2019/08/12 - 2019/08/13
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虹色ちゅららさん
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すみません、また旅行記じゃないです。
ここのところ多発する海難事故とか見ても海に対する知識って山ほどもたれてないなあと思ったので、
今回は身を守ることに焦点を当てていこうかと思います。
自然というものは大変美しく厳しいものです。
人のちからでどうこうできるものではないですし、しようとするほどろくなことになりません。
にしても海の知識というものは知られてなさすぎるのではないかと近年感じています。
例えば宮古島の与那覇前浜に行ったときフィンもシュノーケルもつけずにあっさり足の届かないところに行ってしまう人、
波も沖縄より強く岩場ばかりの真鶴の海で水着だけで泳いでいる人…
見ただけで「後一歩で事故になる」という状態の人はそこら中にいます。
それで事故が起こったらほら海は怖い近づくな
そんな勝手な話があるでしょうか!(バンバン)
こんなの「車道歩いててひかれた人がいた。外は怖い、家から出ないようにしよう」と同じです。
もちろん自然です。どんなに気をつけていても運が悪く事故になるケースも稀にあります。
でもたいはんは事前の知識があれば防げたものが多いのです。
そんなわけで海を侮らず、過剰におそれず、受け入れられるように自分の知る範囲で特性をまとめたいと思います。
(追記)
超大前提を書くの忘れていました。
シュノーケルをするときは基礎知識、基礎スキルをちゃんと習得した上で!!
これを正しく使っていないことで起きる事故が多いため、結果的にシュノーケルによる事故が最も多いとされています。
ゴーグルを装着する位置、ライフジャケットの装着、
あまり下を向くとシュノーケルが水没して水が入ってくることの知識(浅瀬で確認を)、
シュノーケルクリアの習得(プッと勢い良く吐き出す、できない場合は仰向けになって休みながら水を出す、うつ伏せのままやろうとするとゴボゴボします)
できたら最初はツアー(初心者向け)に参加してインストラクターの指導を一旦受けてください。
あとシュノーケルは筒が長いため、短い呼吸では十分に酸素が入ってこないため、苦しくなります。
シュノーケルでの呼吸はすーーーーーーはーーーーーーと
長い呼吸を心がけてください。自分の呼吸音を聞くような感覚です。
パニックは水が入ってくることで起きやすいので、注意。
あと見るのに夢中になりすぎて明後日の方向にいってしまうのも事故原因になります。
こまめに顔をあげて自分を位置確認を怠らぬよう
一応シュノーケルそのものについての注意点はこちらに詳細を
https://4travel.jp/travelogue/11498105
・沖縄と本州は気をつけるポイントが違う
海の対策はそんなにシンプルではありません。
角度であったり地形であったり海況であったりで、
対処法は変わってきます。
まずでっかく括ると沖縄と本州で注意することが逆転することがあります。
潮です。
沖縄では「下げ潮」に注意してほしいのです。
下げ潮とは、潮が満潮から干潮に以降する時間帯を差します。
沖縄にはリーフがあり、沖で一度波消しをしてくれます。そのためその内側の海は本州の海より穏やかです。
ですがリーフは「人間のために波を消すためにできているものではない」のです。あたりまえですが。
下げ潮に注意が必要なのは「水位が下がってゆくということは沖に向かって水がひいてゆく」ということなのです。
水位が下がれば波を消すリーフが水から顔を出し、その分水がひいてゆくための面積が狭くなっていきます。
その狭い隙間に向かって水流が集中する、これで起きるのが離岸流です。
沖縄の海の事故の大半がこの離岸流と言われています。
