2019/07/25 - 2019/07/29
141位(同エリア734件中)
yk-papaさん
- yk-papaさんTOP
- 旅行記29冊
- クチコミ23件
- Q&A回答77件
- 63,147アクセス
- フォロワー21人
今回の旅行は、家内と2人でインドネシアはジャワ島中部の古都ジョグジャカルタとその周辺に位置する世界遺産、ヒンドゥー寺院プランバナンと仏教寺院ボロブドゥールの2つの遺跡を訪ねることにした。以下は、還暦を目前に控えた熟年夫婦のJAL修行を兼ねた2人旅の記録である。(笑)
(飛行機と空港ラウンジに関する記述がやや多いので、興味のないカ所は読み飛ばしてください。バリ島以外のインドネシアに興味・関心のある方にとって、少しでも参考になればうれしく思います。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空 JAL マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年の渡航先にジョグジャカルタを選んだ動機は、
① 次年度のワンワールドステータスを維持するための修行を兼ねて、JALのビジネスクラス正規格安航空券(成田-クアラルンプール往復¥113,000)を使用すること、
② 空港でビジネスラウンジが利用できるワンワールドかスカイチームのフライトから選ぶこと
の2点を満たし、さらに札幌から3泊5日の日程で往復可能な行先はどこか、という前提条件に由来している。
利用したエアラインは、ワンワールドのJALとマレーシア航空+スカイチームのガルーダインドネシア航空(インドネシア国内線)。予約は全て別切りとなったため、遅延により乗り継ぎできなくなっても代替えの補償がない。なので、乗り継ぎ時間には余裕をみて利用する便を選択しなければならない。結局、3泊5日の旅程で以下の8便を利用した。(記号は利用した座席のクラス)
■7月25日:
JAL3040(新千歳7:55⇒成田9:25)J
JL723(成田11:20⇒クアラルンプール17:45)C
ヒルトン・クアラルンプール ホテル泊
■7月26日:
MH717(クアラルンプール10:00⇒ジャカルタ11:20)Y
GA210(ジャカルタ13:00⇒ジョグジャカルタ14:20)Y
メリア・プロサニ ホテル 2泊
■7月28日:
GA207(ジョグジャカルタ12:10⇒ジャカルタ13:30)Y
MH720(ジャカルタ16:05⇒クアラルンプール19:25)Y⇒Cへ入札でUG
JL724(クアラルンプール22:50⇒成田07:05)C
機中泊
■7月29日:JAL511(羽田10:30⇒新千歳12:05)J
<7月25日>
早朝5:40に自宅を出発、自家用車で新千歳空港へ向かう。この時間は高速道路も空いているので、順調に空港に到着。空港近くのロングターム駐車場に車を置いて、駐車場が運行するシャトルバスで国内線ターミナルに向かう。新千歳のカウンターで成田行きとクアラルンプールまでのスルー・チェックインを済ませてラウンジへ移動。パンとコーヒーなどをいただく。 -
新千歳空港15番スポット
駐機しているのは、成田行きJAL3040・Boeing737-800国際線仕様機 間もなくこの機体で成田へ向かう。新千歳空港 空港
-
成田行きJAL3040便 機内
成田行きの飛行機は10分ほど遅れて新千歳を出発。この便は国際線仕様の機材なので、クラスJシートはビジネスクラスのスカイラックスシートだ。広いシートでひと眠りしているうちに、飛行機は成田国際空港へ着陸。 -
最前列の席だったので、速攻で降機して保安検査とイミグレを通過、第2ターミナル・サテライトへ移動してJALのラウンジに入った。
成田国際空港 空港
-
ラウンジでは遅めの朝食として、JAL定番のビーフカレーと野菜スティック、フルーツなどを少量いただく。
-
ラウンジで一息ついているうちに出発時刻が近づき、搭乗ゲートへ向かう。
-
JL723便機内
クアラルンプール行きJL723便の機材は最新鋭のBoeing787-9型機。ビジネスクラスはヘリンボーン配列のSKY SWEET Ⅲ。狭くて今一評判のよくないタイプだが私たち夫婦には十分だと思う。先任CAさんによると、この日のJL723便は3クラスとも満席とのこと。格安のチケットは売れ行き好調らしい。順調に搭乗が進み、ほぼ定刻にドアクローズとなるが、なかなかプッシュバックが始まらない。機長から「出発機混雑のため管制棟からの出発許可を待っている状況」とのアナウンスが入る。結局15分ほど待たされてプッシュバックとなり、12時を少々回ったところでようやく離陸することができた。この時間帯の成田空港はいつも混雑していて、11時前後の出発便は1時間近く待たされることも珍しくない。 -
