2018/08/05 - 2018/08/07
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あきちゃんさん
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ハノイ旅行の途中に、2泊3日のカンボジア・シェムリアップ訪問を挟み込み、アンコールワット遺跡群を歩いてきました。
「アンコールワット」の建設は、カンボジアの歴史の中で、いつ頃のことだろう…と思って調べてみました。歴史は興味が無いよ…という方は、ここをパスしてください。
6世紀中頃、ジャヤヴァルマン1世によって建国されたクメール人の王国は、インドシナ半島を舞台に興亡を繰り返し、王都も転々としていましたが、9世紀初頭にアンコール周辺にクメール帝国(アンコール朝)が成立しました。
1113年、ジャヤヴァルマン2世が即位し、現在のタイ南部、マレー半島、ベトナム南部を支配下におさめて、最盛期を迎えました。アンコールワットはこの 時期に建立されたものです。
1431年、シャム(タイ、アユタヤ王朝)の度重なる侵攻により、首都アンコールが陥落し、栄光の時代は終わりを告げました。
アンコール・ワットを放棄してクメール王朝は幾度もの遷都をくり返し、タイやベトナムからの侵略にさらされてきましたが、1887年、フランスの庇護を受けて、フランス領インドシナに編入されました。
1940年、日本軍による進駐のもと再度王制に戻るも、ロン・ノル軍事政権を経て、1975年クメール・ルージュ共産主義政権が成立。総人口680万人(1980年)のカンボジアにあって200万人もの国民を虐殺したとされるポル・ポト時代を経験して、現在は野党不在のフン・セン独裁政権が続いています。
ここへは「アンコール・ワット、ダ・プローム、オールドマーケット」などへの訪問のようすを記しました。
アンコール・トム観光の顛末は「その1 https://4travel.jp/travelogue/11526607 」に、ベトナム再入国の際の大揉めに揉めた顛末は、「https://4travel.jp/travelogue/11518336」に記しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
お昼ご飯を済ませて、午後の部は「タ・プローム」からスタートです。
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この寺は、アンコール・トムと同じく、クメール人の王朝アンコール朝の王ジャヤーヴァルマン7世が12世紀末に仏教寺院として建立し、後の世にヒンドゥー教の寺院に改修されました。
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目の前に現れた「タ・プローム」は、締め殺しの木と言われ、旺盛な成長力を持つ、ガジュマルに激しく浸食されていました。
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400~500年前に放置された寺院、その軒端に落ちた一粒の種から芽を吹いたガジュマルの木が、今、伽藍を圧倒する巨大な成長を見せています。
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自然の力の偉大さと、経てきた歳月の長さに、ただ驚くばかりです。
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修復について、今、「巻き付いた木々を取り払うかどうか」の議論がなされているそうです。
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圧倒的な自然の力の前に、もろくも飲み込まれていく人間の営み…。儚く哀切な歴史を物語るこの遺跡ですから、このままの姿を伝えていってくれれば良いのかなと思いました。
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今日も修復作業が行われていました。
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今、タ・プロームの修復を担当している国際協力隊は、インドのチームだとか。
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アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥーム・レイダー」の一場面がここで撮影されていましたから、その画面でこの遺跡を見たという方も多いでしょうね。
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大きな根が建物を覆っています。
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その根っこの隙間から、奇跡的に仏様がお顔をのぞかせていました。
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根ッ子の先端の分かれ目に、大柄の人がすっぽりと収まってしまいます。
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網の目のように伸びた、根の先端です。
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思わずクスリッと笑ってしまいますね。
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観光客が歩く通路などは整備されていますが、寺院の多くの部分はまだ発見当時そのままの姿です。
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タ・プローム遺跡の中で、ただ1基だけ残っているという狛犬(?)です。
クメール朝の栄華と衰亡を見つめ、その後、放置されて数百年を密林の中で、ただ1匹で過ごしてきた彼は、何を語ろうとしているのでしょうね。 -
タ・プローム見学のあと車に乗り、いよいよ「アンコール・ワット」に向かいます。
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「アンコール・ワット」は、12世紀前半に即位したジャヤヴァルマン2世が、国家鎮護のための新しいヒンドゥー教寺院として建設したものです。
南北1300m、東西1500mの濠で囲まれていて、左側に見えている道を渡っていくのが寺院の正面に向かう正道ですが、今は修理中とのことで、右側の色く見えている浮き橋を渡っていきます。ふ -
神々の鎮座する「須弥山」を描いたとされる伽藍。中央祠堂を中心に、その周りを4本の堂閣が取り巻いています。