-
図解してみました。
左は引きはじめの状態です。リーフが出ていない時は潮はやんわりひいてゆくので流れを感じることはないでしょう。沖で白波が立っています。これがリーフです。
その奥から色が変わっています。深いところです。
ですが潮がかなり引いてゆくとその白波を立てていたところが外に露出してきます。岩礁がイノーを塞ぎ、中がプール状態になるのですが、
この時にリーフに切れ目があると右の図のように隙間に水流が集中します。
これが離岸流です。
離岸流はすべてのビーチに起きるわけではありません。
リーフの切れ目があるところに起きるのです。
なので起きるビーチも起きるポイントも決まっています。
地形で起こる現象なのです。
どこが起きるかは強者になるとGooglemapで判断したりしますがw
だいたい決まっているので情報があったり、ビーチに注意書きがあります。
それを知っておくことが大事です。
図でわかる通り「リーフの切れ目」に起こる現象で、
本来なら全体の分の流れが一ヶ所に集中しているため流れができるので、
要するに「このポイントから離れる」ことで回避できます。
間違っても逆流しようとしてはいけません。
体力を奪われてパニックになるだけです。
また、離岸流の場所は決まっていると書きましたが、
離岸流は地形で起きるものです。
当然地形が変われば変わります。
台風等でリーフの一部が崩れたら…
とにかくも泳ぎながら流れには常にアンテナを張っていてください。
夢中になっていると明後日のほうにいったりするので、常にこまめに顔を上げて自分の位置を確認し、動かない固定物を目安に流されてるかどうかの確認を。
場所によってうねりなどがあるので、そこからは離れるように。(水中で竜巻みたいになってます) -
沖縄でもアウトリーフのブロックがないところもあります。
そう、ケラマのような諸島群です。
ここはアウトリーフのブロックがないかわりに近接した島がガードしてくれたりするのですが、
外側の島が波向かいの場合は荒れやすいので注意が必要です。
そしてこのような波消しブロックがない場所は離岸流はおきません。
その代わりにもっと気をつけなければいけない特性があります。
島と島の間自体が水路となってしまうことです。
阿真ビーチや古座間味ビーチのように湾になっている場所は大丈夫ですが、無人島はまさにそういう場所です。ニシハマもまっすぐなので流れが出ます。
島と島の間が狭いため川のようになってしまい、ある意味全体に離岸流がおきているようなものになります。
ただこの場合「沖に流される」のではなく、島に対して「横に流される」ことになります。
流れのメカニズムは離岸流と同じなので、気をつけるタイミングも同じです。
ただ上げ潮でも流れがでます。方向は逆転します。
地形やポジショニングに左右されやすいので、島の人によく聞いておきましょう。
例をいうと下げ潮時に流れが早くなるのは嘉比島より安慶名敷島ですが、
嘉比島も流れる時は流れます。
それ故に水の循環がよく、珊瑚が健康に保たれていますが、人間にはリスクがあります。
その辺の特性をよくふまえて、美しい海を堪能してください。
お子さん連れは流された時に救出のノウハウがない場合は湾状の公共のビーチの方が無難でしょう。 -
事故に遭わないようにするためにはまず流されないようにするのがマストです。
そのためには事前に最低限調べておく必要のある情報があります。
1.離岸流の起きる場所
2.波高
3.波角
4.潮位時刻
5.風速
1は最初に説明した通りなので、ネットで調べるなどしてビーチごとの特性を知っておきましょう。
問題は2.3.4.5です。
これは知らないまま来る人が圧倒的に多い印象を受けます。
でもめちゃくちゃ大事です。私はこれ知らないまま泳ぐの怖いです。
この2.3.5はすべて同じサイトから情報を得られます。GPV気象情報です。この名前で検索すれば出てきます。日本語ですので、見方さえ覚えてしまえば簡単です。 -