機内食(和食前菜)
離陸後は、1時間ほどで食事の時間となる。
今回は和食をチョイスした。ビジネスクラスは機内でいただく食事も楽しみの一つだ。前菜は、本鮪のお造り、蛸の甘酢漬け、唐墨と蕎麦の和え物、夏野菜の胡麻クリームなど。 -
機内食(和食メイン)
メインは和牛焼きしゃぶなどを炊きたてのご飯とともに美味しくいただいた。 -
TVドラマ「深夜食堂」をみながら食事は進み、食後のお菓子などをいただいているうちに眠くなってきたので、シートをフラットに倒してひと眠りすることに。
-
目覚めるとJAL機はフィリピンの西を飛行している。
-
洋画をみながら「うどんですかい」をいただいているうちに、間もなく目的地クアラルンプールへ向けて降下を開始するところだ。
-
エアロトレイン乗り場
成田を離陸後、およそ7時間で目的地クアラルンプールに到着。クアラルンプールでは日本路線はサテライトビルに到着する。到着後は、まずエアロトレインに乗ってメインビルへ移動、イミグレに向かう。 -
KLIAエクスプレス ホーム
この日は幸い超空いていてスムーズにイミグレを通過。スーツケースをピックアップして、地下のKLIAエクスプレス乗り場へ降りる。写真の右側から各駅停車のKLIAトランジットが、左側からノンストップのKLIAエクスプレスが発着する。 -
改札の内側からみたチケットオフィス
KLIAエクスプレスの運賃は片道で購入すると55MRだが、往復購入だと100MR。さらに自動券売機からクレジットカードで購入すると往復90MRとなりお得に購入できる。以前は片道35MRだったのだが、2年前に突然55MRに値上げされ、少し経ってから割引購入の選択肢が設定された。 -
KLIAエクスプレス車内
KLIAからKL-Centralまではノンストップで30分。渋滞に巻き込まれる心配もなく快適だ!しかも終着のKL-Central駅と今夜のホテル、ヒルトン・クアラルンプールとは地下歩道で直結しているので、空港からホテルまでの移動はとてもスムーズだ。 -
LRT(クラナジャヤ線)車内
ホテルのチェックインを済ませて部屋に荷物を置き、再びKL-Central駅へ向かう。今度はLRT(クラナジャヤ線)に乗ってKLCCパークへ向かうことにする。クアラルンプールのLRTの車輌はカナダのボンバルディア社製、運転士も車掌もいない完全自動運転だ!運賃は5駅(乗車時間約15分弱)で2.4MR(70円弱)と格安の設定。
車内の乗客の大半がスマホを操作している様子は、今やどこの国でも共通だ!(笑) -
「乗換路線図」アプリの画面
ところで、クアラルンプールやシンガポールなど、鉄道が発達している都市で乗り物を乗りこなすには、あらかじめ無料のアプリ「乗換路線図」をスマホにインストールしておくととても役に立つのでお勧めしたい! スマホ画面の細いピンク色のラインがクラナジャヤ線だ。 -
KLCCパークの一角にそびえるペトロナスツインタワー
下層階には、大型のショッピングモール"SURIA"がある。 -
夜の8時少し前にKLCCパークに到着すると、たくさんの人が池の周りに集まって、噴水のダンスが始まるのを待っているところだった。
-
KLCCの周囲には、高層ビル群が林立している。写真右側の大きな建物は、日本のビジネスマンがよく使うトレーダーズホテル。
-
カラフルな噴水のダンス
噴水のダンスが始まった! -
カラフルな噴水のダンス
-
カラフルな噴水のダンス
-
カラフルな噴水のダンス
いくつかのジャンルのBGMに合わせて、カラフルに彩られた噴水が華麗に踊る! -
屋外の噴水のダンスをみてから、ペトロナスツインタワーの直下にあるショッピングモールSURIAに入る。土日の日中はたくさんの買い物客で賑わうが、この時間は比較的空いていた。
-
エスカレーターで5Fに上がり、家内のリクエストにより「ディン・タイ・フォン」に入る。
-
月並みなメニューながら、定番の小籠包と炒飯などを美味しくいただいた。
-
店内は明るく清潔なイメージ! 本家の台湾でなくても、クアラルンプールでもシンガポールでも、ジャカルタで食べても、ディン・タイ・フォンなら外れのない安心の味だ!
