緑がまぶしい阿蘇・草千里

2019/07/26 - 2019/07/27

何年か越しでずっと行きたいと思っていた阿蘇。一緒に行こうとしていた友人が行けないことになり、今年もダメかなぁ･･･と思っていたのですが、単独で予定通り出かけることにしました。阿蘇山中岳は、噴火警戒レベル2で規制が解除されず、近づくことができませんでしたが、杵島岳と烏帽子岳に登ってきました。

エリア 阿蘇(熊本)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田空港第3ターミナルです。この搭乗口から出発する予定ですが、機材の到着が遅れています。

成田空港第3ターミナル 空港

あ、来ました！このジェットスターに乗って、これから熊本まで飛びます！

そして、私は機上の人。窓側の席だったので、ずっと外を眺めていました。前の座席に座っていた女の子が、やたらと外の景色に感動していて、最初の30分くらいはずっと「すごい！」「すごい！」を連発していました。私も感化されて、次から次に変わり行く景色に見入ってしまいました。空の上は神秘の世界だぁ･･･。

2時間ほどのフライトを経て阿蘇くまもと空港に到着しました。空港から、この空港ライナーに乗って、肥後大津駅まで移動します。無料です。

熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港

空港ライナーは、くまモンのデザインがかわいい。10人乗りワゴンです。私が乗った空港ライナーは、定員いっぱいで出発。乗り切れなかったら、どうするのかなと思っていましたが、車内で運転手さんの無線のやり取りを聞いていたら、そういうときはもう1台出るようです。

肥後大津駅 駅

空港ライナーに乗って15分ほどで肥後大津駅に到着。私が乗ったのは、夜8時発の空港ライナーでした。ホテル近くのイオンが9時閉店。ならば先にイオンで買出しして、ホテルチェックインしようと思いました。そして明日に備えて、もうホテルからは出ない。

ホテルルートイン阿蘇くまもと空港駅前 宿・ホテル

イオンで買出しした食材の一つ。熊本ですもん。やっぱり馬刺しを！

そしてビールはこの熊本デザインの一番搾り。

こちらのホテルには、温泉があります。小さいけれど露天風呂も。ほかにお客さんもいなかったので、温泉を独り占めです。

ゆっくり寝て、翌朝、朝食をいただきます。いろいろなおかずがあったので、いっぱい取っちゃいました～

前夜に空港ライナーを降りた肥後大津駅へ歩いていきます。今日はここから阿蘇方面へ向かうバスに乗ります。2016年の熊本地震による災害で、JR豊肥本線 肥後大津～阿蘇間は今も運休しています。

阿蘇駅に到着しました。駅のすぐ左側に道の駅阿蘇があります。鉄道駅の目と鼻の先に道の駅があるのって、珍しいですよね。私のように車を運転しないものにとっては、有り難い環境です。

道の駅 阿蘇 道の駅

道の駅ではいろいろと興味をそそるものがあります。この巨大なきゅうりは、「地きゅうり」なんだって。阿蘇の在来種だとか。

こちらの野菜や果物はすべて阿蘇市で作られていると書かれています。このまま家に帰るなら何か買いたいところです。

そして、こちらは「馬玉おにぎり」。馬肉が入ったおにぎりの中に、半熟卵が入っているというもの。食べてみたい！
なのに、私ったら･･･。道の駅に入る前に、ローソンで昼食用のおにぎりを買ってしまったところでした(ToT)

阿蘇駅前から、産交バス阿蘇火口線に乗って、草千里前まで移動しました。

ここでバスを降りました。

杵島岳と烏帽子岳を目指していますが、なかなか登山口がわからなかったので、阿蘇火山博物館の入口にあった観光案内所のおばちゃんに教えてもらいました。
まずは杵島岳へ。

登山道入口には、登山届を入れるポストがあります。念のため、提出しておきます。

しばらく舗装された道が続き、最後は階段です。そして周囲はモヤっていて真っ白。歩いていて、そんなに楽しい道ではありません。

登山口から30分足らずで杵島岳山頂に到着しました。

うーん、360度見渡しても真っ白。外国人のお姉さんがぽつんと座っています。モヤが取れるのを待っているのでしょうか。

私はこのあと、烏帽子岳にも上る予定なので、3分であきらめ、下山しました。次に目指すは烏帽子岳。本当は、この案内図の右側のルートで行きたかったのですが、こちらも登山口がよくわからず、引き返してしまいました。左側のルートから登って、下りはどうするか、山頂で考えます。

バスで草千里に着いたときより、モヤが取れてきました。目の前にそびえているのが烏帽子岳です。

烏帽子岳に上る途中、噴煙を上げる中岳が見えてきました。

もくもくと上がる噴煙。立入を規制されても仕方ないなと実感しました。阿蘇は草原の緑が広がっているのに、この中岳周辺だけは、緑がないことに気がつきました。

烏帽子岳登山道には、悪路足下注意の看板が。どの程度の悪路なのかわかりませんが、気をつけて歩みを進めることにします。

実は登り始めるときにすれ違ったご夫妻から、「藪がすごい」って聞いていたのですが･･･。本当に自分の背の高さより高い藪が現れました。これを掻き分け、よく見えない足下に注意しながら進みます。

途中、崩落している箇所もありました。

ここは地滑りを起こしていますね。

そして烏帽子岳山頂に到着。登り始めから約45分。

烏帽子岳山頂から、噴煙が立ち上る中岳方面を見たところ。
烏帽子岳山頂は開けていますが、じっとしていると虫やセミがたかるので、早々と退散します。

登る前に見たのと反対方向からの景色。草原の緑が素晴らしいではないですか。池も空も見事にマッチングしている。

下りは、行きと違う道を進みました。行きのような草ぼうぼうの藪は嫌だと思ったのですが、まぁ、そこは同じ山。結局こちらの道でも藪を掻き分けて進むことになりました。でも、少しマシだったかな。

汗だくになりましたが、無事に下山しました。まずはビールで乾杯です。

草千里からバスで阿蘇駅に戻ります。その途中で通った米塚。とっても整った形をしていてきれい。

米塚 自然・景勝地

阿蘇駅前に到着しました。
タイミングよく阿蘇駅に特急「あそボーイ」が停まっていたので、記念に1枚パチリ。

阿蘇駅前から肥後大津駅前に向かうバスに乗っていたら、雨が降ってきました。何といっても暑さが厳しい昨今、大気が不安定なようです。

肥後大津駅に到着しました。バス代をSUICAで払い続けていたので、残額が心配になりました。チャージしようにも、チャージするための機械が見当たらない･･･。駅で聞いたら、反対側（北口）に機械があるとのこと。駅の中を突っ切らせてくれました。ちょうどそのとき、豊肥線の列車が来ました。肥後大津～阿蘇間は運休しているけれど、肥後大津～熊本間は運行しています。阿蘇から先も運行しているのですけれど。早く全面復旧されることを祈っています。

肥後大津駅北口です。こちらの機械でSUICAにチャージします。ほっ。これでしばらく残額を心配しなくてよくなる。

この日は、イオンで熊本の白岳を購入しました。
早めにお風呂に入って、グビッとやります。
中岳には行けなかったけれど、初の阿蘇に満足。
またいつか出直します！
ここまでご高覧いただきありがとうございました！