GPVの見方がわからない人も多いかと思うので、
こちらで説明します。
画像で説明したとおりです。
【追記】
スマホだと最近はSCWが主流です。多分GPV重くて見にくくなってるので、SCWを見ましょう。見方はあまり変わらないです
この中でもっとも使うのが
情報内容選択の「雨量・雲量」と「沿岸波浪」です。
雨量・雲量は、雲量は黒→白になるにつれて雲の厚さが表示され、
雨量はさらに紫→青→緑→黄色…と彩度が高くになるにつれ降水量が上がります。
台風等での豪雨でだいたい緑色になります。
その辺の凡例は右に現れるチャートを見て下さい。
もっとも大事なのは「沿岸波浪」です。
これは色分けで「波の高さ」が表示され、その中に小さいピンクの→(矢印)が沢山見えると思いますが、これが波角です。
波がこの方角に打ち寄せる、つまり流れを表しています。
この矢印の先がぶつかる角度は波が荒れやすい。色で表示された以上に体感されます。
逆にこの矢印の向きと逆方向の位置は穏やかになります。
それは色分けされた波高を見ても明かなので、この波角の上手と下手は海況が大違いです。
海は生き物です。必ずしもデータ通りにはなりません。
ですが傾向は掴めます。
特に波角・流れの方角は「突然」変わることはありません。
なので、台風後の残波に突然教われるケースはほぼ
波角の向かいであると思われるのです。
諸島群となると、複雑な流れがあるため、流れがぶつかるポイントが波が立ったりしますが、基本的にはやり波角に忠実な場所が荒れ、凪ぎます。
むろんこれはあくまでデータであり、
これに加えて個々の場所の地形特性で海況は変化しますが、
波角の向かいは危なく、下手は穏やかであるという傾向は
ほぼほぼ動かないので、当日のビーチ選びの参考になると思います。
ちなみに波消しリーフがあっても波高が緑色だと危ないです。
紫→水色くらいは沖のボートシュノーケルは確実に欠航します。
あくまで参考に。
これに加えて潮位周期が影響してきます。 -
実のところめちゃくちゃ大事なのが潮位スケジュールです。
潮位によって海の光景は一変しますし、流れに密接に関わってきます。
ビーチによっては干潮時こそ安全に泳げるところと
満潮じゃないと泳げないところがあったりもします。
そして前述した「離岸流」「潮の流れ」のタイミングは
潮位の推移によって起きます。
1日に最干潮と最満潮は2回づつのサイクルできます。
先ほど離岸流は下げ潮でおきることをお話しましたが、
もっとも潮流が早くなるのは最干潮直前です。
潮が沖に流れ出る幅が狭まるほど潮流が集中するからです。
そして知っておくべき潮位スケジュールは1日の推移だけではないのです。
干潮時の水位の低さと満潮時の水位の高さは日と場所によって違います。
干潮や満潮を迎える時刻も日と場所によって違います。
このスケジュールはなにに連動しているのかというと「月」です。
干潮満潮はすべて月の満ち欠けに連動しているのです。
これがそのメカニズム
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/knowledge/tide/choseki.html
平たく言うと満月か新月だと引力で海が引き伸ばされもっとも潮が満ち、引く、大潮という状態になります。
(満月と新月の真ん中の半月がもっとも潮の満ち引き幅が小さい小潮といいます)
大潮は潮の満ち引き幅がもっとも大きいので、数時間であっという間に光景が変わります。
それだけ水位の変化が激しいということは、流れも早くなるのです。
ですので、大潮の干潮直前がもっとも流れが早くなると考えるといいでしょう。
お出かけ前に満ち引きの時間と潮位は調べておくことをおすすめします。
1.2.3.4、この情報に加えて地形の癖
これを照らし合わせて泳ぐか泳がないか、また泳ぐならどこで泳ぐかをジャッジすることが大事です。