-
食後はSURIAから外に出て、KLCCパークの反対側のツインタワーを下から見上げるスポットに立ち寄ってから、再びLRTでホテルに戻り、明日に備えて就寝する。
-
<7月26日>
2日目は6時45分にホテルをチェックアウト、朝早いのでホテルでの朝食はあきらめて、まっすぐKL-Central駅に向かう。マレーシアの日の出は遅く、この時間はまだ薄暗い! -
ちょうど7時発のKLIAエクスプレスに間に合った!ホテルと駅が直結だと時間のロスがないのがありがたい。
-
30分で空港に到着。ジャカルタ行きMH717便のチェックインを済ませて出国手続きに向かう。イミグレ通過に15分ほどかかったが、クアラルンプールにしてはかなり早い方だろう。
-
そのまま近距離国際線が出発するメインビルのマレーシア航空ゴールデンラウンジへ入る。
-
午前中の早い時間帯なので、ラウンジは比較的空いていた。
-
この日の朝ご飯として、シュウマイやチーズ、ラクサなどを美味しくいただいた。ラクサは注文すると、シェフがその場で手際よく調理してくれる。
-
ジャカルタ行きMH717便の出発時刻が近づいてきたので、搭乗口へ移動する。クアラルンプールの保安検査はシンガポールと同じく、搭乗口ごとに行われる仕組みだ。
-
ジャカルタでの乗り継ぎ時間は100分。インドネシア入国手続き後にスーツケースをピックアップして、GAの国内線にチェックインすることを考えると、時間には余裕がない。ところが、遅延で悪名高いMHにしてはめずらしく、定刻の10分前にドアクローズとなり、5分前にプッシュバック開始となったのはありがたい!
-
この便では、機内食はマレーシアのソウルフード、ナシ・レマをチョイス。見た目は今一だがお味の方はとても美味しかった。
-
MH717便は定刻よりも20分ほど早くジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港に着陸したが、第3ターミナルまでの地上走行に15分かかり、結局5分だけ早着となった。それでも遅延よりははるかにましだ!
-
第3ターミナル到着後、かなりの距離を歩いてようやくイミグレに到達。通過後、スーツケースをピックアップして、3Fの国内線出発カウンターに進む。
-
ガルーダインドネシア航空国内線出発カウンターでジョグジャカルタ行きGA210便のチェックインを済ませる。
-
続いて保安検査を通過後、国内線の出発エリアへ
-
17番搭乗口付近の待合スペースで、出発時刻までしばし待機する。
-
ほどなく搭乗開始となる。ジョグジャカルタ行きGA210便は真新しいBoeing737-800型機。機内も清潔で心地よい。なんと、この便も定刻前にドアクローズとなった。今回の乗り継ぎは予想に反して順調だ。
-
280マイルほどの短距離線だが、離陸後しばらくすると、パンとスナックとミネラルウオーターが入った袋が配布された。
-
この便も10分ほど早着となる。ジョグジャカルタのアジスチプト空港には搭乗橋がないので、乗客はタラップで降機する。
-
徒歩でターミナルビルに向かい、インドネシアの特産品、木彫りで装飾された入り口からビル内に入った。
-
ジャカルタで預けたスーツケースはドラゴンの口を模ったラインから流れてくる。スーツケースをピックアップして到着口に出ると、予約しておいた現地旅行会社「エンジェ・ウィサタ・ツアーズ」の女性ガイドさんが、私の氏名が書かれたボードを掲げて迎えに来てくれていた。
-
プランバナン寺院 インフォメーションセンター
空港を出発して、近郊にあるプランバナン寺院の遺跡へ向かった。まずは、インフォメーションセンターで入場チケットを購入する。 -
入場料を示すボード
この日の入場料は、大人一人337,500RP(約2600円)。かなりの高額だが、入場料収入は遺跡の保存のために使われるとのこと。ガイドさんによると、昨日は350,000RPだったそうだ。 -
ガイドさんの案内で、遺跡中央部のヒンドゥーの神殿群を順に回る。
-
この神殿群は、主に6つの大神殿によって構成されている。
-
手前の石像は男性と女性の性器をモチーフに作られたとのこと。これと同じ形の石像が多数配置されている。
-
ヒンドゥーの神様「シヴァ神」の石像
6つの神殿の中で最も大きな神殿の東側正面の石室には、高さ約4mのシヴァ神の像が安置されており、石室に入って実際に触れることができる。 -
