2019/04/21 - 2019/05/02
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でんろくねこさん
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ソフィア王妃芸術センターは、ピカソのゲルニカがあり、ダリ、ミロなどの有名作品もあるということで楽しみにしていたものですが、それ以外にも面白い絵が大量にあり、想像以上にすごかった。
今回の旅で見た美術館の中で一番面白かった。
20世紀前半の有名な作品がある2階のほか、現代美術を展示する4階、新館など館内全部を見ました。
*こちらのブログに詳細を書いています。
https://ameblo.jp/denrokuneko/entry-12487536198.html
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- イベリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
プラド美術館より混まないと聞いていたが、昼ころ着いたら大行列だった。幸い、すぐにWEBチケットを買い、行列をスキップして入れた。
ソフィア王妃芸術センターのメインと言われるのは2階の常設展(戦前)。ほかに、3階は企画展、4階は常設展(戦後)、新館は常設展(70年代以降)がある。
画家ごとではなく、時代ごと・テーマごとの展示。名もなき画家の作品に混じってダリなど有名な画家の絵がある。 -
ソフィア王妃美術センターのダリ作品は、初期から1930年代の作品が充実している。自分が行ったときは12点が展示されていた。
1924年「ルイス・ブニュエルの肖像」はマドリードの学生時代の作品。ダリは王立サン・フェルナンド美術アカデミーに1922年に入学、1926年に辞める。アカデミーはダリには意味がなかったが、その寮でブニュエルやガルシア・ロルカと出会った。 -
「sterile efforts」(1927-28)。急にダリの画風が完成した1928年の作品。今回見たダリ作品でこれが一番面白いと思った。
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歪んだ人体を思わせる形態。よく見るとおっぱいや女性の裸がいくつも出てくる。小さいものがいっぱい描かれている感じはミロの初期作品にも似ているかも。ガルシア・ロルカの顔が描かれているらしい。
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1929年。「大自慰者」。これもすごい絵。1929年、ちょうどガラ(当時はエリュアールの妻)と出会い心奪われた。そのころに描かれた作品。ダリはイナゴ恐怖症で、ダリの絵に出てくるイナゴはパニック状態を表す。
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「大自慰者」の左に小さく描かれた人物の向こうにさらに小さく、母と子が描かれている。これは子供時代のダリだろうか。
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「ヒトラーの謎」(1938)。受話器が涙またはよだれを垂らす。英仏がヒトラーと会談したミュンヘン会談のころに描かれた絵。
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「ヒトラーの謎」の遠景に驚くほど細かく、海辺の人々が描かれている。手を振る親子はダリと母か。
ダリの絵は細部も面白い。 -
知らない画家の絵にも時々面白いのがある。
Maruja Malloという画家。(1927)。にぎやかな街の情景で楽しい絵。 -
ジョアン・ミロ(1893年バルセロナ生まれ)の1920年代の作品が並ぶ。この時代のミロの絵は人の顔や動物など、具象の残る要素や記号のようなものが線と色面で表される。
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ミロはかわいい絵が多い。
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Benjamín Palenciaという人のフォトコラージュ(1935)。デイヴィッド・リンチみたいな世界。
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Jose Solanaという画家(1925)。ダリとかよりアカデミックな技法のリアリズム絵画であるが、伝統的絵画とも違う描き方。
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1910-20年代の新しいリアリズムがテーマの部屋。ここは(知らない画家が多いが)面白い絵が目白押しだった。
María Blanchard(1914)。 -
女性の顔の描き方が独特すぎて印象に残る。
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Ángeles Santos。「子供と植物」(1929)は変な絵。リアルなのに体のプロポーションがおかしい、大きな子供。
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まだ常設展2階は終わらない。ソフィア王妃芸術センターは広い。そして濃い。
もうかなり満足したところで、いよいよゲルニカの部屋。
少し離れたところにロープがありその後ろで見るが、人だかりができている。少し並んで最前列で見た。まんまえで見るとやっぱり迫力があった。
ゲルニカ及び周辺の展示室は写真は撮れない。(左の写真は初期ピカソ)。 -
4階に上がりたいが、どこで上がるか分からずしばらく歩き回った。(広大な美術館だが階段・エレベーターが少ない)。
間違ってテラスに出た。大きな彫刻がある。"Wheat & Steak"(Milalda)。牛、豚、羊が重なり、それぞれユニコーンの角が付いている。肉の部位の名前が体についている。現代作品かと思ったら意外と古くて1981年の作品。 -
Eduardo Arroyo(エドゥアルド・アロヨ)は聞いたことがある、スペイン出身の画家。(フランコ政権を嫌いフランスに渡った)。
"The Day I Met My First Love"(1971)。ポップで平和な絵のように見えるが、フランスで起こった鉱山事故の被害者を描いたもの。亡くなった鉱山労働者の家族写真をもとに絵にしている。背景を真っ黒にし、白いもやもやを描いて二人の手に焦点を当てる。 -
4階はコレクション2(1945-68)。
2階と同じ広さがあるが、面白い作品の密度は格段に下がる。地味な作品が多い。パリのポンピドゥセンターだと20世紀美術より現代のほうが面白いのだが、レイナソフィアはそれとは違った。
スペインは20世紀初頭はピカソ、ミロ、ダリという巨匠を生んだ(フランスやアメリカに渡り活躍した)が、戦後に活躍したのはアントニ・タピエスくらいしか知らない。
Darío Villalba "The Prayer"。スペイン人アーティスト、1974年の作品。うずくまる女性の白黒写真を切り取って貼ったシートをプレキシグラスに挟んだもの。高さ2.5mもある。 -
イギリスのフランシス・ベーコン。
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地味な作品が多いので飛ばしながら見た。たまに面白いと思ってゆっくり見た作品はフランスやアメリカの作品であることが多かった。
エドワード・キーンホルツは気になっているアーティスト。
テレビ画面のような絵には「中絶合法化」と書いてある。 -
●コレクション展3(新館1階)
新館は本館みたいに広くない。
コレクション展3(1962-1982)も、気になった作品はスペイン以外が多かった。
Nancy Spero。戦闘機の上で黄色に光る男の手には十字架。 -
新館0階はコレクション中心の企画展。
1976年のヴェネツィアビエンナーレのスペイン館の展示を再現したパートと、当時スペインに生まれつつあったサブカルチャーに着目したパートから成る。
1976年独裁者フランコが死んだ翌年である。
これが1976年のヴェネツィアビエンナーレのスペイン館の展示の再現。本当のスペイン館は閉鎖され、別の場所で開催された。反フランコの作家だけが展示した。
Equipo Crónica。古典的な名画をイラスト風にポップにアレンジして描くアーティスト(二人組)であるようだ。 -
Equipo Crónicaの作品。椅子に座っているのだが何だろう。
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企画展。Mapa Teatroの個展。
薄暗い廊下を、探検するように進む。奥には古臭い暗い部屋があった。コレクション展の展示室とは全く違う雰囲気。
部屋にレールが敷かれ、奥の開口に箱が置かれている。その奥に映像が投影されている。映像は、人々が炭鉱の中でレールの上の箱を押して運んでいるというもの。 -
企画展はH.C.Westermann(1922-81)(あまり有名ではい、アメリカの彫刻家)の回顧展。
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H.C.Westermann回顧展。素人っぽい作品と思って期待していなかったが、実際見たら面白かった。ちゃんと作っていた。
膨大な常設展(特に2階の戦前はすごい)に、企画展もいくつもあり、レイナソフィアは濃かった。
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