ぶっちゃけ風速は風波がどんくらい立つかと、テントを設置する時の向きどうするかくらしかあんま使いませんw
よほど早い時は波に現れるので、風速は飛行機の遅延欠航の予測に見る程度でしょうか。 -
さて、ここまでは沖縄の話でした。
最初に言ったことを覚えているでしょうか
・沖縄と本州は気をつけるポイントが違う
沖縄と本州では海の特性がまったく違います。
リーフもないですから離岸流も起きません。
(狭いエリアが引き潮で流れが出るのは同じですが)
本州の海にはリーフがない。
つまり「波を消してくれるものはなにもない」のです。
遠い沖からの波が延々とつながって届いてしまうのです。
本州にもテトラポットがありますが、人工の建造物など自然にはかないません。
波消し力はリーフの1/10あるでしょうか。
ですので、さきほどGPV気象情報の見方を説明しましたが、
同じ色でも本州の方が3倍くらい波の影響を受けると思ってください。
波角によって全然変わるのは同じなので、そこもちゃんとチェック。
そして沖縄では下げ潮に注意を書きましたが、
本州は「上げ潮」に注意してください。
満ちてくる潮に、岩がぶつかって波が立ちやすくなります。
本州のシュノーケルポイントはだいたい岩場です。
そこに波が乱反射してめちゃくちゃ振り回されます。
より高いシュノーケルスキルが求められますし、
体が傷だらけになるので絶対に全身を覆いましょう。
くれぐれも台風が波角元にある時に海に入らないでください。
データ上そうでもなくても、目で見て波が立ってたらあきらめましょう。
次に具体的な対策をまとめます。 -
こちらはフォロワーさんに撮って頂いた写真です!
足が長く見えるアングルありがとうございますw
これまで「流されないように」という大前提のお話をしましたが
ここからは各種トラブルが実際に起こっていまった場合の対処法の一部をお話したいと思います。
パニックを起こすとそれどころではありませんが、
知っているのと知らないのでは大違いなので、
常に「最悪を想定」して海に入ること、
それによってトラブルへの対処を冷静にしやすくなると思います。
まずは「パニックを起こさないこと」です。
そんなことが可能なら誰もパニックをおこさんわと思うでしょうが、
パニックを起こすことが海では一番致命的になります。
「パニックは百害あって一利なし」ということをよく覚えておいて
つとめて冷静になりましょう。
パニックを起こすとどんな場所でもおぼれます。
足が届いてもおぼれます。
パニックから脱出することが生きるための近道です。
そのためにも対処法を知っておくべきだと思います。
知らないからパニックになりやすいのです。
怖いからパニックを起こすのです。
というわけで「流されてしまった場合」の対処の一部を書きたいと思います。(あくまで手段の一つであり、絶対に大丈夫とお約束できるもではありません。生存に1mでも1mmでも近づくための努力です)
・無理に流れに逆らおうとしない
これが一番やってしまうパターンだと思います。
流されたらそりゃあせりますよね。
でもぶっちゃけ、海の流れは人力で泳げる力をはるかに超えます。
プールにおける水泳の能力などほぼ無力です。
あせって流れに逆らおうとすることで、余計な体力を消耗します。
消耗するのに効果がないので余計恐怖でパニックになります。
海の流れに「逆流」は不可能だと考え、体力を温存しながら
呼吸を確保し、次の対策に備えましょう。
(ここで怖いのはシュノーケルを装着していない海水浴です。海水浴ではできるだけ腰より深いところには入らないようにしてください)
本州の海など、陸側が岩場で、引く流れが強すぎて全然進めない時がありますが、波は引いて寄せるもの。
引いてる時に無理に進もうとせず、打ち寄せる波を利用しましょう。
・離岸流対策
近いことは何度も書いたと思うのですが、離岸流は一つの線です。