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寺院の西側にある土産物屋。この前には堀が広がっていて、御堂の上に昇る朝日が綺麗とのことでした。
池には、風の無い日はアンコールワットの伽藍が逆さに映ることで人気のスポットです。(2つ上の写真を参考に見てください。) -
仮設の浮き橋を渡って、寺院の正面へ…。
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私たちは、少し横の入り口(西塔門)から入ります。
アンコールの遺跡のほとんどが東向きに建てられているのに対して、このアンコール・ワットは西向きに建てられています。その理由は、この寺院が王の墳墓であったからだとか、西方浄土を望でいるとかの諸説があります。
午前中は逆光になるので、ガイドのムンさんは「午後にしましょう」と配慮してくれたのです。 -
西塔門を入ると、まず修復された8本腕のビシュヌ神に迎えていただきます。
いつも地元の人たちが熱心に祈りを捧げていますが、このビシュヌ神こそ、創建当時に中央祠堂に祀られていたご本尊であったとか。 -
首や手足が落とされ、破壊された仏像も多数見ました。宗教対立の怖ろしさを伝えていますね。
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ここでも、寺内のあちこちに優雅な女神像(デバタ―)が彫られていました。
ただ、このアンコールのデバタ―は、女神ではなく、女官・踊り子たちをモデルにして彫られたものだそう。 -
一体ごとにヘアスタイルや髪飾り、身にまとう薄衣、表情やポーズも異なります。
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彼女たちも魅惑の微笑みを湛えながら、私たちを神々の世界へ案内してくれます。
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西塔門を入って左右に経蔵などを見ながら300mほど行くと、アンコール・ワットの中心伽藍に至ります。
そのテラスから西方を俯瞰すると、今来た道が白く光り、その彼方には熱帯の密林がはるかに続いていました。 -
中心伽藍のいちばん外側の壁面(第一回廊)には、インド古代の建国物語「ラーマーヤナ」や、クメール朝の最盛期を築いたジャヤバルマン大王の行軍のようすなどが、細密な彫刻で延々と描かれています。
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ラーマ王子と魔王ラーヴァナとの戦い。
今も当時の色彩が残っているところがあります。当時は、極彩色に彩られた一大絵巻だったのでしょうね。 -
ラーマーヤナと並ぶ、古代インドの宗教的・哲学的・神話的抒情詩「マハーバーラタ」のクライマックスシーン。
見事なレリーフで、彫られた溝を指で撫でてみたら、ガイドのムンさんに「触ってはいけません」と叱られました。 -
急な階段を上って、第二回廊から、アンコール・ワットの聖域「第三回廊」に至りました。
一辺60mの正方形で、四隅には4つの尖塔(副祠堂)が見られます。 -
中央には、高さ65mの中央祠堂が聳えています。
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中央御堂の中心部
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中央祠堂に祀られている仏陀像。
創建当時は黄金に輝くビシュヌ神が祀られていたとのことですが、訳400年前の宗教改革によって、ヒンズー教から仏教へと衣替え! -
ご本尊に参拝して間もなく、空が黒雲に覆われ、冷ンやりとした風が吹いてきました。場内放送が「スコールが近づいています。下りの会談は雨が降ると滑って危険ですから、早めに降りてください」と呼びかけています。
第一回廊に降りてくると、猛烈な雨! 1時間ほど、回廊の石窓に腰かけて待っていると、ちゃっかりと傘を売りに来ました。みんな、「5ドルだよ」と言う傘を買っていましたが、しばらくして雨が小降りになると、傘も3ドルになりました。
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「このあと、夕日を見に行きますか」とムンさんが誘ってくれましたが、熱帯の夕立に3ドルの傘もほとんど役に立たず、跳ねッ返りに足が濡れてしまったので、今日のアンコール・ワット探訪はここまでにしました。
ムンさんと運転手くんにチップを渡して、ホテルへ送ってもらいました。 -
ホテルに戻ってシャワーを浴び、少し休憩してから、1階のプールサイドのカフェレストランに行き、夕食にしました。
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スープはトムヤンクン。
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このプレートと、海鮮サラダ、デザートをつけて、21ドルほどでした。
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日も暮れて、オープンテラスを吹き抜けていく風が涼やかでした。
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3日目、今日は午後6時05分の飛行機で、ハノイに戻ります。
午後まで、何の予定も無いのですが、朝食はガッツリといただきました。 -
食べ過ぎ解消(?)のためプールへ…。
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こちらの方は急に深くなっていて、ちょっと慌てた一幕もありまして…。
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プールから上がってから少し休憩し、さて、チェックアウトです。
そのあと荷物を預かってもらい、午後6時のフライトに空港まで送ってくれるよう依頼したのち、コーヒーを飲もうと、近所にあった「ブラウンコーヒー」へ出かけました。 -
天井が高く、ゆったりとしています。
店内はきつめの冷房が効き、無料Wi- Fi、座席に電源もあって、パソコンを持ち込んでのビジネスマンや若者でにぎわっていました。 -
抹茶ラテ、ホットドックで、8ドルぐらいだったと思います。
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コーヒーのあと、近くをブラブラ…。
学校があったのでのぞいてみると、ちょうどお昼休みの時間だったのでしようか、子どもたちが校庭で遊んでいました。
裸足の子が半数近くいるのを見て、ちょっと驚きました。 -
後ろから、「リン、リン、リン」と鐘が鳴りました。振り返ると、アイスキャンディ(冷菓)を売るおじさんです。
駆け寄ってきた子どもが、門扉の隙間からコインを差し出し、キャンディを買っていました。
