています。眼下には水族館や美術館、ショッピングモールが広がっています。

フェデラル・ヒル・パーク 広場・公園

ボルティモアの戦いの説明がありました。

フェデラル・ヒル・パーク 広場・公園

ワシントン記念碑の近くで駐車場が無く、ウェスト・マディソン・ストーリートを進み、UMMCミッドタウンキャンパスの方に路上駐車しました。

この辺りはアメリカの街というより、ヨーロッパの街の様です。

初代大統領のジョージ・ワシントン大統領を讃え、1829年に完成したワシントン記念碑です。

ワシントン記念碑＆博物館 モニュメント・記念碑

マーキス・デ・ラファイエットの馬像です。
ここはおススメの撮影ポイントです。
夜はライトアップされて綺麗ですが、最近はダウンタウンのホームレスが増えてきているので、道中は注意してください。

入り口です。中に入るとおじさんが近寄ってきて、『上に上がりますか』と言われました。

ワシントン記念碑＆博物館 モニュメント・記念碑

ワシントン記念碑に関わった方の名前でしょうか？
上に上がるには入場料がかかり、階段をひたすら上がることのなるので、上がるのは止めました。おじさんにお礼を言って出てきました。

ワシントン記念碑＆博物館 モニュメント・記念碑

Mt.ヴァーノンプレイスユナイテッドメソジスト教会です。
入り口が閉まっており、中には入れませでした。残念。

19世紀、アメリカの起業家のジョージ・ピーバディーがボルティモア市民の為に作らせたピーバディーインスティチュートオブ・ザ・ジョンズホプキンス大学にあるジョージ・ピーバディー図書館です。

ここは是非立ち寄って欲しい場所です。
5階建の内部は隅々まで本で埋めつくされ、ガラス張りの天井からは自然光が入り込む素晴らしい場所です。

夕方に夕食がてらインナーハーバーへ出かけました。
真ん中に建つビルは、政府期間や州政府事務所が入っている世界貿易センタービルです。1977年に完成し、高さは約133メートルの五角形の建物の中では世界一を誇っています。

インナーハーバー 散歩・街歩き

湾内クルーズ船も停泊していました。
ディナーをとりながら夜景を楽しむことができるのでしょうか？

対岸にはハードロックカフェやレストランが入るクラシックなビルがありました。

夕食は地元の方に紹介されてこのレストランを訪れました。

フィリップスシーフード アメリカ料理

店内は広く、この様な飾りもありました。
店員もフレンドリーでまた訪れたい思うレストランでした。

フィリップスシーフード アメリカ料理

名物のクラブケーキをいただきました。

フィリップスシーフード アメリカ料理

野外が良い方はこちらの席がおススメです。

フィリップスシーフード アメリカ料理

ナショナル水族館です。
営業時間 9:00～17:00 金曜日、土曜日は20:00まで営業しています。
入場料 39.95ドル（3歳から11歳は29.95ドル、2歳以下は無料）

ボルチモア国立水族館 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

アメリカ海軍の潜水艦のUSS Torsk,SS423トースクです。
艦名はタラ科の食用魚アツカワダラのカナダ名トースクに因んで命名されました。

世界貿易センタービルの入り口です。

世界貿易センタービル(トップ オブ ザ ワールド) 現代・近代建築

ビルの入り口前には9.11のメモリアルもありました。

トップオブザワールドと呼ばれているビルの27階には展望台があります。　
営業時間 10:00～ 18:00（土曜日は21:00まで）

世界貿易センタービル(トップ オブ ザ ワールド) 現代・近代建築

ウノピッザリア＆グリルです。
他には、チーズケーキの店やバーやアイススケートリンクもありました。

水上タクシー乗り場です。
土曜日、日曜日の11:00～18:00までの営業の様です。

USSコンステレーションです。海洋博物館です。
海賊船の様な船が停泊していました。
営業時間 10:00～16:30 です。

宿泊しているホテルに戻ってきました。
知り合いのおばさんが以前に勤めていたホテルです。

Baltimore-Inner Harbor ホテル