離岸流の流れというのは広い範囲にいっせいにおきるものではありません。局所集中によっておきます。
流れに対して真っ向から逆流しようとするのは無理なのは上でも書きましたが、
離岸流の場合は流れのゾーンから脱出することで回避できます。
なので流れの方向を見定めて、その推力を利用して右折でも左折でもいいのでカーブを描いて逸れるように脱出してください。
それでも脱出が間に合わなかった場合は、潔くリーフの外に出てしまいましょう。
流れが速いのはリーフの内側なので、出てしまえば流れは途切れます。
出てから既に水面から出ている岩礁の裏に回り込んで、
そこから乗り上がって越えることでリーフ内に戻ることができます。(これは大渡海岸で実際に実践してみたことなので可能)
離岸流は流され始めた時も、流され切ってしまったあとも対策はできるので、とにかく慌てないように。
・島の水流に流された場合
島の水流に流された場合は当然陸側に曲がるようにするのですが、流れがあるときは直角には曲がれません。
流れに対して横に移動するときは流れの速さとの相対で斜めに移動することになります。
それくらいの距離を計算して早めに陸に寄せて行ってください。
これの場合の詳しい対処は次で触れます。
・自分がエントリーした場所にこだわらずたどり着けそうな陸を目指す
同じ場所に戻ろうとすると流された場合にパニックを起こします。
なので、エントリーした場所にこだわらず、
目指せそうな陸を目標に移動します。
流れが速ければ速い分、その推力を利用してカーブを描くように移動して、
手近な陸にとにかく向かいましょう。
その際に軽装だと体にダメージを負います。
なので「どこからでも上陸できる」ように全身を覆って、
マリンシューズを身に着けた状態でいてほしいのです。(ストラップフィンを推奨する理由はここにあります)
手近な陸が砂地とは限りません。岩礁は体を傷だらけにします。
流れがあればなおさら意思と無関係に岩に接触をする可能性も高いです。
体を覆うことは、日光から体を守り、日焼け止めから海を守り、
そしてトラブルから自身を守るために必要です。
・陸に届かなかった場合はとにかく救助を待つ
それでも陸地をとおりすぎてしまった場合、
あとは救助を待つしかありません。
そのためには無駄な体力の浪費をおさえ、呼吸を確保して救助を待ってください。
そのためにも、浮力と呼吸の確保は絶対です。
シュノーケルとウエットスーツやライフジャケットの装備をしっかりと。
疲れて休憩するときはくるりと仰向けになる癖をつけてください。
流されたことが誰か気づけばかならす救助が来ます。
それを信じてとにかく生きるために落ち着いて、覚悟を決めて、今呼吸をすることに専念してください。
・本州の高波対策
ですが本州の波にさらわれるケースの場合はこれは通用しなくなります。
余計に本州は海況が悪い時に海に入る事自体を諦めてほしいのですが、
本当に高波にやられたときの最終手段です。
高波の場合はできるだけ飲まれないよう「波の上に乗る」ことを意識してください。
波が巻き始めたら波の上まで泳ぎあがるようにするといいです。
口で言うのはたやすいけど確かに難しいです。
でも波が立つのは下部の沖に引いてゆく流れと上部の打ち寄せる流れがぶつかることで起きます。
上の波にのることで陸が近づき、自分も波でもみくちゃにされることを回避できます。
無理でもそれを意識してみてください。
知ってるか知らないかで結構違います。
コツとしては「お尻をあげる」ことを意識してみましょう。
お尻は贅肉が多いので浮きやすく、またお尻を上げる意識をすることで自然に体全体を浮かせて水面に平行になる、泳ぎの理想形になります。
波の上に出やすいようにするのは、意識的に体を上げようとすることが大事です。
(追記)
あと万が一波が高い時に泳いでしまった場合、
くれぐれも岩場の浅瀬に近づかないでください。