何か、のどかというか、自由というか…。昔の日本…、でも、休み時間にオートバイに乗って売りに来たおじさんから、キャンディを買っていたなんてことはなかったですよね。 -
これは、病院です。「Siem Reap referral hospital」との標記があります。referral を辞書でひくと「(専門医などからの)照会、委託」とありますから、「シェムリアップ委託病院」と訳すのが適当でしょうか。
地域医療の中央病院といったところでしょう。
地元の人から「子どもは無料」と聞き、「すごいなぁ、国の政策なの?」と尋ねると、「いえ、インド人の医師がカンボジアの医療体制の貧弱さを憂えて、募金して始めた体制が、民間団体の活動で今も維持されているのです」と教えてくれました。
どこにも、偉い人は居るのですね! -
ガソリンスタンドです。オートバイのお客さんが多いです。
レギュラーガソリンの価格が、1リットル、0.8ドルほどとか。2019年には20%ほど値上げされたといいますから、日本とあまり変わらず、国民の平均月給が4~5万円(2014年)ほどのカンボジアではかなり高額です。
今は、「オールドマーケット、往復3ドル」ではダメかもしれませんね。 -
お昼過ぎ、ベトナム土産の掘り出し物でも見てみようと、そのオールドマーケットへ、「往復3ドル」のトクトクで出かけました。
入り口のここは、装飾品の店ですね。(入り口はどこから入ってもいいので、入口のお店屋さんはいろいろです) -
八百屋さんです。
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Tシャツ屋さん。
服の間に、子供が寝ています。 -
かばん屋さんですが、その場でカバンの修理もしてくれます。
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これは服屋さん。ここで、仕立ても仕立て直しも、ベテランのお針子さんたちが即座に処理してくれます。
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向こうに見えるのは、美容室です。
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米屋さんです。
縫製業などの産業が盛んになってきて、2008年には72%であった農業従事者が、2015年には48%になったというカンボジア。今も一毛作で効率の悪い米作、その米も近隣諸国の密売人が買い上げ「密輸」して国外に持ち出しているという流通体制の不明朗さと価格の不安定さなどの問題を抱え、また、野菜はタイやベトナムから輸入するほうが安いといいます。
生産の効率化、流通体制の構築、農家収入の安定など、カンボジアの課題は農業面でもまだまだ多いようです。 -
雑貨屋さんですね。
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これは、フードコートです。
たくさんの人が、店先に並んでいる食材を取ったり、調理を頼んだりしていました。1皿60円~200円ほどで、美味しい食事ができます。 -
街角で見つけた「カフェ・アマゾン」で休憩しました。
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気温の高い外から入ってくると、冷房の有り難さが身に沁みます。
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地元の高校生でしょうか、7~8人が輪になって座り、ノートを広げていました。
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カフェの前からトクトクを拾って、ホテルに戻りました。
預けた荷物を受け取り、午後3時30分、ホテルの車で空港へ送ってもらいました。 -
空港へと向かう国道6号沿いには、たくさんの大きなホテルが並んでいます。
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シェムリアップ空港 午後4時。
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中国からの子どもたちです。一人ずつパスポートを出し搭乗券を受け取っていました。
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ショップです。
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このコーヒー店で、1時間くらい過ごさせてもらいました。
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午後5時45分、搭乗手続き開始。
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出国手続きが完了したら、飛行機までは、もちろん歩いて行くのです。
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ベトナム航空 VN836便。
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と、ここでにわかに空が掻き曇り、黒雲に覆われました。
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見る間に大粒の雨がドシャーと降り注ぎ、私からあとの乗客は、バスでピストン輸送です。
出発は45分ほど遅れて、午後6時50分テイクオフ。 -
ハノイ空港への到着も同じように遅れて、午後8時30分。
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「ハノイのホテルにも迎えの車を頼んであるのだけれど、遅れてしまって、待っててくれるだろうか」…。
「いや、その前に、ベトナム再入国に「招聘状」を持っていないのだけれど、再入国ビザは発給してくれるだろうか」
…などと案じながら入管窓口へ行くと、案の定『「招聘状」の無い人は、ビザ発行できませ―ん』と言われ、「ど―するんだ」と大揉め!
その顛末は「 https://4travel.jp/travelogue/11518336 」に記した通りです。 -
ここでも1時間近く揉めて、空港の出口を出たのは午後10時を過ぎていました。
それでも、出口には往きにも送ってくれた運転手さんの見慣れた顔が…。1時間30分ほど遅れたのに、ずっと待っていてくれたのです。
「ごめん、飛行機が遅れて」。「シェムリアップのスコールもすごいものね」など言ってくれて、入管係員とのやり取りのあとでしたから、『やっぱり、ベトナムの人は良い人がほとんどなんだ』と思い直すことができました。
100以上の遺跡が残っているという「アンコール遺跡群」。今回は96箇所以上見残してきていますから、近日また再訪したいと思っています。
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