同じ大神殿の西側の石室には、シヴァ神の息子「ガネーシャ」の石像が祀られている。
-
プランバナン寺院の遺跡中央の神殿群
9世紀末に建てられたこの神殿群は、16世紀のジャワ島大地震で完全に倒壊し、現在の姿は、その後数度にわたる修復後のものとのこと。 -
プランバナン寺院の遺跡中央の神殿群(遠景)
-
西向き正面からみた神殿群
夕暮れが迫り、逆光のため霞んでしまったのが残念! -
"KOPI LUWAK"(ジャコウネコのコーヒー)の専門店"MATARAM"
プランバナン遺跡見学の次は、ジョグジャカルタのホテルに戻る途中にあるガイドさんお薦めの「コピ・ルアク(ジャコウネコのコーヒー)」の店に立ち寄った。 -
お店で飼われているジャコウネコ
子猫の時から飼われているので、人慣れしていて噛まないのだそう。 -
ジャコウネコの排泄物ごと乾燥させたコーヒー豆
ウィキペディアの解説によると・・・・、
「インドネシアのコーヒー農園で栽培されるコーヒーノキ(コーヒーの木)の熟した果実は、しばしば野生のマレージャコウネコに餌として摂食される。果肉は栄養源となるが、種子にあたるコーヒー豆は消化されずにそのまま排泄されるので、現地の農民はその糞を探して中からコーヒー豆を取り出し、きれいに洗浄してよく乾燥させた後で焙煎する。」 -
何度もきれいに洗浄された後、乾燥させたコーヒー豆
「ジャコウネコの腸内に存在する消化酵素の働きや腸内細菌による発酵の働きで、コーヒーに独特の香味が加わる。なお、この腸内発酵により、カフェイン含有量は、通常のコーヒーに比べて、およそ半分に減ることが分かっている。」 -
青いTシャツの男性が店主
コーヒー園のオーナーでもあるここの店主は日本語がとても堪能で、コピ・ルアクの製法・特徴を自ら解説してくれた。
店主は、自分のコーヒー園には野生のジャコウネコが多数生息していて、地面に落ちている糞を集めて豆を精製、製品化していることを強調していた。
店で試飲したコーヒーには独特の風味が感じられ、確かに美味しかったので、挽いたコーヒー豆50g入りのパックを2パック、値切らず店主の言い値で買うことにしたが、もう1パック買えば売値を負けてくれるというので、結局、3パック(150g)を500,000RP(約3800円)で購入した。これが店主の説明どおりの製法でつくられた100%コピ・ルアクであれば、欧米では100g・300~500USDほどの値で売られているそうなので、必ずしも高い買い物ではないとは思うが、贅沢品であることは間違いない。自宅でじっくり味わってみたいと思う。 -
購入した50g×3パック
日本人の観光客が多いとみえて、小分け用の小袋までつけてくれた。(笑) -
メリア・プロサニホテルのレセプションカウンター
コピ・ルアクの店を後にして、ジョグジャカルタのメイン・ストリート、マリオボロ通りの端に位置する老舗ホテル、メリア・プロサニホテルに向かった。
チェックインした後、明朝の迎えの時間を確認してガイドさんと別れる。 -
メリア・プロサニホテル 客室
客室は十分広く、落ち着いたインテリアが心地よい。 -
メリア・プロサニホテル 客室
老舗のホテルだが、館内は完全にリノベーションされており、掃除も行き届いていて気持ちよく過ごすことができた。 -
ホテルの中華レストランで、インドネシアの定番ビンタンビールで乾杯!
-
注文した料理は、あっさりした味付けで美味だった。どれも一番小さなサイズで頼んだのだが、結構なボリュームで2人して満腹になってしまった!
夕食後は部屋に戻り、シャワーを浴びて爆睡する!
~ 後編に続きます ~
後編はこちら ⇒ https://4travel.jp/travelogue/11528132
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ジョグジャカルタ(インドネシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ジョグジャカルタ(インドネシア) の人気ホテル
インドネシアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
インドネシア最安
355円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ ジャワ島中部のジョグジャカルタへ JAL修行を兼ねて世界遺産を巡る熟年夫婦二人旅
0
70