浅瀬が一番波がぶつかり合って振り回され、
叩き付けられます。
なので深めのエリアを迂回して焦らず周囲を把握して、
波が巻かないタイミングを見計らってで岸に向かう波に乗り、
体を守りながら上陸するのが大事です。
焦るとついつい浅い場所をキープしたくなりますが逆効果です。 -
これまで色々なところで泳いできましたが、
あまりに危険なことをしている人が多すぎると感じました。
海、水の怖さがあまり知られてない証で、
正直よくこれで事故にならないなと心配するくらいでした。
そのよく見る光景から、注意喚起したい行動をいくつか列記します。
・シュノーケルもフィンも履いてない状態で足の届かないところに行かないこと
足の届かないと書きましたが本来なら腰から上はアウトだと思ってます。
水圧がかかると腰くらいまで浸かっていたら確実に踏ん張れません。
ましてや首くらいまで浸かったら次の流れであっという間に浮いて足の届かないところに運ばれます。
フィンもない、シュノーケルもないところで流されてしまったら正直私でも対処のしようがありません。
宮古島の与那覇前浜とかに行った時水着やラッシュガードのみであっさり深いところに行ってしまった人を慌てて呼び戻したことがあります。
与那覇前浜はビーチですが、湾ではないので流れが起きます。綺麗ですが、水圧はかなりあります。
とにかく体の半分以上を水に支配されたらほぼ人体だけでコントロールはできません。
膝より上の深さまで行くなら最低限フィンとシュノーケルは装着してください。
ライフジャケットがあれば沈みませんが、流されはします。
・得体の知れない生物に手を出さないこと
海にはいろんな生物がいます。
魚もいろんな種類がいます。
中には毒を持ったもの、噛む力が強いもの、色々です。
この間無人島に行った時、ゴマモンガラに近づいて手を伸ばしてる人を慌てて引き戻したことがありました。
ゴマモンガラは毒こそありませんが、噛む力が強く指を噛み切られた事例もあります。
そしてナワバリ意識が強く積極的な好戦性があります。
サメなどわかりやすい生物以外にも危険性はたくさんあります。
他にもウミヘビやウツボ、ミノカサゴなど毒性の生き物がいますが、彼らは手を出しさえしなければ何もしてきません。
とにかくこちらは見せてもらうだけという意識を持ちましょう
・砂浜ビーチ以外では必ずゴーグルとシュノーケルを
海水浴が怖いなと思うのは、足元が見えない状態で水中に踏み込むことです。
悪気はなくても毒性の生物の巣に足を突っ込んだら攻撃だと思うのは当然です。
珊瑚を踏むかもしれません。
水中が見えない状態で海に入るのはおススメしません。
・くどいようだけど全身を覆って泳いでほしい
真鶴でビキニで泳いでる人見てびっくりしました。
本州の海は波の力が強く、シュノーケルポイントは岩場なのでエントリーするだけであちこちぶつけますし、エグジットするときも岩と波の水圧に挟まれて素肌露出したら傷だらけになります。
前に友達とヒリゾに行ったら、借りた軍手が子供用だった友達は手を岩ですっぱり切りました。
流された時の対処としてもどこからでもエグジットできる装備でという話をしましたが、
とにかく一番弱いのは人間の肌だということを覚えておいてください。
怪我でパニックになって、というのもありますから。
・「彼岸過ぎたら海行くな」は正しい?
「彼岸過ぎたら海行くな」みたいな言葉があります。これは土用波というものとクラゲの発生が理由みたいですが
「気候が違う時代の話はまったく関係ない」のと
「クラゲに刺されるようなかっこでそもそも泳ぐな」とわたしからしたら思います。
波が難しいのは別に彼岸過ぎに限りません。
近年温暖化の影響で海水温が上がりやすく、台風の強大化が続いています。
彼岸過ぎだろうと凪いでる日は凪いでますし、彼岸前でも危ない日は危ないんです。
そもそも角度で違うのに一律に土用波ってなんやねん!!
あとクラゲはまず刺されるのは素肌露出してる人です。あと水中見てない人です。
クラゲなんていつまでは発生しませんなんて日はないです。
まあ水着で海水浴の人は彼岸後に入らない方がいいのかもしれませんが、それより前なら大丈夫かっていうと別に…としかw
気候の違う時代の言い伝えより今現在の海況を見てください。
ハブクラゲとかかつおのえぼしとかいるから水中見ない海水浴怖くてできなくなったなあ…
・シュノーケルは泳ぎだす前に呼吸の確認を
砂場に何度も打ち付けているうちに弁に砂が詰まって水漏れしてしまうことがよくあります。
かくいう私もマウスピースの交換時に弁の交換を忘れて役に立たないシュノーケルを持って行ってしまったことがありました。
シュノーケルは購入時にオケに水などを貯めて呼吸の確認、あと泳ぎだす前に一回浅瀬で呼吸の確認を。
水が突然入ってくるとパニックを起こしがちです。
・基本バディ以上で
これは私がお一人様なので人に言える筋ではないのですが、一人だからこそものすごく慎重に石橋叩きながら泳いでます。
でも基本はやはりバディで泳いでほしいのです。
泳ぎだすと水中に夢中で結局バラバラになってしまったりしますが、それはまあいいです。
でも誰か事故を起こしたり見当たらなくなった時に気付くことが必要なのです。
流されたことに誰も気付かなければ救助はきません。
お一人様は他のお客さんと軽く雑談したりなんとなくグループ感を持っておくといいでしょう
あと誰か流されてる人を見つけたら知らせましょう。
・準備運動をしっかりと
これは基本だと思うのですが、前のめりになってしまうと私も抜け落ちがちです。
特に足首はよく柔軟を行なってください。
泳いでいると足がつりやすいです。私でもつりますw
もしつったら、あわてず足を前にだしてフィンの先端を掴んで前に引っ張ってください。
足を壁に押し付けたのと同じ効果があり、治せます。
パニックにならずに、淡々と行なってみましょう
以上が目についた危険な行動や実際の事故と照らし合わせた今私のわかる限りの話になります。
恐らくインストラクターの方はもっと色々な事例を知っていると思います。
あまり事故が多発すればそこのビーチ自体が閉ざされてしまう可能性もあります。
こちらでも何か気が付いたらまた更新するかもしれません。
何かかえって危ないと思うことがあったら教えてもらえたらと思います。
安全管理して楽しいマリンアクティビティを!
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この旅行記へのコメント (8)
-
- りきたんさん 2021/02/26 09:58:17
- 早速読ませていただきました
- これはもう熟読せんとあきませんね。
旅先でも読むようして、心に刻み込みます。
因みに離岸流は条件次第で本州でも起きますけどね。
昔、津市の海水浴場で臨海学校の中学生が離岸流に巻き込まれて、結構な人数亡くなったそうです。
離岸流に巻き込まれたら岸と平行に向かえとは、この話と共に海育ちの遊びの師匠から聞かされています。
海水浴は怖いですから、自分は基本やりませんね。
ここでは更に付け足して、カーブしながら向かうなんですね^^
越前なんかも荒磯だらけで、もろダイビングポイントですから、同行する親友にもウエットを着けろ!とは言ってるんですが、面倒臭いという理由だけで着けませんね。。。
一度、波を足元に被って大けが未遂にもなってるんですが、親友は凝りません。
すぐ向かいには、ダイビングショップもあるというのに…
自分が初めからウエットスーツありきで潜る習慣が付いていた点だけは、数少ないダイビングの恩恵かも。
潮を読み、波を読むですね。
GPV沿岸波予報なんかを観ていても、沖縄の海の特殊性がよく判りますね。
- 虹色ちゅららさん からの返信 2021/02/26 10:11:08
- Re: 早速読ませていただきました
- 離岸流は結局潮の動きに対して海水の動くスペースが狭まる時に起きるんですよね。
沖縄はアウトリーフの切れ目という分かりやすい形でおきますが、むろん本州でも複雑な海中地形で狭い隙間が生じれば出ますよね。
ましてや波も沖縄より高いので流れの力はこっちの方が強い
私は最近寒い時以外ウェットスーツ着てませんが、全身ラッシュガードで絶対に素肌は出さんようしてます。岩場のエントリーは今でもおっかなびっくりですねw
- りきたんさん からの返信 2021/02/26 12:20:43
- Re: 早速読ませていただきました
- そういう事なんですね。
潮位表を調べてたら、ちょうど旅程の辺りは、大潮で正午頃に干潮という微妙なタイミングでしたw
これは相当慎重になりますね。
ヤバいなら湾内も視野に入れないと・・・
まあ、人数揃っても、船長さんの意見に従うのが正解でしょうね。
安室島の場合、島のど真ん中辺りに強烈な切れ目がありますね。
そりゃラッシュガードだと楽ですもんねえ。
けど、水深差で足が吊りやすいとか、色々ありましたので、安全第一で潜行します。
ラッシュガードで岩場のエントリーはハラハラドキドキもんですねw
現地ではみやむらさとこでもアドバイス聞いておきます。
そうそう、一文字の近くとかよさげかなとも思ってたりします。
- 虹色ちゅららさん からの返信 2021/02/26 12:29:32
- Re: 早速読ませていただきました
- 安室はほぼ湾に近いのと、リーフエッジはなだらかな斜傾なので実は流れが起きづらいんです。東→西の波角だとやや荒れますが、隣が渡嘉敷なので海況が悪くなければそこまでではない。
大潮で一番注意が必要なのは安慶名敷島です。大潮の干潮前とか、北→南向きにほぼ川と言っていい流れが出ます…慣れてる人ならドリフトシュノーケルして陸路で戻るとかありですけど、基本危ないんで渡し舟が渡してくれないと思う(流れがおさまるタイミングに時間をずらせば多分大丈夫、多分そういう提案をされる)
- りきたんさん からの返信 2021/02/26 12:34:51
- Re: 早速読ませていただきました
- おおっ、一番欲しい情報を的確にありがとうございました^^
やはり安室島一押しですね♪
安慶名敷島は、潮の流れがヤバいって以前のブログでも言われてましたね。
あそこはちょうど海峡の激流ポイントにあたりますね。
ドリフトシュノーケルは慣れてないので、止めておきますw
-
- moromoro-tokioさん 2019/08/16 19:24:13
- 続きが読みたいデス
- ちゅららさん
いつも大変お世話になっております。
旅行記ではないけれど、シュノーケリングをする者には大変参考になる記事ですね。
私ども夫婦は、最初に離岸流要注意の毎年亡くなる方がいる奄美のビーチでフリーシュノーケリングを始めたこともあってか、離岸流の発生ポイントを泳ぐ前に知る癖があります。先日、テレビで本州の海外で多くの方が離岸流にさらわれた報道をしていましたが、波の高さからして、まず泳がないです。
宮古島でもフリーシュノーケリングはまだしていないですが、本記事を読んて、無理のない範囲で楽しめならいいなーと再認識しました。
続きを楽しみにお待ちしていますネ。
- 虹色ちゅららさん からの返信 2019/08/17 10:07:32
- Re: 続きが読みたいデス
- ありがとうございます!ちょっと仕事とか忙しくて後回しになってしまいましたが、
続きでは「基本的に流されないようにするのがマストだけど万が一流された場合の対処」について書こうと思っています!
- 虹色ちゅららさん からの返信 2019/08/17 10:23:32
- Re: 続きが読みたいデス
- 本州とか事故に遭うケース見ると「なんでこの海況で泳いだし」っていうのがほとんどですよね…
私がよく行く真鶴の琴ヶ浜でも事故がありましたが、見たら私は海況から泳ぐのを断念して熱海のスパに行った日でした。
彼岸過ぎたら海行くなみたいな迷信だけ掲げられてもシュノーケル趣味の我々からしたらなんの対策にもならないですよね(´・ω・`)
泳いでる時周り見渡すとよくこれで事故にならないなって人わんさかいますもん
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